1 . 刑事ドラマ(刑侦剧)でおなじみ(熟悉)の場面といえば取調室(审讯室)。そこで容疑者がカツ丼(猪排饭)炸を食べるというシーンは定番ですね。
「すいません、やったのは俺です。」
カツ丼を噛みしめる(用力嚼)ように食べていた容疑者が、 1 (なみだ)ながらに自白(供认;坦白)を始めます。固く閉ざされていた容疑者の心を 2 (開)いたのは、刑事たちの人情と、 3 (温か)一杯のカツ丼でした……。
そもそも、なぜカツ丼なの?本当に出されるの?と思ったことはありませんか。
ドラマでカツ丼が定番(固定节目)になった理由とあわせて解説していきます。
実際は、現在取り調べの際に食べ物を出すことは禁止されているそうです。
食べ物を出すことは「自白を誘導する」という行為にあたるからで、カツ丼 4 限らず、おにぎりやパン、そしてタバコなどの嗜好品も禁止されています。
なので、食事は一旦、留置場(拘留所)へ戻ってとることになっています。
続いて、なぜ取調室といえばカツ丼というイメージが定着したのか。
戦後間 5 なかったころの日本では、カツ井が最高のご馳走と 6 (する)ていて、実際に1963年に起きた誘拐事件では、犯人の自白を 7 (引き出す)ためにカツ丼が出されたという逸話が残っています。
これ 8 きっかけにしてカツ丼のイメージができあがりました。
そして、テレビで刑事ドラマが 9 (放送する)ようになった頃には、警察や刑事の人情を感じさせものとして、カツ井が使われるようになったのです。
それからは 10 (長い)刑事ドラマの取り調ベシーン(场景)に登場するようになり、カツ丼のイメージが定着(固定)していったのでした。
1.2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
2 . よく利用していたカフェ(咖啡馆)が閉店した。駅の近くのこのお店は、いつも混んでいて、「今日は空いている席がないね」と 1 こともしばしば(屡次)だった。
人が行き来(来往)する、外側を向いて座るカウンター席(吧台席位)が、私と主人のお気に入りである。外を眺め 2 、「あのおじいさんはおしゃれだね」「あのご夫婦はハイキング帰りかな」など、主人との休日のティータイム(喝茶放松的时间)を楽しんでいた。
また娘ともよく行った。高校の帰りに駅で待ち合わせをする。紺色(藏青色)の制服 3 、教科書と部活の練習着の入った大きなリュック(帆布背包)を背負った娘が、私を 4 、少々微笑みの顔でやって来る。
カフェで、部活の話や友達の話、受験の話など、色々な話をした。 5 、大学生となった娘と初めて待ち合わせた日、あのいつもの制服ではなく、うっすら(薄薄地)とお化粧をした娘が目に入り、驚いた。毎朝送り出していて、分かってはいたが、外で見る娘に、 6 成長を感じた。
時には一人でコーヒーを飲みにも行った。隣の席に座った70歳代ぐらいの女性が、スマホを見ている。 7 はいけないと思いつつ、ちらっと(瞥)見てみたら、ライン(日本即时通讯软件)をしておられ、画面には友達がずらっと(一长列)たくさん登録されている。私より 8 多い。なぜか私も負けてはいられないなあと思い、これからの人生、色々なこと 9 挑戦しなければと、刺激された。
シャッター(卷闸门)が閉まったお店の前を通るのは 10 が、ありがとうと心の中でつぶやいている。
1.A.諦める | B.言う | C.行く | D.確かめる |
A.まま | B.ながら | C.きり | D.から |
A.を | B.が | C.に | D.より |
A.気を付け | B.駆けつけ | C.片つけ | D.見つけ |
A.それこそ | B.それで | C.それに | D.そして |
A.含めて | B.込めて | C.改めて | D.極めて |
A.ひいて | B.のぞいて | C.およいで | D.さわいで |
A.ずっと | B.そっと | C.きっと | D.ぱっと |
A.に | B.が | C.を | D.で |
A.きびしい | B.さびしい | C.おかしい | D.あやしい |
3 . 昨日、朝通勤で乗っていた電車が、人身事故にあったんですよ。「あー、眠たいな。今晩は早く寝ようかな。」なんてぼやっと考えていると、急に電車が「ガンッ」と大きな音を立てて急停車しました。乗客は何が起きたかわからずにとても驚いていました。車内がざわざわしていると、車内放送が流れ、人身事故が発生したことがわかったのです。
それは自殺か、本当に事故かわかりませんが、とにかく誰かが電車にぶつかったんです。そして電車はそのまま30分ほど停車しました。私たち乗客は30分もの間、電車の中に閉じ込められました。私はとにかく心配していました。自分が遅刻することよりも、事故にあった人のことを。しかし、他の人は違ったようです。私は耳を疑いました。隣の会社員が、「死ぬなら一人でやれ」と言ったことに。人の命がなくなっているかもしれないのに、まさかそんなことが言えるなんて。私は悲しかったです。私も、隣の会社員も、同じ人間ということを信じたくなかったんです。
そして、しばらくしたら電車は動き出し、無事に進みました。昨日の朝の電車はつらいものでした。
1.文中の「人身事故」の説明として正しいものはどれか。A.朝の通勤時間に電車内で事件がおこること |
B.電車が何かの建物にぶつかってしまうこと |
C.人が何かしらの原因で電車にぶつかること |
D.踏切が動かなくて、故障しているということ |
A.仕事に遅刻してしまうこと |
B.事故にあった人が無事かどうか |
C.仕事の上司に怒られてしまうこと |
D.隣の人が怒っていること |
A.人が亡くなっているかもしれないのに、ひどいこと言ったから。 |
B.隣の人は自分が遅刻することを心配しているから。 |
C.人間として言ってはならないことを平気で言っているから。 |
D.電車を使って死のうとする人がいると知ったから。 |
A.事故によって亡くなる人がたくさんいるから。 |
B.自分はこの人よりひどくないと思ったから。 |
C.自分よりひどい人がいることを知ったから。 |
D.自分は隣の人と同じ人間なのだと思ったから。 |
A.昨日の朝人身事故があった。 |
B.私は事故に遭った人のことを心配している。 |
C.隣の会社員は遅刻した。 |
D.隣の会社員は自分よりも心配している。 |
4 . あの夜、私はなかなか眠れず、イライラしていました。体は疲れているのに、目が冴えてしまってなかなか眠れませんでした。しかも、次の日は朝から海外に出張に行く予定があったのです。寝不足で飛行機に乗ったら酔って気持ち悪くなるので、絶対に早く寝なければなりませんでした。
そして、明日も朝早いのにどうしよう、と考えていると一人の妖精のようなものが現れたのです。「眠れないの?魔法をかけてあげようか。」この妖精は人間の言葉を話すことができるようです。私は驚いていると、妖精は「今日はお疲れ様。」そう言って私に何かをかけました。( ア )、そのまま私は全身から力が抜けていくような感覚になりました。すると、気がつくと朝になっていました。
私はとても不思議な夢を見ていたようです。まさか現実に妖精が魔法をかけにくるなんてありえない話です。だから、夢を見ていたことに気づきました。ということは、私はとっくに眠れていたということでしょう。これには驚きました。人間はどんなに眠れなくても、目を閉じていると眠ることができるんですね。
1.文中の「眠れないの?魔法をかけてあげようか。」は誰の言葉なのか。A.私 | B.妖精 | C.お化け | D.私の母 |
A.自分が妖精と会話しているから。 |
B.妖精が人間の言葉を話しているから。 |
C.妖精の足がなかったから。 |
D.人生で初めて妖精をみたから。 |
A.だから | B.しかし | C.そして | D.それで |
A.妖精を見たのは夢であり、自分は知らぬ間に寝ていたということ |
B.妖精を見たのは事実で、妖精の魔法で寝たということ |
C.妖精と一晩ずっと話していて、すぐに時間が経ったということ |
D.妖精と一緒に寝たことに気がつき、幸せな気持ちになったこと |
A.朝まで妖精と一緒にいたのに、もうどこかへ言ってしまったから。 |
B.起きた瞬間、妖精の姿が見当たらなかったから。 |
C.人間は眠くないと思っていても眠れることを知ったから。 |
D.眠くないと思っていたのに妖精のおかげで眠れたから。 |
5 . 近年、人々の労働時間について問題視されています。普通の会社は基本的に7~8時間が勤務時間の平均なのですが、それをさらに残業時間として超えてきます。そして、1日の労働時間は10時間以上に及ぶことがよくあります。また、よく問題として取り上げられているのが、コンビニです。コンビニは基本的に24時間営業なので、常に誰かが働いていなければならないのですが、その働く手がいないのです。
これはかなり厳しい現状です。深夜労働ができる人が少ないため、店長や一部の社員が昼から翌朝まで働いたり、夜から翌日の昼まで働いたりしています。このようなことでは、従業員の体が持ちません。そこで、考えられたのが、24時間営業の廃止です。一部の店では既に取り入れられているようです。しかし、客から「不便だ」と文句が絶えないようです。( ア )不便なのはわかります。しかし、重要なのはそこでしょうか。私は、従業員の体の方が大切だと考えます。
1.文中の「問題」とはどのようなことか。A.コンビニで働いている人の労働時間が長いこと |
B.コンビニで働いている人の給料が低いこと |
C.コンビニで働いている人は夜勤があること |
D.コンビニで働いている人は朝辛いということ |
A.コンビニで夜勤する人手が少ないこと |
B.コンビニで働きたい人がいないこと |
C.コンビニの仕事はめんどうだということ |
D.コンビニの店長は疲れているということ |
A.従業員が風邪をひいても働くこと |
B.一人の人が長い時間働くこと |
C.従業員の体調が悪いこと |
D.店には一人しかいないということ |
A.とりあえず | B.みるからには |
C.たしかに | D.そういうことで |
A.従業員の体が心配だということ |
B.客が「不便だ」と感じていること |
C.従業員が病気になること |
D.客がこなくなるということ |
6 . どんな仕事であっても誇りをもってやるべきです。たとえ、簡単なアルバイトでも、受付に立っているだけの仕事でも仕事は仕事です。お給料をいただいている以上は責任と誇りをもってやることが重要なのです。
私の知り合いに、自分の仕事をとても誇りに思っている人がいました。このことはとてもいいことであると言えます。しかし、彼女は他の人がやっている仕事をバカにすることがありました。たとえば、掃除の仕事をしている人や、コンビニの店員、飲食店の店員をやっている人のことです。彼女はいつも「私より給料が低い仕事なんて仕事じゃないわ。」と言っていました。( ア )、彼女は知りませんでした。私がコンビニの店員をやっていることを。私は正直悔しかったのです。なぜなら、私はコンビニの仕事に誇りをもってやっていたからです。
自分がどれだけ素晴らしい仕事をやっていたとしても、他人の仕事を批判することは良くないことです。全ての人が、自分の仕事に対して誇りを持ってやっているのですから。
1.文中の「誇り」の意味として最も近いものはどれか。A.ごみがあること | B.素晴らしいと思うこと |
C.自慢したくなること | D.真面目にやること |
A.どんな仕事であっても誇りを持ってやるべきだと言うこと |
B.知り合いが自分の仕事に誇りをもっているということ |
C.自分の仕事が何よりも給料が高いと思うこと |
D.仕事を一生懸命やると、給料が上がるということ |
A.掃除の仕事 | B.コンビニの店員 |
C.美容師 | D.飲食店の店員 |
A.ただし | B.だから | C.つまり | D.しかし |
A.自分の仕事をバカにされたから。 |
B.自分はコンビニ店員だと思われていないから。 |
C.自分は給料がとても低いから。 |
D.自分は転職したいと思っているから。 |
1.2人はどこで話していますか。
A.花屋の前 | B.病院の前 | C.アパートの前 |
A.男の人 | B.山本さん | C.男の人の奥さん |
A.家に帰る | B.出張に行く | C.お見舞いに行く |
1.男の人が昨日しなかったことはどれですか。
A.映画を見ること |
B.ゲームをすること |
C.料理を作ること |
A.雨 | B.雪 | C.曇り |
A.小林さんの家でパーティーを開いた |
B.みんなが近所の人に迷惑をかけなかった |
C.男の人が昨夜小林さんの家に泊まった |
1.交流会はどこで行われますか。
A.広島 | B.東京 | C.京都 |
A.冬 | B.春 | C.夏 |
A.車 | B.高速バス | C.飛行機 |
1.今日は何曜日ですか。
A.水曜日 | B.木曜日 | C.金曜日 |
A.2人 | B.3人 | C.4人 |
A.顔が可愛い | B.母に似っている | C.性格がいい |