1 . 父親が病気になったので、半年間も仕事 1 休んだ …というインド人に出会った。よくそんなに長期の休暇がとれたね、とわたしが 2 、く彼は怪訝な顔をしていた。父親の最期をみとるのは、息子 3 「あたりまえ」だと彼は言った。
日本人は、会社のために単身赴任をする。経済的利益のために、家族がバラバラになるのもやむを得ない(不得已)と考える。その日本人の思考法が、日本を経済大国 4 のである。
しかし、子どもが父親の胸に顔を埋めて泣きじゃくりたい時期もあった 5 なのに、そのとき、父親は会社人間で家にいなかった。単身赴任でなくても、会社人間の父親が家にいる時間は 6 ない。子どもは 7 思いをしていた。
その父親ががんを宣告されて入院した。でも、子どもは見舞いに来ない。一度か二度やって来て、それでおしまいだ。子どもにすれば、俺だって会社がある、そうそう休暇はとれないよという 8 だ。
父親は病院の白い壁の中で最新技術の治療を受けながら孤独に死んでいく。その日本の父親と、六カ月も子どもに 9 死んでいけるインドの父親と、 10 真の意味で幸福だろうか 。
1.( )A.が | B.を | C.に | D.で |
A.言ったら | B.言ったと | C.言わば | D.言うなら |
A.に対して | B.に対する | C.として | D.とする |
A.にできる | B.にした | C.になる | D.になった |
A.ところ | B.こと | C.べき | D.はず |
A.ほとんど | B.ときどき | C.いつも | D.すっかり |
A.あたたかい | B.すずしい | C.さびしい | D.うれしい |
A.かわり | B.わけ | C.まま | D.かぎり |
A.看病されながら | B.看病しながら | C.看病させられながら | D.看病できながら |
A.どれが | B.どちらが | C.どこが | D.どのが |
2 . 3月20日は「国際幸福デー」ですが、その前後に 1 「世界幸福度タンキング(排名)」を 2 方も多いでしょう。これは2012年から始まった、世界の約150か国を対象にした調査です。各国・地域の 3 約千人を対象に、「人生の満足度」が0から最高10のどの段階かを質問して順位を 4 、その結果を「健康寿命」「国内総生産(GDP)」「国への信頼度」など六つの要素を使って分析しています。
「幸福度なんて、順番を付けられるものではない」という 5 な意見もあります。ただ、これはこれで、国の 6 を知る意味で、面白いのではないでしょうか。
さて、2021年のランキングですが、上位はフィンランド、デンマークなど北欧の国々で、日本の順位は56位 7 では、順位が上がれば国民が本当に幸せになれるかというと、それ 8 。ランキングは一つの標準 9 、社会の現実的な課題を解決し 10 ことを優先するべきでしょう。
1.( )A.発表される | B.発表させる | C.表示される | D.表示させる |
A.お目にかかる | B.お越しになる | C.ご存じの | D.申し上げる |
A.いろいろ | B.おおぜい | C.たくさん | D.それぞれ |
A.きまり | B.きめ | C.かかり | D.かけ |
A.否定的 | B.徹底的 | C.正式的 | D.日常的 |
A.サービス | B.カーテン | C.イメージ | D.リュース |
A.からなっています | B.となっています | C.からできています | D.とできています |
A.言うまでもありません | B.わけにはいきません | C.に違いません | D.とも限りません |
A.として | B.にとって | C.とともに | D.について |
A.てくる | B.ていく | C.てある | D.てしまう |
3 . 日英の翻訳・通訳作業には、英語で表現する前に大きな課題があります。それは日本語の読解です。日本人は日本語が分かるのは当たり前ではないかと思う人もいるかもしれませんが、必ずしもそうではないのです。通訳では、訳す前に発言の内容を整理する力量が問われます。
まず、日本語では、たまに何を指すかが明らかでない指示代名詞が多く使われます。これを理解するには、大きな背景の知識が必要です。ある時、都市の歴史について、著名な教授の講演があり、通訳をしていた同僚が「日本語が全く分からない」と文句を言ったことがありました。無理もないことですが、私は都市の歴史について多少の予備知識があったために、何の苦もなく彼の論議についていくことができました。
しかし、どんな人でもすべてのことに精通しているというわけではありません。① 、通訳者は仕事のたびに新しいことを勉強する必要があります。新しいことを勉強するのは大変なこともありますが、楽しいこともあります。何度も同じ分野の仕事をしているうちに、その道の専門家に近くなります。一つの核になるような知識があると、ここから理解できる範囲がどんどん広がっていきます。それぞれ学んだものが実は関連があることが分かって、断片的な情報から相互につながった体系的な知識になることがあります。これはわくわくするような体験です。
1.「日本語が全く分からない」と言っているが、どういうことか。A.外国人である自分には、日本語で話す教授の話が分からない |
B.外国人である自分には、日本語という言語が分からない |
C.自分は日本人なのに、日本語で話す教授の話が分からない |
D.自分は日本人なのに、日本語という言語が分からない |
A.同僚の論議 | B.同僚が通訳した論議 | C.教授の講演 | D.教授が翻訳した講演 |
A.つまり | B.しかも | C.または | D.そこで |
A.いくつかの核知識を広げること |
B.何度も同じ分野の仕事をすること |
C.著名な教授の議論についていくこと |
D.断片的な情報が体系的な知識になること |
A.背景となる知識を持っていることが翻訳・通訳には有効だ |
B.翻訳・通訳には言語的な知識以外に歴史と経済の知識が必要だ |
C.翻訳・通訳にはすべてのことに精通していることが求められる |
D.その道の専門家になってはじめて、翻訳・通訳の仕事ができる |
4 . 国際宇宙ステーション(ISS)から地球を撮った映像を見たことがありますか。そこに写っているのは夜の時間帯の地域に浮かぶ明かり、特に先進国の夜の明るさは一目瞭然です。私たちは宇宙から見えるほどの電気を消費しているのです。
ところで、「光害」という言葉を知っていますか。私たちの生活には適当な照明環境が欠かせません。しかし、この照明が時には悪影響を及ぼすことがあります。例えば、店や道路の照明が夜通し点灯し続けることで、夜行性の動物の活動に悪影響を及ぼすことがあります。① 、長時間にわたって光に当たる街路樹は落葉が遅れると言った例も見られます。影響を受けるのは動植物だけではありません。道路などの照明が部屋に入ることで、住人のプライバシー(隐私)を侵害したり、睡眠を妨げたりすることも光害の一つと言えるでしょう。このように、光害は② 。
ここで、今度は地球から宇宙を見てみましょう。あなたの住む場所から、夜空の星が見えますか。もし見えなかったら、それも「光害」の一つです。照明を使わずに生活することはできません。しかし、光が私たちに与える負の作用も考える必要があるでしょう。
1.文中に「この照明」とあるが、どんな照明か。A.夜の時間帯の地域に浮かぶ明かり |
B.宇宙から見えた先進国の夜の明かり |
C.われわれの生活に使われている明かり |
D.ISSから地球の画像を撮った時放つ明かり |
A.また | B.でも | C.もし | D.だが |
A.将来的に大きな影響を及ぼす可能性がある |
B.少しずつ改善が見られるようになってきたところだ |
C.幅広い影響を及ぼさずに、問題視されている |
D.動植物と人間の活動時間をはっきり分ける効果がある |
A.夜行性の動物は都市の夜間の照明を通して他の地域に移動すること |
B.明るい蛍光灯があって、自分の住む場所から星空も見えないこと |
C.LEDライトがついている部屋にいると夜になっても眠れないこと |
D.監視カメラでなかなか自分の家や庭の様子を録画できないこと |
A.夜空の星が見えるように、早急に対策をしたほうがいい |
B.プライバシーが守られるような照明の使い方をするべきだ |
C.照明は必要なものだが、悪影響があることも忘れてはならない |
D.害があるので、照明を使わないようにするのがいいのではないか |
5 . 風邪の季節になった。ふと、昔、祖母に教わった諺を思い出した。
「風邪と客は大事にすればすぐ帰る」
この場合の客は、商売の顧客ではない。顧客にすぐ帰られたら大変だ。顧客は引き留めておきたい。
そうではなくて、すぐに帰ってほしい居候(他人の家に身を寄せ、養ってもらうこと)的な客がいる。この客を退散させるには、大事に大事に扱ったほうがよい。そうすると、客は逆に居心地が悪くなって、早く帰る。そして風邪も同じであって、大事に扱ったほうが治りが早い。そう祖母は教えてくれた。もっとも、祖母が教えてくれたのが、風邪の治し方であったか、居候の退散法であったか、忘れてしまったが……。
(ア)、風邪に関して言えば、われわれは風邪をひいたとき、早く治ればいいのに とばかり考えて、風邪そのものを大事にしない。大事にしないという表現はおかしいが、嫌だ、嫌だと思ってしまい、風邪とじっくり付き合う気持ちになれないでいる。だが、私たちが風邪とじっくり付き合って、ゆっくり休養しながら風邪の治療に専念するならば、きっとそのほうが風邪の治りが早いであろう。それが「風邪と客は大事にすれば帰る」の意味である。
1.「風邪と客は大事にすればすぐ帰る」の客はどんな客を言っているのか。A.すぐに帰ってほしい居候的な客 | B.商売の顧客 |
C.風邪を引いた客 | D.引き留めておきたい客 |
A.風邪を大事にすればすぐ帰ること | B.客を大事にすればすぐ帰ること |
C.風邪と客を大事にすればすぐ帰ること | D.風邪の治し方のこと |
A.しかし | B.ところが | C.ところで | D.だから |
A.風邪の治療に専念すれば、きっと風邪の治りが早い。 |
B.風邪が嫌だと思わなければ、きっと風邪の治りが早い。 |
C.風邪を大事にしないとどんどん悪化していく。 |
D.風邪が自然に治るから、大事にしなくてもいい。 |
A.伝統的な諺 | B.風邪と客 | C.顧客の接し方 | D.祖母に関する思い出 |
6 . 日本の社会ではほとんどの場合が、女性より男性のほうが収入が高いです。そのため、結婚したら、男性が女性を養うことになります。なぜなら、女性は結婚をしたり、子育てをする際には仕事をやめてしまいます。もし、そのような人に重要な仕事を任せていては、すぐに辞められると困ることがあるでしょう。そのため、女性よりも男性のほうが長く仕事ができると言う意味で収入が高い設定になっているのではないかと考えられます。しかし、まれに女性のほうが収入が高いという場合があります。この場合、男性の顔を潰してしまうことになることもあります。
そもそも、この世間が「男性が女性を養う」という決まり事のようなことをやめれば、このような状況も起きないのです。仕事ができる女性は仕事をすれば良いですし、仕事よりも家事が得意な男性が家事をすれば良いのです。男性は仕事、女性は仕事よりも家事、と決めてしまうから、よくないのです。
これからは、(ア)稼ぐ時代になっていきます。そのため、どちらが収入が高い、低いからだめというような考えは、一切捨ててしまうべきなのです。
1.文中の「男性が女性を養う」とはなぜなのか。A.男性のほうが収入が高いから | B.女性は力が弱いから |
C.男性のほうが頼りになるから | D.女性は子どもが産めるから |
A.しょっちゅう | B.いつも | C.たまに | D.いつでも |
A.男性のほうが働いている女性より収入が多いこと |
B.女性のほうが収入が高いので男性の顔を潰してしまうこと |
C.男性は家事が全くできないので、女性が疲れてしまうこと |
D.女性の収入が多いと、男性を養うことができること |
A.男性は | B.女性は | C.子どもでも | D.男女ともに |
A.どちらが収入が高い、低いと考えること |
B.家事がどれほど大変かわからせること |
C.女性が働くことが不思議だと思うこと |
D.男性でも家事が好きな人がいるということ |
7 . いつか使うかもしれないと思って、捨てられない物が結構あると思う。しかし、そう思っている物 1 限って、それを使う日はなかなかこない。思い切って 2 (捨てる)たり、部屋に置く物 3 少なくすると、意外と気持ちがスッキリするものだ。
まず、捨てる前には「捨てる」という決断をする。実は、この決断というものが精神的に良い影響を 4 (与)えるのだ。どうしたらいい 5 分からない、決められないという状態が続くと、心はどんどん元気がなくなっていく。決断をすることによって心も整理され、気持ちが良くなる。そして、決断力がアップするという効果も出てくる。
また、物が多いことが人間にかなりのストレスを与えている。物だけではなく、情報や選択肢など、 6 (多い)ば多いほど悩みは多くなる。人間はこれまで、物や選択肢を増やすために必死になってきたが、現代がストレス社会と 7 (いう)原因はそこにあるのではないだろうか。何もないほうが、むしろスッキリとするものである。
捨てるのがもったいないという人は、人 8 あげたり、売ったりしても良いだろう。なぜだか元気がでない、イライラするという人は、一度、部屋の中を思いっきり 9 (かたづ)け、物を 10 (少ない)してみると良いかもしれない。
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8 . 今や、どこの大学でもキャンパスを歩くと、よく外国人学生を見かけるようになりました。また、大学の学部によっては4年の間に一度は留学しなければならないというところもあります。それだけ留学することは珍しくないことになっています。しかし、自分が留学するとなると、とうすればいいか分からず、結局あきらめてしまう人も少なくはないと思います。
「留学はしたいが、手続きの仕方が分からない」といった学生を対象に親切に相談に乗ってくれるところに「留学相談室」があります。「奨学金の申し込み方が分からない」「行きたい国はあるが大学が決められない」「ホームステイ先の家族とうまくやっていくにはどうすればいいか」など、相談の内容はさまざまですが、共通するのは不安ではないでしょうか。
ゆう子さんも2年前に(ア)を持って相談室のドアを叩きました。その時、ゆう子さんは相談員の体験談を聞き、最初はみんな不安なんだと知って、少しほっとしたそうです。また、ここで同じ大学に留学を希望している良子さんとも知り合えました。仲間を見つけたゆう子さんは無事に留学でき、毎日が本当に楽しくて、留学してよかったと心から思ったそうです。
ゆう子さんは今「留学相談室」でアルバイトをしていますが、迷っている学生を見ると思わず「頑張れ」と言いたくなるそうです。
1.「留学することは珍しくないことになっています」とあるが、ここではどういう意味か。A.町を歩くと、外国人をよく見かけるようになったという意味 |
B.留学したいと思えば、簡単にできる時代になったという意味 |
C.大学生は皆一度は留学することが義務付けられているという意味 |
D.留学したいと思うが、手続きの仕方の分からない人が多いという意味 |
A.希望 | B.安心 | C.体験 | D.不安 |
A.迷うのはいい経験だと思っているから。 |
B.「頑張れ」と大声を出すのは気持ちがいいと思っているから。 |
C.アルバイトが見つかってよかったと思っているから。 |
D.留学してよかったと思っているから。 |
A.海外に行きたい学生の相談に乗ってくれるところ |
B.留学ツアーを組んでくれるところ |
C.留学したい学生の相談に乗ってくれるところ |
D.留学後のアルバイトを探してくれるところ |
A.皆いろいろな不安を抱えている。 |
B.家族に反対されて悩んでいる。 |
C.ホームステイ先の家族と仲良くなれないと悩んでいる。 |
D.一緒に行ける仲間を見つけたいと思っている。 |
9 . なぜ、私の記憶とあなたの記憶は違うのでしょうか。そして、なぜ私の心とあなたの心は違うのでしょうか。
記憶が人によって違うのは、一つには、これまで何に接してきたかという、経験が違うからです。と同時に、外界からの刺激の何に注意を向けて、どんな情報を受け取り、それを何と照合し、どう判断し、考え、記憶に残すかという「知的な情報処理の過程」、すなわち「認知」が人によって違うからでもあります。
たとえば、同じ道を歩いていても、道端の花に目を留める人もいれば、留めない人もいます。花に目を留めた、つまり注意を向けた人は、その色や形を把握し、過去に見た花と照合して「これはスミレ(堇菜)だ」とか、「きれいだ」などと考え、「ここにスミレが咲いているんだな」と記憶します。
それに対して注意がほかのこと、今にも雨が降り出しそうな空模様に向いていたり、「会社に着いたら、まずあの仕事をして」といった思考に向いていたりすると、花に気づきません。当然、きれいだと思うこともなく、そこにスミレが咲いていたことを記憶することもありません。
すると、それが記憶の違いになり、そのあと何かに接したとき、たとえばほかの場所でスミレを見たときに照合する情報の違いになり、判断の違いにもなります。
つまり、認知の仕組みは同じでも、認知の内容が異なるわけで、私の心とあなたの心が違うのは、私は私なりの、あなたはあなたなりの、経験と認知が積み重なった結果なのです。
1.文中の「外界からの刺激」の具体的な例として合うのはどれか。A.それぞれの記憶 | B.道端のスミレ | C.当日の仕事 | D.過去に見た花 |
A.道端に咲いている花に触れる人 |
B.道に咲いている花の色や形を覚える人 |
C.路上に花が咲いていることを認識する人 |
D.路上に咲いている花の名前が分かる人 |
A.空模様や仕事のことに注意が向いていて、花に気づかないから |
B.咲いている花が、過去に見た花と比較してあまりきれいではなかったから |
C.雨降りの日や会社に行く日に、スミレが咲いているのを見たことがないから |
D.過去に花を見た経験が少なく、スミレという花の名前を知らないから |
A.道端の花をはっきり記憶している人もいれば、全く記憶していない人もいる。 |
B.道端の花を見た人の中で、過去に見た似た色の花と間違えて記憶する人がいる。 |
C.道端の花がきれいだと思う人と、以前見た花の方がきれいだと思う人がいる。 |
D.道端の花を覚えている人の中には、咲いていた場所を記憶している人もいる。 |
A.認知の仕組みが違えば、個人の認知の内容や記憶、経験も異なる。 |
B.注意がほかのことに向いていると、目の前に花が咲いていても気づかない。 |
C.人は花を見たあと、その色や形を把握し、過去に見た花の記憶を思い出す。 |
D.記憶は人によって異なるのは、異なる経験と認知をしてきているからである。 |
10 . 緑の中にいれば落ち着き、安心だ。なぜだろう。わたしたちは51. (高等)サル(猴子)だから。サル類の生態的特徴は森の中で木の上に住んでいることである。前後左右を全部緑に52. (囲む)て、その中で適応してきて、緑の中53. いると安心だという感覚がわれわれの本性の中に、54. (生)まれながらあったのだと思う。
人間にとって、森は第一に生産資源である。そして環境資源でもある。さらに文化的な資源でもある。55. (ざんねん)ながら日本ではこれまで文化的な利用の面が西欧と比べてとても低調だった。
森の文化というと難しいようだが、川遊びと同じように、川遊びがあっていいと思うのである。特にこどもたちを森に56. (誘う)たい。本楽子どもは、みな野生の力を持っている。それが強い教育管理の下で抑正されている感じ、57. する。草も木も虫も命を持つものである。命のあるものとの対話の58. (楽しい)を、子どもたちに59. (知る)ほしいのである。
われわれの内にある自然が外の自然60. 触れ合って、いろいろな余韻を奏でてく。それが森遊びの楽しさである。その中でこどもの野生の力が出てくるはずだと思う。
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