西洋の「シチュー」(炖菜)も日本の「おでん」(关东煮)も、煮込み料理であるという点では共通している。( ア)、作り始めてからできるまで、何時間もかかってしまう。ただ 、「シチュー」の場合はバターをたっぷり使う。(イ)、「おでん」にはバターや油は使わない。
「おでん」は日本の代表的な料理だから、どこでも同じ味かというと、そうではない。関西で育った人が関東の「おでん」を見てその色におどろき 、「この『おでん』のような料理は何というのか」と聞いた 、という話がある。色がとてもこいので、違う料理だと思ったのである。
関東の料理は色のこいしょうゆと砂糖を基本にして味をつける。関東のしょうゆは複雑な味をもっていて、「だし」をたくさん使わなくても十分においしい煮物をつくることが できる。
それに対して 、関西の料理は色のうすいしょうゆと「みりん」を基本にして味をつける。関西のしょうゆは関東のしょうゆに比べて色がうすい。そして、料理には「だし」を たっぷり使う。
このように 、同じ「おでん」でも 、場所によってずいぶん違った食べ物になってしまう。
ところで 、関東の料理は色がこいので 、関西の料理にくらべて塩分が多いように見えるが 、実はそれほど違いはない。関東の料理も関西の料理も、西洋の料理にくらべれば、ずっと塩からい。どちらも 、健康を考えると、食べ過ぎないように気をつける必要がある。
1.文中の( ア)に入れるのに最も適切なものはどれか。A.どちらか | B.どちらも | C.どれも | D.どれが |
A.一方 | B.他方 | C.ところで | D.それに |
A.関東の人が本当の「おでん」を知らないのに驚いた |
B.関西の人はあまりおでんを見たことがないから聞いた |
C.関西の人が知っている「おでん」ではないから驚いた |
D.関西の人はそれが「おでん」だと思わなかったから聞いた |
A.実習を生徒10人に対して先生1人で行う |
B.彼は誰に対しても親切だ |
C.私はそれに対して関心を持っています |
D.優しい母親に対して、父親はとても厳しい |
A.西洋の「シチュー」も日本の「おでん」も煮込み料理である |
B.関西の料理は色のこいしょうゆと砂糖を基本にして味をつける |
C.関東のしょうゆより関西のしょうゆのほうが色がうすい |
D.関東の料理は色がこいが 、関西の料理とくらべて塩分はそれほど違いがない |
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【推荐1】日本では、昔から引っ越しをしたとき、近所の家へあいさつに行く習慣があります。「これからいろいろお世話になります。どうぞ、よろしくお願いします。」という意味です。
アパートやマンションでは、自分の部屋の隣に住んでいる人や、上の部屋と下の部屋に住んでいる人などにあいさつをします。引っ越しをしたら、すぐにあいさつに行きましょう。あいさつに行くときは、小さな品物を持って行くことが多いです。例えば、タオルや石鹸(肥皂)、お菓子などです。しかし、大事なのはあいさつをすることなのですから、どんな物を持って行くかはあまり心配しなくてもいいです。あいさつに行ったけれども、留守だった時は、あいさつのことばを書いた手紙などを玄関のポストに入れておくのがいいです。
最近は、「引っ越しのあいさつ」をしない人も多くなっています。特に一人で住む時はあいさつをしない人がたくさんいます。しかし、私は「引っ越しのあいさつ」は、やはりいい習慣だと思います。
1.日本では、引っ越しをしたとき、どんな習慣がありますか。A.小さな物を持って近所にあいさつする。 | B.隣の人に何か小さな物を渡す。 |
C.隣の人にあいさつの手紙を書いて出す。 | D.あいさつの手紙を自分の家の玄関には貼る。 |
A.アパートなどに住む時はほとんどの人がしているから。 |
B.引っ越しをしたら、必ずしなければならないから。 |
C.「これからここに住みます」と知らせないと失礼だから。 |
D.「よろしくお願いします」という気持ちを伝えたいから。 |
A.あいさつに来たことを知らせたいから | B.あとで品物を取りに来て欲しいから |
C.暇なときに遊びに来て欲しいから | D.あとで連絡してもらいたいから |
A.一人で住む人 | B.ほかの人と住む人 |
C.「引っ越しのあいさつ]をする人 | D.「引っ越しのあいさつ]をしない人 |
A.引っ越ししても、あいさつをしなくてもいいです。 |
B.引っ越しをするとき、あいさつをするのはいい習慣だと思います。 |
C.引っ越ししたくないです。 |
D.一人で住みたいです。 |
【推荐2】 中国には、伝統的な祭日とゆかり(因缘)のある食品がたくさんある。たとえば元宵節の元宵、端午節の粽、重陽節の蒸餅などで、中秋節の伝統的な食品は月餅である。月餅は形が圓型で、団圓(団らん)を象徴し、一家団らんという人々の願いを表しており、このためまたの名を「団圓餅」とも呼ぶ。
月餅は唐代に起源し、宋の時代には一般に普及した。明の時代には、民間でお互いに月餅を贈りあって、団らんを祝う風習があった。清の時代には「月餅は桃のように柔らかい餡をいっぱいに入れ、その味はアイスクリームのように甘く、色は砂糖のように白い」という説明があって、いまの月餅と非常に似かよっていることがわかる。現在の月餅はそのつくり方、味など地方によって異なり、品種も色どりも千差万別である。人々はそれぞれ自分の好みによって選ぶことができる。蘇州の蘇州式月餅の特徴は脆くて薄い皮をいく重(几层)にも重ねたことで、小豆餡、椒塩、新鮮な豚肉餡などの品種がある。北京の北京式月餅は、皮にも餡にも植物油が用いられるのが特徴である。広東の広東式月餅の特徴は、皮に油がたっぷり含まれていて色が鮮やかで、皮がうすく、餡が多く、形が美しく、品種が多い点である。たとえば、椰蓉、五仁、蛋黄などの餡と、いろいろな品種がある。毎年中秋節になると、人々はいそいそ月餅を買いもとめる。
中秋節には、月を祭り、月餅を食べる他に、各地でそれぞれ異なった風習がある。ある地方では中秋節に木犀の花を賞して、ある地方ではこの夜にブランコ(秋千)遊びをし、(ア)団らん飯を食べ、甘酒を飲み、蓮根やひしの実を食べる地方や、灯電踊りをおどり、山歌をうたう地方もある。民間では、中秋節は団らんの日という慣例が、いつのまにかできあがっているので、里に帰っている女性でも、この日は嫁ぎ先に戻って夫やその家族たちといっしょに過ごさねばならない。
1.文中に「中国には伝統的な祭日とゆかり(因缘)のある食品」とあるが、例として合っていないのはどれか。A.団圓餅 | B.鏡餅 | C.元宵 | D.ギョーザ |
A.団らんをあらわすから |
B.すべての月餅は丸いから |
C.伝統的な祭日とゆかりがあるから |
D.団圓という人が圓型の月餅を作ったから |
A.中秋節には山歌をうたう地方もある。 |
B.みんなは団らん飯を食べ、甘酒を飲む。 |
C.ある地方ではこの夜にブライダルをする。 |
D.中秋節のまえ、木犀の花を賞する地方もある。 |
A.まだ | B.それで | C.あるいは | D.また |
A.明の時代には、民間で月餅が一般に普及した。 |
B.明の時代の月餅はいまの月餅と非常に似かよっている。 |
C.椰蓉、五仁、蛋黄などがいつも広東式月餅の餡になっている。 |
D.民間では、中秋節に女性も里に帰って、自分の両親と過ごさねばならない。 |
【推荐3】話し言葉による表現は、どのような特色を持っているのであろうか。
まず、話す場合には、自分の感情を声の調子や身振りでも表現でき、また、その場の囲気もかなり有力な理解の助けとなる場合が多い。したがって、(ア)のように必ずしも完結した文の形を取るとは限らず、多少整わないものや、倒置一省略などの表現も多用される。
また、一方で、書かれたものとは違って、再度見返すということができないために、繰り返しが多くなったり、同音語の使い分けに苦労したりす
(ア)では、普通は聞き手の反応を確かめながら話を進めるので、テンポを調節したり、相手の気持ちをリラックスさせたりすることが行われる。(イ)、感動詞終助詞などが多用され、いわゆる遊び言葉の入ることも少なくない。
なお、話し言業は、まさに生きた人間のロから直接に発せられるものであるから、話し手の性別・年齢・職業・個性などによる違いが、発声や発音だけでなく、文体の面にまで強く現れてくる。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.話し言葉 書き言葉 | B.書き言葉 話し言葉 |
C.話し言葉 話し言葉 | D.書き言葉 書き言葉 |
A.そのために | B.それなら | C.ところが | D.ところで |
A.話す場合は最後まで話す必要がある。 |
B.話す場合は自分の感情を声の調子や身振りでも表現できる。 |
C.話す場合は感動詞・終助詞、遊び言葉の入ることも少なくない。 |
D.話す場合は維り返しが多くなったり、同音語の使い分けに苦労したりする。 |
A.また見返すということができる。 |
B.倒置步省略などの表現も多用される。 |
C.相手の発声や発音に深い関係がある。 |
D.普通は相手の反応を確かめながら進める。 |
A.話し言薬は書き言葉より便利だ。 |
B.話し言葉は話し手の性別だけに関係がある。 |
C.話し言薬は生きた人間の口から直接に話したものだ。 |
D.話し言葉は見直すことができて、繰り返すことが多い。 |