僕が子どもの頃、みんなで声を揃えて教科書を読むという授業がありました。国語の教科書の新しい章が始まると、遠藤先生というとてもいい女性の先生だったのですが、その先生が、まず生徒たちに「これを読める人はいますか」と聞きます。すると、僕のようなそそっかしい(粗心大意)ものが手を挙げて読むわけです。そうすると先生が「今 OO くんが読んでくれたけど、ここがおかしかったね」というようなことを指摘して、「それでは今度は先生が読みましょう」と言って、先生が読んでくれる。( ア )、「みんなで先生と一緒に読みましょう」ということになって斉読(齐声朗读)します。こういうことを何回も繰り返してやるんですが、そうやっているうちに、子どもたちは日本語の発音を自然にしっかり身につけていくわけです。
最近、電車の中などで聞いていると、若い人の言葉の発音がわからないことがあります。日本語をしゃべっているらしいことはわかるんですけどね。僕は、若い人が悪いと言っているのではありません。若い人には若い人の立場や理由があってそういう発音になっているわけですから。では、そのままでいいじゃないかということになりますが、それではやはり困ると思います。もし 10 歳の孫と 70 歳のおじいさんとの間で会話が成立しなくなったとしたら、恐ろしいことではないでしょうか。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.それとも |
B.でも |
C.次に |
D.その上 |
A.日本語をしやべっているらしいことはわかるんですけど、よく聞こえません。 |
B.日本語をしゃべっているらしいことはわかるんですけど、発音がおかしいです。 |
C.日本語をしゃべっているらしいことはわかるんですけど、実は外国語をしゃべっています。 |
D.日本語をしやべっているらしいことはわかるんですけど、実は日本語の歌を歌っています。 |
A.筆者のわからない発音 |
B.若い人にしかできない発音 |
C.若い人でもわからない発音 |
D.先生におかしいと言われた発音 |
A.若い人はそのまま自分の言葉を使ってもいいから |
B.若い人には若い人の立場や理由があって、そういう発音になっているから |
C.子どもとお年寄りとの会話が成立しなくなることは恐ろしいことだから |
D.子どもとお年寄りとの会話が成立しなくなっても恐ろしいことではないから |
A.電車の中でしゃべってはいけない。 |
B.若い人に正しい発音を教えるべきだ。 |
C.若い人は若い人らしい言葉を使うべきだ。 |
D.日本語の正しい発音を身につけるべきだ。 |
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【推荐1】わたしの家族は4人います。家内と二人の子供がいます。子供は男の子と女の子です。男の子は7歳です。毎日学校で勉強しています。女の子は今4歳です。私たちはインドに住んでいます。私は自動車の会社で働いています。
1.私の家族は何人ですか。A.2人です | B.3人です | C.4人です | D.5人です |
A.日本 | B.中国 | C.会社 | D.インド |
A.学校 | B.旅行社 | C.自動車の会社 | D.インド |
【推荐2】先週の土曜日はいい天気でした。あまり寒くありませんでした。私たちは市内のジュース工場⑯見学に行きました。バスで行きました。工場は市の工業区にありました。工場⑰は2時間⑱かかりました。
工場は素晴らしい工場でした。私たちは見学をして、工場の人たちにいろいろ質問をしました。
工場はいつできましたか。どのぐらいの歴史がありますか。
1850年⑲できました。今まで160年ぐらいの歴史があります。
ジュースの種類はどのぐらいありますか。
ジュースはいろいろな種類があります。この工場には50種類ぐらいがあります。⑳、同じ種類の中に、たくさんの味の種類があります。
例えば、りんごのジュースやみかんのジュースやすいかのジュースなど、いろいろあります。同じりんごのジュースの中㉑、ちょっと甘い種類ととても甘い種類があります。
ジュースの原料を㉒ください。
りんごやみかんなどです。
ジュースの作り㉓はとても複雑です。とても時間がかかります。材料の選択の仕方も包装の仕方も複雑です。工場を見学して、工場の皆さんの苦労が㉔。
見学は1時間ぐらいでした。その後、工場の食堂でみんな㉕工場ジュースをちょっと飲みました。時間が短かったです。でも、とても楽しかったです。工場の皆さん、どうもありがとうございました。
1.A.が | B.から | C.を | D.へ |
A.から | B.まで | C.に | D.へ |
A.ぐらい | B.に | C.ごろ | D.約 |
A.に | B.を | C.から | D.が |
A.でも | B.また | C.じゃ | D.それじゃ |
A.にも | B.へも | C.も | D.をも |
A.載せて | B.食べて | C.教えて | D.できて |
A.方 | B.仕方 | C.方法 | D.法 |
A.分かります | B.分かりました |
C.分かりません | D.分かりませんでした |
A.に | B.で | C.を | D.へ |
【推荐3】去年、地域の夏祭りのボランティアに参加した。その中でも私は全く経験がなかったが、「楽しそうだから」という(ア)気持ちで太鼓をやることにした。
簡単に叩けるようになると思っていたが、初めてだったので太鼓の叩き方や叩く箇所、べチ(鼓槌)の持ち方など分からないことが多かった。(イ)、曲数も多く覚えるのが大変だった。毎日の練習を通して、伝統はこうやって受け継いでいくものだと感じた。練習会だけでしは不十分だと思い、家でも譜面をもとに母と練習をして曲のリズムや叩き方を覚えた。太鼓はみんなと合わせることが大事だ。始めはみんなの足を引っ張るのではないかと不安だった。けれど、たくさん練習をして、少しずつリズムが取れるようになり、一曲を通して行う練習では一体感が生まれるようになった。私は太鼓の面白さを知った。
夏祭り当日、みんなで法被を着て、やぐら(高台)の上に登った。私は、やぐらの上に登るのが初めてだったので、とてもわくわくした。毎年来ている祭りだったので自分がやぐらの上にいることが不思議な感じがして、なぜか誇らしく思った。私たち家族は、私が小学校低学年の頃に今住んでいる大府市に引っ越してきた。大府のことは何も知らず、ただ「大府市に住んでいる人」だった。学校の社会の授業で大府市のことを勉強した時も「自分の町」と感じることができなかった。夏祭りのボランティアを通して大府の民踊に触れることもでき、大府市の一員になれたと感じた。今年も太鼓のボランティアに参加し、二年生として一年生に少しでも私の手で伝統を繋いでいきたかった。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.軽い | B.悔しい | C.恥ずかしい | D.重い |
A.また | B.ところが | C.ところで | D.そこで |
A.母のことを心配していたから |
B.太鼓の演出を心配していたから |
C.みんなの足を心配していたから |
D.来年のボランティアのことを心配していたから |
A.やっと太鼓の面白さがわかったから |
B.やぐらの上での太鼓奏者になったから |
C.大府市に引っ越してきたから |
D.とても緊張していたから |
A.「私」は太鼓との出会いで、この町の一員になれたと感じた。 |
B.「私の母」も太鼓に興味があって、叩き方や叩く箇所から曲のリズムまで勉強した。 |
C.「私」は二度と太鼓のボランティアに参加したくないと思っていた。 |
D.「私」は伝統継承が難しくて、自分の手で受け継ぎたくないと思っていた。 |