僕は去年の夏、父と二人で南アフリカ共和国にいった。僕は正直、南アフリカ共和国なんて行きたくなかった。( ア )父がどうしてもと言うので行くことにした。
「ここの街のことをもう少し知りたい。」と父が言ったので歩いてホテルに行くことになった。歩いている時、僕は悲惨な光景を、目にした。三人の子供たちが、ゴミをあさっていたのだ。この光景は一生忘れないだろう。僕が呆然としていると、父は子供たちと話をしていた。
「君達は何をしているんだい」
すると子供たちが「家では何も食べるものがないから、こうやってゴミをあさっているんだ」と言ったそうだ。
「これを食べな」そう言って父は、自分の持っていたパンを子供たちに( イ )。「ありがとう」そう言って子供たちは、パンをおいしそうに食べた。僕はこの時、父が僕をここにつれてきた理由が分かった。父は僕の好き嫌いをなくしたがったのだ。僕は食事の時、好き嫌いが多く、父とはそのせいでよくけんかをしていた。父がこんなことをしてくれるとは思っていなかったので胸が熱くなった。普段は泣かない僕がその時は顔を隠して泣いてしまった。
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。A.そして | B.それから | C.それに | D.しかし |
A.タクシーなどを利用しないで、歩いていく。 |
B.時間があるので、急ぐことはない |
C.ホテルまでの行き方が分からない。 |
D.父はこの街に行ったことがない。 |
A.子供たちはゴミを食べている。 |
B.子供たちはゴミ箱に食べ物があるかどうかを調べている。 |
C.子供たちはゴミを拾っている。 |
D.子供たちはゴミを捨てている。 |
A.もらった | B.くれた | C.あげた | D.いただいた |
A.父がしてくれたことに感動したから。 |
B.父とよくけんかをしていたから。 |
C.自分の好き嫌いをなくしたから。 |
D.ゴミをあさっている子供たちがかわいそうだと思っているから。 |
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【推荐1】アフガニスタン①の面積は日本の約1.7倍です。アジアとヨーロッパの人々が行き交ったシルクロードの「十字路」として栄えました。多様な民族が暮らし、東西の文化が入り交じってガラスや絨毯、音楽など豊かな文化が発展しました。青く輝く鉱物、②ラピスラズリの主要な産地で、それを使った工芸品は奈良の正倉院にも収蔵されています。食べ物でおいしいのは、パラオという炊きこみご飯です。手で物を食べますが、食べる前に、③じょうろと受け皿を持ったその家の子どもがお客さんの間を回り、手を洗います。そして、神に感謝の祈りをして食事が始まります。
農作物があまりとれない山間部では、羊や牛を育てて売って収入を得ます。家畜の放牧は子どもたちの仕事です。朝から山に連れて行き、草を食べさせます。夕方、家畜を連れ戻して家畜小屋に入れ、子どもたちの仕事が終わります。勉強はそれからですが、子どもたちは懸命にその日一日を過ごします。
注释:①アフガニスタン:阿富汗
②ラピスラズリ:天青石
③じょうろ:喷壶
1.文中の「それ」の指すものは何か。
A.シルクロードのラピスラズリ | B.奈良のラピスラズリ |
C.アフガニスタンのラピスラズリ | D.ヨーロッパのラピスラズリ |
A.蛇口から出る水で手を洗う。 |
B.先に子どもに手を洗わせる。 |
C.箸やスプーンなどの食器を用意する。 |
D.神に感謝の祈りをする。 |
A.農作物を育てて売ることで収入を得る。 |
B.羊や牛を育てて売ることで収入を得る。 |
C.よく勉強して就職することで収入を得る。 |
D.家畜の放牧を手伝うことで収入を得る。 |
A.家畜を山に連れて行く前に | B.家畜を山から連れ戻す前に |
C.日常の仕事が終わった後で | D.毎朝、目が覚めた後で |
A.アフガニスタンの面積は日本ほど大きくない。 |
B.アフガニスタンで暮らしている民族が少なくない。 |
C.アフガニスタンはおいしい食べ物がたくさんある。 |
D.アフガニスタンは貧乏な人が少なくない。 |
【推荐2】ある山の中に面白いキッネが住んでいました。いつも一人で歩くことが好きでしたが、ある雨の日、いつものように餌をあさってぼつぼつ(慢慢的)歩いていますと、男の子が四、五人がやがや(吵吵嚷嚷)話ながら山を下っていました。
人間は二本の足で立って歩いているので、キッネのお母さんは「人間のところへ行くと酷い目に遭うから、人間のところへ絶対に近づいてはいけませんよ。」といつも言うのです。けれど、キッネは人間の姿がおかしくて仕方がなかったのです。何よりもひょろひょろ(揺揺晃晃)と立って歩いているのがおかしくて仕方がないのです。キッネは子供たちの後ろからそっとついて行きました。
「この辺はキッネの出るところだぞ。」一人の子供が言いました。「昼間から出ることはないだろう。」また一人の子供が言いました。時々遠くで雷が鳴っています。子供たちは何となく気味が悪くなったのでしょう、歩いていた子供たちはふっと足を止めて耳を敵てました(竖起耳朵)。(ア)、一人の子供が不意に後ろを振り返って、キッネを見ました。「あ、キッネが出たぞ。」子供たちはびっくりして、まるで豆が弾けたような凄まじい勢いで、走って山を下り始めました。
1.「人間のところへ絶対に近づいてはいけませんよ。」理由は何か。A.人間は二本の足で立って歩いているから。 |
B.酷い目に遭うかもしれないから。 |
C.キッネは人間の姿がおかしくて仕方がないから。 |
D.人間はキッネを見ると逃げるから。 |
A.嬉しい | B.怖い | C.悲しい | D.悔しい |
A.人間は言葉を喋れるから。 |
B.人間は悪いと思うから。 |
C.人間は二本の足で走れるから。 |
D.酷い目に遭うから。 |
A.すると | B.それから | C.それに | D.しかし |
A.キッネは子供たちを殺そうとしている。 |
B.子供たちはキッネを探している。 |
C.キッネは人間に興味があるから後ろからついている。 |
D.子供たちはキッネを見ると好きになった。 |
【推荐3】友人の田中さんは医師である佐藤さんが羨ましいと言う。「佐藤さんには医大に進んだ息子に与えてやれる専門知識があり、技術があり、処世術があり、人脈があり、設備があり、資産がある。彼は息子にとって大きな存在であり続けられる。それに引き換え、( )である自分には息子に与えてやれる専門知識も技術もなければ資産もない。将来、成人した息子にとって、自分は単にうっとうしい(令人厌烦的)だけの存在になってしまうかもしれない。」と言うのだ。
田中さんに限らず、世の多くの父親は田中さんと同様な思いを胸の奥底に抱いているのではないだろうか。田中さんの悲しみは数年前までのわたし自身の悲しみでもあったのだ。
「それなら、せめて息子に自分の楽しみを教えたらどうだろう。自然に接する楽しみ、優れた文学や音楽や美術に触れる楽しみ、ものを作る楽しみ、スポーツの楽しみ。何でもいい、人生にはこんな楽しみ方もあるのだということを息子に伝えてやれたら、そう思いながら、星を見に息子を山へ連れて行ってるんだ。」とわたしは田中さんに言った。
1.文中に「それ」とあるが、何を指すか。A.佐藤さんが医師であること |
B.佐藤さんが医大に進んだ息子を持っていること |
C.佐藤さんには息子に与えてやれるものがたくさんあること |
D.自分が医師ではないこと |
A.会社員 | B.音楽家 |
C.政治家 | D.スポーツ選手 |
A.佐藤さんが父親として大きな存在であり続けられるなら |
B.息子に与えてやれる専門知識や技術や資産を田中さんが持っていないなないなら |
C.将来自分が息子にとってうっとうしいだけの存在になるなら |
D.田中さんの悲しみが筆者の悲しみと同じなら |
A.人生にはいろいろな楽しみ方があるのだと思いながら |
B.息子と共通の楽しみを持ちたいと思いながら |
C.自分の教えた楽しみが息子の役に立つかもしれないと思いながら |
D.山で息子と共に見る星はすばらしいと思いながら |
A.佐藤さんの息子はもう大学を卒業した。 |
B.田中さんの息子は医学部の学生である。 |
C.筆者は田中さんのことを羨ましく思っている。 |
D.田中さんは佐藤さんのことを羨ましく思っている。 |