「うそ」を言わされたときの心理を、心理学者はこんな実験で確かめています。
実験の協力を依頼された被験者は、つまらない作業を一時間もさせられます。それから、被験者に、「隣で待っている人にこれからやる作業は大変面白いと言ってください」と頼みます。その時に、「この実験の謝礼として1 ドル差し上げます」と言い添えます。
実は、もう一つの実験グル一プがあります。このグル一プに対しては、実験の方法は同じなのですが、「謝礼として20ドル差し上げます」と言います。つまり、すべての被験者は「うそ」をつかされることになります。実験が全部終わった後で、被験者に「自分のやった作業が面白かったかどうか」を尋ねます。( ア )、1ドルもらって「うそ」をついた多くの人は作業は面白かったと答えました。一方、20ドルもらった人の多くは、つまらない作業であったと答えたのでした。
(中略)
たった1ドルで「うそ」をついた人は、こんな安いお金で「うそ」をついた自分に対して強い不快感を持っています。そこで、自分が実際にしてしまった行為と自分の中で生じている不快感との不協和を何とか解消しなくてはならなくなります。
つまり、自分の行動を正当化するために、本当は、あの作業は面白かったのだと思い込んだわけです。作業に対する自分の態度を変えることで、「うそ」をついた行為を合理化したわけです。
1.文中のつまらない作業をするのは誰か。A.隣で待っている人 | B.心理学者 | C.筆者 | D.被験者 |
A.実験の方法 | B.作業の内容 |
C.もらったお金 | D.隣で待っている人に伝える言葉 |
A.そういえば | B.それでは | C.これから | D.こうして |
A.自分に対して強い不快感を持っている |
B.自分のやった作業が面白かったと答えた |
C.自分の行為と不快感との不協和に気づいていない |
D.自分の行動を正当化するために、作業に対する態度を変えた |
A.20ドルの報酬をもらった |
B.つまらない作業であったと答えた |
C.隣で待っている人に作業は大変面白いと言った |
D.自分のやった作業は面白かったのだと思い込んだ |
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【推荐1】中国では旧暦の12月に入ると、春節(旧正月)ムードがますます高まってくる。そして、春節の1週間前となると、中国各地はほぼ「春節カウントダウン」モードに入り、人々は地元の風習に基づいて、春節の準備を始め、忙しくなっていく。
春節となる旧暦1月1日と翌日の2日は、親戚や友人などの家を訪ねて、新年のあいさつをして、良い1年になることを祈る。その挨拶を中国語では「拜年」と言う。
「拜年」は家の家族に向けたものから始まる。春節の朝に起きると、(ア)、目下の子供が目上の親などに挨拶をして、その健康と長寿、順調な1年になることを祈る。そして、挨拶を受けた親たちは準備しておいたお年玉を子供に配る。家族への挨拶を終えると、今度は外出して近所などを訪間し合い、人に会うたび新年の挨拶をし、素晴らしい1年となることを祈る。
1月2日になると、贈り物を手に親戚や友人を訪ねる。また、既婚女性は夫や子供を連れて、たくさんの贈り物を手に、実家に戻る。その時、女性側の両親はご馳走などで歓待し、娘の夫が娘を大切にしてくれることを願う。
「人民網日本語版」2020年1月22日
1.文中の「拜年」の指すものはどれか。A.地元の風習に基づいて春節の準備を始めること |
B.親戚や友人などの家を訪ねてあいさつをすること |
C.自分の家で親友などをご馳走して歓迎すること |
D.外出して近所のお寺に行って健康と長寿を祈ること |
A.まず | B.では | C.また | D.けど |
A.新年に作ったお菓子 | B.子どもに見せるための飾り物 |
C.地元から買ってきたお土産 | D.新年の祝いとして金品 |
A.既婚女性は実家に戻る時 |
B.夫は子供を連れて出かける時 |
C.たくさんの贈り物を手に入れる時 |
D.親戚や友人の家を訪ねる時 |
A.新年の準備を始めて忙しくなっていく。 |
B.親戚や友人などの家へ新年のあいさつをする。 |
C.贈り物を手に親戚や友人を訪ねる。 |
D.既婚女性は夫や子供を連れて実家に戻る。 |
【推荐2】中学2年生に英語についての意識を尋ねたところ、6割が「苦手」と感じていることが教育研究開発センターの調査でわかった。そのうち7割近くが中1段階で苦手意識をもち、1割強は中学入学前からすでに苦手だと感じていたという。
今回の調査でも小学校で英語の授業を経験したという生徒は91.4%にのぼった。そのうち、小学校の英語が「楽しかった」という生徒は70.7%。一方で、「外国や英語に興味をもった」という回答は41.8%にとどまった。
今回の調査は、社会や自分の将来像についても質問した。7 割強の生徒が「大人になる頃には今より英語を話す必要がある社会になっている」と考えていた。
( ア )、「将来外国に留学したい」と考えている生徒は20.4%、「将来英語を使う仕事をしたい」は14.6%で、それぞれ少数派。「英語を使って外国人と話してみたい」「外国人と友だちになりたい」という生徒も半数にとどまった。
1.英語についての意識として、文章の内容と合っているのはどれか。A.6割の生徒は英語が|上手」と感じていた。 |
B.6割の生徒は英語が「苦手」と感じていた。 |
C.7割の生徒は英語が「上手」と感じていた。 |
D.7割の生徒は英語が「苦手」と感じていた。 |
A.中学2年生 |
B.6割の学生 |
C.英語が「苦手」と感じている中学2年生 |
D.調査での英語が「苦手」と感じている学生 |
A.だから | B.ただし | C.しかし | D.それから |
A.中学2年生の約30%は、将来留学したいと考えている。 |
B.中学2年生の約60%は、自分は英語が上手だと思っている。 |
C.中学2年生の約70%は、英語の勉強が楽しいと思っている。 |
D.中学2年生の約70%は、英語を話す必要が増えると思っている。 |
A.半数以上の生徒は「外国人と友だちになりたい」という。 |
B.半数以上の生徒は「外国や英語に興味をもった」という。 |
C.今回の調査ですべての生徒は小学校で英語の授業を経験した。 |
D.「将来外国に留学したい」と考えている生徒は約5分の1である。 |
【推荐3】2回目の東京オリンピック(东京奥运会)のボランティアについて、研究機関が20代から60代の1万人を対象に意識調査をしました。ボランティアを「行いたい」と回答した人は23%、「行いたくない」は60%でした。これはあるスポーツ財団がスポーツのボランティアに対する意識を調査するため、今年3月にインターネットを使って、全国の20代から60代の1万人から得た回答です。
調査では、東京オリンピックの期間中、競技会場やその周辺でのボランティアを希望するかと聞きました。「ぜひ行いたい」と「できれば行いたい」が合わせて23.1%、「あまり行いたくない」と「全く行いたくない」が合わせて60.1%でした。
また、東京パラリンピック(东京残奥会)のボランティアについて、「ぜひ行いたい」と「できれば行いたい」が合わせて17.7%、「あまり行いたくない」と「全く行いたくない」が合わせて64.4%でした。東京大会でボランティアに参加を希望する理由としては、「日本で開催されるから」がおよそ40%で最も多く、次いで「スポーツが好きだから」と「選手のプレーをそばで見たいから」が続きました。
1.被調査者のうち東京オリンピックのボランティア活動に参加したい人は約何人か。2.研究機関はどんな年代の人を対象に調査したか。
3.ボランティア活動を行いたい人数に関してパラリンピックと比べると、オリンピックのほうが多いか、少ないか。
4.東京オリンピックのボランティア活動に参加を希望する理由に関して最も多かったのは何か。