ネズミに餌を与え、食べて数日後に体重を量ると、餌が体に入った分体重が增えているでしょうか。そうではなく、体重は増えていません。今から約70年前にドイツの研究者がこの発見をし、どうしてなのか研究しました。彼は、食べ物はネズミの体の中に溶け込んで、それまでの細胞と入れ替わり、体の一部になってしまうと考えました。それまでの細胞は体の外に捨てられるのです。このように動物は、物を食べること( ア )、細胞がどんどん変化しています。
人間の体も同じです。それまでの体の細胞は、新しく入ってきたものと入れ替わります。( イ )、1年ぐらい経てば、体の中はすっかり新しい細胞に変わっているのです。この点から言えば、何年も会わなかった人に会った時「お変わりありませんね」と挨拶する表現は正確でないと言うことになるでしょう。
だから、「人間は食べ物をによって作られる」というのは事実なのです。食べ物を軽く見てはいけないというのはこういうことから来ています。
1.文中に「体重は増えていません」とあるが、どうしてか。A.餌はネズミの体重と比べると、とても軽いから |
B.食べ物を体内に入れても、細胞に変化はないから |
C.食べ物が溶け込んで、それまでの細胞と交替するから |
D.食べ物が体の中に入ると、吸収されて重さがなくなるから |
A.によると | B.によって | C.にそって | D.にとって |
A.体の中の細胞は全部新しくなってし |
B.細胞は変わっても、体全体は変化がなμ |
C.何年も経って変化がないというのは不自然だから |
D.何も変わっていないというのは嘘を言うだけだから、 |
A.しかし | B.または | C.逆に | D.だから |
A.体重を増やさないために、物を食べないという考えは間違っている |
B.人と話す時も、もっと科学的な知識を持って正確に言葉を使ったほうがいい |
C.人の体はいつも変化しているので、少しぐらい悪い物を食べても問題はない |
D.人の体は食べ物で決まるから、何を食べるかをきちんと考えなければならない |
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【推荐1】われわれの体にはふだん( ① )ような工夫がたくさん潜んでいる。足の裏は何も感じないようにセットされているが、靴の中や靴下の中に 1 ミリの異物でもあると敏感なシステムが作動する。ふだんはその敏感なシステムはオフ(关闭状态)になっているのだ。オフにしておかないと、靴下の感触をいつも感じてしまい、何もできなくなるからだ。
赤ちゃんの手のひらを強く押すと口が開く、などというのも、隠れたシステムである。これは手と口が密接な情報関係を持っていたことを暗示する例で、大人になるにつれてこの関係が鈍化する。
しかし、もともと赤ちゃんは何でも口に( ② )モノの形を確認しているわけであって、それを大人たちが次々に制止するため、そのような行為だけだんだんしなくなったのだ。ということは、われわれの内なる情報システムのどこかには、依然として口と手が結びついているということである。緊張しすぎると口がカラカラに乾いて、手に汗が溜まるというのは、その影響であろう。
1.( ① )に入る適当なことばはどれか。A.気がつく | B.気がつかない | C.気に入る | D.気に入らない |
A.人間の足の裏はふだんは何も感じないが、異物の存在は敏感に感じとる |
B.人間の足の裏には体の中でも特に敏感なシステムがあり、常に作動している |
C.人間は、足の裏に感触を感じていないと、何もできなくなってしまう |
D.人間の足の裏が、靴下の感触を常に感じているのは赤ちゃんのときだけである |
A.赤ちゃんの、緊張することと口がかわくこととの関係 |
B.大人の、緊張することと手に汗をかくこととの関係 |
C.大人の手と赤ちゃんの口が情報を伝え合う関係 |
D.赤ちゃんの手と口が情報を伝え合う関係 |
A.合って | B.合わせて | C.入れて | D.入って |
A.大人になるにつれて、より敏感に感じるようになるシステム |
B.大人たちが制止するため、だんだん消えてなくなるシステム |
C.靴の中の異物や、靴下の感触をいつも感じているシステム |
D.人間の体に潜んでいて、時に敏感に作動するシステム |
【推荐2】昔からの日本食の基本は、ご飯と魚と野菜、そして味噌汁です。栄義のバランスがとてもいいです。総熱量の75%ぐらいを米や麦から取ります。(ア)、日本食は低カロリーで体にいいのです.
しかし、今はたくさんの日本人がステーキやハンパーグなどの肉料理を食べます。昔はあまり食べなかったパンやケーキもよく食べます。ピザなど大好きな子供がたくさんいます。このようにカロリーの高い食事をする子供が多くなったので、大人と同じ病気を持つ子供が多くなりました。これは、今の日本社会の新しい問題です。
今は日本人の平均寿命は女性が83.99歳で、世界で第一位、男性は77.10歳です。どうして日本人の寿命はこんなに長いのでしょうか。その一番大きな理由は、低カロリーでバランスのいい食事をしていることです。(イ)を食べて、長生きをしましょう。
注釈:カロリー:卡路里 ステーキ:牛排 このように:像这样的
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれですか。A.それに | B.だから | C.でも | D.それから |
A.ピザ | B.パンやケーキ |
C.ステーキやハンパーグなどの肉料理 | D.ご飯と魚と野菜 |
A.低カロリーとか栄養のバランスがいい。 |
B.仕事に勤勉で、よく体を鍛える。 |
C.食事のことに困っていない。 |
D.日本の医療技術が優れている。 |
A.日本人は昔肉食全然食べなかった。 |
B.昔の日本人はカロリーの大部分を野菜から取った。 |
C.今の日本人はカロリーの高い物だけ食べる。 |
D.子どもは飲食の問題で大人と同じ病気になった例は少なくない。 |
A.日本人の平均寿命は男性も女性も世界第一位だ。 |
B.男性は女性よりバランスのいい食事をしているから、長生きだ。 |
C.日本人はおいしいものを食べているから、寿命が長い。 |
D.栄養のバランスのいい食事をしている人は長生きできる(能长生)。 |
【推荐3】花が、たくさん咲いている季節には、女王ばちは、一日に、1500個ぐらい、大きさは約5.5mmの卵を昼も夜も産みつづける。計算してみると、一分間に一個のはやさで産むのだ。人間でいえば1日20人の子供を一夏中産み続けるようなものだ。1500個の卵の重さは、女王ばちの体重(200~300ミリグラム)と同じぐらいになると言われている。
不思議なことに、一日に、いくつ、卵を産むかは、女王ばちがきめるのではない。外で働く働きばち、つまり、季節の変化を知っている働きばちがきめるのだ。
「もうすぐ春が来るから、卵を産ませよう」「今、花ざかりだから、たくさん、卵を産ませよう」「つゆになりそうだ。あまり産ませてはいけない」「夏が近づいてきた。卵を産むのを止めさせよう」……·。きっとこんな話し合いが、働きばちの間で交わされるのだろう。( ア )、女王ばちに付き添っている若い働きばちにつたえられる。
若い働きばちが、ローヤルゼリーを、多く食べさせると、女王ばちは、たくさんの卵を産む。少し食べさせると、少ししか、卵を産まない。
もし、花が咲いていない季節に、おおぜいの仲間が生まれてくると、みんな一緒に、うえ死にしてしまうことを、みつばちは知っている。
一族の繁栄のために女王ばちも働きばちも一生懸命なところを見ていると、なんだかとても人間臭い。私たち人間が、平和な生活を続けていくためには、食べ物と、人口との関係を、もっと、もっと、みつばちに教えてもらわなければならない。
1.文中に「働きばちがきめるのだ」とあるが、その理由はどれか。A.女王ばちが外で働くから |
B.働きばちが卵を産みつづけるから |
C.女王ばちが昼も夜も卵を産み続けるから |
D.働きばちは季節の変化が知っているから |
A.もし | B.なぜなら | C.そして | D.ところで |
A.春が来る時 | B.花ざかりの時 |
C.夏が来る時 | D.花が満開の時 |
A.食へ物と人口との関係 | B.季節と平和との関係 |
C.人口と季節との関係 | D.平和と人口との関係 |
A.つゆの季節には、女王ばちは一日中卵を産み続ける。 |
B.女王ばちは、夏が近づくにつれて、産む卵の数をふやしていく。 |
C.女王ばちはローヤルゼリーを多く食べると、卵を全然産まない。 |
D.みつばちが一生懸命なところを見ると、なんだか人間のようだ |