町の若者が集まり、自分たちの怖いものや、嫌いなもの 1 語り合っていました。
みんな「蜘蛛が怖い」や「蛇が怖い」と話しているその中で、黙りこくっている(默不作声)男がいました。「何が怖いか」と尋ねると、「何もない」と答えました。」
みんなが怖いものが本当にないのか問い詰めると、男はようやく思い出した 2 「饅頭が怖い」と大声を上げました。それを聞いた皆は一斉に笑い出しました。男は「 3 言うのは嫌だと言ったんだ。思い出しただけで 4 が悪い。ちょっと隣の部屋で横にならせでもらうよ」と言い残し、隣の部屋へと行ってしまいました。
周りの男たちは、その男にいたずらしてやろうと、手分けしてお菓子屋 5 たくさんの饅頭を、山 6 集めたのです。「奴はびっくりして 7 」と言いながら、たくさんの饅頭を隣の部屋に投げ入れて、逃げ道をなくすために扉を閉めました。
横になっていた男は、「わー、饅頭だ、怖いよ」と 8 怖がる様子です。男たちは「怖がっている」と喜んでいました。
様子を窺うと、男がおいしそうに饅頭を 9 食べていました。周りの者たちはやられたと思い、「食べるのをやめろ!本当は何が怖いんだ」と聞くと、「ここらで濃い 10 が一番怖い」と男が答えました。
1.( )A.について | B.にとって | C.によって | D.において |
A.みたいな | B.そうで | C.らしい | D.ように |
A.しかし | B.だから | C.それでも | D.ただ |
A.雰囲気 | B.気分 | C.行儀 | D.気持ち |
A.から | B.まで | C.より | D.ばかり |
A.しか | B.だけ | C.など | D.ほど |
A.死んでしまうかもしれない | B.死んでみるかもしれない |
C.死んでおかなければならない | D.死んでいてもいい |
A.叫び | B.叫ばせて | C.叫んで | D.叫ばれて |
A.ぱくぱく | B.ぺらぺら | C.とうとう | D.まだまだ |
A.蜘蛛 | B.蛇 | C.饅頭 | D.お茶 |
相似题推荐
【推荐1】記者活動にいろいろな苦労があったが、中で三度の食事が大問題だった。東京に着任したばかりの頃は、外食をすることが度々だった。それも、タクシーで毎日少なくとも一度新橋の中国料理店に通ったのだが、あまりにも面倒なので、アパートの1階にあるスナックをよく利用した。カレーライス、ライスカレーの毎日で、カレー攻めに閉口した。
ある日、常々日本の政局の動きを丁寧に解説してくださる桑田さんが、思いがけなく、夕飯をご一緒しませんかとご自宅へ誘ってくださった。中国記者団のメンバーは合計7人で、すべて男性だった。みんなが単身赴任で、家族を(ア)一人で東京に行った。日本人の家庭訪問は初めての経験だった。願ってもないことだったので、みんな大喜びだった。しかし、全員が一団となって行くわけにもいかず、相談の結果は3人が選ばれた。
桑田さんのお宅は、東京都大田区北千束にあった。東京に来て初めて目にした日本人家庭の居間だった。畳の上に食卓が置かれ、客の座る場所に、中国へ取材に来られたとき、買い求めた毛皮が敷かれてあった。初めて見る床の間も珍しかった。その日、ご主人はもちろんのこと、奥様も大変喜んでくださり、心のこもったおもてなしをしてくださった。出されたお料理はすべて奥様の手製で、準備が大変だったに違いない。すべて珍しく、おいしかったが、煮物とみそ汁が特に印象的だった。(イ)、何よりも単身赴任のわれわれ3人が異国の地で久しぶりに家庭の温もりも感じた。
1.文中に「カレー攻めに閉口した」とあるが、その理由は何か。A.カレーがおいしかったから |
B.記者活動が忙しかったから |
C.毎日カレーばかり食べていたから |
D.中国料理店に通うことが面倒だったから |
A.伴う | B.伴わず | C.従う | D.従わず |
A.煮物とみそ汁での特別な招待 |
B.毛皮が敷かれない座る所での招待 |
C.簡単に準備された料理での招待 |
D.大変喜んで、手作り料理での招待 |
A.しかも | B.しかし | C.ところで | D.ところが |
A.桑田さんが誘ってくださったことが意外だった。 |
B.一度も日本人の家を訪れたことがなかった。 |
C.三人の私たちは単身赴任なので選ばれたのだ。 |
D.出されたお料理はすべて奥様の手作りだった。 |
【推荐2】私の住む町には「花山池緑地」という場所がある。町には 1 (多い)の家が建ち、木々も減っているのだが、ここにだけは昔のままの緑がたくさん 2 (残す)ている。この辺りは、昔からきれいな水が地下から出てくるところで、今でも、珍しい草木や生き物が数多く見られる。
以前、ある建設会社がこの辺り 3 大きなマンションを建てる計画を発表した。花山池の自然を守ろうという動きが始まったのは、そのときだった。町に住む人たちが、この場所の価値をわかってもらおうとする活動を始めたのである。それが大きな反対運動になり、役所はこの場所に「花山池緑地」 4 名前をつけて、マンションの建設などが制限される場所に指定した。
町の人たちは、今も「花山池緑地を守る会」のメンバーとして、役所と協力しながら、この場所の自然を 5 (守)る活動を続けている。
「守る会」の人たちは、月に数回、 6 (伸びる)すぎた木の枝を切ったり、雑草や外来種の草木を取ったりしている。何も世話を 7 (する)ずにそのままにしておくと、外来種の草木が 8 (ふ)えたり、日光が当たりにくくなったりして、昔からあった珍しい草木がなくなってしまう可能性が高い。環境が変化すると、そこで生きる生き物の種類も変わってじまう。
今、この場所は普段は 9 (自由)入れないようになっているが、1年に数回行われる自然観察会の時には、大勢の人が緑地の中 10 歩いて、珍しい草木や生き物を観察することができる。「花山池緑地」の自然は、このようにして町の人の努力によって守られているのである。
1.2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
【推荐3】昔から「親の心、子知らず」、「親に 1 (なる)初めて親の 2 (ありがたい)がわかる」などと言われています。確かにそのとおりだと思います。
先日、娘に「お母さんなんて、大嫌い。私のこと、何もわかってないくせに」と 3 」(言う)しまいました。私は、いつも娘のことを思って、大切に育ててきたつもりです。
ですから、そのときはとてもショックで、「この子は親のきもちなど、何もわからないんだな」と、本当に 4 (悲しい)なりました。
でも、よく考えてみると、「子の心、親知らず」ということもある 5 ではないかと思いました。私自身、子どもの頃、「どうして親は私のことをわかってくれないんだろう。私の話を聞いてくれないんだろう」と思っていたことを思い出したのです。
親になった私は、知らず知らずのうちに、娘の話を聞かずに「これを 6 (する)ほうがいい」「これはしないほうがいい」と私が決めていたような気がします。私 7 産んだからといって、娘は「もう一人の私」ではありません。私とは違って、一人の人間であることを忘れていたよう 8 思って、娘に 9 (謝)りました。そして、これからはもっと娘の話を聞くと 10 (約束)しました。それ以来、娘とはお互いに以前よりわかり合えるようになれたと思います。
1.2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.