7 . 「それはちょっと派手かな。」先生に髪につけていたリボン(发带)を注意され、私は渋々それを外した。確かに、そのリボンは普段つけているものよりも少し大きく、色は明るかった。仕方ないと思いつつも、納得がいかなかった。
学年が変わり、担任の先生も変わった。私は半分試すような思いでヘアアレンジ(编发)をしてリボンをつけて登校した。さすがに怒られるだろうと覚悟をして行ったが、先生に言われたのは、「それどうやっているの。すごい。」という言葉だ。私は驚いて、皮肉でも言っているのかと少し嫌な考え方をしてしまった。( ア )、その後も「毎日ヘアアレンジを見るのが楽しみ。」と言ってもらえた。その日からなんとなく、学校が楽しくなった気がした。
髪型は自己表現の一つだと思う。確かに私はなりたい自分をイメージしながら髪を結ぶ。私はこんな人だと周りに分かってほしいのだ。そうして表現した自分を周りに理解してもらえることによって、日常が少しずつ色に彩られていく気がするのだ。考えてみると、先生に髪型を褒めてもらえた時のあの不思議な感覚は、閉じ込めていた私自身が解放され、自分を認めてもらえたことによる安心感なのだろう。私たちには、一人一人自分らしく生きる権利がある。私も、先生のように誰かの中の「自分」を認め、生きやすい社会づくりに貢献したい。
1.
文中に「納得がいかなかった」とあるが、その意味はどれか。A.認めた |
B.満足した |
C.不満がなかった |
D.理解できなかった |
2.
文中に「半分試すような思いで」とあるが、それの指すことはどれか。A.「私」は個性的な人で、他人と違う格好をしたいこと |
B.新しい先生はリボンを付けることにどんな反応をするのか |
C.新しいヘアアレンジ方法を勉強したから、試しにやってみたこと |
D.学年が変わることによって、学生に対する要求が変わったかどうか |
3.
文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。4.
「私」はヘアアレンジをしてリボンをつける理由はどれか。A.髪型を通して、自己表現をしたいから |
B.閉じ込めていた自分を解放したいから |
C.勉強が嫌いで、遊びばかりしていたから |
D.ヘアアレンジするのが上手だと褒められたいから |
5.
新しい担任の先生はどんな人か。