1 . 午前、知人と喫茶店で話していた時、面白い話を聞いた。知人は大学時代に留学の機会を得て、アメリカに留学した 1 が、帰国する時、心に残る思い出ができた。
アメリカに 2 時は飛行機だったが、帰りは船に乗って 3 、貨客船で帰ることにした。基本的に貨物であるが、乗客も11人まで乗せる貨客船に乗ってアメリカの西海岸の港 4 出て横浜に向かった。
飛行機で外国 5 到着した時に時計を調節するのが普通であるが、船旅では横浜に着くまで、毎日寝る前に1時間時計を遅らせるように船員に 6 。つまり(换言之)、1日25時間になった。 7 、日付(日期)変更線を越える時に日付を1日先に進めることになって、1日失われたのである。
その船には息子さんと一緒に日本へ旅行に行く朴さんという女性が乗っていた。そして、朴さんの誕生日が日付変更線を越える時に失われた1日だったのである。これを知った船長が、朴さんの 8 にパーティーを開く 9 、みんなで朴さんを励まして、パーティーを楽しむことができて、なかなか経験できない船旅となった。
私はこの知人の話を聞いて、 10 船旅も悪くないと思った。今は仕事で忙しく、時間の余裕がないが、私も船旅をしてみたくなった。
1.( )A.そうだ | B.ようだ | C.らしい | D.そうな |
A.行き | B.行く | C.行った | D.行って |
A.おきたく | B.いたく | C.みたく | D.ありたく |
A.を | B.で | C.に | D.が |
A.から | B.まで | C.で | D.に |
A.言われた | B.言わせた | C.言わされた | D.言った |
A.では | B.だから | C.それに | D.そこで |
A.ため | B.よう | C.せい | D.おかげ |
A.ことにして | B.ことになって | C.ようにしていて | D.ようになって |
A.このような | B.このように | C.このみたいな | D.このみたいに |
A.してる | B.しとく | C.しちゃう | D.しなきゃ |
A.一羽 | B.一匹 | C.一兎 | D.一枚 |
A.花 | B.木 | C.草 | D.薬 |
5 . 労働力調査によると、2022年における非正規社員は2101万人である。これは前年比で26万人の増加で、雇用者全体に占める比率は36.9%である。これら非正規社員の人達に、なぜ現職についているのか、その主な理由を聞いた。
男女別の全体比率で見ると、男性では「正規の職員の仕事が無い」よりも「自分の都合のよい時間に働きたい」のほうが値は大きく、差異は15.1%ポイントである。前者は非正規雇用問題でよく問題視される「正規雇用の椅子が減らされ、その分非正規雇用の椅子が増やされるので、そちらの椅子に座らざるを得なくなる」との指摘に該当する事例だが、男性においては16.1%が同意を示すことになる。他方後者の「自分の都合のよい時間に働きたい」をはじめ、「専門的な技術などを活かせる」「家計の補助·学費などを得たい」とするポジティブ、自発的な意見が続く。
女性は男性同様に「自分の都合のよい時間に働きたい」がもっとも多く、「家計の補助·学費などを得たい」が続く。いずれも兼業主婦のパート·アルバイトでよくありがちな理由である。男性では第2位となったネガティブな理由「正規社員としての仕事が無い」は1割足らない。これを人数別に見ると合計では、男性と女性を比較すると、女性のほうが非正規社員は多いこともあり、「自分の都合のよい時間に働きたい」が群を抜いて最上位に、次いで「家計の補助·学費などを得たい」が続き、「正規の職員の仕事が無い」は第4位の理由に落ち着く。
1.文章によると、2021年における非正規社員はどのぐらいいるか。A.2075万人 |
B.2085万人 |
C.2101万人 |
D.2127万人 |
A.正規社員の仕事 |
B.非正規社員の仕事 |
C.兼業主婦の仕事 |
D.アルバイトの仕事 |
A.15.1% |
B.16.1% |
C.31.2% |
D.36.9% |
A.椅子は壊れた | B.就職できない |
C.座る椅子がない | D.立って仕事をする |
A.専門的な技術などを活かせるから |
B.正規社員としての仕事が無いから |
C.自分の都合のよい時間に働きたいから |
D.家計の補助·学費などを得たいから |
6 . 日本では三〇年後には、四人 一人の高齢者の生活を支えなくてはならない。
A.で | B.が | C.を | D.に |
7 . 個性の重視ということが注目されるようになって以来、「子どもの興味を尊重し、一人一人の子どもが興味を持つこと、「やってみたい」ということを好きにやらせることが、個性の重視である」という解釈が広がりました。しかしその結果、社会生活上のしきたり(注 1)や習慣を教える機会を失ったと悩む教師と、好きなことしかやりたがらない子どもをつくってしまったということはないでしょうか。個性の重視とは、「二人と同じ人間はいない、つまり人は一人一人異なる存在である。(ア)、一人一人が異なった興味や価値観を持つのは当然である」という考え方を肯定する人間観を意味しているのです。
(中略)
子どもの興味や関心は日々変化する可能性があります。しかし、何らか(注 2)の形でその対象を知る機会がなかったなら、興味を持つこともないのです。小学生はまだまだ経験の幅が狭いものです。ですから、おのずと(注 3)興味や関心を持つ対象も、非常に限られた範囲のものになります。さまざまなものに興味を持つのを待つばかりでなく、興味が持てるように、さまざまな体験ができるようにすることが大切です。
(渡辺三枝子『キャリア教育-自立していく子どもたち』による)(注 1)しきたり:昔からの決まり
(注 2)なんらかの:何かの
(注 3)おのずと:自然と
1.文中の「その」の指すことはどれか。
A.「やってみたい」ということを好きにやらせること |
B.一人一人の子どもが興味を持つこと |
C.子どもの興味を尊重すること |
D.個性の重視への解釈が広がったこと |
A.すると | B.でも | C.だから | D.それに |
A.個性の重視ということが間違って解釈されている点 |
B.個性の重視ということが注目されている点 |
C.個性の意味についての解釈が定まっていない点 |
D.教師が社会生活上のルールを教えていない点 |
A.それぞれの望むことを自由にさせる。 |
B.それぞれの興味や価値観を尊重する。 |
C.他人より優れた点を高く評価する。 |
D.他人との違いが大きいほうがよいとする。 |
A.子どもの興味や関心は変わりやすいので、注意深く観察することが必要だ。 |
B.子どもの興味や関心が広がるように、多様な体験の機会を与えることが重要だ。 |
C.子どもの自主性を尊重し、自身で新しい興味や関心を見つけ出すのを待つべきだ。 |
D.子ども自身が見つけた興味や関心に注目し、それを集中して経験させたほうがよい。 |
8 . 地震で家を失い、近くの学校の体育館で生活することになりました。それと同時に、家族が50人に増えました。
①その日は、なんとか食べ物を得ることができましたが、次の日から1週間ぐらいは食べるものに困っていました。アルバイトをしている病院に行ったら、食べ物はありました。しかし、体育館にいる人は食べていないのに、私だけ食べることはできませんでした。②___、水を飲んで、お腹が空くのを忘れようとしました。
2,3日すると、一緒に生活していた人たちもだんだん生活に慣れてきて、自然に役割が決まりました。例えば、力のある男の人はいつも水を運んでくれました。お年寄りは小さな子供たちの世話をしました。私にとって、大学生のお姉さんは何でも相談できる姉になりました。小学生の子供たちはみんな私のかわいい弟、妹になりました。
日が経つにしたがってだんだん問題が出てきました。例えば、多くのお年寄りと子供が同時に風邪を引きました。暖房も暖かい布団もなかったからです。そこで、それぞれの家が布団を1枚ずつ出して、風邪を引いた人の看病をしました。今まで近所の人たちと③こんなことはしませんでした。母親たちの力はすごかったです。自分の壊れた家の瓦礫(砖瓦)を持ってきて火を起こし、お湯でみんなの頭を洗ってくれました。そのころになると、私はただ感心するばかりで、地震の恐ろしさを忘れていました。
あるテレビ番組で「被災者を見てかわいそうだと思ったから、ボランティアに参加しました。」と言う人を見ました。私はそれを見て④頭に来ました。体育館で一緒に生活する人たちは「私は前より楽しく暮らしているぞ」と言って、大笑いしていました。そんな家族に守られて、あまり落ち込んでいる暇はありませんでした。
1.①「その日」とはいつか。
A.体育館へ引っ越した日 |
B.地震が起きてから1週間経った日 |
C.病院へ行った日 |
D.風邪を引いた日 |
A.それで | B.しかし | C.しかも | D.または |
A.風邪を引いたこと | B.水を運んでくること |
C.風邪を引いた人の看病をすること | D.髪を洗ってくれること |
A.嬉しくなりました。 | B.悲しくなりました。 |
C.感動しました。 | D.怒りました。 |
A.地震と食べ物の関係 | B.50人のすばらしい家族 |
C.お年寄りと頑張る母親たち | D.地震のボランティア |
9 . 鈴木さんとの約束を 忘れていました。
A.こっそり | B.さっぱり | C.すっかり | D.しっかり |
A.参加させていただきます | B.参加してさしあげます |
C.参加なさいます | D.ご参加になります |