3 . 東京に何年ぶりかの大雪が降りました。朝、窓の外を見ると、家の屋根も道路も木の枝も真っ白でした。
珍しいことなので、私はさっそく外へ出ました。公園ではもう子供たちが雪だるま(雪人)を作って遊んでいました。その回りで大きな声で笑っている姿は、とても楽しそうでした。
私は積もったばかりの雪を、手で取ってみました。手の中の雪が少しずつ溶けていきました。指先がずいぶん冷たくなりました。それでも、なんだか嬉しくてもう1度雪を取りました。今度は丸い玉にして遠くへ投げました。
私は雪が大好きです。だから、東京にも( ア )と思っています。しかし、父も母も雪が降ると嫌な顔をします。なぜなら、東京には雪が降るとさまざまな困ったことが起こるからです。道路や線路に雪が積もると事故が起こったり電車が止まったりします。滑りやすくなった道で転んでけがをする人も出てきます。雪が降った次の日の新聞にはそんな事故やけがのニュースが載ります。
そんなニュースを見ると嫌な気分になります。でも、積もったばかりの雪に触ると、やっぱり楽しくなります。
1.
文中に「珍しい」とあるが、何が珍しいのか。A.窓の外を見たこと | B.外へ出たこと |
C.雪がたくさん降ったこと | D.子供たちが楽しそうに遊んいたこと |
2.
文中に「もう 1 度取りました」があるが、それはどうなったのか。A.手の中に雪が溶けてしまった。 | B.その雪で丸い玉を作って遠くへ投げた。 |
C.その雪で指先を冷たくした。 | D.その雪で雪だるまや丸い玉を作った。 |
3.
文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。A.あまり降らなければいい | B.たくさんの雪が降らなくてもいい |
C.雪が降ったり止んだりすればいい | D.もっとたくさんの雪が降ればいい |
4.
文中の「そんなニュース」とはどんなニュースか。A.雪が降って困ったことが起きたというニュース |
B.雪が降って嬉しかったというニュース |
C.雪が降って公園が真っ白になったというニュース |
D.雪が降ってたくさん積もったというニュース |
5.
文中に「嫌な気分になります」とあるが、誰がそうなるのか。