10 . みなさんは、「いちご学科」を聞いたことがありますか。2021 年 4 月、栃木県の農業大学に、日本で初めて「いちご学科」ができることになりました。そこでは、いちご農家で研修したりして、2 年間でいちごを栽培する技術を専門的に勉強します。
栃木県では、いちごの生産がこれまで 51 年間ずっと日本一ですが、新しくいちご農家になる若い人を増やすことが課題でした。そのため、いちごの栽培に興味がある人に専門的にいちごの栽培技術を学んでもらい、いちご農家になる人を増やし、栃木のいちごの生産をリードする農業経営者を育てようとしています。
2020 年度は、具体的なカリキュラムを作ったり、いちご栽培の施設を整備したりするためのパンフレットづくりや、ホームページでの PR も行います。そして、2021 年 4 月に新入生が入学する予定です。日本では、農業の仕事をする人がどんどん減っています。2019 年は 168.1 万人で、前の年より 7.2万人で、9年前より 92.5 万人も減っています。( ア )、平均年齢は 66.8 歳で高齢化も進んでいます。栃木県の「いちご学科」に学生が集まり、いちご農家が増えれば、日本全体の農業がもっと元気になっていくんではないでしょうか。
1.
文中の「そのため」の指すものはどれか。A.若い人口をを増やすため | B.いちごを増やすため |
C.いちご農家になる若者を増やすため | D.いちご農家の栽培技術を強化させるため |
2.
文中の( ア )に入れるのにもっとも適当なものは次のどれか。3.
日本全体の農業がもっと元気になっていくことを実現させるためには、何が必要か。A.いちごをたくさん栽培すること |
B.日本の人口を増やすこと |
C.いちごに関する栽培技術を一般人に広げること |
D.「いちご学科」に学生を集め、いちご農業に携(たずさ)わる若者を増やすこと |
4.
この文章の内容に合っているものはどれか。A.「いちご学科」の 2020 年の予算は 650 万円だ。 |
B.「いちご学科」を卒業すれば、農学学士の学位がもらえる。 |
C.「いちご学科」に 2021 年 4 月に新入生が入学できる。 |
D.日本では農業の仕事をする人が増える見込みだ。 |
5.
この文章にテーマを付けるとしたら、最も適当なものはどれか。A.いちごの未来 | B.いちご農家 |
C.いちご農家が考える | D.いちご学科ができる |