テレビやパソコンは、私たちの生活にどんな役目を果たし、文化を発展させる上に、どんな力を持っているのだろうか。(ア)それは、大きくまとめると、次のようになるだろう。
第一に、いろいろなできごとや様子を報道し、情報を(イ)ことである。私たちの目や耳の力には限りがあって、中国中のできごと、世界の様子までも、いちいち直接、見たり聞いたりすることはできない。その代わりの役目を果たしてくれるのがテレビやパソコンである。
目や耳だけではない。口の代わりもする。というのは、世の中のできごとや働きに対して、一人一人が意見を述べ、家族や友人達と話し合うことはできても、(ウ)それを一度に多くの人に伝え、まとめて大きな力にするためには、何かの機会と仕組みが必要である。その機会を、テレビやパソコンは与えてくれる。多くの人々の声を、テレビやパソコンが代表して、世の中の声としてまとめあげるのである。
また、新しい知識を与え、教養を高めてくれるのも、テレビやパソコンの大事な働きである。私たちは、テレビやパソコンから得た知識や教養を、生活を豊かにし、自分を高める上に役立てている。
もう一つ、忘れてはならない役目は、楽しみをもたらしてくれることである。もし、人間の生活が、働いたり勉強したりするだけだったら、どんなに窮屈で息苦しいものになるだろう。生活の中には、どうしても、適当な休息や適当な楽しみが必要だ。その楽しみには、読書とか、スポーツとか、そのほか色々あるが、テレビやパソコン(エ)楽しみも非常に多い。
51.
文中の(ア)の「それ」の指すのは次のどれか。A.テレビ•パソコンが教養を高める役目。 |
B.テレビ•パソコンが文化を発展させる役目。 |
C.私たちの楽しみに対し、テレビ•パソコンの果たす役目。 |
D.私たちの生活に対し、テレビ•パソコンの果たす役目。 |
52.
文中の(イ)に入れるのにもっとも適当なものは次のどれか。A.与えてくれる | B.やってあげる |
C.連れてくれる | D.送ってあげる |
53.
文中の(ウ)の「それ」の指すのは次のどれか。A.世の中のできごとや動きについて意見を述べること。 |
B.世の中のできごとや動きついて感想を話し合うこと。 |
C.世の中のできごとや動きに対して、一人一人が意見を述べ、話し合うこと。 |
D.世の中のできごとや動きに対して、家族と話し合うこと。 |
54.
文中の(エ)に入れるのにもっとも適当なものは次のどれか。A.によってもらう |
B.によって手にする |
C.によってうけられる |
D.によって得られる |
55.
筆者のもっとも言いたいことは次のどれか。A.テレビやパソコンを大事に使うこと |
B.テレビとパソコンは私たちに楽しみをもたらしてくれること |
C.テレビやパソコンは人間の生活にいろいろな働きをすること |
D.テレビとパソコンだけが私たちの生活を豊かにすること |