私は大体二年ごとに引っ越しをしている。韓国にも二年いる予定だ。
そして今、韓国での二年目がスタートしようとしている。
「転校する、悲しい」と感じることは自分でも分かっている。( ア )、今では、悲しいばかりではない。年齢が上がってきたからだろうか、「不安」という気持ちもまた新たに私の心に湧き上がるようになった。
今回転校するときにあった不安には二つの意味がある。
一つは、クラス変えをして、しゃべったことのなかった友達を残すことだ。私は転入生や新しい人に声をかけることが苦手で、友達を作るのがあまり得意ではない。私は普段、人には見せないようにしているけれど、結構人見知りで、自分から人に話しかけることが怖いせいか、友達を作るのにも長い時間がかかる。
二つ目の「不安」は新しい学校ですぐ慣れることができるかどうか、友達ができるかどうかだ。この不安を抱えたまま新しい学校へ行くと、なかなか心は開けないものだ。
しかし、人間( イ )、別れとは新たな出会いへの歩まざるを得ない道だと思う。この学校を去る時も絶対に寂しいと不安な気持ちが混み上がってくる。でも、曇っている道でも前に進めば、必ずどこか自分のためになる場所へ導いてくれることを信じている。この言葉をいつも頭に入れておき、これからも何があっても前へ歩み続けたい。
66.
文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。67.
文中の「私」はどういう性格か。A.明るい | B.おしゃべり上手 | C.恥ずかしがり屋 | D.わがまま |
68.
文中の( イ )に入れるのに最も適当なものはどれか。69.
文中に「歩まざるを得ない道だ」とあるが、それはどういう意味か。A.歩まなくてもいい道 | B.歩んではいけない道 |
C.歩まなくてはいけない道 | D.歩んでもいい道 |
70.
本文の内容に合っているのはどれか。A.筆者は今韓国にいる。 |
B.筆者は転入生や新しい人に声をかけられることが嫌いだ。 |
C.筆者は新しい学校ですぐ慣れることができる。 |
D.筆者は曇っている道を歩んでいる。 |