失敗はマイナス面だけ見れば、確かにこれほど嫌なものはありません。(ア)反対にプラス面を見てみると、失敗が人類の進歩、社会の発展に大きく貢献してきた事実があることも忘れてはならないように思います。
昔から人間は失敗に学び、そこからさらに考えを深めてきました。人々の生活を楽にした発明を振り返って(回顾)みても、そのすべては「失敗は成功の母」、「失敗は成功のもと」などの言葉に代表されるようなもので、過去の失敗から多くのことを学んで、これを新しい創造の種にすることで、成功できたのです。
個人のことを考えても同じことが言えます。わたしたちが日常的に行っているすベての事、仕事でも家事でも、趣味でも何でも、失敗がなければ、上手になることは(イ)です。人の行動には必ず失敗がつくものですが、一方でそうした失敗がなければ、人間が成長していくこともまたあり得ません。
1.文中の「その人1とはどのような人か。A.失敗しか知らない人 | B.新しいことに挑戦する人 |
C.成功しても喜びもしない人 | D.新しいことに挑戦しない人 |
A.それで | B.すると | C.しかし | D.だから |
A.考えを深めたこと | B.失敗から学んだこと |
C.人類が進歩したこと | D.社会の発展に貢献したこと |
A.可能 | B.能率 | C.不思議 | D.不可能 |
A.挑戦しなければ必ず成功する。 |
B.失敗から学ぶことが大切である。 |
C.失敗はプラスの面ばかりである。 |
D.失敗はマイナスの面ばかりである。 |
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【推荐1】日本では、1960年ごろから町に道路やビルが次々に作られ、公園や空き地(空地)が少しずつ削られてきた。このような町の変化によって、屋外で子供の遊ぶ場所が減少した。( ア )、子どもの遊び方も変化してきた。昔は子どもは外で遊ぶことが多かつたが、今は一人で、室内でテレビを見たり、ゲームをしたりすることが多い。
このことは、二つの点で子どもたちに重大な影響を与えた。一つ目は「体力」への影響である。子どもの体力と運動に関する調査では、走る、跳ぶ、投げるなどの基礎的な体力は昔より落ちている。外で体を動かして遊ぶ機会が減ったことが、最大の原因だと考えられている。
二つ目は「付き合い方」への影響である。昔は、近所の子どもが一緒に外で遊び、年齢や個人による違いを受け入れて、付き合い方を学習した。しかし、今は部屋で一人で過ごす時間が長くなり、人間関係がうまく作れない子供が増えてしまった。
(イ)も日本の町は発展していくだろうが、それが子供に与える影響も忘れてはいけない。
1.(ア)に入れるのはどれがいいか。A.でも | B.そして | C.けれども | D.ところで |
A.町の中に公園や子どもの遊ぶ場所が増えてきたこと |
B.昔は子どもが家の外で遊ぶことが多かったこと |
C.子どもが一人で家の中で遊ぶようになったこと |
D.以前に比べて子どもの体力がなくなってきたこと |
A.テレビやゲームが好きな子どもが増えたから |
B.走る、飛ぶ、投げるなどの授業がなくなったから |
C.人間関係がうまく作れない子供が増えたから |
D.外で体を動かして遊ぶ機会が減ったから |
A.これから | B.これまで | C.あれから | D.あれまで |
A.町の発展が、子どもに悪い影響を与えていることに注意しなくてはいけない。 |
B.町が発展しない場合、子どもにも悪い影響が出ることを忘れてはいけない。 |
C.子どもに悪い影響が出ているので、町を発展する前の状態に戻したほうがいい。 |
D.子どもに悪い影響を与えてしまうことはあるが、町は発展したほうがいい。 |
【推荐2】書店には「自由日記」や「三年日記」など、様々な日記帳が置かれています。そのきっかけで、日記を書き始めようと考えている人も多いのではないでしょうか。
(ア)、書き始めても続かないと嘆く人も多いようです。続けるためには「何のために書くのか」という目的を明確にすることが大切です。目的によって日記の内容も「行動の記録」「心の整理」「気づきのメモ」などに分類されます。
順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏は、忙しくて継続が苦手な人に向けて、「三行日記」を提唱しています。これは「今日一番失敗したこと、一番感動したこと、明日の目標」を短い一行で手書きするというものです。
そうすることによって、一日を振り返り、自分と向き合うことで気持ちを切り替え、良い流れに変えることができるというのです。
一日の行動や心の動きなどを書き留めることにより、その日を締めくくり、明日より新たな一日を迎えたいものです。
1.文中の「日記を書き始めようと考えている人も多いのではないでしょうか」の意味はどれか。A.日記を書き始めようと考えている人がけっこう多い。 |
B.日記を書き始めようと考えている人があまり多くない。 |
C.日記を書き始めようと考えている人も多い。 |
D.日記を書き始めようと考えている人もいる。 |
A.すると | B.それに | C.それで | D.しかし |
A.今日もっとも失敗したこと、もっとも心を打ったこと、明日の目標 |
B.今日たくさん負けたこと、とても感謝したこと、明日の目的 |
C.今日成功しなかったこと、もっとも感激したこと、明日の目指し |
D.今日かなり敗北したこと、たいへん感銘したこと、明日の狙い |
A.自由日記 | B.三年日記 | C.三行日記 | D.明日の目標 |
A.一日の行動や心の動きなどを書き留めることによって、必ず明日より新たな一日を迎えます。 |
B.そうすることを通して、一日を振り返り、自分と向き合うことで気持ちを切り替え、良い流れに変えることができるというのです。 |
C.続けるためには「何のために書くのか」という目的を明確にする必要がない。 |
D.書店には「自由日記」や「三年日記」など、めったに日記帳が置かれていません。」 |
【推荐3】ああ、眠い。春はあけぼの(黎明)、まどろみ(打盹)の朝。布団の中から細く目を開けると、窓から見る青い空、雲が流れていく。ふああ。大きなあくび(哈欠)が一つ、出た。
このあくびは、いったい何なのかと考える。『アリストテレス全集』を開けば、「ほとんどの場合、人があくびをすると、それに影響されてなぜ他の人もあくびをするのであろうか」。古代ギリシャ(古希腊)の時代から人類を悩ませ続ける問いである。
医療創生大学で認知心理学を研究する大原貴弘教授によると、あくびの原因が血液中の酸素不足というのは旧説。近年の研究であくびには脳の温度を下げ、覚醒を促す働きがあると分かってきた。その伝染も実験で証明されている。人間の社会性や共感力に関係があるらしい。
他人のあくびを見るだけでなく、文章を読んだりしただけでもあくびは伝染する。大原さんの講義を受ける学生はたぶんつらいだろう。そう尋ねると「授業中のあくびを見て怒るが、実はあくびは覚醒しようと頑張ってくれているもの。」と大原さんが答えた。退屈すると、あくびは出やすい。( ア )、あくびをしている人が必ずしも退屈しているわけではない。80歳を超え、施設に暮らす私の父親のことが頭に浮かんだ。最近は会うたびに、あくびを繰り返す。眠いのかな、退屈なのかなと思っていたが、息子を前に無意識に自分をしゃきっと(精力充沛状)させようとしていたのかもしれない。次に会ったら伝染させてもらおうか。一緒にあくび、世界の共有。ふあふああ。
1.文中の「それ」は何を指すか。A.人があくびをすること | B.社会性や共感力に関係があること |
C.眠いとき、あくびが出やすいこと | D.退屈のとき、あくびが出やすいこと |
A.あくびの原因が眠くなることだ。 |
B.あくびの原因が退屈になることだ。 |
C.あくびの原因が他人があくびをすることだ。 |
D.あくびの原因が血液中の酸素不足だということだ。 |
A.あくびは伝染すること |
B.あくびは古代から人類を悩ませ続けること |
C.先生の講義を受ける学生はあくびをしやすいこと |
D.文章を読んだりしただけでもあくびは伝染すること |
A.だから | B.でも | C.つまり | D.それに |
A.あくびが伝染するのは見るときだけだ。 |
B.あくびには脳の温度を上げ、覚醒を促す働きがある。 |
C.実は覚醒しようと頑張っている時もあくびをする。 |
D.あくびをしている人はきっと退屈しているに違いない。 |