いつも「時間がない」と焦りを感じている人は少なくないのではないでしょうか。例えば、今日中にやらなくてはならない仕事があるのに、ほかの仕事が気になって集中できなくなり、目の前の仕事が進まない。
(中略)
こういう人は、実際、物理的に忙しいとしても、それ以上に「私は忙しい」という「忙しさのメガネ」を通して現実を見て、「忙しい感」を増しているのかもしれません。
「忙しさのメガネ」とは、「あれもやらなければ、これもやらなければ」あれも終わっていない、これも終わっていない」という思考のフィルター(过滤器)を通して現実を見るメガネのことです。
余計なことを考えずに目の前の資料作成に集中すればいいのに、「請求書を作らなきや」「あの本読んでない」など「( ア )」が気になってしまい、必要以上に「忙しい」と感じてしまうのです。
そして、常に「終わっていない」という意識のため、仕事を片づけても達成感が得られません。( イ )、新しい仕事が入ってくると、それにどのくらいの時間がかかるのかを冷静に考えることができなくなり、頭が真っ白になったり、「ただでさえ(本来就已经)忙しいのに!」と怒りを感じてしまうこともあります。
1.文中の「いつも『時間がない』と焦りを感じている人」の説明として、正しくないのはどれか。A.やるべき仕事があるのに、集中できない |
B.「忙しさのメガネ」を通して現実を見ている |
C.余計なことを考えず、目の前の作業を集中してやる |
D.ほかの仕事が気になって、目の前の仕事が進まない |
A.余計なことを考えなくなる |
B.必要以上に「忙しい」と感じてしまう |
C.目の前の仕事に集中できるようになる |
D.終わっていない仕事に気づくようになる |
A.目の前のこと | B.この先のこと |
C.終わったこと | D.終わっていないこと |
A.新しい仕事がどんどん入ってくるから |
B.常に冷静に考えることができないから |
C.常に「終わっていない」と思っているから |
D.余計なことを考えずに目の前の仕事に集中するから |
A.そればかりか | B.そうすると |
C.こうして | D.それなのに |
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【推荐1】「ソーシャルディスタンス」とは社会的距離であり、「人とは2m離れましょう」という物理的な距離だけでなく、心理的な距離をも指す。そして家族もまた、個人が集まった小さな社会であると私は思っており、距離を取るべきだ。一つ屋根の下で一緒に暮らしていても、人間の単位は「個人」であって「家族」ではない。親子でも兄弟でも配偶者でもたまたま縁があって一緒にいるだけなのだから、自分は家族の一部であるという考え方をする方がおかしい。
人間はみんな1人であり、ソーシャルディスタンスとは、いついかなるときも保たれて 当然のものだ。たとえそれが、家族であっても、距離感があった方がいい。私の場合、50 年ほど「夫」という立場の「連れ合い」と一緒に暮らしているけれど、ずっとお互いの距離感も縮まらず、連れ合いも私も自分たちが家族という人単位でまとまると思っていない。
つまり家族とかそういう関係であっても、親でも子供でも自分「個人」に暮らす方が良いのだ。家族だからといって、べったり依存し合っていては、「個人」の人生を貫くとは難しいだろう。
1.文中にある「ソーシャルディスタンス」の意味はなんですか。A.他の人に迷惑をかけないこと。 |
B.他人と距離をおくこと。 |
C.他の人を気にしないこと。 |
D.他人と自分は違うと考えること。 |
A.社員が少ない会社のこと。 | B.「個人」が何人も集まったグループ。 |
C.「個人」で活躍している人の会社。 | D.一人で頑張る人たちのための環境。 |
A.同じ家の中 | B.同じ会社 | C.地球上すべて | D.宇宙全体 |
A.すこしの間 | B.どんな時でも | C.必要な場合に | D.好きな時間で |
A.個人のほうが自由だから。 |
B.一人の方がたのしいから。 |
C.家族はいなくても生きていけるから。 |
D.自分の人生を生きることができるから。 |
【推荐2】春節で家族から「みんなに挨拶しろ」と言われた時、一瞬で頭が真っ白になってしまった。言いたいことはたくさんあったにもかかわらず、うまく言葉にすることはできなかった。このように、親戚や友達と会っても何を話したらいいのか分からず、自分の「語彙力不足」を感じている若者が多い。
一部の若者は、現実の生活において孤独を感じたり、自分は「コミュニケーション障害」であると感じたりしているため、ネット世界に逃げ込む傾向が見られる。インターネット時代特有のネット用語やステッカー(贴图)などを使わないと、うまく言語化や文章化ができない傾向がある。しかし、このようなスタイルは規範的で、論理的で、きちんと文章化された表現方法とまったく異なって、若者の思考様式や価値観、表現方法などにおいても大きな影響が出ている。そこで、一部の若者は言語化能力と文章力が低下していて、これは「文字失語」という現実的な問題を反映していると言える。
したがって、「語彙力不足」を改善するためには、インターネットの言語環境を改善することから始める必要がある。まず、ネット上の内容の質を高めること。特に使用言語の正確さと多様さを強化し、その美しさを高め、質の高いものを作り上げる必要がある。また、ネット上の言葉や文字による表現を規範化し、文化や審美眼の面で模範を示す必要がある。さらに、インターネットの言語環境の改善だけでなく、学校や家庭では、青少年に名作を読ませることを一層重視し、若い世代の表現力と思考力を高めていく必要もある。
1.文中に「真っ白」とあるが、それはどういうことか。A.髪の毛が白くなること |
B.緊張してものが考えられなくなること |
C.言いたいことが多くあること |
D.話したい内容をうまく言葉にすること |
A.親戚や友達に会っても何を話すべきか分からないから |
B.ネット流行語やステッカーが共通の言葉になったから |
C.自分が独りぼっちで、障害があるように感じたから |
D.挨拶するように言われて、頭が真っ白になったから |
A.ネット時代特有のネット用語やステッカーの表現方法 |
B.ネット用語などをうまく言語化や文章にする表現方法 |
C.規範的で、論理的で、きちんと文章化された表現方法 |
D.大きな影響が出る若者の思考様式や価値観、表現方法 |
A.先生や親が子どもにたくさんの名作を一層読ませること |
B.正しくて美しい言葉を使って、質の高いものを作ること |
C.規範的な表現で、文化面の模範や美的な模範を見せること |
D.ネット用語やステッカーをうまく言語化や文章にすること |
A.「文字失語」を感じている若者たちはいつも孤独を感じている。 |
B.「語彙力不足」になったのはネット世界から逃げ出したからだ。 |
C.「語彙力不足」の改善にはよい言語の環境を作ることが大切だ。 |
D.「文字失語」は規範的で、論理的な表現方法によって引き起こされた。 |
【推荐3】今回のコロナ禍を通して、私たち日本の会社員の大部分が、皮肉にも会社から「会社に来るな」という指示を受けました。しかも事務系職種の人々を中心に、生まれて初めてテレワークという働き方に取り組むことにもなりました。このことが持つ意味を少し考えてみたいと思います。
これまで私たちは「会社に行くこと」が仕事だと思っていました。もちろん私自身もそう信じていました。しかも会社に行けば本来の職務以外に、上司に相談したり、同僚としゃべったり、取引先を接待したり...こういったコミュニケーションが会社では大事なのだと、私は思っていました。本来の職務のための時間は、それらの合間に(ア)確保しておかなければなりませんでした。
ところが、コロナウィルスの流行によってこの状况は変わりました。私がテレワークをする時、自宅でパソコンに向かって一人然々と仕事に取り組みました。時々、ZOOMでテレビ会議をしたり、LINEやメールで進歩状況を報告したりしました。慣れないうちはなかなか大変でしたが、会社の複雑な人間関係に悩む必要がありませんし、いろいろな人からの邪魔もほぼ入りません。
家にずっといることによる新しい発見もありました。同居している家族とのコミュニケーションが増えて相互理解が深まったこと、ペットの意外な行動に驚かされたこと、自分が住んでいる町の平日昼間の雰囲気を始めて知ったことなどです。誰でもこうやって家にいるだけで、きっといろいろな気づきが得られるでしょう。
私は、テレワークによって人々にもたらされたこれらの経験が、今後の日本人の働き方や生き方を大きく変えていく可能性があると思うのです。おそらくコロナウィルス流行が終わった後も、会社に依存しない多様な働き方が広がっていくのではないでしょうか。
1.文中に「「会社に行くこと」が仕事だと思っていました」とあるが、どういう意味か。A.会社で行っていた仕事がテレワークだとできなかった、という意味 |
B.会社に行けば本来の職務を果たせるはずだと思いこんでいた、という意味 |
C.会社では本来の職務以外のいろいろなコミュニケーションが重要だった、という意味 |
D.会社で行う仕事そのものでなく、会社に行くこと自体が仕事だと錯覚していた、という意味 |
A.少々 | B.ちゃんと | C.長々と | D.ゆったりと |
A.会社で本来の職務を行うほかに、かなりの時間をかけて人々とコミュニケーションをとらなければならなかった、という状況 |
B.会社ではコミュニケーションをとることが何よりも大事だ、と私自身が信じさせられていた状況 |
C.会社でコミュニケーションを取るのに忙しく、本来の職務をすることができなくなっていた状況 |
D.コロナウィルスが流行したという状況 |
A.飼っているペットの意外な側面に驚くこと |
B.テレワークという新しい働き方の魅力に気が付くこと |
C.自分が住んでいる町の平日昼間の雰囲気を初めて知ること |
D.同居している家族とのコミュニケーションが増え、お互いの理解が深まること |
A.日本の会社員はみんなテレワークを行うように指示された。 |
B.コロナウィルスの流行は、日本の会社における人々の働き方にさほどの影響を与えていない。 |
C.コロナウィルスの流行とともに多くの人がテレワークを経験して、今後の日本人の働き方や生き方が変わっていくだろう。 |
D.今でも多くの会社員が、本来の職務を果たすことよりも、社内コミュニケーションをとることの方が大切だと信じている。 |