日本の小中学校では、給食を実施している学校が多く存在します。お弁当を家庭で用意する必要がなく、栄養のバランスもいい給食ですが、食べ残しが問題になっています。神奈川県のある中学校では、昨年から給食が導入されましたが、平均で26%の食べ残しがあることが分かりました。全国平均の6.9%と比べると、かなり開きがあります。保護者の要望を受けて開始した給食ですが、生徒からはおかずが冷たい、味が薄いと不評です。
環境省や文部科学省は、食品のリサイクルや食べ残し削減への取り組みの実施状況を把握するため、2015年にアンケートを取りました。( ア ) 、学校給食から出た食品廃棄物のうち、40%を肥料化、18%を飼料化していることが分かりました。また調理方法の改善やメニューの工夫を行っている自治体もありました。
学校では、生徒自らに食べ残し削減ための方法を考えさせ、実践するなど、食育や環境教育に取り組んでいます。食べ物の好き嫌いを無くすこと、食べる時間を十分に確保すること、食べ物の働きや食の大切さを学習するなどを通して、実際に食べ残しが減ったという報告があります。親子での料理教室を開催したり、保護者向けに給食の試食会を行っているところもあります。
食べ残しを無くすためには、給食を提供する側が調理方法やメニューを工夫すると同時に、給食を利用する側も努力が必要でしょう。
1.「かなり開きがあります」とあるが、どういう意味か。A.神奈川県の食べ残しは問題になっていない。 |
B.神奈川県の食べ残しの割合は全国とほぼ同じである。 |
C.神奈川県の食べ残しの割合は全国よりも高い。 |
D.神奈川県の食べ残しの割合は全国よりも低い。 |
A.この結果 | B.その結果 | C.あの結果 | D.どの結果 |
A生徒の保護者 B.地方自治体 C.中学校の生徒 D.環境省や文部科学省
4.「給食を利用する側も努力」とあるが、その例にならないのはどれか。
A.食べ物の偏食を無くすこと | B.食事を取る時間を十分に確保すること |
C.調理方法を改善すること | D.食べ物の働きや食の大切さを勉強すること |
A.給食と食べ残しの削減について | B.給食を提供する方の責任について |
C.給食の削減について | D.食べ残しの処理について |
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【推荐1】学ぶというと、何か学問的なことでないといけないと思うかもしれませんが、情報を得て、さらにそれを自分で調べたり考えたりすることによって自分のものにする活動は、すべて学びの一種、僕の言葉でいうと知的消費のひとつだと思います。
たとえば、新聞を読んだり、ニュースを聞いたりするのでも、それだけで終わらず、いったいこの原因は何だろう、なぜこの問題がそんなに大きく報道されているのだろうと疑問をもち、自分で筋道を作り上げていけば、それは立派な学びです。
ただニュースを聞いて、へえと聞き流しているような状態は、物質的な消費に喩えるなら、(ア)ようなものです。服や靴を買ってもそれを身につけなかったら意味がないのと同じように、知識は自分のものにすることではじめて意義が生まれ、楽しさも味わえ、記憶に残っていきます。そして、新しいニュースを聞いたときには、似たようなニュースを思い出して、比べながら、自分なりの理論を発展させることができるようになります。
学びのための材料、消費するべき知的な材料は、周りにたくさん置かれています。その中から宝を拾うのか、無視してその上を歩いてしまうのか、それはあなた次第です。
1.筆者は学ぶことについてどう考えているか。A.自分の思考で情報をまとめるのは学びの一種だ。 |
B.ただニュースを聞き流すのは学びの一種だ。 |
C.学ぶことは学問でないといけない。 |
D.学ぶことは学問でないと大きな問題になる。 |
A.ただニュースを聞き流す。 | B.ニュースを聞いてから買い物に行く。 |
C.物質的な消費をする。 | D.ニュースを聞いてその原因を考える。 |
A.よく検討しないで車を買ってしまう |
B.買った車を毎日乗り回す |
C.車を買ったのに車庫に入れたまま乗らない |
D.車のカタログを見ているだけで決して買わない |
A.ニュースを覚えておく必要性 |
B.知識を自分のものにする重要さ |
C.ニュースを発展させる理論 |
D.ニュースから得る楽しみ |
A.周りにあるのは物質的な材料より知的な材料のほうが多い。 |
B.人によって周りにある知的な材料の価値は違う。 |
C.自分なりの理論を発展させるために、消費のデータが必要だ。 |
D.情報を集めて、それを広く人々に伝えなければならない。 |
【推荐2】もしあなたが、時間の感を身につけたいと思ったら、まず、三分の感覚を身につけるようにするのが一番だと思います。
三分のプレゼンテーション(演讲)で、基本的なことはすべて言えます。「三分間で話してください」と言われると、「三分しかくれないんですか」と考えがちですが、実は三分あればほとんど言いたいことは言えるのです。三分間しゃべり続ける原稿を試しに書いてみてください。相当の分量になるはずです。話の聞き手にとっても、三分はちょうどいい長さです。逆にそれ以上だと、(ア)ものです。実際に原稿を書いてみましょう。そして本番のプレゼンテーションのつもりで、ゆっくり読んでみましょう。
いったん、三分あればこの程度の話ができるなと身体感覚として身につければ、後は応用ができます。五分なら、三分の倍が六分ですから二倍弱(接近两倍)です。十分だと三倍以上です。実に多くのことがしゃべれることがわかるでしょう。
(イ)、一分で話をすることは、なかなか難しいのです。相当経験を積んでいないと無理です。
人体にたとえれば、一分あれば骨格をつくることができます。三分あれば内と皮までつけることができます。五分だと裸だったところに、服を着せられるぐらいかなと思います。
三分におさめ(控制)ようとすることで、何が大事なのかということがわかります。「その話で一番大事なことは何か」ということに気づくことができます。肝がつかめるのです。
1.時間の覚を身につけたいと思ったら、まず、三分の感覚を身につけるようにするのが一番だとあるが、筆者はなぜそう考えているか。A.話し手は基本的なことが言えるし、聞き手にとってもちょうどいい長さだから |
B.話し手も聞き手も、三分間で話す原稿の分量が相当多いと知っているから |
C.話し手は、三分あれば言いたいことが全部言えるから |
D.聞きき手は、三分を過きると話に集中できなくなるから |
A.物足りない | B.十分話せる | C.要点が分からない | D.長く感じられる |
A.一分で大事な話をする経験を相当積み、その三倍の時間応用覚を身につける。 |
B.原稿をかいて読んでみて、三分でどの程度の話ができるかという感覚を覚える。 |
C.三分間でしゃベり続ける原稿を書いて、本番のつもりでゆっくり読んでみる。 |
D.本番のプレゼンテーションで、話を三分におさめる実践的な経験を積む。 |
A.ところで | B.反対に | C.つまり | D.または |
A.プレゼンテーションで三分しかなかったら、言いたいことが言えない。 |
B.時間の感覚を身につけるには、まず三分の感覚を身につけることだ。 |
C.経験を積まなくても、一分で話したいことをすべて話すのも可能だ。 |
D.話を三分におさめると、言いたいことの要点がわからない。 |
【推荐3】地球温暖化の問題については、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)で繰り返し警鐘を鳴らしておりますように、このまま手をこまねいていれば(袖手旁观)、「将来世代」を危機的な状況に追い込んでしまいます。(ア)、こうした温暖化問題の背景にある、化石エネルギーに大きく依存した世界の有様、すでに「我々の世代」にも、大きな警鐘を鳴らしているわけであります。
私は今からだいぶ前、40年ほど前に石油会社におりましたが、当時の原油価格というのは、1ドルです。1バレル(桶)1ドルという時代でございました。我が国の戦後の高度成長は石油という安いエネルギーによって実現したと当時、そのように言っておりました。それが今や130ドルを超えるまでになりました。また、こうしたエネルギー価格の高騰も、それだけでなく、食糧の価格の高騰など深刻な問題を生じさせていると、このようなことになっております。
今こそ、私たちは産業革命後に作り上げられたエネルギーへの依存を断ち切り、そして「将来の世代」のための「低炭素社会」へ大きく舵を切らなければいけない、という時代に来たというように思っております。
ただし、これは日本一国の問題ではありません。温暖化は、国境を超えた地球規模の問題でもあります。「地球温暖化問題」を議論する際には、「世界」レベルでの広い視点が求められているということであります。
一方で、低炭素社会を実現するのは、一人一人の「国民」でありまして、すべての「国民」が当事者であり、主役である、という視点も同時に忘れてはならないと思います。低炭素社会というのは、「国民」の行動なくしては、成り立たないということなのであります。低炭素社会の実現には、世界全体での取り組みと、足下での国民運動という二つの視座を同時に持ち続けることが必要になるわけであります。
1.文中の(ア)に入れるのに適当なのはどれか。A.それとも | B.ところで | C.その結果 | D.さらに |
A.原油価格 | B.エネルギー | C.石油会社 | D.戦争 |
A.食糧の生産量の減少 | B.食糧の価格の上昇 |
C.原油戦争 | D.産業革 |
A.エネルギーへの依存 | B.低炭素社会へと転換すること |
C.地球温暖化問題 | D.原油価格の高騰 |
A.今こそ低炭素社会へ方向を変えなければいけない時期だ。 |
B.地球の環境を守るには、グローバルの視点が求められている。 |
C.低炭素社会の実現には、各方面の努力が必要だ。 |
D.地球は今人間に警鐘を鳴らしているが、今解決方法はまったくない。 |