パンダは不思議な生き物です。飼育されているのは世界でも約600頭で、9割が中国です。生理や生態も、まだよくわからないことが多く、飼育の難易度は高い。特に繁殖は難しいと思います。
上野動物園はカンカンとランラン以来、15頭を飼育してきました。それなりに知見を蓄積していても足りないところはあって、中国の専門家と情報交換を続けています。
パンダはずっと寝ていると思う人もいるでしょうが、いまの子どもたちが持つ印象は多分違います。木に登るなど結構、動くパンダを見ています。これも、中国から届いた情報のおかげです。
以前は高カロリーの餌を1日2回与えていましたが、おなかがいっぱいになって寝てしまいます。い11まは竹を1日6~7回に分けて食べさせています。竹を探して歩く運動もさせます。中国のやり方をもとに試行錯誤して、こうなりました。いま上野にいる5頭は、とても健康です。
50年前に初めて日本にやって来たパンダは「日中友好の証し」でした。(ア)、いま日本にパンダがいる意味は、それに加えて、絶滅が危惧される生物をどう守るかが重要になっているように思います。ある程度、生息地を分散した方が安全だとの認識が、中国にもあるのかもしれません。
1.文章によると、「パンダ」について合っている内容はどれか。A.パンダは不思議な生き物で、その生理や生態も、まだよくわからないことが多い。 |
B.飼育されているパンダはほとんど中国以外の国にいる。 |
C.パンダの生理や生態など、わかることが少なくない。 |
D.パンダの飼育の難易度はそれほど高くないが、繁殖は難しい。 |
A.竹を1日6~7回に分けて食べさせたから |
B.高カロリーの餌を1日2回食べさせたが、おなかがいっぱいになったから |
C.竹を探して歩く運動させて疲れたから |
D.中国のやり方をもとに試行錯誤したから |
A.ずっと寝ている。 |
B.木に登ったり寝たりする。 |
C.木に登ったりよく動く。 |
D.木に登ったり高カロリーの餌を食べたりする。 |
A.だから | B.それで | C.ところで | D.しかし |
A.「日中友好の証し」だけでなく、絶滅が危惧される生物を守ることを意味する。 |
B.50年前は「日中友好の証し」だったが、今は絶滅が危惧される生物を守るだけを意味する。 |
C.50年前も今も「日中友好の証し」だけを意味する。 |
D.50年前は「日中友好の証し」だったが、今は単にパンダを飼育することを意味する。 |
相似题推荐
【推荐1】学生時代の勉強は、嫌でも復習をしなくてはいけないので、知識が定着しやすくなっている。これに対して、大人になって自分で勉強するときには、意識して復習の機会を作らないと、一回本を読んだだけで「もう分かった。大丈夫」と思い込んでしまいがちになるのだ。
脳の特性として、目や耳から入った情報をいったん(暂且)溜めておいて、その中から必要のないと思われる情報を自動的に脳の奥底にしまい込んでしまう。では、どのように「必要な情報」と「無用な情報」を分類するのかというと、同じ情報が繰り返し入ってくるかどうかということである。この間隔は一カ月と言われていて、( ア )、一カ月の間で最低二回繰り返して頭に入れることで、「必要な情報」だと脳が認識し、知識が定着していくのである。逆に言えば、一度頭に入れて覚えたつもりでも、一カ月の間に繰り返し情報が入ってこなければ、「無用な情報」として脳がどこかに片付けてしまうのだ。
この結果、いったん覚えたはずの知識が、しばらくすると記憶の中からなくなり、実際に試験をしてみるとまったく思い出せないということが起こる。そこで、「年を取って記憶力が弱くなった」とか、「できていたはずなのに」と落ち込んでしまうけれど、実際には老化のせいでも何でもなく、( イ )ということが多いのだ。
1.筆者によると、学生時代のほうが知識が定着しやすいのはなぜか。A.大人より記憶力が優れているから |
B.大人と比べて「分かった」という思い込みをしないから |
C.学校では一度学んだことを繰り返し勉強するから |
D.学校では覚えたほうがいい知識だけが教えられているから |
A.つまり | B.それに | C.したがって | D.ところが |
A.得た情報をすでに持っている情報と関連づける。 |
B.得た情報をもう一度思い出して整理する。 |
C.得た情報と関係のある情報を繰り返し頭に入れる。 |
D.得た情報と同じ情報をもう一度頭に入れる。 |
A.意識して勉強したくない |
B.脳には無用な情報が入りすぎる |
C.復習をしていないだけだ |
D.脳が「必要な情報」と「無用な情報」を分類できない |
A.大人が勉強する場合には、意識して復習を取り入れることが大切だ。 |
B.大人が知識を習得するには、学生時代より多く復習しなければならない。 |
C.復習を習慣にすれば、老化による記憶力の衰えを防ぐことができる。 |
D.一度忘れてしまった知識でも、復習すれば思い出すことができる。 |
【推荐2】図書館は知識の宝庫です。いろいろな情報が集められています。(ア)、北京市のA図書館には日本語の図書が約8000冊、日本語教材が約3300 冊、中国語と英語の図書が 1800 冊収められています。その他にも、およそ 20 種類もの雑誌や、DVDやCDなどのマルチメディア資料(多媒体资料)が豊富にそろえられています。貸し出しカードは学生証などの必要なものを持っていれば、係りの人がすぐに作ってくれます。本は一度に2冊まで借りることができます。貸し出し期問は 30日間です。日本語教材や雑誌は借りることはできませんが、図書館の中で見ることができます。
しかし、図書館にほしい本がない時や、調べに行く時間がない時があります。(イ)、「電子図書館」が利用できるようになればいいと思います。「電子図書館」はパソコンでインターネットを通じて、図書館を利用するシステムです。このシステムに世界中の図書館が所蔵している本を登録しておけばいいと思います。そうすれば、本の名前の一部分やキーワード(关键字)を入力して、世界中の図書館の中からほしい本がすぐに見つかるでしょう。そして、大きな辞書の中身を調べられたり、図や写真を簡単に見られたり、(ウ)ばかりの新しい本がすぐに読めるようになれば、とても便利だと思います。
1.文中の(ア)に入る最も適当な言葉はどれですか。A.たとえば | B.すなわち | C.けれども | D.それとも |
A.こんな時 | B.そんな時 | C.あんなに | D.どんな時 |
A.出る | B.出た | C.出す | D.出した |
A.優秀な職員が働いているから。 | B.静かな環境で勉強できるから。 |
C.さまざまな情報が手に入るから。 | D.高価な本や雑誌が収められているから |
A.所蔵して | B.と思います | C.登録して | D.いいと |
A.A図書館には1万5千冊以上の蔵書のほかに、マルチメディア資料もある。 |
B.A図書館の雑誌を借りるには、まず貸し出しカードを作らなければならない。 |
C.「電子図書館」を利用すると、世界中の人と交流できるので、語学の勉強になる。 |
D.「電子図書館」では、キーワードを入力するだけで、本を検索することができる。 |
【推荐3】すぐ帰るつもりで訪問した家で、その家の人が「ぜひ食事を」と(a)すすめる場合がある。そんな時は、遠慮しないでごちそうになったほうがいい。しかし、食事をするには気をつけなくてはいけないことがある。
例えば、日本では箸を使って食事をすることが多いので、箸の使い方は食事のマナーの基本だ。まず、箸は右手で取ってから左手にのせて、もう一度右手に持ってから使う。置く時は、箸置きに箸先を左にして置く。割りばしの場合は袋から出して割って使う。してはいけない箸の使い方もいろいろある。例えば、同じ手で箸と茶碗などをいっしょに持ってはいけない。箸でさらを動かしたり、箸から箸へ食べ物を渡すのもよくない。また、どれを食べようかと思って料理の上で箸をあちこち動かしたり、一つの皿の料理の中から好きなものだけを選んで取ったりしてはいけない。(ア)、食べ物に箸を突き刺して取るのもよくない。
その他にもいろいろ気をつけなくてはいけないことがある。テーブルの上の食器に顔を近づけて食べてはいけない。ごはんやみそ汁は、いつも茶碗やお碗を持って食べる。日本ではうどんやそばは音を立てて食べてもいいが、そのほかのものは音を立てないで食べたほうがいい。また、口の中に食べ物がある時は話してはいけない。口の中のものを全部食べて、箸やお碗をテーブルに置いてから話す。きらいな食べ物や飲み物があるときは「すみません、(イ)…」と理由を言って、むりに食べたり、飲んだりしなくてもいい。タバコがすいたい時は「吸ってもいいですか。」と聞いてからすうが、食事のときは遠慮したほうがいい。ごちそうになった後、すぐ帰るのはよくない。ふつう食べた後 2,30 分話をして、それからタイミングをみて帰る。
1.(a)はどのような漢字を書くか、その漢字を A ~D の中から一つ選んでなさい。A.進める | B.勧める | C.薦める | D.奨める |
A.それで | B.それから | C.しかし | D.ただ |
A.これはきらいなので | B.これは食べたくない |
C.これは苦手なので | D.これはおいしくないので |
A.茶碗と同じ手で持つ | B.食べ物に箸を突き刺して取る |
C.箸先を左にして箸置きに置く | D.箸で食べ物を選びながら話す |
A.「ぜひ食事を」と誘われたとき、遠慮したほうがいい。 |
B.食事の時、自分の好きなものを箸で選ぶ。 |
C.嫌い物があるとき、食べなくてもいい。 |
D.ごちそうになった後、すぐ帰ってもいい。 |