21世紀の日本語はどのように変わっていくのか、私が予言してみよう。まず1つは、( ア )。現在でも電車の中で聞こえてくる女学生の会話は「てめえ、きったねえなあ。」などと男か女か分からない言葉遣いをしていて、思わず耳を疑うことがある。
昔の小説を読んでいて「いやですわ」「何でダメなんだ」「だって、困りますもの」というやりとりが続いても、どっちが男かどっちが女かすぐ分かる。……(略)……そうした区別は時と共に過去のものになり、今では男女は同じ語尾を使う。この先はますますその傾向が強くなり、小説などの書き手は、いちいち誰が話した説明が必要になるだろう。しかし、逆に外国人にとっては日本語を習うことはやさしくなるだろう。日本語 は男女で言葉遣いが分かれているという点では非常特殊な言葉で、英語などにはその区別はないからだ。
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。A.男性語と女性語の区別がなくなるだろう。 |
B.敬語を使うことができない学生が現れるだろう。 |
C.男女とも省略した言葉が増えるだろう。 |
D.話し言葉と書き言葉が同じになるだろう。 |
A.電車の中でも若者の話が聞こえるから |
B.電車での会話は男か女か分からないから |
C.現在の言葉には男女言葉の区別があるから |
D.電車の中には大きな声で話す人がたくさんいるから |
A.現在電車の中で女の人が話す。けれども男の人はほとんど話さないという区別 |
B.過去の小説と現在の会話の区別 |
C.男言葉と女言葉の区別 |
D.小説という書き言葉と会話の口頭言葉の区別 |
A.日本語は男女で言葉遣いが分かれているから |
B.日本語は男女言葉の区別がなくなっているから |
C.小説などの書き言葉は会話の口頭言葉と同じになったから |
D.日本語は特殊な言葉だから |
A.男言葉、女言葉の区別がない。 |
B.小説では、「田中は言った」など,主語がはっきりした文が多い。 |
C.外国人にとっては日本語を習うのがやさしくなるだろう。 |
D.文の構成が簡単なため、外国人が勉強しやすい。 |
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【推荐1】(四)
勉強は塾ですませて(学完)いて、授業中は退屈している子どもも、勉強が難しくて解らない子どもも、学校で何か楽しいことはないかなと思っている点では同じである。( ア )友達が先生に反抗する姿は、結構刺激的で面白いことのようだ。
子どもたちを何とか授業に集中させたいと先生方は懸命だが、テレビやテレビゲ一ムより面白く、楽しい授業をつくり出すことは、そう簡単なことではない。ゲ一ムやお笑い番組にどっぷり漬かり(沉溺)、もののわかりのよい大人と豊かで欲求充足的な生活に慣れた子ども達にとって、学習はどんなに工夫されてもやっぱり自分との闘いや努力、がまんが必要なことである。こんな子どもたちをどう指導したらよいのだろうか。
教室の実情を保護者会で話すと、子どもが学校で荒れるのは、学校に問題があるからでしょう、家ではおとなしくて良い子ですと反論される。中には学校の様子を知らせると、親に恥ずかしい思いをさせると、子どもに暴力を振るう親もあるとか。こうなると学校と家庭の関係は不毛の悪循環を繰り返すことになってしまう。これは決して特殊な例ではなく、現在の義務教育が直面している現実である。
最近、世の中全般に、楽しいことこそ最高といった風潮が強く、学校についても楽しくなければ学校じゃない、学校がもっと楽しいところになればと言う議論が多い。学校側の努力はもちろん必要だが、大人はもっと本気で子どもたちに楽しさの本当の意味を伝えなくてはならないのではなかろうか。
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。A.しかし | B.それに | C.しかも | D.そこで |
A.子供にいつも勉強するように言っている大人 |
B.子供が言うことを何でも受け入れる大人 |
C.子供が出した問題に何でも答えることができる大人 |
D.子供と同じ遊びをして楽しんでいる大人 |
A.子供が授業を聞かなかったり反抗的な状態を取ること |
B.子供がいなくなって学校がだんだん廃れてしまうこと |
C.子供が学校嫌いで、ずっと休んでしまうこと |
D.子供が学校で暴力を振るうために、学校が傷むこと |
A.子供が授業を嫌がったりするのは学校のせいだから。 |
B.子供がどうしたいのか、学校も家庭も分からなくなっているから。 |
C.子供の学校での行動について親の正しい理解が得られないから。 |
D.子供が欲しがっているものを親が与えないから。 |
A.ゲームなどの面白さではなく、学ぶ楽しさがあるということ |
B.楽しさが時代とともに、少しずつ変わっているということ |
C.これからの学校は楽しくしなければならないということ |
D.世の中では楽しいことこそ最高だということ |
【推荐2】人の顔には個性が表れている。よく「写真家はその人の内面に迫らなくてはいけない」というようなことを言うが、心配しなくても写真には自然にそれが写っている。それこそが写真というものの特性だ。撮る者や撮られる者が気づいていてもいなくても、写真はそこにあるものをかなり正直に描き出す。自然に、当たり前のようにいま撮った写真にはその人の「人となり」が、顔や髪形、肩や手のしぐさに表れて写っている。
ポイントは、写真家が「そのこと」を強く意識しているかどうかという点にある。「そのこと」とはいま言ったふたつのこと。「人を撮ればその人の内面が写る」ということと「写真は写真家の気づかないことまで写している」ということ。(中略)
写真は二度撮られるという。シャッターを押すときと選ぶときの二度だ。撮影の現場で気づいていなかったことも、それがその被写体の重要な構成要素であり、そこに写真家が選びの段階で気づき、そのことが一番よく表現された一枚を選ぶなら、それはその写真家の立派な作品、成功作だ。
そしていい写真家なら(ウ)発見を生かして、じゃあ現場でもっとこういうことをやっておけばよかったという反省点を得て次の撮影に向かう。そしてまた撮れた写真でまた新しいことに気づき、それを生かしていく。
つまり写真家は前もってすべてを知っている人ではないが、なにも知らないで済ます人でもない、ということだ。
1.「それ」とは何か。A.写真家の内面 | B.写真家の特性 |
C.撮られる人の内面 | D.撮られる人の特性 |
A.人の顔や髪形、肩や手のしぐさ |
B.人の人らしさ |
C.人の外見 |
D.人のポイント |
A.写真を撮れば、重要な一枚を選びやすくなるから。 |
B.写真を撮る前に撮るものを選ぶことも重要だから。 |
C.写真を選ぶことも写真を撮ることと同じくらい重要だから。 |
D.写真家の気づいたことも気づいていないことも写っているから。 |
A.この | B.その | C.あの | D.どの |
A.写真を二度撮ればいい。 |
B.撮られる人の新しい一面を発見すればいい。 |
C.意識強くあきらめないで写真を振り続ければいい。 |
D.自分が撮った写真から得た発見を次の撮影に役立てばいい。 |
【推荐3】飛行機に乗っている時、機体が揺れたり、急に降下したりするのはとても気持ちが悪いものだ。これはもちろん周りの大気に乱れ、つまり「乱気流」が生じているためである。
特に、旅客機が飛ぶ高度 1 万メートル付近で「晴天乱気流」が発生しやすい。それには目やレーダーでわかる雲の乱れのような目印(记号)がなく、晴れて穏やかだと思っている時に突然に遭遇する。シートベルト(安全带)着用の指示を出せないので、旅客機にとっては危険な現象だ。
研究によると、地球温暖化で、2030 年ごろ、秋に晴天乱気流の発生数が増える領域が広がっていることがわかった。一方で、海面水温の予測値の違いなどによって、発生数に違いが出てくるので、同じ秋の同じ地域でも、晴天乱気流はかなり減るという別の予想も科学者が出している。
想定する前提や条件が違えば結果は異なり、予測の際に重視する要素によっても、結果にずれ(分歧)が出る。科学とはそういうものだが、「科学的に結論がまだ出ていない」と対策を遅らせていたのでは、いつまでたっても科学を社会の意思決定に使えない。2030 年はもうすぐそこだ。しかもこれは、航空機の安全にかかわる問題だ。こうした科学の特質を踏まえたうえで、その知見を私たちの近未来の暮らしに最大限に生かす知恵と努力が、社会の側に早急に求められている。
1.「晴天乱気流」の性質に合わないものはどれか。A.飛行機を揺らすこと |
B.高度 1 万メートルしか発生しないこと |
C.レーダーでは観測できないこと |
D.晴れの日に起こること |
A.人の気持ちを悪くするから | B.安全措置を取る時間がないから |
C.発生の高度がとても高いから | D.発生率が高いから |
A.条件が同じではなくても同じ結論を出す |
B.条件が同じではなかったら間違った結論を出す |
C.条件が同じではなくても結論は正しい |
D.条件が同じではなかったら結論は変わる |
A.2030 年はもうすぐ来ること | B.晴天乱気流の研究 |
C.地球温暖化 | D.飛行機安全技術の発展 |
A.地球温暖化を阻止すべきだ |
B.科学研究の結論は信じられない |
C.「科学的結論」は対策を遅らせる言い訳ではない |
D.科学は飛行機領域に集中すべきだ |