怒りがずっと続くのはよくありません。心が痛みを感じ続ければ、心の病気になってしまいます。足を踏まれた場合は自分の足を引っ込めれば、体への異変は取り除かれます。でも、怒りや心の痛みを除くには体の痛みを取り除いただけでは解決しない場合があるのです。
(ア)、自分は悪くないのに満員電車で足を踏まれました。痛いし、靴が汚れてしまいました。睨みつけても相手は無視、もう腹が立ちます。これでは体の痛みがなくなっても怒りは、増え続けます。では、次のように考え方を変えてみたらどうでしょう。お詫びがないのは気づいていないからかもしれません。朝から冴えない表情だけど、仕事でだいぶ疲れているせいなのかな。そういえば、私も疲れているときに気づかず人を傷つけるようなことを言ったりしたことがあったな。もしかしたら私が今とても疲れていたら、知らない人の足を踏んで、全然意識がなくて、気づかないかもしれません。相手の立場や状況を理解しようとすることに努めてみるのです。
理解しようとするうちに、自分のことも振り返り、より大切な気づきを得ることもあるのです。
1.文中に「心の痛みを感じ続ければ」とある、「心の痛み」とは何か。A.足を踏まれて足を怪我した時の痛み |
B.怒った時の心が傷つくような感じ |
C.怪我をしたときに「痛い」と思うこと |
D.病気になってつらい思いをすること |
A.もちろん | B.つまりは | C.例えば | D.しかし |
A.足を踏まれて、靴が汚れたのに無視されたから |
B.足を踏んで、謝ったのに無視されたから |
C.足を踏まれたのはこちらなのに、謝ってしまったから |
D.足を踏んだのに気づかず、怒られたから |
A.相手には相手の状況や都合があったということ |
B.相手にも心が痛くなるようなことをするということ |
C.相手は私とは全くの無関係だと考えること |
D.相手も私も悪くない、悪いのは運だと考えること |
A.相手の立場や状況を理解すること |
B.相手の人柄を十分に理解すること |
C.相手の言い分も聞いて理解すること |
D.相手の気持ちを知ってあげること |
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【推荐1】ラジオ体操はアメリカの生命保険会社が1925年に健康増進を目的にラジオ放送したのが最初だった。日本では、これを参考に1928年から放送され、独自の進化を遂げてきた。中止されていた時期もあるが、現在まで約90年間続いている。
夏休みに子ども会や自治会が、ラジオ体操の会を主催する行事を想像する。自宅近くの公園や校庭に朝6時半に集まり、ラジオ放送に合わせてみんなで体操をする。子どもたちは事前に配布されたカードを出席スタンプ(盖章)で埋めると、最終日にお菓子や文房具などの参加賞がもらえる。
長い間、その風景は夏の風物詩となってきたが、近年は少子化が進み、参加する子供が激減することで、実施しない地域も増えている。2014年の調査によると、夏のラジオ体操に参加している子供たちは約60%だ。
(ア)、公園だけでなく、福祉施設や地域でのラジオ体操は、日常的に、高齢者をはじめとする人々の健康維持、促進にかなり効果があるようだ。
1.「これ」とは、何を指すか。A.健康促進 | B.日本のラジオ放送 | C.生命保険 | D.アメリカのラジオ放送 |
A.ラジオ体操の会に参加する賞 |
B.ラジオ体操の会に参加するカードをもらう賞 |
C.ラジオ体操の会の最終日に出席する賞 |
D.ラジオ体操の会のスタンプをもらう賞 |
A.参加賞をもらう風景 | B.ラジオ体操をする風景 |
C.自宅近くの貢献の風景 | D.校庭の風景 |
A.参加賞がもらえないから |
B.夏は暑くて参加する子供が激減したから |
C.子供が少なくなったから |
D.子供たちが参加したがらないから |
A.一方 | B.つまり | C.それで | D.すると |
【推荐2】「最近、仕事も私生活も何もかもうまくいかないんだ」
友人からこんなふうに言われたら、あなたはどう答えますか。
「だれにでもそういうときはあるさ。気にするな」とポンと肩を叩く人もいるでしょう。また、「うまくいかないと思えばうまくいかない。もっと気持ちを前向きに持てよ」と励ます人もいるはずです。
しかし、本当に気持ちが落ち込んでいる人にとって、「気にするな」「気持ちを前向きに持て」と言われても簡単にできるはずはありません。それができないからこそ悩んでいるのです。かといって、「それは本当につらいね。救いようがない苦しさだね」などと言えば、さらに落ち込ませてしまうでしょう。こんなときに有効なのは、「力になれるかどうかわからないけれど、よかったら詳しく聞かせてくれないか」「グチならいくらでも聞くから話してね」といった言葉です。
悩みやストレスは、自分ひとりで抱えているとますます深刻になるばかりですから、思い切り心の内を吐き出させてあげましょう。上手な慰めやアドバイスがなくても、気持ちを打ち明けるだけでストレスは軽減されるといいます。
自分の悩みを人に伝えるときに、単に「つらい」とか「悲しい」といった感情だけでなく、そこに至るまでの経緯を整理して語らなくてはなりません。
(ア)、人に話すということは、落ち込んだ原因を客観的に考えるチャンスでもあるのです。ですから、聞き手は話し手がさらに話しやすくなるような相づちを打つのがいいでしょう。
1.文中の「それ」の指すものはどれか。A.だれにでもそういうときがあるから、気にしないように励ますこと |
B.落ち込んでいる人に気持ちを前向きに持てと言うこと |
C.悩んでいることを忘れて、気持ちを前向きに持つこと |
D.気にせずに、気持ちを前向きに持つこと |
A.つまり | B.ところで | C.ただし | D.また |
A.悩みやストレスは自分ひとりの問題で、その原因は自分にしか分からないから |
B.考えるだけでは悩みやストレスを軽減することは難しいから |
C.物事の経緯を整理し、考えることができるから |
D.聞き手のことを考えていると話しやすくなるから |
A.「大丈夫だから、心配しなくてもいいよ」 |
B.「ずっとそばにいるよ。何でも聞くから話してね」 |
C.「何があっても、 味方だから、一緒に頑張りましょう」 |
D.「それはしょうがないね」 |
A.落ち込んでいる人には「気にするな」 などと言って、慰めればいい。 |
B.気持ちを吐き出させることによって、相手の悩みやストレスを軽減することができる。 |
C.上手な慰めやアドバイスがあってはじめて相手の悩みやストレスを軽減することができる。 |
D.人に悩みを話す時、感情だけを話したほうが有効になる。 |
【推荐3】「子どもが味噌汁を飲んでくれない。」
これは私が全国を講演や食育セミナー(饮食教育研讨会)で回るとき、必ずと言っていいほどお母さんから聞く悩みです。子どもが味噌汁を飲まないというのは、今に始まったことではありません。私が講演や食育セミナーを始めた20年前から聞く言葉です。しかし、この4、5年は特に、子どもたちの味噌汁離れが顕著になっているような気がしています。近年、私は食育の一環として、幼稚園・保育園で「味噌作り教室」を開催しています。そこでは「こういうものができますよ」と言って、出来上がりの味噌を見せるのですが、匂いを嗅いで「うわー、臭い」と顔をしかめる子どもと「( ア )」という子どもの二通りに分かれます。
現役の先生たちに聞くと、だいたいクラスに30人いたら、1~2人は「味噌汁が臭い」「苦手」と言って、飲まない子がいる感覚のようです。「臭い」という子どもは普段から味噌汁を飲んでいない子ども、「いい匂い」という子どもは普段飲んでいる子どもだと思います。味噌汁を飲まない子どもは野菜嫌いの子が多いし、和食を食べられない、和食嫌いの子が多いように感じます。和食が減って家庭で味噌汁が作られなくなった、塩分が強いとして嫌われる傾向にあるなど、味噌が子どもに好かれない原因はいろいろあると思います。
今どき、味噌汁を出さなくても、インスタントのコーンポタージュ(玉米羹)やワカメスープ(紫菜汤)など、便利で手軽な汁物がいろいろあります。手間のかかる味噌汁はますます嫌われがちです。飲んでもインスタント、フリーズドライ(速冻)の味噌汁です。でも、私は子どもたちにいい味噌を使った手作りの味噌汁を飲んでほしいのです。
1.文中に「悩み」とあるが、どんな悩みか。A.子どもが味噌汁を飲まないこと | B.子どもがご飯を食べないこと |
C.お母さんは味噌汁が作れないこと | D.子どもが和食が嫌いなこと |
A.筆者は親に | B.親は子どもに | C.筆者は子どもに | D.先生は子どもに |
A.変な匂い | B.いい匂い | C.苦手 | D.嫌い |
A.親は料理が上手だ。 | B.野菜の好きな子が多い。 |
C.普段和食を食べられない子が多い。 | D.スープが飲めない。 |
A.インスタントのコーンポタージュ | B.インスタントのワカメスープ |
C.フリーズドライの味噌汁 | D.手作りの味噌汁 |