洋風化していない食事、つまり昔から食べてきた伝統的な和食のほうが健康によいと考える人たちがいる。しかし、伝統的な和食を食べていた時代の日本人は、(ア)今のように長寿ではなかったし、健康でもなかったし、体格もよくなかった。
日本人が健康で長寿になったのは、第二次世界大戦後に、主としてアメリカの影響で、日本人の食事が洋風化してからのことである。戦後、食事が急激に洋風化した約30年間しで、日本人の寿命や体格は急にのびたのだ。
健康と長寿に貢献する食事というのは、日本の伝統的な和食ではない。和食に乳製品や肉類の食料が加わり、野菜や果物の種類が豊富になった。そして、食塩の摂取量が減り、卵を毎日食べられるようになり、エネルギーが増えた。(イ)、日本人の健康度がのぼり、寿命も延ばしたのである。
伝統的な和食ではなく、このような栄養バランスに優れた食事を、研究者たちは日本型の食事と呼んでいる。しかし、現代では、洋風化が行きすぎてしまい、理想的といわれている日本型食事よりも欧米型食事に近づきすぎているのだそうだ。それを少し戻すためには伝統的な和食のよさを取り入れる必要があるのである。
1.文中の(ア)に入るもっとも適切なものはどれか。A.けっして | B.はっきり | C.ぜったい | D.しっかり |
A.伝統的な和食ばかり食べたから |
B.毎日卵ばかり食べたから |
C.アメリカ人のように肉類をたくさん食べたから |
D.戦後、食事の栄養のバランスがよくなったから |
A.だから | B.そのかげで | C.それが | D.それと |
A.食事を洋風化するのはよくない |
B.日本人は今アメリカ人のように肉ばかり食べる。 |
C.現代の日本人は和食より洋食をもっと好んでいる。 |
D.欧米型食事は健康に悪い。 |
A.長生きするためには、洋食を食べてはいけない。 |
B.洋食を食べないと、健康にならない。 |
C.健康のために、昔の伝統的な和食に戻るべきた。 |
D.栄養のバランスが取れた食事こそ、体にいい。 |
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【推荐1】日頃から「もし何かあったら」という意識を高めることが、突然のリスクを未然に防止することに役立ちます。
今年の七月、猛暑が続き、Mさん宅ではエアコンの使用頻度が高まりました。同じエアコンを十数年使用しており、Mさんは冷房の効きが悪いことに気づいていましたが、「まあ、大丈夫か」と放置していました。
ところがある日、エアコンが壊れてしまったのです。急いで業者の人に見てく(ア)ところ、「今の冷房が古くて部品の量産もう終了しました」と言われました。Mさんはたくくさんの店舗へ部品を探しに行きました。猛暑のためにエアコンはすでに売り切れ状態でした。「もっと早く見てもらえばよかった」と後悔したのでした。
会社や職場などの場合でも、連携、伝達のミスや業務上の過失など、どこか見えないところに隠れているものです。リスクに対応するためにも、予め対策を立てるおくことが必要です。
何かあった時に備え、リスクを最低限にするように注意しましょう。
1.「何かあったら」とはどういう意味ですか。A.なにかいいことがあったら |
B.過失、ミス、不注意による大変な結果になったら |
C.エアコンの部品が壊れたら |
D.リスクを防止することができたら |
A.猛暑なのでエアコンはすでに品切れ状態でした |
B.電気代が高すぎるため壊れてしまいました |
C.亲者の人に壊されました |
D.古くて使用頻度が高いため壊れてしまいました |
A.くれた | B.さしあげた | C.もらった | D.やった |
A.遭遇 | B.风险 | C.担心 | D.责任 |
A.リスクに対応するため、エアコンは十年内必ず捨てて、新しいエアコンを買うこと |
B.リスクに対応するために、生活、職場、社会で細かいことにもっと注意したほうがいいこと |
C.リスクはどこか見えないところに隠れているものです |
D.猛暑にエアコンをあまり使わないように注意すること |
【推荐2】私の両親は読書が趣味で、家にはいろいろな本がありました。しかし、私は子どもの頃、本に全く興味がありませんでした。それより、川や山で遊ぶほうが好きだったのです。そんな私に両親は、「本を読みなさい」と言うことはありませんでした。私は両親から何かをやらされた、という記憶がないのです。
しかし、①あることをきっかけに、私は本に興味を持つようになりました。それは、山で見た花や草、鳥の名前を家にあった本で調べたことです。それから、いろいろな本を読むようになって、川や山へ行く② 、図書館に行くことが増えました。そして今、読書は私の趣味となり、仕事にもつながっています。
最近、私は思うのです。もし、子どもの頃、両親に無理に本を読まされていたら、こんなに本が好きになっていただろうかと。ときどき「子どもに本を読ませたいけど、なかなか読まない」という親のこえを聞きます。確かに読書をすると、成績が上がることが多いですから、親のその気持ちはわかります。しかし、嫌がる子どもに無理に本を読ませても、親が望むような結果につながるでしょうか。私がそんな親に望むのは、子どもが興味のあることを大切にし、それを温かく見守ることです。まずは、そこから始めてほしいと思います。そうすれば、そのうち子どもは、自分から本を読むようになるかもしれません。
1.「私」の両親は、どんな親でしたか。
A.「私」が本を読まなくても、何も言いませんでした。 |
B.「私」を自由に遊ばせてくれませんでした。 |
C.図書館からいろいろな本を借りてきて、「私」に読んでくれました。 |
D.「私」を山や川へ連れて行って、花や草の名前を教えてくれました。 |
A.わたしは好きな本が見つかりました。 |
B.わたしは本に興味を持つようになりました。 |
C.山で見たものを本で調べました。 |
D.両親に本を読むことをほめられました。 |
A.とおりに | B.代わりに | C.ために | D.からには |
A.親には、子どもに自由にやりたいことをさせてあげてほしいです。 |
B.親は、できるだけ小さいときから子どもに読書をさせたほうがいいです。 |
C.読書や勉強も大切ですが、自然についても考えなければなりません。 |
D.子どもが小さいとき成績がよくなくても、親はしんぱいしなくてもいいです。 |
A.わたしは小さい頃から読書が好きでした。 |
B.両親に本を読まされたら、きっと本が嫌いになります。 |
C.子供は読書をすると、成績が上がります。 |
D.親は子供の興味を大切にするべきです。 |
【推荐3】日本のコンテンツ産業(文化产业)は、強い国際競争力を持っていると言われる。日本のゲームソフトやコミック(漫画)、アニメなどは、欧米だけでなく韓国や中国をはじめとするアジアでもとても人気がある。中でも日本のアニメの人気が高く、日本を代表する文化の一つと言ってもいいだろう。
日本のアニメの成功要因として考えられるのが、莫大なコミック市場だろう。「日本ではス一ツ姿のサラリーマンまでが、電車の中でコミック漫画を読んでいる」とびっくりした外国人も多いが、日本は子どもから大人までコミック・ファンが多く、読者の目も肥えているため、「コミックはアニメ会社にとって一番いい市場調査である」「日本で当たらないものは海外でも当たらない」と言われている。実際、日本でアニメ化される作品のほとんどがコミック漫画で当たったものであり、作家も売れる作品を作るために試行錯誤し、作品も切磋琢磨される。こうした状況の中で、新しい才能や制作手法が育ち、良質のアニメが作られる土壌が生まれているのだろう。
だが、その一方では目を背け(移开视线)たくなるようなエロ・グロ、暴力などの内容のコミック作品が氾濫しているのも事実だ。ゲームやアニメのようなコンテンツは、視聴覚を通して人の感情や意識に直接働きかけるという特性を持っているだけに、児童.青少年および家庭に与える影響が大きく、青少年によるゲーム感覚の犯罪を招いているという批判もある。(ア)、今後のコンテンツ産業には、高い倫理性や自己規律が求められることになるだろう。
1.文中に「目も肥えている」とあるが、この言葉を替えば、どれが最適なのか。A.目が強い | B.目を疑う | C.目が合う | D.目も高い |
A.日本で人気がなければ海外でも成功を勝ち取りにくい |
B.日本では発売されていない作品は、海外でも見られない |
C.海外で成功するには、まず日本で発行しなければならない |
D.日本で成功した作品だけが本当に素晴らしい作品だ |
A.日本で大人も子供も漫画が好きな状況 |
B.コンテンツ産業は世界で人気がある状況 |
C.作家たちは何とか優れる作品を作るために努力している状況 |
D.新しい才能や制作手法が育っている状況 |
A.さて | B.しかし | C.したがって | D.または |
A.人の感情や意識に直接働きかけるという特性が消えていく |
B.エロ・グロ、暴力などの内容のコミック作品が多くなる |
C.子供への影響をより重視し、プラスエネルギーの内容をより求める |
D.今と変わらずに進んでいく |