「最近の若者にはどうも覇気が感じられない。」
これはわたしのせりふ(台词)ではない。仕事 1 お目にかかる会社経営者たちがロぐせ(口头禅)のように言われるのだ。とはいえ、精神科医者 2 いう立場からも、これにはまったく同感できる。「こんな些細なことで?」と首をかしげてしまう(歪着头想,得奇怪)ようなことで、精神のバランスを崩し、精神科を訪れる患者さんが急増しているからである。「上司に君の企画はこのままでは使えないと言われた。」「女子社員にへアスタイル(发型)がださい(俗气,土里土气)と笑われた。」そのくらいのことで、神経科を受診するほど思い詰めて(钻牛角尖)しまうのである。これは 3 (冗談)じゃない。部下が作成した企画書をみんながそのまま通用するくらいなら、上司は 4 (苦労する)ない。「使えない」と言われたなら、練り直せば(重新思考)いいじゃないか。ヘアスタイルを笑われるということはそれだけ関心を 5 (あつ)めていることではないか。だれも関心を抱かないような人なら、無視されるだけだ。無視こそ、笑われるよりもっと悲惨なのだ。
最近の若い人には思うようにいかないことに耐える力、専門的に 6 (言う)ば、フラストレーション・トレランス(欲求不满,维持现状的能力)の急激な低下が見られる。原因は家庭で我慢することを教えなくなったからだと言われる。
われわれの時代、子どもたちはひたすら我慢を強いられる 7 (存在だ)た。何かがほしいとはいえ、正月になったらとか、成績が 8 (いい)たらなどと言われ、その日まで欲望を 9 (押さえる)て待つことを教えられた。
昔は貧乏で、ものが不足していたからだろうか。わたしはそうではないと思う。昔の親は我慢させることがどれほど大きな意味を持っている 10 を体験上、熟知していたからだと思う。
1.2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
相似题推荐
【推荐1】青春時代は二度ないと言う。だから、青春時代を大事にせよ、といった意味である。
なるほど、その通りである。だが、わたしは、(ア)この言葉に反論したい。たしかに青春時代は一度しかないが、中年だって、老年だって一度しかないのである。われわれは青春時代を大事にすべきであるが、同様に中年を大事にすべきであるし、老年を大事にしなければならない。(イ)青春時代だけを特別視する必要はないのである。
わたし自身は先ごろ、53歳になった。昔の言い方だと、もう立派な「老年」である。わたしは、老年には老年のよさがあると思っている。……人生のそれぞれの段階には、それぞれに違った(ウ)人生の味がある。わたしはそう思っている。わたしたちはそれぞれの段階に特有な人生の喜びと悲しみを味わいながら生きたい。
にもかかわらず、(エ)どうして青春時代だけが特別視されるのか? わたしには不思議である。思うに人々は青春時代を準備段階と考えているようだ。青春時代代にしっかりと学問や体験の蓄積をしておかないと、後になって困る。だから、若いうちから遊んでばかりいてはいけない。と、結局は若者に自制と禁欲を呼びかけているのである。
でも、わたしは、(オ)それは間違いだと思う。青春時代に特有の人生の喜び、悲しみを体験しておかないと、中年や老年になって、その段階での人生の喜び、悲しみが味わえない。若者はそのことを銘記すべきである。
1.(ア)の「この言葉」が指すものは次のどれか。A.青春時代は一度しかない。 |
B.青春時代だけを大事にする。 |
C.中年を大事にする。 |
D.老年を大事にする。 |
A.青春時代はただ人生の準備段階だから。 |
B.青春時代と同様に、中年も老年も大事だから。 |
C.老年にも学問を蓄積することができるから。 |
D.老年には老年のよさがあるから。 |
A.人生の成熟段階 |
B.人生の喜びと悲しみ |
C.人生の悩みと楽しみ |
D.人生の準備段階 |
A.朝よく遅く起きることで、母にしかられることは多い。 |
B.林さんは先生にいろいろなことを聞かれる。 |
C.もし車で来るなら、八時ごろに学校に来られる。 |
D.李さんがよく大きな声で話をするので、みんなに嫌われる。 |
A.若いうちに遊んでばかりいること。 |
B.若いうちにしっかりと学問や体験を蓄積すること。 |
C.青春時代を準備段階と考えること。 |
D.若者に自制と禁欲をさせること。 |
【推荐2】誰にでも「友達」と呼べる人がいるだろう。でも、それはどんな人のことだろうか。日本語で「友達」を意味する言葉はいろいろある。例えば、知り合い、仲間、親友などである。顔と名前を知っている程度なら「知り合い」、同じ趣味や目的のために集まるのは「仲間」、そして、楽しい時も辛い時も、長い間ずっと関係を続けることができる相手を「親友」と呼ぶ。親しさやいっしょに過ごす目的など(ア)言葉を使い分けているのだ。
また、「友達」は多いほうがいいだろうか。少なくてもいいだろうか。よく「友達ができない、いない」と言って、悩む声を耳にする。この場合も、友達をどう考えるか(ア)、人数は変わるだろう。友達とは週末いっしょに遊んでくれる人のことだろうか。何でも相談に乗ってくれる人、(イ)、自分のことをよく理解してくれる人のことだろうか。「友達がいない」と思う人は、もしかしたら、相手に多くを求め、期待しすぎているのかもしれない。「友達」という言葉は人の考え方が違うと、それぞれ定義できる。たくさんの友達に囲まれて、賑やかに楽しく過ごしたいと考える人もいれば、本当に分かり合える大切な友達とよい時間を過ごしたいと考える人もいるだろう。みなさんは「友達」に何を求めるだろうか。
1.文章の内容によると、どんな人は「親友」になるか。A.顔や名前ぐらい知っている相手 |
B.同じ趣味や目的で集まる相手 |
C.どんな時でも、長く関係が続けられる相手 |
D.よくいっしょに遊んでくれる相手 |
A.にとって | B.によって | C.にあって | D.にそって |
A.それとも | B.ちなみに | C.いっぽう | D.すなわち |
A.友情という感情がもともと必要ではないから |
B.悩みなどの相談に乗ってくれる人がいないから |
C.自分のことを理解してくれる人が存在しないから |
D.友達という相手に求めすぎて期待しすぎるから |
A.「友達」の定義は誰でも同じだと思っている。 |
B.「友達」は誰にとっても必要だと思っている。 |
C.「友達」についての解釈はそれぞれ違うと思っている。 |
D.「友達」に対する求めはしないほうがいいと思っている。 |
【推荐3】近年、コンビニで売られている食材は非常に健康志向になっています。たとえばサラダでも、少し前までは「一日分の野菜がとれる」など、単に野菜がとれると謳った(强调)ものが中心でしたが、最近は「キヌア(藜麦)入り」など高機能食材使用のものも増え、さらにサラダチキンなど高蛋白で栄養価の高いものが人気を呼んでいます。
しかし、忙しい人はこうした変化を見過ごしがちです。毎回店に入るとお弁当売り場に直行し、そのままレジ(收银台)に向かってしまうからです。しかもそのお弁当は、ボリュームがあって手早く食べられるもの--- 概して味が濃く、しかも塩分も高いものが主流。
(ア)必要なのは「脱·お弁当」。ゆっくり店内を回り、様々な商品を組み合わせる「定食化」を図れば、3食コンビニでも健康的な食生活を送れます。
その第一歩は「飲み物→総菜(家常菜)」の順に買うこと。まず飲み物を選び、次にカット野菜やサラダチキンなどを選んで、主食と副菜をバランスよく組み合わせましょう。では、簡単で健康的な組み合わせ方を紹介します。
1.文中に「非常に健康志向になっています」とあるが、その例はどれか。A.サラダは単純な野菜から高機能食材使用のものや栄養価の高いものに変わった。 |
B.サラダは高機能食材使用のものや栄養価の高いものから単純な野菜に変わった。 |
C.人気の高いものは、サラダからボリュームのあるお弁当に変わった。 |
D.人気の高いものは、野菜サラダから高機能食材使用のお弁当に変わった。 |
A.彼らはボリュームがあって手早く食べられるものが好きだから |
B.コンビニでは味が濃く、しかも塩分も高いものが主流だから |
C.彼らは毎回店に入ってすぐお弁当を買ってしまうから |
D.高蛋白で栄養価の高いものが人気を呼んでいるから |
A.ところで |
B.そこで |
C.それでも |
D.そして |
A.コンビニの様々な食材を組み合わせること |
B.コンビニのお弁当を組み合わせること |
C.コンビニで健康的な食生活を送ること |
D.3食ともコンビニの食材を食べること |
A.「飲み物→総菜」の順の買い方を紹介したい。 |
B.お弁当以外の健康なコンビニの食材を紹介したい。 |
C.健康的なコンビニの食材の組み合わせ方を紹介したい。 |
D.野菜などの健康な食べ物を多くとるべきだと提唱したい。 |