1 . 日本人は自分の考えを人前ではっきり言わないとか、日本人は何を考えているのか分からない、と言う外国人がよくいるみたいです。また、日本人が言葉で言うことは本当に考えていることと違うことがよくある、と言う人もいます。
例えば、お客さんに飲み物や食べ物を勧める時に、どんなにおいしくても、「何もありませんが、どうぞ。」と言ったりします。このような言い方は日本の文化で典型的な言い方です。言葉の背後にある日本の文化を勉強すれば、日本人が(ア)こういう言い方をするのかわかるでしょう。
それは「謙譲の美徳」です。「謙譲の美徳」というのは、自分や自分の家族を実際より低いところもありませんが、どうぞ。」とか、「つまらない物ですけど、どうぞ。」とかの言い方を使います。これら慣用表現ですから、深く考えなくてもいいです。日本人は飲み物を出す時やお土産を贈時に、こういう言い方をするんだなあ、ということが分かればいいでしょう。
注释: ①勧める:劝
1.日本人が「何もありませんが、どうぞ。」と言うのは、いつですか。
A.おいしい物を勧める時 | B.お土産を贈る時 |
C.日本の文化を勉強する時 | D.自分の地位を高めたい時 |
A.こうして | B.それで | C.どうして | D.これで |
A.「お粗末さまでした。」 | B.「お帰りなさい。」 |
C.「何もありませんが、どうぞ。」 | D.「つまらない物ですが。」 |
A.「謙譲の美德」です。 | B.深く考えないほうがいいです。 |
C.慣用表現です。 | D.日本特有の言い方です。 |
A.日本人が言うことは本当に考えていることが違うことがよくあります。 |
B.日本人は飲み物を出す時やお土産を贈る時だけに「謙譲の美徳」があります。 |
C.日本人は土産を贈る時に「これはとても良い物ですから、どうぞ。」と言います。 |
D.日本人は謙譲の美徳を使って自分を地位を高めて尊敬します。 |
2 . これは今から 25 年ぐらい前の話でした。私は高校にいる時から海外旅行をしたかったです。大学を卒業し仕事し始める前に、一度外国で生活したいと思いました。それで、2年生時にイスラエルに行って生活しました。
そこで暇な時には日本から持ってきたギターを弾いたり、歌を歌ったりしました。
ある冬の寒い夜、なぜか分かりませんが、何だか日本の歌が歌いたくなりました。歌い始めたから 30 分くらいの時、突然ギターが倒れて大きな音を立てました。
その夜私は夢を見ました。野原の遠くのほうに一人の男性が立っていました。その男性がゆっくり歩いてこちらのほうへやってきます。よく見れば、それは高校時代の田中さんという友人でした。田中はゆっくりと手を振って、何も言わないでニッコリと笑いました。田中は小さい声で「じゃあ、また。」と言ってだんだん小さくなってしまいました。すると、私は日が覚めました。二月二日、午前二時でした。
それから 10 日くらい過ぎて、日本にいる母からの手紙が来ました。それを( ア )私は驚いてしまいました。
「お元気ですか。イスラエルは冬でもそんなに寒くないそうですが、日本は真冬で、毎日とても寒いです。ところで、先週とても悲しいことがありました。あなたのいいお友達の田中さんが、二月二日の朝、午前九時になくなりました・・・。」
注释:①イスラエル:以色列 ②ギターを弾い:弾吉他 ③野原:原野
1.「私」はどうして外国に行きましたか。
A.一度外国で生活したかったですから | B.外国の歌を習いたかったですから |
C.夢を見たかったですから | D.田中さんと別れたかったですから |
A.大学 | B.イスラエル | C.野原 | D.高校 |
A.会社の友達 | B.大学の友達 |
C.高校の友達 | D.イスラエルの友達 |
A.見て | B.読んで | C.分かって | D.書いて |
A.泣いたという意味 | B.捨てたという意味 |
C.帰ったという意味 | D.死んだという意味 |
3 . 吉田さんは会社人間だった。吉田さんは一週間の労動時間が約 80 時間で、ほとんど家にいなかった。しかし、景気後退した後で、吉田さんも去年から残業がなくなり、5 時に退社し、6 時半には家に戻る状況になった。
それで、生活が大変変わった。吉田さんは今まで早朝出るし、深夜遅く帰る毎日で、週末も残業などで、ほとんど家にいなかった。一週間子供達と全く話をしないこともよくあった。今までゆっくり話さなかったので、何について話をすればいいか分からなかった。だから、会話もよく進まなかった。また、今まで家では食事をして寝るだけの生活を送ってきたので、自分の好きなことをする時間は全くなかった。家の中で何をすればいいか分からなくて困っている。最近、休みの日に家にいても落ち着かないので、130 円の切符を買い、ずっと電車に乗って新聞や雑誌を読むこともある。
妻の陽子さんも、吉田さんが家にいることになってから、以前の生活と全然違うようになって困っている。前は 7 時前に吉田さんに弁当をあげて会社に送り出せば、後は深夜るまで自分の好きなことができた。(ア)、最近は 6 時半に吉田さんが帰ってくるので、晩ご飯の準備をしなくてはいけない。吉田さんの世話が増えただけでなく、自分が自由にできる 時間もなくなってしまった。
注释:
①景気後退した:经济不景气 ②残業:加班 ③退社し:下班
④送り出せ:送出门 ⑤~なくてはいけない:必须
1.吉田さんの残業はどうしてなくなりましたか。
A.年を取りましたから | B.経済が不景気になりましたから |
C.労働時間が長くなりましたから | D.家族が家で待っていますから |
A.子供達はほとんど家にいませんから |
B.何について話をすればいいか分かりませんから |
C.食事をして寝るだけの生活を送りますから |
D.子供達は毎日学校に行きますから |
A.晚ご飯の準備をします。 | B.会社へ残業に行きます。 |
C.いつも家にいてゆっくりします。 | D.電車に乗って新聞や雑誌を読みます。 |
A.もう | B.しかし | C.それに | D.だから |
A.吉田さんに弁当をあげて会社に送り出すこと |
B.吉田さんの晩ご飯の準備をしなくてはいけないこと |
C.吉田さんの世話が増えたこと |
D.自由時間が前ほど多くなくなったこと |
4 . ライさんはあまり日本語が上手じゃありませんが、日本人と少し日本語で話をすれば、いつも「ライさんは日本語がお上手ですね。」と言われます。まだ下手なのに、日本人はどうして「日本語がお上手ですね。」と言うのだろうかとライさんは考えた後で、日本語の先生にそのことを質問しました。先生の話では、日本人は、日本語がとても難しいと思って、少しでも日本語を話すことができる外国人に会ったとき、「日本語がお上手ですね。」と言うのだろう、とのことでした。
また、ライさんは京都に住んでいた時,同じ趣味を持っているとても面白い山田さんとい う人と話をしましたが、別れる時に山田さんが、「暇な時にうちへどうぞ。」と言いました。ライさんは山田さんともっと話したかったので,ある日山田さんの家を訪ねに行きました。ドアを関けて,ライさんがいるのを見た山田さんはびっくりしました。ライさんは、山田さんがどうしてびっくりしたのか分かりませんでした。その後、日本人の友達に聞いてみました。友達が説明したら,京都では「うちへどうぞ。」というのは、本当にうちへ来てください、という意味ではなくて、単に挨拶だけで気にしないほうがいい,ということが分かりました。
注释:①~のに:明明1.日本人はライさんの日本語についてどんなことを言いましたか。
A.「日本語、頑張ってくださいね。」 | B.「日本語がお上手ですね。」 |
C.「日本語がお下手ですね。」 | D.「日本語がまだまだですね。」 |
A.下手なのに、日本人は「お上手ですね。」と言うこと |
B.「暇な時にうちへどうぞ。」と言うこと |
C.ライさんはあまり日本語が上手ではないこと |
D.日本語はとても難しいこと |
A.山田さんは京都に住んでいましたから |
B.山田さんはライさんと同じ趣味を持っていましたから |
C.山田さんが「暇な時にうちへどうぞ。」と言いましたから |
D.山田さんはとてもおもしろかったですから |
A.「遊びに来てください。」 |
B.「うちへ来ていっしょにご飯を食べましょう。」 |
C.「私は家で待っています。」 |
D.特別な意味がなくて、単なる挨拶だけです。 |
A.ライさんは日本語が下手ではありません。 |
B.日本人は、日本語がとても難しいので、外国人に誰もできないと思っています。 |
C.ドアを開けて、ライさんがいるのを見た山田さんはうれしかった。 |
D.京都では、「うちへどうぞ。」と言いますが、本当に来たら困ります。 |
A.芥川龍之介 | B.夏目漱石 | C.太宰治 | D.福沢諭吉 |
乙「はい、( )。」
A.どうですか | B.これでいいですか |
C.どうしたらいいですか | D.どうしますか |
乙「大丈夫ですか。( )。」
A.だめですよ | B.そのとおりです |
C.無理です | D.無理しないでください |
乙「( )。」
A.はい、そうです | B.はい、ありがとう |
C.いいえ、まだまだです | D.いいえ、すみません |
A.ぺットボトル | B.バランス | C.コンテスト | D.コンサート |
A.気をついて | B.気をつけて | C.気になって | D.気に入って |