A.よう | B.そう | C.みたい | D.らしい |
3 . 「先生、学校を休みがちな娘のことで、相談にのってください。」久しぶりに電話をかけてきたのは、20数年前の卒業生でした。「高校生の頃は①よく保健室(注1)に行ってたけど、私、相談する人がいなくて…」
予約をして相談するほどの問題でも、専門の医者に見てもらうほどでもない。ちょっと聞いてみたいことや、すぐに答えがほしい内容など、かつては、おじいちゃんやおばあちゃんが教えてくれたり、近所の人たちとコミュニケーションをしたりすることで解決したような問題です。親たちは②そういう些細(注2)な問題で悩んでいるのです。
子供が困ったとき、学校には保健室があります。しかし、気軽に親の相談にのってくれるところはありません。親の心の問題も体の問題も、交番(注3)で道を尋ねるくらい簡単に利用できる③「親のための町の保健室」があるといいですね。学校や社会がどんなに頑張っても、子供を直接育てているのは親なのですから。
(注1) 保健室: 学校にけられる、病気やけがなどにできるところ
(注2) 些細: わずかな、取るに足りないこと
(注3) 交番): 町の 各地域にけられる警察の施設
1.① 「よく保健室(ほけんしつ)に行ってた」のはだれか。
A.学校を休みがちな娘 | B.予約をして相談する人 |
C.電話をかけてきた卒業生 | D.相談にのってくれる先生 |
A.学校の先生を予約して相談するような問題 |
B.専門の病院へ行って医者に見てもらうような問題 |
C.周りの人と交流したりすることで解決できるような問題 |
D.交番(こうばん)に行って警察に相談にのってもらうような問題 |
A.交番(こうばん)で道を尋ねても簡単に教えてくれないから |
B.親が子育ての問題を相談できる場所がないから |
C.近所(きんじょ)の人とコミュニケーションをしなくなったから |
D.専門(せんもん)の医者に相談しても、すぐ答えが出ないから |
4 . 私は5人兄弟の真ん中。父は65歳、母は60歳になる。父は30年以上中学校で英語を教えていたが、3年前に仕事をやめ、今は家で小さな英語の塾(注)を開いている。教えることが好きで、今はお金のためというより自分の趣味として近所の子供たちに週3回英語を教えている。母は働いたことはない。料理が上手で、毎朝みんなの弁当を作ってくれている。特別お金があるわけではなかったが、私たちはとても幸せだった。母は私が学校から帰るといつもやさしく「お帰りなさい」と言って迎えてくれた。悪いことをして怒られたこともよくあったが、とてもやさしい母だ。
今年一番下の弟が結婚したので、家には父と母だけが残っている。夫も賛成(さんせい)してくれているので、東京でいっしょに住もうと言ったが、元気なうちは自分たちだけで生活したいと言っている。ちょっと心配だが、しばらく両親二人だけのほうがいいかなと思っている。
(注) 塾(じゅく): 主に学生に学習(がくしゅう)の補助(ほじょ)を行うところ
1.筆者の母親について正しい説明はどれか。
A.塾や中学校で英語を教えている。 |
B.ずっと家庭主婦をしている。 |
C.毎日近所の子供に弁当を作っている。 |
D.筆者の父親の仕事を手伝っている。 |
A.筆者の夫 | B.筆者 | C.筆者の弟 | D.筆者の両親 |
A.筆者の父親は元気だが、母親は最近体の調子がよくない。 |
B.筆者は両親が二人だけで生活していることに賛成だ。 |
C.筆者は子供のとき悪いことをしてよく両親に怒られてばかりいた。 |
D.筆者の一番下の弟は結婚前も両親といっしょに住んでいなかった。 |