1 . 人間は好奇心の旺盛な動物です。とても知りたがり屋です。ですから、「わかる」ということは、私たちに大きな喜びを(A)くれます。けれども、私は、「わからない」喜びということをよく考えます。それは、考える喜びにつながると思います。「わからない」喜びを知るということは、科学の本質に一歩近づくことであると思っています。
科学では、たくさんのわからないことが混沌としています。そこに小さなスポットを当てて、見えた断片をつなぎ合わせていきます。その断片と断片の間はイマジネーションでつなぐのです。誰も思いつかない断片どうしをつないでうまくいったときには大発見になります。大発見と言うほど(B)、うまく断片をつなげたときの喜びは、言葉では表現できないほど素晴らしいものです。
注1:イマジネーション
1.(A)の中に入れるのに最も適切なものは次の中のどれか。
A.かえして |
B.もたらして |
C.はこんで |
D.まもって |
A.でも |
B.でなければ |
C.でもなくて |
D.ではなくても |
A.何でも知りたい人 |
B.おしゃべりが好きな人 |
C.何でも売っている店 |
D.だれでも買いたい部屋 |
A.わかるまで科学の本質を探す喜び |
B.断片を一つ一つ拾う喜び |
C.言葉で言えないほど感動的な喜び |
D.思いもつかない断片に出会う喜び |
A.世界は分かっても分からなくても喜びに満ちているのだ。 |
B.人々の気持ちはわかるかわからないかで左右されているのだ。 |
C.わからない世界への探求はより大きな喜びをもたらす。 |
D.人間にはだれでもわかるものとわからないものがある。 |
2 . 女子高校生の4割が1日6時間以上スマートフォンや携帯電話を使っている。そんな実態を10日、情報セキュリティー会社が発表した。同社は2月、携帯かスマホを持つ10~18歳の男女と、0~18歳の子供を持つ保護者計1242人を対象にインターネット上で調査を行った。スマホの所持率は年齢ととも( A )、男子高校生は80.6%、女子高校生では95.1%( B )達した。スマホや携帯の1日の平均使用時間は、中学生は男女とも1.8時間、高校生の男子は4.3時間。これに対して女子高校生は平均で6.4時間だった。さらに、6時間以上が4割を超え、うち12時間以上との回答も1割を超えた。動画視聴やLNEなどSNSでのやりとりが中心とみられる。小学生から高校生までの子供全体では、「テレビを見ながら」使う子が48.7%、「ご飯を食べながら」が21.0%いた。女子高校生の「ながら」利用は、テレビが74.8%、ご飯が38.8%に跳ね上がる。
1.(A)の中に入れるのに最も適切な語句は次の中のどれか。A.向上し | B.減少し |
C.下落し | D.上昇し |
A.を | B.と | C.に | D.へ |
A.女子高校生より男子高校生のほうが、所持率が高い |
B.男子高校生の所持率は、8割に満たない |
C.子供の年齢が低いほうが、所持率が高い |
D.子供の年齢が上がるにつれて、所持率も高くなる |
A.テレビを見ながら、あるいはご飯を食べながら、宿題をすること |
B.テレビを見ながら、あるいはご飯を食べながら、携帯を使うこと |
C.テレビを見ながら、あるいはご飯を食べながら、本を読むこと |
D.テレビを見ながら、あるいはご飯を食べながら、ほかの行動をとること |
A.この調査は、携帯かスマートフォンを持っている子供のみを対象に行われた |
B.携帯やスマートフォンの1日の平均使用時間は、男子高校生が最も長かった |
C.中学生では、携帯やスマートフォンなどの使用時間に、男女の差はなかった |
D.小学生では、ご飯を食べながらスマートフォンを使う子供が最も多かった |
3 . 日本ではよく、「若者はもっと個性を発揮すべきだ」とか、「個性を磨くべきだ」などと言われます。けれど私は、そういう言葉にはあまり意味がないと思っています。また、日本では「個性」という言葉が主に人の外観に関して使われることにも、私は違和感を持っています。たとえば、「個性的なファッション、個性的なヘアスタイル」とは、「人がアッと驚くような奇抜なスタイル」であることが多いでしょう。このように考えると、「個性的人より目立つこと」と、多くの人が錯覚しているのではないかと思います。でも、根本的なことを言ってしまえば、この世に生まれた人間は一人残らず全員、それぞれの個性を持っています。だから、誰かに「磨きなさい」と命令されて、義務のように磨く必要などないのです。あなたが生まれ持った個性は、明らかにあなただけのものです。世界中に、あなたと同じ個性を持つ人など誰一人としていないのですから、「他の人はどうかな?」とキョロキョロすることは不必要だし、( A )必要もありません。真似しようとしても真似できないのが、個性というものなのです。あなた自身が「楽しい、面白い、不思議だ、ワクワクする、ドキドキする」と感じ、心から求めているものを優先すれば、それでいいのです。「磨く」とか「発揮する」などと意識しなくても、自分が本当に好きなもの、興味があることに気持ちが向かっていけば、自分の世界がどんどん広がっていく。それが本当の意味で「個性を磨く」ということです。
注1:ファッション:流行。はやり。特に、流行に即した服装・愛型など。また、単に服装の意にも用いられる。
注2:キョロキョロ:[副](スル)落ち着きなく、絶えずあたりを見まわすさま。
注3:ワクワク:[副](スル)期待や喜びなどで、心が落ち着かず胸が騒ぐさま。どきどき
1.(A)の中に入れるのに最も適切な語句は次の中のどれか。
A.個性を持つ |
B.自分の力を発揮する |
C.違和感を持つ |
D.他人の真似をする |
A.個性をなくして円滑になること |
B.自分の個性を重視すること |
C.自分なりの個性を作り出すこと |
D.違和感のない個性を作ること |
A.個性は生まれ持ったものだ。 |
B.個性は人によってそれぞれ違うものだ。 |
C.個性とは外観が目立つことである。 |
D.人間は誰でも個性を持っている。 |
A.「個性を磨く」ことは人間の義務である。 |
B.「個性」をわざわざ「磨く」必要はない。 |
C.「個性を磨く」というのは人間の錯覚である |
D.他人の真似をしないと個性を磨くことができない。 |
A.人々は自分の個性を磨く必要がない。 |
B.人の真似をしようとしても無駄だ。 |
C.自分の世界に専念すれば個性が自然に生まれる。 |
D.個性というのはそもそも表面的なものである。 |
A.福岡府 | B.横浜府 | C.東京府 | D.京都府 |
A.使わせていただいても | B.使ってあげても |
C.使ってくれても | D.使わせてくださっても |
A.お座りいただきます | B.お座りください |
C.お座り申し上げます | D.お座りなさいます |
A.いただいて | B.うかがって | C.めしあがって | D.まいらせて |
A.なるせいだ | B.しそうだ | C.なりがちだ | D.すべきだ |
A.もらう | B.なさる | C.いたす | D.いただく |
A.ようもない | B.おうもない | C.そうもない | D.わけもない |