1 . 会社から5キロメートルくらいのところに新しいレストランがオープンした。その道路は道が込んでいることでよく知られている。ある日、歩道を歩いていた時、いつの間にかその店が開店していることに気がつき、昼食をとる(①)のだ。
料理はランチだけで、ABCの3種類しかない。そこで、値段が真ん中のBランチを選んだ。950円でデザートや飲み物が付いている。料理が出てくると、私はいつものようにいつものペースで食べ始め、すぐ食べ終えた。この料理はおいしかったのかも知らない、と気がついた時には遅かった。習慣とは恐ろしいもので、味わいの時間はあっという間に過ぎ去ってしまったのだ。ご存じのように、食によって得られる快感はうまさとそれを味わう時間と比例する。メイン料理を食べ終えたごろ、白く長い帽子をかぶった若いシェフがやってきた。「食事はいかがでしたか。」②「しまった。このシェフは本気だ」と思った。感想を語るほどじっくり味わってはいない。
食後に各テーブルにシェフが出てきて客と会話するのは珍しくないが、Bランチくらいで出てきた理由は何だったのだろうか。シェフとの会話で、スープもメイン料理もシェフの新しい試みであったことがわかった。
ご存じのように、③料理のうまさは料理人の熱意に比例する。
1.
(①)に入る言葉は次のどれか。A.ことになった | B.ことにした | C.ようになった | D.ようにした |
2.
筆者が②しまったと思った理由はどれか。A.料理を食べた時、味など考えていなかったから |
B.外国人のシェフの質問に答えられなかったから |
C.シェフの新しい料理が珍しかったから |
D.Bランチを速いスピードで食べてしまった |
3.
③料理のうまさは料理人の熱意に比例するとあるが、それはどんな意味か。A.このシェフはランチメニューだけでABCの3種類も作る熱意がある。 |
B.このシェフはいつもきれいな白い帽子をかぶって料理を作る熱意がある。 |
C.このシェフは食後のお客さんと会話するために、テーブルまで来る熱意がある。 |
D.このシェフは新しい料理を開発し、その料理の味をお客さんに聞く熱意がある。 |
4.
Bランチはどんな料理か。A.値段が一番安い料理 |
B.デザートや飲み物が付いていない料理 |
C.熱いうちに早く食べなければならない料理 |
D.Bランチ料理もシェフの新しい試み |
5.
この文章で筆者が一番言いたいことはどれか。A.シェフとお客さんとの会話というのはあまりないので大事にするべきだ。 |
B.料理を味わう時間が必要なので、昼食の時間を増やすことだ。 |
C.食べる時も習慣というのは大切なので、料理を味わう時間を持つことだ。 |
D.おいしい料理ほど味わいの時間を持つことにした。 |