A.について | B.につれて | C.によって | D.にとって |
2 . 約束の時間を守らず他人に迷惑をかけるのは悪いことだ、というのは誰もが認める。それなのにどうして私たちはこんなに時間にだらしがないのだろうか。それは、私たち日本人は、時間をムダにしたり、ムダにされたりすることにあまり細かく気にかけない性質であるからだと思われる。十人の会合に、十分遅れてやってきた人は、他の九人の人たちから十分ずつ、合計九十分の時間をうばい取ったわけだが、当人はそれほど重大な誤りをおかしたと思わず、十分ぐらいの時間のムダは、ほとんど気にかけない。これがいけないのだと思う。
(63)これがお金だったら、人々はこんなにのん気にしているわけにはいかないだろう。つまり多くの日本人にとって、時間は、それをすぐお金の値打ちにかえて考えるほど、大切ではないのだろう。しかし、自分にとって大切ではないからといって、他人もそうであると考えることは誤りであろう。だいたいに、時間を正確に守らないのは、忙しすぎる人と、暇すぎる人に多いようである。前者は他人は自分ほど忙しくないだろうから、少しぐらい待ってもらっても許されるだろうと考え、後者は他人にも暇な時間がどっさりあると考えているのである。どちらも自分中心の考え方であることは言うまでもない。
しかしこれからの若い人は、他人の時間を大切にすることを大いに学ぶ必要がある。そうでなければ、満足した共同生活を送ることはできなくなるであろう。それは人々がますます忙しくなり、それだけに自分の時間をいよいよ大切にするようになるからである。
1.文中の「時間にだらしがない」とはどういうことか。A.時間を無駄にすること | B.時間を無駄にされること |
C.時間の無駄を気にかけないこと | D.他人の時間を大切にしないこと |
A.他人 | B.私たち日本人 |
C.十分遅れてやってきた人 | D.他の九人の人たち |
A.また | B.もし | C.むしろ | D.だから |
A.暇すぎる人 | B.時間を守らない人 |
C.忙しすぎる人 | D.自分中心に考える人 |
A.たいていの日本人は、時間をお金と同じくらい大切だと思っている。 |
B.時間を守らない人ほど、他人には時間を守ることを求めるものだ。 |
C.これからは自分の時間と同じく、他人の時間も大切にしていくべきだ。 |
D.満足する共同生活のためには、何よりも自分の時間が大切である。 |
A.椅子と机 | B.飲み物 | C.資料 |
1.女の人は今何を飼っていますか。
A.鳥 | B.猫 | C.犬 |
A.友達がほしかったから |
B.鳴き声がうるさいから |
C.時間がないから |
5 .
A.バナナと牛乳 | B.牛乳とリンゴ | C.バナナとリンゴ |
A.2個 | B.4個 | C.6個 |
6 . 近代科学は、人間が自然をコントロール(控制)するものと考えてきた。そして、対象を自分の脳で理解できる範囲内のものとして捉え、相手を完全に動かせると考えた。 (ア)、工業化を進められるだけ進めた結果、地球の温暖化が進み、異常気象が発生するといった事態を、最初から予想していた者はいなかったのである。近年、遺伝子(遗传基因)組み換え·細胞融合などの技術を利用して品種改良が盛んであるが、殺虫性作物を食べた益虫が死んだり、除草剤耐性菜種と近隣の雑草が交雑して、除草剤が効かない新種の雑草が生まれたといった報告が後を絶たない。ここでも(イ)事態に遭遇したのである。
これらを考えると、環境問題とは、人間が自然をすべて脳に取り込むことができ、コントロールできると考えた結果、起こってきたとみることもできる。それと裏腹(反对)に、自然のシステムはとても大きいから、汚染物質を垂れ流しても、「自然に」浄化してくれるだろうという過大な期待もあった。人間は自然を相手にするとき、理解できる部分はコントロールし、理解を超えた部分には目を瞑してきた。一言で言うなら、相手に対する謙虚な姿勢がなかったのである。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.しかし | B.だから | C.つまり | D.それに |
A.工業化を進められたこと |
B.自然をコントロールすること |
C.相手を完全に動かせること |
D.異常気象が発生すること |
A.予期できる | B.予期しない |
C.予期される | D.予期した |
A.人間は科学によって自然をコントロールできると考えたこと。 |
B.工業化を進められるだけ進めたこと。 |
C.遺伝子組み換え·細胞融合などの技術を利用して品種改良が盛んであること。 |
D.人が自然をコントロールしようとする試みは常に予想外の事態に直面したこと。 |
A.人間に自然に対する謙虚な姿勢がなかったから |
B.人間が科学によって知り得たことは、まだ自然のほんの一部だから |
C.自然を正しく理解することは、人間には不可能だから |
D.人間に自然に対する過大な期待があったから |
A.お父さん | B.吉村先輩 | C.中村先生 |
A.忘れた宿题を出します。 |
B.綾さんの誕生日パーティーに行きます。 |
C.花を予約します。 |
A.ご飯と味噌汁 | B.パン | C.野菜サラダ |
10 . 桜という名前の由来ですが、諸説あります。例えば、「さ」は「田んぼの神様」、「くら」は「神様の宿る場所」という意味で、そんなところから「稲の神様の宿る木」とされていたという説。他にも「咲く」という言葉に、接尾語の「ら」が付いたとする説などがあります。
桜は日本の歴史や文化、風土と深くかかわってきています。そんな桜を通して、日本の自然や文化について国民の関心を高めることを目的に、「さくらの日」も定めたそうです。そんな桜の花言葉の1つが「精神の美しさ」です。
「桜」がつく言葉をいくつご存知ですか。
まずは「桜前線」です。これは桜の花の咲いている地域と、これから咲く地域の境目に引いた線のことです。この場合の桜はソメイヨシノを基準としています。桜前線は九州から北海道まで、約2ヶ月かけて北上します。
続いて「桜色」です。「桜の花びら(花瓣)のような色、薄い赤みを帯びた色」のことです。「桜色 = ソメイヨシノの色」というイメージがあるかと思いますが、実際のソメイヨシノの花の色は、ピンクよりも白っぽい色です。実はもともと桜色とは、同じ桜でも山桜の色を指した言葉なんだそうです。満開の山桜を遠めで眺めると、淡いピンク色に見えたことに由来して、「桜色」と名づけられたといわれています。
そして「桜花爛漫」です。「桜花」は桜の花、「爛漫」は花が咲き乱れる様子という意味です。つまり「桜花爛漫」とは「桜の花が満開になって、咲き乱れている様子」を表した言葉です。
1.文中に「そんなところ」とあるが、「そんなところ」は何を指すか。A.桜という名前の由来 | B.田んぼの神様 |
C.神様の宿る場所 | D.稲の神様 |
A.国民の関心を高めるため | B.日本の風土とかかわるため |
C.日本人にとって特別なため | D.精神の美しさを表すため |
A.ヤマザクラ | B.ソメイヨシノ |
C.ヤエザクラ | D.シダレザクラ |
A.ソメイヨシノの色 | B.薄い赤みを帯びた色 |
C.ピンクよリ白っぽい色 | D.淡いきいろ |
A.花が乱れること | B.花が枯れること |
C.花かばらばらと落ちること | D.花が盛んに咲くこと |