1 . ロビンソン・クルーソー(鲁滨逊・克鲁索)を知っていますか。彼は無人島に流れ着き、失敗を繰り返しながら、勇気と知恵を働かせ、一人で生きぬいていった(活下来)人物です。生活の道具も相談相手もいない状況の中で、自分を信じ、最後まであきらめなかったロビンソン。人間はもともとロビンソンのような生きるためのチャレンジ(挑战)精神を持って生まれてきているのです。( ア )、現代の大人や子どもを見ると、その精神が薄くなってきているような気がします。
昔から「失敗は成功のもと」と言われてきました。困った時に、「ああでもない、こうでもない」と考え、失敗を繰り返しながら、解決方法を探って(探寻)きたのです。ところが、この頃、「ああしなさい、こうしなさい」と指示する親が増えてきました。指示どおりにすれば、失敗も少なく、効率がよく結果が出せます。でも、親の考えだけに従っていたものでは、自分で物事を考えなくなってしまいます。「考えない子ども」にしているのは大人です。子どもたちの中に「指示待ち人間」が増えてきているのはそのためではないでしょうか。
子どもたちに何かをさせたい時には、指示を出す前に時間を与えましょう。心の中で、「ワン、ツー、スリー(1、2、3)」 と数え、待ちの姿勢をとりましょう。その間にきっと子どもたちは自分で考えるはずです。
1.文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。A.だから | B.しかし | C.それに | D.それとも |
A.失敗したらあきらめるべきだ。 |
B.最初から失敗しないようにすべきだ。 |
C.成功は指示どおりにすればできるものだ。 |
D.成功は失敗を繰り返しながら近づくものだ。 |
A.失敗を繰り返したため |
B.親の考えに従わないため |
C.指示する親が増えているため |
D.自分で解決方法を探ってみたいため |
A.子どもに数字を教えるため |
B.子どもに英語を教えるため |
C.子どもに考える時間を与えるため |
D.子どもに失敗させないようにするため |
A.親は子どもに考えさせるべきだ。 |
B.「指示待ち人間」の大人は少なくなっている。 |
C.ロビンソンは勇気があるので、無人島に流れ着いた。 |
D.失敗しないように子どもは大人の指示を聞くものだ。 |
2 . 「俳句ってなんとなく難しそう」「わたしにはセンス(感觉,天分)」や才能がないから無理だよ」「難しいルールが、いろいろあるんでしょ」。
これらは、俳句経験ゼロの方から、よく聞く言葉です。でも、安心してください。はじめに強く言っておきますが、これらのイメージは大きな間違い!センスや才能がなくても、コツさえ知っていれば、誰でも簡単に作れるのが俳句です。
俳句を始めると、毎日が楽しくなります。日々起こること、出会うもの全てが「俳句のタネ」になって、 人生から「退屈」という言葉がなくなるのです。それに、俳句には、人を救う効果があります。私自身、「もう立ち上がれない」と思うような苦しい出来事に直面するたびに、何度も何度も俳句に救われてきました。
怒ってしまったことは仕方ない。転んでしまった事実は変えられない。それなら、その体験を受け入れて俳句にしてみよう。そう考えると、また( ア )のです。
誰でも、生きていれば、苦しいこと、つらいこと、いろいろあると思います。でも、その分、「俳句のタネ」が増えたと思えば、涙も苦労もムダではありません。むしろ(倒不如说,反而)、トクした気分になりますよ。
たかが(只不过)十七音の世界です。でも、その十七音で自分を表現できて、時には、自分が書いた十七音に癒されることもある。こんなに楽しくて実用的な趣味は、あまりないと思います。
さあ、それでは授業を始めましょう。今日からあなたの人生が変わるかもしれませんよ。
1.俳句経験ゼロの人によく見られる傾向は何か。A.自分にはできないと思っている。 |
B.難しいからつまらないと思っている。 |
C.ルールを無視してもいいと思っている。 |
D.センスや才能がなくてもできると思っている。 |
A.俳句の需要 | B.俳句の材料 | C.俳句の常識 | D.俳句の将来 |
A.がっかりする | B.まじめになる | C.前に進んでいける | D.退屈になってしまう |
A.俳句には人を救う力があるから |
B.転んでしまってもかまわないから |
C.つらいけど生きていればなんとかなるから |
D.苦しい経験があったためいい俳句ができそうだから |
A.俳句経験ゼロの人は俳句のことがわかっていない。 |
B.俳句は誰でも簡単に作れるものだから特に習う必要がない。 |
C.俳句は簡単で、楽しくて実用的なものだ、あなたも始めてみないか。 |
D.自分は何度も何度も俳句に救われてきたから、俳句に感謝している。 |
3 . 私たちの生活に、文字はどんな役目(作用)を果たしているのだろう。文字の役割をはっきり知るために、 文字のない時代を考えみよう。数千年前まで、人類は文字を持っていなかった。口から出る言葉は、声の届く範囲の人にしか届かないから、遠くの人に言葉を伝えるのは容易なことではなかった。後の時代の人に伝えようと思うと、さらに大きな努力が必要であった。頭の良い人を選んで、伝えたいことを一生懸命に覚えさせたりした。
このような時代には、後の人に物事を詳しく正確に伝えることは難しかった。複雑なことを伝えるとなると、もっと( ア )。それで、後の時代の人は前の時代の人の工夫したことをそのまま受け継ぐ(继承) ことができないので、人間はいつまでも同じようなことを繰り返さなければならず、文化はなかなか進まなかった。
文字が発明されてから、人々は言葉を記録することができるようになった。それで、後の時代の人は前の時代の人が考えたことに新しい工夫を加えて、つぎつぎと新しい言葉を作り出すことができるようになった。
こう言えてくると、文字はい人間の生活を高め、文化を進めるのに重要な役割を果たしてきたことが分かる。
1.文中に「大きな努力」とあるが、どんな努力をしたか。A.伝えたいことを遠くへ届けること |
B.多くの人から声の高い人を選ぶこと |
C.前の時代と同じようなことを繰り返すこと |
D.伝えたいことを頭のいい人に覚えさせること |
A.文字のある時代 | B.文字のない時代 |
C.文字を覚える時代 | D.文字を伝える時代 |
A.大変だった | B.嫌いだった | C.楽だった | D.便利だった |
A.文字が発明されたから | B.文字が進まなかったから |
C.同じことが繰り返されたから | D.物事を詳しく正確に伝えたいから |
A.声を届けること | B.言葉を記録すること |
C.考えを工夫すること | D.頭のよい人に覚えさせること |
4 . どのような場所で自然を感じるか?と聞いた時に、人々の反応はさまざまでしたが、少なくても生物がない場所に自然を感じる人はいないはずだと考えられます。生物がいることこそが、ほかの天体にない地球の自然の特性だからです。また、生物が生きていないように見える砂漠においてさえ、住んでいる人々は同じように感じているに違いありません。( ア )、人はほかの生物を食べて生きているからです。砂漠であっても、オアシス(绿洲)には水があり、そこには生物たちがいるはずであり、オアシスでなくても土の中には生物たちが必ず住んでおり、それらが何らか(某种)の形で人に食料を供給しているはずです。( イ )、 人あるいは人類が、現代まで生き残ってこられたはずがないのです。そして、このことは、人が生活するうえで、飲み水の確保とともに食料の確保が何よりも大切であるという常識に基づいているのです。
1.文中に「同じように感じている」とあるが、どのように感じるか。A.人々の反応はさまざまだ。 |
B.砂漠で人が生きられない。 |
C.ほかの天体に自然を感じる。 |
D.生物がいる場所に自然を感じる。 |
A.なぜなら | B.あるいは |
C.それなのに | D.といっても |
A.地球 | B.オアシス | C.土の中 | D.ほかの天体 |
A.そうすれば | B.そうだったら |
C.そうでなければ | D.そうであれば |
A.生物が砂漠に生きていない。 |
B.生物にとって食料の確保が大切だ。 |
C.生物はオアシスに最も重要なものである。 |
D.生物がいることが地球の自然の特性である。 |
A.として | B.にとって | C.に対して | D.について |
A.によれば | B.に関すれば | C.にわたって | D.にしたがって |
A.だった | B.だったか | C.じゃない | D.じゃないか |
A.ものにしている | B.ようにしている |
C.ものなっている | D.ようになっている |
A.なかで | B.あとで | C.うちに | D.ところを |