A.本 | B.個 | C.冊 | D.枚 |
2 . 僕らの周りには、変な言葉がいっぱいある。「ガイジン」なんていうのもその一つだ。
アメリカやヨーロッパへ行っても、向こうの人は僕らを「ガイジン」なんて呼ばない。僕の経験でも、「あなたは日本人か」と聞かれたことはあるけれど、「アナタ、ガイジン」なんて言われたことは一度もなかった。「ガイジン」に当たる言葉はあっても、そんなのを使うのは、よほど特別の時である。
ところが、この国では、アメリカ人もロシア人もインド人も日本人でない人はみんな「ガイジン」である。「ガイジン」というレッテル(标签)を貼られて一括りに(一捆儿)され、何かにつけて特別な目で見られることになる。
いろいろな人種の人たちが入り混じって(混杂)暮らしている欧米と違って、日本ではまだ、違う人種の人たちが珍しいということもあるのだろう。それで、そういう人たちを「異人」「違う人間」として、心のどこかで敬遠(敬而远之)しようとしているのだ。
これも一種の差別である。地球が一つの村になろうとしている時代に、こんなバカなことがあっていいはずがない。こんなことをしていたら、どんどん世界の(ア)にされてしまうと思う。
この間題を解決するには、「ガイジンの輸入がいちばんだ」と、冗談っぽく(总觉得像笑话)言っていた人がいる。
1.文中に「変な言葉」とはどれか。A.特別人 | B.違う人間 | C.ガイジン | D.地球人 |
A.アメリカ人 | B.ロシア人 | C.日本人 | D.インド人 |
A.仲間外れ | B.仲良し | C.仲間入り | D.仲間受け |
A.冗談 | B.仲間 | C.特別 | D.差別 |
A.筆者はヨーロッパへ行ったことがない。 |
B.日本で日本人でない人を「ガイジン」ということがある。 |
C.「ガイジン」に当たる言葉はない。 |
D.アメリカやヨーロッパへ行って、向こうの人は僕らを「ガイジン」と呼んだことがある。 |
3 . 昔は人生50年と言われましたが、現在では、その後約30年の人生があるのが当たり前になりました。人は、生きる目標が必要な動物です。目的もなく、だらだらと(拖泥带水)生活することはとてもつまらないものです。
若いときなら、何かを始める場合に特別な大きい障害はありません。体も動くし、頭も柔らかいです。新しいことをどんどん吸収できます。スポーツでも勉強でも、やる気になったものをある程度の形にするのは比較的簡単でしょう。50を過ぎると体も硬くなり物覚え(记忆力)も悪くなります。若いときのように何にでも挑戦できるという状態ではなくなってしまうのは、事実なのです。
けれども、次のように考えてみてはどうでしょうか。若いときなら5年でマスターできることを、その倍の時間がかかったとしても10年。(ア)残りの人生はまだ20年あるのです。そう考えれば50から始めても決して遅くはありません。もう年だからと諦めないで、常に新しいこと、やりたいことに挑戦し続けることは大切です。これは、人生80年という時代のひとつの生き方だと思います。
1.文中に「人生50年」とあるが、どういう意味か。A.昔は50くらいで死ぬ人が多かった。 | B.50で死ぬ人は少ない。 |
C.人生は50年間は目標を持って生活すべきだ。 | D.残りの人生がまだ50年ある。 |
A.それから | B.それに | C.それでも | D.それなら |
A.そう考えれば50から始めても決して遅くはありません。 |
B.若いときなら、新しいことをどんどん吸収できます。 |
C.60歳の人は若い人より時間がかかる。 |
D.若い時なら5年でマスターできることを、その倍の時間がかかったとしても10年。 |
A.若い人の2倍は努力するような生き方 |
B.若い人とは違う新しいことをするような生き方 |
C.若い人とは違って、老人は老人らしくするような生き方 |
D.年を気にせずにやりたいことに挑戦し続けるような生き方 |
A.人生50年だと、短い。 |
B.いくら年を取っても、新しいこと、やりたいことに挑戦し続ける。 |
C.年寄りは若いときのように何にでも挑戦できるという状態ではなくなってしまう。 |
D.50を過ぎると体も硬くなり物覚え(记忆力)も悪くなるから、新しいことを挑戦する必要がない。 |
4 . 駅に行く道の歩道にベンチ(长椅)が一つあります。すぐそばには木が数本植えられていて、お年寄りが一休みするのにちょうどいい場所です。学校帰りの高校生もよく座っておしゃベりをしています。
以前は、その高校生たちが残していったものらしく、ベンチの周りにはジュースの空き缶や弁当の空き箱などのゴミが散らかっていて、あまり気持ちのいい場所とは言えませんでした。けれども、いつだったか木で作ったゴミ箱が置かれました。4個、(ア)ペンキ(油漆)でいろいろな色に塗られ、「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」「空きカン」「空き瓶」という文字が書かれ、かわいい絵も付いていました。缶でできた吸いがら(烟头)入れもありました。
そのゴミ箱が置かれてからは、前よりも人が集まってきています。そこに座っていた人たちの話では、近くの高校の生徒たちが作ったということです。最近の高校生の態度が悪いのには驚いていたのですが、そんな高校生ばかりではないと分かり、本当に心が温まりました。
1.文中に「前よりも人が集まってきています」とあるが、なぜ前よりも人が集まってくるのか。A.ゴミを捨てるから。 |
B.清潔で気持ちのいい場所になったから。 |
C.高校生たちの態度が良くなったから。 |
D.タバコを吸う場所ができたから。 |
A.ゴミ箱を作った生徒たち |
B.学校帰りにベンチに座っておしゃベりをする生徒たち |
C.心がやさしい生徒たち |
D.態度が悪い生徒たち |
A.それぞれ | B.さまざま | C.いろいろ | D.ますます |
A.前からベンチがある駅に行く道の歩道は一休みにいい場所とは言える。 |
B.現在、ベンチの周りに吸いがら(烟头)がたくさんある。 |
C.部分の高校生は態度が悪いと分かる。 |
D.筆者は心が温かい人だ。 |
A.高校生 | B.ゴミの分類 |
C.ベンチ | D.手作りのゴミ箱 |
5 . 近年、「シックハウス症候群」という言葉が用いられるようになった。「シック」「ハウス」はともに英語の「sick(病気)」「house(家)」から来ているが、実際にはどういうものなのだろうか。
新築の家に引っ越しをすると、体調が悪くなる人がいる。これは家に使われている材料に対して人間の体がアレルギー(过敏)のような反応を起こすためである。この症状が「シックハウス症候群」で、木材や壁紙に使用されている接着剤(粘合剂)の原料に含まれるホルムアルデヒド(甲醛)が主な原因だと言われている。
ホルムアルデヒド(甲醛)には蛋白質を変化させるという特性がある。人間の体は水分を除くと半分近くが蛋白質で形成されていて、これが人体に害を与えるのは当然である。
(ア)、「シックハウス症候群」が、この蛋白質の変質によるものなのかと言われると、一概にそうとも言えない。なぜならホルムアルデヒド(甲醛)を含む接着剤を使った壁紙を貼った部屋であっても、空気中に含まれるホルムアルデヒド(甲醛)はほんのわずかで、蛋白質を変質させる量は足りないからだ。
1.これは何について書かれた文章か。A.シックハウス症候群の症状について |
B.シックハウス症候群の原因物質について |
C.シックハウス症候群の治療方法について |
D.シックハウス症候群になりやすい体質について |
A.人によってアレルギー(过敏)症状は違うから。 |
B.接着剤にホルムアルデヒド(甲醛)が含まれていない場合があるから。 |
C.ホルムアルデヒド(甲醛)が蛋白質を変質させるとは限らないから。 |
D.空気中のホルムアルデヒドの量は蛋白質を変質させるほどの量ではないから。 |
A.しかし | B.そして |
C.しかも | D.ですから |
A.シックハウス症候群だから |
B.人体の蛋白質の量は少ないから |
C.引っ越した新築の家が好きではないから |
D.家に使われている材料に対して人間の体がアレルギー(过敏)のような反応を起こすから |
A.空気中に含まれるホルムアルデヒドは少なくない。 |
B.新築の家に引っ越しをする人はみんな体調が悪くなる。 |
C.ホルムアルデヒドには蛋白質を変化させるという特性がある。 |
D.「シックハウス症候群」は全部英語の「sick(病気)」「house(家)」から来ている。 |
A.限り | B.限りでは | C.に限り | D.に限って |
A.転ぶところだ | B.転ぶところだった |
C.転んだところだ | D.転んだところだった |
A.わけではない | B.はずではない |
C.べきではない | D.だけではない |
A.あれば | B.あったり | C.いれば | D.いたり |
A.にたいして | B.にとって | C.にしたがう | D.にかんする |