長く同じ活動を行ってきた組織には、安定的な動きができるという長所があります。ところが、こういう組織には同時に、ある一つの方向からの固定的な見方しかできないという(ア)もあります。この欠点はなかなか面倒なものです。こうした見方が組織内に一度根づいてしまうと、なかなか変えることができない、難しさがあるからです。よそ(别人)から見れば危険極まりない状態なのに、組織の中では誰もれにまったく気づかないということが起こるのはそのためです。
これは組織を支配する「気」が原因です。言葉を変えると、囲まれた本人は気づいていない、空気や雰囲気、(イ)文化といったものと言えます。企業のように独特の文化を持つ組織の中では、人、これが原因で「気」に囲まれた人々が等しくおかしな見方をしてしまうことがよく起こります。組織親しんでいる価値観が、いつの間にかその人たちの価値観になってしまうのです。その中で普段から慣れるのは、実はトップ(领导阶级)だけです。トップがやらなければならないのは、組織全体を包んでいる「気」に惑わされないことです。そしてできれば見たくないものを逆にしっかりと見るようにして、事業の全体像を正確に把握することです。その上でしっかりと価値付けを行い、組織の人たちが正しい方向に動けるように戦略を示すことができたら、いつの時代も最高の力を発揮できる組織をつくることができます。
1.「長く同じ活動を行ってきた組織」について、筆者が挙げている問題点は何か。A.長く同じ活動を行っていることに、誰も疑問を持とうとしないこと |
B.組織が非常に危険な状態なのに、そのことを誰も言い出せないこと |
C.組織の中に間違った見方をしている人が多いことに誰も気づかないこと |
D.組織全体が同じ見方をしていて、危ない状況であることに誰も気づかないこと |
A.拠点 |
B.欠点 |
C.起点 |
D.焦点 |
A.組織内で押し付けられている価値観 |
B.組織内の人が常に意識している価値観 |
C.組織内で無意識に共有されている価値観 |
D.組織内の人が変えたいと思っている価値観 |
A.また |
B.ただし |
C.だから |
D.あるいは |
A.組織の文化に流されずに、組織を適切な方向に導くこと |
B.組織の文化を理解した上で、時代に合った組織を作ること |
C.部下たちの価値観を認め、力を引き出せるような戦略を示すこと |
D.これまでの価値観を見直し、その良い点を伸ばした組織にすること |
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【推荐1】「着物を着たいけれど、何をどう準備して用意したらよいかわからない」
「この時期にどんな着物を着ていってよいのかわからない」
あなたは、こんなふうに感じたことはないでしょうか?
着物に興味はあるけれど着物についての知識がないから敬遠している、という方も多いのです。着物は長い歴史のなかで、日本の風土や生活に合わせて誕生し、発展してきました。今、着物はおもに成人式や結婚式など人生の大事な式典で「晴れ着」として着用されています。
夏には浴衣姿でお祭りを楽しむ人もたくさんいます。歌舞伎や能など日本の伝統芸能や、茶道や書道といった日本の伝統文化には着物が欠かせません。
けれど、一般的には、日常生活で着物を着ている人は、ほとんど見かけません。それは冒頭でお話ししたものです。
着物について知ることは、日本について学ぶことにつながります。着物の生地や柄は、四季折々の自然の特徴を生かして生まれたもの。「留袖」や「訪問着」といった着物の「格」は、着る人の立場や相手への配慮などから考えられてきたものです。日本人がこれまでつちかってきた豊かな感性や精神が現れているのもそれです。( ア )、2012年度から中学校の家庭科で和服に関する教育が取り入れられました。これは、和服を通して日本の伝統文化や日本人の心にふれることが目的となっています。
着物は日本人にとって大事な衣服です。皆さんに日本の伝統文化、日本人の大切にしてきた暮らしについて、もっと知ってほしいです。
1.着物について正しくないのはどれか。A.着物は各国の風土や生活に合わせて誕生し、発展してきた |
B.着物は着る季節によって、生地や柄などを使い分ける |
C.場合によってふさわしい「格」の着物を選ぶ必要がある |
D.着物は日本人の昔からの豊かな感性や精神を現している |
A.時にはどんな着物を着てよいのかわからない |
B.着物に興味はあるが着物についての知識がないから敬遠している |
C.大事な式典が少なくて着物を着用する機会があまり多くない |
D.着物は特別な場所で着用するもので普通は着用されない |
A.留袖 | B.訪問着 | C.着物 | D.浴衣 |
A.そして | B.だから | C.しかし | D.なのに |
A.着物についての知識をもっと知ってほしい |
B.人生の大事な式典でできるだけ着物を着るべきだ |
C.学校は和服に関する教育を取り入れるべきだ |
D.和服をして日本の伝統文化や日本人の心に触れるべきだ |
【推荐2】①外国人に日本語を教えていると、自分の母語である日本語を常に「外国語」として意識する必要に迫られる。
「今、彼に手紙を書いています」と言えば、それは動作が進行中のことだが、「あっ、まだドアが開いています。良かった、間に合った」という時の「開いています」は進行中の動作とは言い難い。なぜなのだろうか。
留学生の日本語クラスでは、この類の質問が次々に出てくる。私は一生懸命辞書や国語文法の参考書を引いたりするが、②答えが見つかることはめったにない。なぜなら、我々がこれらの言葉の使い分けを覚えたのは、おそらく学齢期に達する前のことで、言語形成期に、無意識かつ体系的に我々の頭にインプットされた「文法」については、国語文法で「既知のこと」として扱われることが多いからだ。つまり、外国人が持つ疑問に対する答えは、日本人が学齢期前の言語形成期に自分で身につけた「文法」なので、辞書や国語文法の本には書かれていないのである。それで、見つけられないのだ。
留学生からの質問は、まるで鋭い光のように、海中深く眠っている「見えない文法」をくっきりと浮かび上がらせる。音声や語彙( ア )同様だ。留学生の質問に答えていくということは、まるで「謎解きの世界」で、難しいクイズに挑戦しているようだ。
1.①「外国人に日本語を教えていると」、どうなるか。A.日本語は自分の母語だから「外国語」にはなり得ないと思うようになる。 |
B.自分の母語を「外国語」として意識しなければならなくなる。 |
C.自分の母語とともに外国語も学ばなければならないと思うようになる。 |
D.日本語は自分の母語であり、自分は日本人だと強く意識するようになる。 |
A.その答えは辞書や国語文法の本で探しても簡単に見つかることではないから。 |
B.その答えは留学生の日本語クラスで使う教科書や辞書には書かれていないから。 |
C.その答えは辞書や国語文法の本では既知のこととして扱われることが多いから。 |
D.その答えは国語文法が学齢期になる前に体系的に教えられることだから。 |
A.無意識にインプットされた |
B.国語文法の本には書かれていない |
C.国語文法では既知のこととして扱われる |
D.学齢期に達してから学んだ |
A.としても | B.にしても | C.にとって | D.に対して |
A.興味深いが教師を困らせる質問は不愉快だ。 |
B.まるで迷路に入り込んだようで楽しいが出口が見つからず苦しい。 |
C.基本的なことが多く、あまり手ごたえがなくてがっかりだ。 |
D.答えを見つけるのが難しいからこそ考える価値があり楽しい。 |
【推荐3】「人の話を聞いてるのか!!」
あなたは先生や上司などからこんなことを言われた経験はないだろうか。
実は先日、ある喫茶店で、上司らしい人は部下らしい人に対して、このように怒鳴っている光景を見ました。その部下はずっと少し下の方を向いて、まじめに上司の話を聞いているかのように思えた。しかし、上司は怒った。
( ア )、それは上司が一生懸命いろいろアドバイスをしているのに、部下がまったくメモを取っていなかったからではないか。
通常、メモというのは自分のために取るものである。大事なことをメモしておくことによって、記憶力を完全させるからだ。しかし、メモの効用というのは、実はこれだけではない。
私の経験からすると、聞き上手と言われる人は、必ずと言っていいほど、人の話を聞くときはメモを取っている。頭に残せる容量は案外(意外)少ないもので、人が一度に記憶できる項目は、5~7個という研究結果もあるそうだ。会話の時間が長くなればなるほど、記憶すべきことが増える。それで、メモは必要になるのだ。時には、「すみません、もう一度お願いします」とか、「それはどういう漢字を書くんですか」など質問してまでメモを取るのである。
もちろん、これには先ほどの記憶力の補全(补充完整)という意味もあるが、実は「あなたの話を真剣に聞いていますよ」という意味もあるのだ。
1.「このように怒鳴っている光景」とはどんな光景か。A.自分の話に対して何も言わないことに怒っている光景 |
B.自分の話を真剣に聞いていないと思い、怒っている光景 |
C.許可なしに自分の話を聞いていると思い、怒っている光景 |
D.他の人の話を聞いて自分の話を聞かないことに怒っている光景 |
A.なぜなのか | B.しかし | C.また | D.さらに |
A.相手の話に対する質問をよくメモする人 |
B.相手のメモを見ながら相手の話を聞く人 |
C.相手の話を聞きながらメモを確かめる人 |
D.「あなたの話を真剣に聞いていますよ」と言っている人 |
A.後で質問しやすくすると同時に、相手に話の内容を考えさせる。 |
B.相手を尊敬する気持ちを示すと同時に、相手の信頼を得やすくする。 |
C.後で思い出しやすくすると同時に、相手に話を聞いていることを示す。 |
D.相手を怒らせないようにすると同時に、アドバイスを受けやすくする。 |
A.メモのしかた | B.メモの役割 |
C.上司を怒らせない方法 | D.記憶力補全の方法 |