「大人と子供は対等」とする考えは子供を大人並みに扱うという意味です。これも子供から見ればありがたい(ア)じつは迷惑そのものです。教育現場で大きな歪みを生みます。
大人と子供が対等ならば、教師と生徒も対等になる。担任の教師は、生徒から見ると、よくて兄か姉、または友だち並みになります。
教師と生徒が友だちであれば、うまくいけば(イ)でしょう。両者の間には垣根がない。気がねなく相談できる。なんといっても対等で平等です。教室はいつも明るく、楽しく、「みんなで仲よくやろう」となるはずですが、現実はそうはいきません。せめて「一人対数人」ならば十分可能でも、数十人が相手だと限界があります。友人関係からハミだす生徒がでてきます。兄弟ゲンカや友だちゲンカは日常茶飯事です。友だち先生はいずれ破綻します。
(今村栄三郎『「勉強ぎらい病の治し方』日本教文社により一部改)1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.ので | B.ようで | C.から | D.であれば |
A.現実的 | B.科学的 | C.理想的 | D.現代的 |
A.遠慮なく | B.気に入らなく | C.呼吸がなく | D.気分が晴れなく |
A.申し出る | B.願い出る | C.溢れ出る | D.浮き出る |
A.子供はそもそも大人と対等な存在である。 |
B.教師は友だちのような存在であるべきだ。 |
C.生徒はそもそも教師と対等な存在ではない。 |
D.子供は大人と対等な存在であるべきだ。 |
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【推荐1】日本では、夏季の高温化が顕著になり、猛暑日が頻発している。日本における猛暑日とは、1日の最高気温が35度以上の日のことである。8月16日、東京都心は今年16回目の猛暑日となった。気象庁によると、1875年に統計を開始して以来、都心の猛暑日は1995年と2010年の13日が最多だったが、今年はその記録を更新した。
真夏の強い日差しで朝から気温が上がることに加え、アスファルトの道路やコンクリートの建物は熱をため込むので、夜中になってもなかなか涼しくならないところが多い。また、日本の夏は水蒸気を多く含んだ太平洋高気圧に覆われているため、湿度が高く、実際の気温よりも暑く感じる。
このような高温多湿な環境に長くいると、体内に熱がこもって(充満)しまい、熱中症になる恐れがある。熱中症は重度になると、命に関わることもあるので、軽く考えてはいけない。
熱中症を予防するためには、まず、喉が渇かなくてもこまめに水分や塩分を補給することが大切だ。また、扇風機やエアコンを利用して室内の温度と湿度を調節し、外出をできるだけ控え、出かける時は日傘を差したりして直射日光に当たらないようにするとよい。(ア)、頭痛、筋肉痛などの症状が現れたら、すぐに涼しい場所へ移動して体を冷やし、水分を補給しよう。それでも症状が収まらない場合は、急いで医者の診察を受けたほうがいいだろう。
今後も夏の暑さは厳しくなることが予想される。日本の夏の特徴を把握した上で熱中症対策をして、夏を乗り切りたいと思う。
1.日本の「猛暑日」について、正しいのはどれか。A.一日の最高気温が35度以上の日のことだ |
B.夏季の高温化が顕著になり、暑い日が連続することだ |
C.1875年に統計を開始して以来、都心の猛暑日は毎年あるが、今年が最多だ。 |
D.今年の8月は毎日猛暑日だ |
A.日本の夏は太平洋高気圧に覆われているから |
B.道路や建物は熱を溜め込むが、夜中になったら涼しくなるから |
C.朝から夜中まで気温が高いし、空気の湿度も高いから |
D.猛暑日が多いから |
A.外にいるとき、日傘を差すから |
B.体内に熱がこもってしまうから |
C.水分を補給しないから |
D.から |
A.だから | B.しかも | C.もし | D.つまり |
A.喉が渇いたときは、水分や塩分を補給する |
B.夏の外出は一切しない |
C.頭痛がするときは、できるだけ我慢する |
D.室内にいるときは、扇風機やエアコンを使う |
【推荐2】最近子供の数が少なくなってきました。反対にペットを飼う人が増えてきました。経済的な理由もあります。それにペットは簡単に飼えると思っている人が多いです。中には一人で生活していて寂しいので、子供や友達のかわりにペットを飼うという人もいます。一番多かったのは会社でいろいろな問題があって、忙しくて大変な時でも、ペットのかわいい姿を見ると元気になるから、という理由です。これは忙しい現代人の特別な理由です。
ペットは犬や猫や魚などが代表的ですが、中には1匹百万円以上するペットを飼う人もいます。ペットを飼う人が多くなると、ペットの問題も増えてきています。一番大きい問題は、急にペットを飼えなくなったので、ペットを捨ててしまうということです。ペットを飼うのは簡単そうに見えますが、実はいろいろしなくてはいけないことがたくさんあるのです。(ア)、毎日の掃除や散歩は大切なことです。ペットが病気になった時には病院に連れて行かなくてはいけません。生まれたばかりの時は、小さくてかわいくても、大きくなって姿が変わったりご飯に掛かるお金が高くなった時になると、ペットを捨てる人がいます。
捨てられたペットはゴミ捨て場に行って食べ物を探すので、ゴミ捨て場を汚くしたり、時々人間を噛んだりします。ペットは昔から私たち人間と一緒に生活してきました。家族のような関係です。興味だけで飼うのではなく、責任を持つことが必要です。
1.最近はどんな人が増えているか。A.子供が減って、老人が増えています。 | B.ペットに反対する大人が増えています。 |
C.ペットを飼う人が増えています。 | D.捨てられたペットが増えています。 |
A.家族がいないから |
B.ペットを買う時にほとんどお金が掛からないから |
C.ペットを見たり、触ったりすると疲れが取れるから |
D.動物と話せる人が増えたから |
A.ペットが高すぎて、飼う時お金が払えません。 |
B.動物は病気になるとすぐ死んでしまいます。 |
C.猫が飼っていた魚を食べてしまいます。 |
D.世話が大変になったら、ペットを捨てる人がいます。 |
A.たとえば | B.つまり | C.ところで | D.また |
A.私たちは最近やっとペットと生活するようになりました。 |
B.興味だけじゃなくて責任を持ってペットを飼うべきだ。 |
C.ペットは昔から簡単に飼えると思われる。 |
D.ときどきゴミ捨てる場所をきれいにするペットもいます。 |
【推荐3】子どもたちは無力である。( ア )、子どもは、まず大人によって「守られるべき存在」であり、同時に、「将来生きていくのに必要な力をひとつひとつ身につけていく存在」であると、一般には考えられている。子どもはたしかに弱い存在で、大人の保護なしに生きられない。しかし、子どもが弱いと言っても、ひたすら(一味地)守られなければならないわけでもない。守られるだけの存在から、二十歳で突然大人になって、独り立ちするなどということはありえない。
逆に言えば、どんなに小さな子どもでも、ときに守ることをやめて、子どもに任せなければならないことがある。その中で子どもは、自分の生活を自分の力で切り開く。子ども自身が、年下の子どもたちや弱い人たちと出会って、その人たちを守らなければならないことだ。それは生き物としての人間が、その育ちのなかで予定されている一つの自然であると言ってもいい。
しかし、今のように経済的に豊かな社会になって、子どもに任せる領域がますますと減ってくる。それにつれて、子どもたちは自分の力を使って役立つ機会を失い、結果として子どもは「ひたすら守られる存在」にされてきた。
「子どもを守れ」というのは当然のことである。しかし、大人たちが善意で子どもを 「ひたすら守る」とき、それはかえって子どもたちから、相手に役立ち、相手を喜ばせて喜ぶという人間の自然を奪うことになる。子どもに対する、この善意に基づくある種の錯覚に、私たちはどこまで気づいているだろうか。
1.文中の( ア )に入るものを1つ選んでください。A.または | B.そこで |
C.だから | D.すると |
A.子ども | B.大人 |
C.年下の友だち | D.弱い人たち |
A.経済が発展すると、子どもは自分が人に役立っているという機会を失うこと |
B.経済が発展すると、子どもは守られるばかりになってくるということ |
C.守られるだけでなく、逆に小さい子や弱い人を子ども自身が守るということ |
D.大人が力を持っていない弱い子どもを守るということ |
A.子どもが自分の力で生活を切り開いていくこと |
B.子供たちが自分の力を使いたくないこと |
C.子どもに頼り任せる領域が減っていくこと |
D.経済的に豊かになっていくこと |
A.子どもの生きていく力を奪っていくことになるから |
B.子どもに任せる領域がどんどん減っていくから |
C.子どもは実は喜んでいないから |
D.子どもを善意がない人にしていくから |