1 . 日本の気候の特徴は、はっきりと四つの季節に分かれていることである。それと言うと、しばしば(屡次)外国人の方から、お叱りを受けるそうだ。他の国々にでも季節は四つある。別に日本だけが特別なわけじゃない。
確かにそうかもしれない。でもこれは、日本と外国を比べる時に必ず使われてきた言い回し(措辞)なのだ。あるいは、日本の英語教育の中では、既に常識となっている表現であるといってもいい。だから、日本の学生が、外国人に向かって日本のことを説明する時には、必ず話のどこかにこの言い回しが入れられる。もちろん、特別に日本の気候は素晴らしいと誇りたいわけではない。ただ、外国に日本を伝えるという状況になると、条件反射的に口から出てしまうのだ。
(ア)、そんな決まりきった内容の話など、外国の人が聞きたがるはずがない。彼らが聞きたいのは、たとえば日本の文化や、国際問題に対する日本人としての見解であり、要するに心の底から湧き上がってくる真実の声なのだ。けれども、そんなことを話せるようにする英語教育は日本にはほとんどない。英語を使える人間は増えても、英語で伝えられる人間はなかなか現れてこないのだ。
情報が瞬間的に世界中を飛び交い、地球の反対側の国で起きた出来事が、まるで隣の家で起きた事件であるかのように報道される時代にあっては、とりわけ(格外)自分の本音(真心话)を正直に話せる勇気と能力が必要とされる。まず、語るべき内容をしっかりと自らの内に持つこと。その上で、地球上の国々と仲良く付き合っていくための英語とは何か、日本の英語教育、さらに日本人の英語観を改めて見直さなければならないこと。
1.文中の「これ」は何を指すか。A.日本の気候ははっきりしていること |
B.日本の気候は素晴らしいこと |
C.日本と外国を比べる時に話すこと |
D.日本を説明する時に話すこと |
A.それは外国人がこの言い回しが正しいと思っているから |
B.それは日本の気候の素晴らしさを誇りたいから |
C.それは外国の人が聞きたがる内容だから |
D.それは日本の英語教育で使われた慣用語だから |
A.それから | B.しかし | C.そのため | D.ところで |
A.英語を上手に使える日本人はなかなか現れてこない |
B.英語で国際問題を伝えられる日本人がなかなか現れてこない |
C.英語で日本の文化や自分の本音を話し出せる日本人はあまりいない |
D.英語で外国人とのコミュニケーションが好きな日本人はあまりいない |
A.自分の心の声を伝えられる勇気と能力 |
B.外国人と上手に話し合える英語の会話力 |
C.日本の英語教育の欠点を変えること |
D.日本人の英語観を見直すこと |
2 . 車酔い(晕车)しやすい人でも「自分で運転している時には酔わない」という人が多くいます。なぜ、運転していると酔わないのか?逆にいうと、運転していないとなぜ酔うのか?そのメカニズム(机制)を明らかにする実験をしてみました。
車に酔いやすいという免許(许可)を持つ男女3人に、カーブ道路(弯路)が多い相模湖に集まってもらいました。まず、約15キロのカーブコースを自分で運転した前後で、唾液に含まれるアミラーゼ(淀粉酶)活性度を測定。気分が悪くなり、ストレスが大きくかかると数値は上がるのですが、運転した前後の数値は、3人ともほとんど変化はありませんでした。つまり車酔いは、見られませんでした。次に助手席に乗って同じコースを運転。それでも3人は、運転開始早々から気分が悪いと言い出し、実験直後に測ったアミラーゼ活性度は(ア)。全員が車に酔ってしまったのです。
車内に取り付けた3台のカメラの映像を分析すると、共通する事実がわかりました。それは、カーブを曲がる時の体の傾き。運転している時は、カーブと同じ方向に体が傾く(イ)、助手席にいる時は遠心力によってカーブの傾きと反対側に体が傾いていたのです。専門家の石井正則先生によれば、「乗り物酔いは、三半規管などの内耳で捉えた体の傾きと目が捉えたカーブの傾きのズレ(差异)が脳の混乱を招いて起こる」というのです。つまり運転する場合は、傾きは一致しているのでズレは起きませんが、助手席や後部座席にいると遠心力によってカーブと反対の向きに体が傾くので、脳が混乱を来たして、車に酔ってしまったらしいのです。
1.「実験をしてみました」とあるが、どんな実験なのか。A.運転している人がなぜ車酔いしやすいかを究明する実験 |
B.運転していない人がなぜ車酔いしにくいかを究明する実験 |
C.運転している人もしていない人もなぜ車酔いしやすいかを究明する実験 |
D.運転していない人がなぜ車酔いしやすいかを究明する実験 |
A.唾液の量 | B.ストレス | C.アミラーゼ活性度 | D.車酔いする人 |
A.急激に減少しました | B.ほぼ変わりませんでした |
C.大幅に増加しました | D.変化が見られませんでした |
A.に対して | B.について | C.のに対して | D.のにとって |
A.運転している人は遠心力によってカーブと違った方向に体が傾くから |
B.運転している人は遠心力によってカーブと同じ方向に体が傾くから |
C.運転していない人は内耳で捉えた体の傾きが目で捉えたカーブの傾きと一致しているから |
D.運転していない人は内耳で捉えた体の傾きが目で捉えたカーブの傾きと一致しないことから脳の混乱を招くから |
3 . 普通大人が「夢」を子どもに問うとき、「高い目標に向かって突き進め。そして必ず成功しろ」という期待を押しつけている感じがします。「夢=成功すること」になってしまっている。そういう大人の意図に、子どもは敏感に気づいている。高い目標を目指すことはいいことですが、そればかりでは子どもは疲れてしまいます。
本来、「夢」という言葉は、もっと広い意味のはず。「職業」だけでなく、「どんな人間になりたいか」「どんな暮らしをしたいか」という願いも含んでいます。「友だちを裏切らない人間になりたい」「自然に囲まれて暮らしたい」といった夢だっていいのです。そのほうがずっと具体的で、その子が今持っている思いや願いや時には悩みを含んでいることだってあります。
「夢は何?」という問いへの子どもの答えにもっと耳を傾け、深く掘り下げて語り合いましょう。子どもが語る「夢」に含まれる、小さな思いや、表に出てきづらい願いを、無視しないでください。(ア)、「子どもを産んで、幸せな家庭を築きたい」という子どもの夢には、今の家庭への不満や将来への不安が隠れているかも知れません。親子で夢について深く語り合うことで、子どもの気持ちがよくわかってきます。子どもの答えの後ろにどんな思いや願いや憧れが込められているのかを、読み取ってあげませんか。
1.文中の「それ」は何を指すか。A.大人が子供に夢を問うこと |
B.子供が大人の意図に敏感に気づいていること |
C.高い目標を目指すこと |
D.努力すれば必ず成功すること |
A.友達を裏切らない人間になりたい夢 |
B.自然に囲まれて暮らしたい夢 |
C.子供が今持っている思いや願いや時には悩みを含んでいる夢 |
D.職業に関する夢 |
A.親 | B.筆者 | C.子ども | D.読者 |
A.しかし | B.例えば | C.したがって | D.それなら |
A.大人は子供にあまり期待しないほうがいい |
B.大人は子供に夢の広い意味を教えてあげるべきだ |
C.大人は子供と夢について語り合う前に子供の不満や不安を除去するべきだ |
D.大人は子供の夢に含まれる小さな思いや願いを理解するべきだ |
「じゃ、私がジュースを買って( )。」
A.ある | B.おく | C.いく | D.くる |
A.練習した | B.練習された | C.練習させた | D.練習させられた |
A.ご利用できません | B.ご利用しません |
C.ご利用になれません | D.ご利用いただきません |
田中:はい、優勝できてこの上ない喜びを感じています。
A.お聞きいただけないでしょうか |
B.聞かせていただけないでしょうか |
C.お話し申し上げましょうか |
D.お話しできないでしょうか |
A.壊し | B.壊れ | C.消し | D.消え |
A.ものか | B.ことか | C.はずか | D.わけか |
A.ほど | B.ばかり | C.らしい | D.みたい |