10 . きれいに見せたい、もっとハンサムになりたいと整形をする人が増えているが、きれいでなくても、ハンサムでなくても、整形する必要などないとわたしは思う。見た目(外观)がよくなくても、それはそれぞれの個性だと言える。
見た目や人の容貌は心の持ち方でずいぶん変わる。また、自分を向上させようと努力している人は、それが顔にも表れる。将来に向けて頑張っている人は、表情も明るく目が輝いていて、気持ちにも余裕ができて人に優しく接することができる。性格が悪い人はどんなに美人でも親しくしたいとは思わない。人と付き合うには、外見がいいことより( ア )性格がいいことのほうが重視されると思う。
父は、「有名な醜男」だった。しかし、彼と親しく接したものはみな、その慈愛に満ちた表情に魅力を感じて心を引かれたという。つまり、外見の醜さを気にせず相手を思いやって接すれば、人は自分の魅力を理解してくれるということだ。
もちろん、心を改良したからといって、直ちにそれが顔に表れる( イ )。また、相手が容貌と心との見分けのつかないような人なら、結局のところ親しく接してくれないかもしれない。だが、外見のことを気にしたり悩んだりしても仕方がない。整形をする前にまず自信を持って積極的に物事に取り組むことが必要だろう。
1.
文中に「きれいでなくても、ハンサムでなくても、整形する必要などないとわたしは思う」とあるが、それはなぜか。A.誰も気にしないから |
B.人それぞれ個性があるから |
C.誰も見分けがつかないから |
D.顔が醜かったら何もできないから |
2.
文中の( ア )に入れるのに最も適切なものはどれか。3.
人の見た目はその心の持ち方とどんな関係か。A.心の持ち方が人の見た目と関係がない。 |
B.心の持ち方を変えたら、人の見た目はすぐ変える。 |
C.心の持ち方を変えることで、見た目の問題を解決できる。 |
D.心の持ち方が人の見た目に影響を与える。 |
4.
文中の( イ )に入れるのに最も適切なものはどれか。A.ことが必ずできる | B.ことはないかもしれない |
C.にちがいない | D.に相違ない |
5.
筆者の考え方に一致しないものはどれか。A.人の見た目を十分以上に気にする必要がない。 |
B.見た目より表情のほうが大事だ。 |
C.見た目より性格のほうが大事だ。 |
D.整形する必要がない。 |