10 . 「今年は最後の学園祭だから、盛大 1 やりたいよね。」昨年の夏頃、私は生徒会の会議でこの一言を発した。「最後の学園祭」そう、私が通っている中学校がこの1年 2 閉校となってしまうのであった。
そこで、私はこの地域で古くから伝わっている太鼓を 3 (やる)と考えた。私は友達と一緒に練習場へ行った。練習場に入ると、二人のおじさん達が私たちを迎え入れてくれた。この方達は太鼓を長年やっている人であった。そして私たちの中学校の卒業生であった。そのためか毎日夜遅く 4 熱心に指導をしてくれた。
そして本番(正式表演)。 5 (会場)には、在校生だけでなく、多くの地域の方たちも見に来ていた。私はこの時初めてあることに気づいた。それは、「私たちの中学校はこんなにも多くの人から温かく 6 (見守る)ているだ」と。
私は 7 (多い)のお客さんを前に、 8 (ぶじ)に演出できた。会場は、われんばかりの(雷鸣般的)拍手が続いた。中には涙を流している人もいた。あの時を今も忘れることはない。今は中学校なくなり 9 (静か)なってしまった。しかし、人たちの心には今もあの時の 10 (温かい)がある。
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