10 . 人間の頭は一定の法則に従って働いています。その思考が有効に働くような配列で話すことは、欠かせない条件の一つです。
私たちはよく「まとまった話だった」と言います。まとまった話とは、まとめた話です。まとめた話とは話し手自身の頭の中がまとまっているのだとも言えます。
話というのは、複数の言葉、いくつかの話題の材料が有機的に結びついていて、一つのはっきりした構造的なまとまりのある図式になっているものです。その前提として頭の中が( ア )。特に、聞き手が複数の場合、混乱させる話は、話し手自身がそのことについてまとまった考えを持っていないために、起こる場合が多いものです。
話したことを相手に正しく受け止めてもらう( イ )、相手の理解する思考の法則にあった順序、配列をおろそかに(疏忽,马虎)できません。物事の順序、配列を考えることはいろいろな意味で大事です。それは話し手として注意しておかなければならないことだと言えます。
1.
「私たちはよく『まとまった話だった』」とあるが、「まとまった話」とは何を指しているか。A.話す人がよく考えて整理できた話 | B.聞く人がよく考えて整理できた話 |
C.話す人と相談して決めた話 | D.聞く人と相談して決めた話 |
2.
文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。A.まとまっていないです | B.まとまっていなかったら |
C.まとまっていなくてもいいです | D.まとまっていなければなりません |
3.
複数の聞き手の場合、まとまっていない話を聞いたら、何が起こるか。A.話をちゃんと理解すること | B.話がうまく進むこと |
C.話が混乱すること | D.話がはっきりすること |
4.
文中の( イ )に入れるのに最も適当なものはどれか。5.
「それは注意しておかなければならないことだと言えます。」とあるが、「それ」とは何を指しているか。A.話したいことを思うように話すこと。 |
B.話したいことの順序や配列をおろそかにすること。 |
C.聞き手の理解や思考に従って話すこと。 |
D.話したいことの順序や配列をしっかり考えておくこと。 |