1 . 今年も2月 51 3月にかけて、関東地方で梅の花が咲きました。各地で梅 52 楽しむお祭りも 53 (開かれました)。
日本の花というと桜が有名ですが、日本では昔から梅の花も愛されてきました。 54 (ふるい)詩や絵にもよく 55 (書いて)います。梅の花は白色や赤色、ピンク色があり、いいにおい 56 します。冬の終わりに咲く梅の花を見ると、春が近くなってきたことを感じて、うれしくなります。
茨城県には、約180年前につくられた偕楽園という庭園があります。この庭園はたくさんの梅の木があることで 57 (有名)、約100種類、3000本の梅の木が植えられています。毎年3月頃になると、たくさんの人が梅を見に行きます。今年は、コロナ禍で自由に行動 58 (しない)去年までと比べて、見に行く人がとても増えたそうです。
わたしも東京から2時間かけて偕楽園に行きました。その日はとても暖かく、梅の花を 59 (見る)ながら歩くと、とても気持ちがよかったです。庭園はたくさんの人で混んでいましたが、梅の花がとても 60 (美しかった)ので、見に行ってよかったと思いました。
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2 . 授業中に眠くなったり、集中力が続かなくなったり、時にはイライラしたりすることがありますか。これらを「睡眠不足のサイン」と指摘されています。睡眠が足りないと、記憶力や集中力、思考力の低下を引き起こします。中高生は学校での勉強や部活動、塾などで忙しく、受験生は入試対策に集中している時期があります。それでは、睡眠時間を確保するにはどうすればいいのでしょうか。
人間には1日周期でリズムを刻む①「体内時計」が備わっています。その周期は24時間よりも少し長く、朝に太陽の光を浴びることで時間のズレがリセットされます。(ア)、明るい環境で夜を過ごすと、体内時計の時刻が遅くなり、寝つけなくなってしまうそうです。普段、白色の照明からはブルーライトが発せられています。ブルーライトは脳を覚醒させ、体内時計の時刻を遅くするので、リビングなど、眠る前に過ごす部屋はオレンジ色の照明にするのがおすすめです。白色の住宅照明に比べて弱いものの、スマートフォンからもブルーライトが出ており、布団の中で目のすぐ近くで見たり、遅くまで操作していたりすると、夜更かしにつながるかもしれません。
「眠くなったら仮眠をとれば③いい」と考える生徒さんもいるでしょう。仮眠をとることで、プラスに働く面も多々ありますが、注意が必要です。日中に長い仮眠をとると、夜に眠れなくなる心配があるだけでなく、寝たり起きたりと睡眠が分断することで、体内時計のリズムが崩れ、日中の脳の働きは低下してしまうと言います。どうしても睡魔を追い払えないときは机などに顔を伏せる形で仮眠することです。ベッドだと、眠りが深くなりがちです。昼休みの時間帯ごろまでにとり、長くても15分以内に抑えるようにしたほうがいいと言われています。
注释:①リズムを刻む:设定节奏
②夜更かし:熬夜
③仮眠をとる:打盹儿,小憩
1.睡眠不足は何を引き起こすか。
A.受験勉強の時間を十分に確保すること |
B.部活動などに使う時間を長くすること |
C.記憶力や集中力、思考力が低下すること |
D.体内時計のリズムが狂うようになること |
A.一方 | B.因みに | C.即ち | D.同じく |
A.スマホの画面を明るくし、見やすくさせること |
B.脳を覚醒させ、体内時計の時刻を遅くすること |
C.暗闇の空間を照明し、明るくすること |
D.脳が眠気に弱く、早く寝させること |
A.昼間に起きているのを保つこと | B.一日の睡眠を分断させないこと |
C.夜に規律のある睡眠を取ること | D.日中に長い仮眠をとらないこと |
A.仮眠をとることにはプラスの面ばかりある。 |
B.仮眠をベッドでとることがすすめられる。 |
C.仮眠をできるだけ15分以内に抑えたほうがいい。 |
D.仮眠を深い眠りにすれば脳を休ませる効果がある。 |
3 . 人間の脳は、目に見えないほど小さな「細胞」が1000億個も集まってできています。脳細胞は網の目のように、お互いにつながっています。このつながりに弱い電気が流れることで、私たちは考えたり、体を動かしたりすることができます。私たちが手を動かせるのは、脳から「手を動かせ」という命令が「弱い電気」として脊髄を通って、筋肉まで届くからです。
(ア)、体の筋肉がだんだん弱くなってしまう病気があります。この病気になると、命令が筋肉に届かなくなり、筋肉は使われないことで弱くなってしまいます。治す方法は、まだ見つかっていません。患者さんは、口の筋肉が弱くなると、話すことができなくなります。手足の筋肉が弱くなると、文字を書くことも、キーボードで文字を打つこともできません。病気が進むと、家族や友達に思いを伝えられなくなってしまうのです。
こういう時、「脳波」を使って、患者さんの意思が伝えられるようになります。「脳波」とは、脳が働く時、細胞に流れる弱い電気信号を指します。頭で考えたことを手や口を使わずにパソコンに入力するには、いろいろな方法があります。その一つが「頭の中で文字を書く」方法です。患者さんが脳波を読み取るセンサー①を装着し、文字を書く動作を思い浮かべます。パソコンには、患者さんの「この文字を考えたときには、この脳波」という独自のデータが蓄えられます。このデータを使って、パソコンは患者さんが考えた文字を推測して並べ、言葉にすることができるのです。このシステムを利用すれば、体を動かすことのできない患者さんが、看護師さんや家族、そして友人にも言葉で自分の気持ちを伝えることができるようになります。
注释:①センサー:传感器,感应装置
1.文章の内容によると、「私たち」が体を動かす仕組みは何か。
A.脳から出した命令が筋肉や血液を通じ、全身まで届いて体を動かす。 |
B.脳から出した命令が体内の神経により、全身まで届いて体を動かす。 |
C.脳から出した命令が弱い電気として脊髄を通り、筋肉まで届いて体を動かす。 |
D.脳から出した命令が全身の感覚によって伝達し、筋肉まで届いて体を動かす。 |
A.したがって | B.けれども | C.かえって | D.おなじく |
A.脳細胞が萎縮する病気 | B.脊髄が損傷を受けた病気 |
C.脳機能が衰える病気 | D.身体の筋肉が弱まる病気 |
A.患者さんは筋肉の機能が退化する初期 |
B.患者さんは自立して暮らしが保てない時期 |
C.患者さんは自分の思いを伝えられなくなった段階 |
D.患者さんは脳波を使うシステムで生活を支えている時期 |
A.患者さんの脳波で蓄えられる独自のデータにより、考えた文字を推測して並べ、言葉にして伝える。 |
B.患者さんの頭にセンサーを装着し、考えた文字を専用のスクリーンに現れ、言いたいことを伝える。 |
C.患者さんの眼球が動くことにより、パソコンの画面にある文字を選び、一字ずつ並べ、言葉にして伝える。 |
D.患者さんと会話したい相手の頭にそれぞれのセンサーを装着し、考えたことをすぐに相手に伝える。 |
4 . 私がマレーシアで初めて教壇に立ち、教えたときのことである。教室には二十数名の学習者が縦横5列ずつに並んだ席に座っていた。日本の教室同様の机の配置であった。(ア)、副教材として用意したプリントを配ったのだが、こちらは特に何も意識せずに、最前列の学習者にその列の学習者の人数分のプリントを置いていった。最後の列に行くまでには、半分くらいの学習者の手元にはプリントが渡っているだろうと思って振り向いてみたら、どうだろう。プリントを見ているのは最前列の学習者だけだった。後ろの学習者も前の学習者を催促せず、ただじっと待っているだけである。すぐに、最前列の学習者に後ろに送るように指示をしたが、そのときの衝撃は忘れられない。
正直に言って、そのとき私の頭の中に去来したのは、「この国の教育は一体どうなっているのか、ここにいるのはとんでもない学習者ばかりなのではないか」という大きな疑問であった。とにかく、日本では教師が何も言わなくても、クラス全体に行き渡るプリント配付法がこの国では通用しないのだということを知った。当たり前に思っていたことが当たり前でないことに変わった瞬間であった。
本当のところは、コースが始まって間もないころで、初めて習う外国人教師に対する不安や、クラスとしてのまとまりもまだできていない時期だったので、学習者の心理的な問題によるもので、それまでの学習体験に影響されたものではなかったのかもしれない。しかし、日本とマレーシアでは教室の中での学習者の行動が違うということに気づかされた貴重な経験になった。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。A.それで | B.そこで | C.そのうえ | D.そのため |
A.教室の前から後ろまで歩きながら学習者一人ずつに配った。 |
B.行の学習者の人数分のプリントを左側の学習者に置いた。 |
C.列の学習者の人数分のプリントを最前列の学習者に置いた。 |
D.学習者一人ずつに前の教壇へプリントを取りに来させた。 |
A.学習者がプリントを配りながら、ざわざわしているのを見た時 |
B.学習者全員がプリントをもらって、じっくりと読んでいるのを見た時 |
C.最前列の学習者がプリントをもらって、後ろの学習者に配っているのを見た時 |
D.最前列の学習者だけがプリントを見て、後ろの学習者が催促しないのを見た時 |
A.びっくりして信じられなかった。 |
B.めずらしくてすばらしかった。 |
C.ここで発生するのが当たり前だった。 |
D.貴重な経験なので勉強になった。 |
A.不安などで学習者の心理的な問題によったものだから |
B.クラスがまとまりができていなくて衝突があったから |
C.心理的な問題を持っている学習者がクラスにたくさんいたから |
D.学習者はそれまでの学習体験に影響されたから |
5 . 私たちは世代的に、子どもの頃に「結果」を求められたり、「結果」を見せつけないと、やっていけないと思わされてきた。(ア)、大人になってからも「何かを始める」には、結果を出す必要があると思い込んで②いる人も多い。
「それをやって何か結果は出るの?」や「人に認められるような何か。」など、そういうものしか価値がないと思っていたことから、「上手にできるもの」を「好きなこと」に、「上手ではない、人に認められないもの」を「嫌いなこと」に変化しているだろうか。
このように、大人になると、自分の「好きなこと」が「上手にできること」とイコールになってしまっていることもある。これは純粋な「好きなこと」ではなく、誇れる自分を表してくれる「名刺」のようなものにすり替えているだけだ。でも、子どもの頃、私たちがやっていたのは、人が認める、認めないことではなかったよね。意味がなくても、結果が出なくても、それをする「過程」がただ単に好きだった。
そんな風に、「結果」ではなく、ただの「遊び」で「好き」を表現していた頃に戻ろう。誰かどう思っても「私はこれが好き」に戻すのだ。真の創造性は、このような純粋な遊びの意識の中にある。
考えてみれば、「上手にできるから好き」になっていたのは、まさに何事にも親から「結果」を求められたからだ。親世代自体が、そのまた前の世代から担わされた犠牲からくる嫉妬、または反動の期待のような「お荷物」だったのだね。そんな「お荷物」を捨てて、自分の内側で「私が好きなもの」を復活させよう。好きなものは、「できる自信があるもの、得意なもの」でなくてもいい。「私が好きなもの」だからやり続けると、自然と得意なものに変化している。もし、あなたの中で「『できる、得意』だから好き」になっていたら、それに気づいて意識を変えていこう。
注:①見せつける:显摆,卖弄
②思い込むむ:深信,确信
③すり替える:偷换,顶替
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.しかも | B.すると | C.だから | D.つまり |
A.学校が行う活動に参加すれば、期末試験の点数が上がるため、嫌だが参加する。 |
B.ボランティア活動に参加すれば、優秀賞がもらえるため、忙しくても参加する。 |
C.手間がかかっても、好きなので、暇つぶしとして、レゴブロックを組み立てる。 |
D.日本語能力が認められるので、難しくてもスピーチコンテストに出るようにする。 |
A.嫌いでも上手にできること | B.自分を他人に誇れること |
C.他人に認められること | D.やるプロセスが好きなこと |
A.容易く目的に至って、苦労が少なかったから |
B.結果が確かに得られて、喜ぶようになったから |
C.どんな事でも、親に「結果」を求められたから |
D.何も犠牲がないし、親にも好きになれたから |
A.「結果」を重視する意識を自分の気持ちを重視する意識に変えてほしい。 |
B.「好きなもの」から「得意なもの」へと変換するまで、そのままでいてほしい。 |
C.心理の「お荷物」を捨て、心の「できる自信があるもの」を復活させてほしい。 |
D.読者自身の中で「好きなもの」だから得意になるという意識を変えてほしい。 |
6 . 私はある高校の英語科教員ですが、本校では英語を教えておらず「日本語の専任教員」に近い立ち位置です。私はこの高校に約20年勤めていますが、15年ほど前から日本語指導を必要とする外国の生徒が定時制課程に入ってくることが増えたように思います。15年前、英語の授業で「Environment=環境」と教えてから「環境とは何ですか。」と聞いたところ、笑顏で「わかりません。」という返事が返ってきたことがあります。英語も日本語も十分ではない外国籍の生徒は「わからないもの(Environment)」を「わからないもの(環境)」と結びつけても、「わからない」の再生産になるだけだったのです。「これではダメだ。日本語を教えるしかない。」と思いました。
生徒を授業の前と後に呼んで補習をすることにしました。しかし、日本語を教えたことも教え方を学んだこともなかったため、最初は日本語の教科書と指導書を見比べて一度授業のリハーサルを行い、それから生徒に教える、この繰り返しでした。私は日本語教育能力検定試験の勉強も行い、少しずつ日本語指導の仕方を学びました。
私が在職している高校では、外国籍の生徒が在学中の継続的日本語学習の機会を確保するため、卒業単位に加える学校設定の日本語科目が設置されています。よいことは日本語が全く話せない生徒も自信を持って受け入れられる体制がここにできたこと、(ア)生徒の日本語学習に対する姿勢が変わったことです。以前は「日本語は話せればいい。漢字やJLPTは必要ない。」と言う生徒が多かったのですが、JLPTを受ける生徒も増え、高校卒業後の進路に専門学校や大学を目指すことも増えました。これから、外国籍の高校生が希望の進路に進めるよう、学習環境の整備が一段と進むことを祈っています。
1.15年前、「私」は主に何の授業をしたか。A.英語の授業 | B.日本語の授業 | C.進学コースの授業 | D.定時制の1対1の授業 |
A.いくら新しい知識を教えても、生徒にとって意味がなかったから |
B.いくらわからない知識を結んでも、生徒が理解してくれなかったから |
C.生徒が教えた日本語がわからなかったので、授業を進めるのは難しかったから |
D.生徒が日本語をぜんぜん勉強しなかったので、成績が悪かったから |
A.日本語の教育能力検定試験を受けたあとで、経験を積んで生徒に教える。 |
B.日本語の教え方を学んだあとで、日本語を教える経験者に習って生徒に教える。 |
C.日本語の教科書と指導書を見比べ、授業のリハーサルを行って生徒に教える。 |
D.日本語の教科書と指導書を見比べながら、授業を行って生徒に教える。 |
A.それから | B.ですから | C.そして | D.そこで |
A.「私」はこの学校で20年ほど日本語を教えている。 |
B.「私」は日本語教育能力検定試験を受ける生徒に対する指導もしている。 |
C.高校で日本語科目が設置されたおかげで、生徒の日本語学習の姿勢も変わった。 |
D.高校で外国籍の高校生に対する学習環境の整備が一段と進むと決められた。 |
7 . ネットショッピングのメリット(ア)、場所や時間に制限されずに買い物ができることや、商品価格が店頭販売よりも安いことが多いこと、外出せずに買い物が可能なことが挙げられます。これらのメリットを活かして、快適で便利なショッピング体験を楽しめます。
(イ)、ネットショッピングでは商品を実際に手に取って確認することはできません。画面上で見たイメージや説明文で判断する必要があります。色味や素材感、サイズ感などを正確に把握することは難しいため、実物とは異なる印象を受けることがあるかもしれません。そのため、ネットショッピングでは事前に十分な情報を入手することが大切です。
また、ネットショッピングでは商品を購入してから実際に届くまでに時間がかかることがあります。特に遠隔地や国外からの発送の場合は、配送までに数日以上かかることもあります。
このため、急ぎの場合や早く商品を手に入れたい場合は、実店舗での購入が適しているかもしれません。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適切なものはどれか。A.として | B.について | C.といっても | D.にとって |
A.または | B.ところで | C.しかし | D.たとえば |
A.商品に関する情報 | B.価格に関する情報 |
C.店舗に関する情報 | D.配送に関する情報 |
A.値段が安いこと | B.実際に商品が確認できること |
C.快適で便利であること | D.店舗が近くてすぐ行けること |
A.近くの店舗に求めの商品がないため | B.実際に商品が認できないため |
C.商品が手に入るまで時間がかかるため | D.十分な情報が得られないため |
8 . 人間は生まれつき多かれ少なかれ、皆コレクターの傾向を持っているというのが私の見解であるが、 1 人間にとってコレクションとは何なのか。私の知っている七歳の女の子の趣味は、道端にころがっている薄汚い石ころを拾い集める 2 である。彼女はそれをきれいに洗って、大事にしまっておく。 3 、なぜこんなことをするのだろうか。
ものを集めるというのは、言うなれば、世界をほんの少しばかり切り取って、自分のものにすることである。 4 、その世界の断片を所有することによって、満足し、心が落ち着く。 5 こんな言い方もできるかもしれない——コレクションとは世界に秩序を見つけようとする試みである、と。この世界にまだあまり馴染み(熟识)がなく、世界というものの不可解さに圧倒される 6 の子供は、自分なりに納得できる方法で世界を知ろうとする。未知は恐怖をよぶ。知ることによって、恐怖はやわらぎ、安心できる世界が生まれる。世界を知るということは、世界の中に、 7 の秩序や法則を見つけることである。少年少女が拾い集める石ころは、世界の秩序を告げるシンボルなのである。石ころをよく知ることによって、世界を知ることができる。石ころを集めるのは地球を知る一つの試みである。そういう目で石ころを集める子供を見る 8 ではなかろうか。
9 考えてくると、コレクションには、教育的な働きがあることがわかってくるはずである。人間が自然 10 の知識を蓄えて、学問をつくりあげたのも、もとはといえば、自然のさまざまな生物や無生物を拾い集め、それに名前をつけたところに出発点があった。子供はそういう人類の知的活動の初期の段階を無意識のうちに反復しているのかもしれない。ものを収集することは、子供が自然に身につける最初の勉強法なのである。
1.( )A.そろそろ | B.なかなか | C.そもそも | D.まだまだ |
A.こと | B.もの | C.の | D.ため |
A.じつに | B.いったい | C.または | D.あるいは |
A.そして | B.もう | C.だが | D.では |
A.たとえば | B.あるいは | C.しかし | D.ところで |
A.のみ | B.だけ | C.ばかり | D.しか |
A.たくさん | B.本当 | C.少し | D.何らか |
A.べき | B.はず | C.わけ | D.から |
A.ちょっと | B.こんなふうに | C.それほど | D.そんな |
A.に対して | B.にとって | C.として | D.について |
9 . 最近、同期入社50周年の会合があった。同じ会社1( )一度も同じ職場で働いたことのない者もいれば、同じ職場で何度も働いたことのある者もいる。中には、同じ職場で上司・部下の関係になった者もいる。このような仲間が50年振り2( )集まったのである。40名余り集まってみて、まずお互いの戸惑いは、名前と顔が一致しないことである。50年前一ヶ月近く合宿生活を送ったとはいえ3( )、その後会ったことのない人もいて、名前を思い出すのに苦労をした。
次に、戸惑ったのは、その名をどのように4( )。呼び捨て(直呼其名)にするか、「君」付けにするか、「さん」付けにするか。「さん」付けが一番無難そうである。しかし、一人を「さん」付けにして呼ぶと、他の人を呼び捨てにしたり、「君」付けにしたりするのも、なにか差別のようで5( )。しかも、親しい仲間を「さん」けで呼ぶと、なにか白々しい。どうして、「さん」付けがよそよそしく、「君」付けが親しさを感じさせるのだろうか。それは、日本語の慣行であり、そのように決まってきたのだ6( )大方の言語学の先生方のお答えだろう。では、どうして、そのように決まってきたのか。「君」というのは、元来、君主、御主人という意味で、親しいなどとは恐れ多い。なのに、ナゼ、親しい仲間を「君」付けにする慣行が定着したのか。従来の言語学には明確な答えばない。
「さん」と「君」の違いを語感から考えると、ここ7( )は、音素‘S'と‘K’の距離感の違いがある。‘K’を発声するときの調音点は口の奥・ノドにあり、‘S'の調音点は口の出口近くにある。8( )、‘S'には流れ出るイメージがある。自分の中心にある。のが‘K'で、逆に離れていくイメージが‘S'である。ごこから日本の先祖は、手の届くものを、‘KoRe’といい、手の届かないものを‘SoRe’という9( )。‘KoKo',‘SoKo'も(Ko-No'‘SoNo'も同じ感覚である。「君」と「さん」は、他の音素も違うが、語頭の‘K'と‘S’の違いが効いて、我々は‘君(KuN)’の‘K’に近さ、親しさを、そして、‘さん(SaN)’の‘S’に距離感を無意識に感じてしまうのである。それに、母音‘u'も母音‘a’よりも近い。‘u'はうちうちのイメージがあり、‘a’には10( )なイメージがある。
「さん」は「様」の崩れたもの。そして、もっと崩れて‘ちゃん’が出来た。‘ちゃん”は‘さん’の幼児言葉から出来たのだろう。さん’とはっきり発声できない幼児は‘タンという。この‘タン’が拗音化したのが‘ちゃん’である。
1.( )A.というのは | B.といえば | C.とはいえ | D.としても |
A.に | B.で | C.も | D.と |
A.こと | B.ことに | C.もの | D.ものの |
A.呼ぶの | B.呼ぶこと | C.呼ぶか | D.呼ぶ |
A.気に障る | B.気に入る | C.気になる | D.気にする |
A.というのは | B.というのが | C.というと | D.といっても |
A.に | B.で | C.から | D.まで |
A.むしろ | B.ただし | C.しかも | D.それで |
A.ことにした | B.ことになった | C.ようにした | D.ようになった |
A.スペース | B.マスコミ | C.オープン | D.オーバー |
10 . 中学生になると、「家で学習しない」という相談をよく受けます。小学生までは、家で親に見てもらいながら学んでいた子も、中学生になるとそうはいきません。では、自分の部屋で勉強ができるでしょうか。部屋には誘惑がたくさんあります。スマホや漫画、ゲームだけでなく、ベッドがあることで、すぐに横になってしまうでしょう。
学校に自習できる場所がない場合は、塾や図書館の自習室の活用をお勧めします。勉強に集中して学ぶことができる環境が大切なので、外をオン、家をオフと使い分けると、より効果的な学習ができます。家と学校で見せる顔が違うのが顕著なのも中学生からです。保護者は、外での子どもの様子がわからなくなって不安になりがちです。しかし、子どもにとって家はオフになれる場所であることを忘れないでください。
子どもたちにアンケートで「保護者に言われたうれしいこと」を聞くと、「がんばったね」「おつかれ」といった言葉がトップに並びます。大人は常に結果を求められますが、成長過程の時期だけは、テストの点数が悪くても、結果より過程を認めましょう。
「なんでできなかったの?」「こうすればいいのに」など追求や指示をするよりも、ただねぎらう(犒劳)ことが大切です。成績がイマイチ(差一点儿)で傷つかない子どもはいません。気にしていないように見えても、多少くよくよ悩んでしまいます。高校生くらいから少しずつ忍耐力がついてくるので、中学生までは小言(责备)よりも応援をしてあげたほうがいいです。家で休ませることで、自ら頑張る力を出せるようにしてあげましょう。
1.中学生に薦められる自習できる場所はどこか。A.自分の部屋 | B.授業中の教室 |
C.補習授業を受けている塾 | D.静かな図書館の自習室 |
A.外でも家でも遊ぶ。 |
B.外でも家でも勉強する。 |
C.外では遊ぶが、家では勉強する。 |
D.外では勉強するが、家ではよく休む。 |
A.学習の結果 | B.勉強の過程 |
C.テストの点数 | D.努力の程度 |
A.応援してあげる。 | B.学校を休ませる。 |
C.我慢しろと注意する。 | D.文句ばかり言って怒る。 |
A.中学生の子どもに家で勉強させる。 |
B.中学生だけ忍耐力を身につける必要がある。 |
C.中学生は家と学校で見せる顔の変わりがない。 |
D.家でオフすることで、子どもに自ら頑張る力を出せる。 |