1 . 「イクボス」とは、子育て中の社員を理解して、活躍を応援する上司のことです。そして、「イクボス・アワード」の対象は、部下の育児と仕事の両立を考え、部下が育児休暇を取ったり、短時間勤務になったりしても業務に問題が起こらない職場を作り、(ア)、自分自身の仕事と生活も充実している管理職の人たちです。「イクボス・アワード」には、男女どちらでも応募できますが、本人が働いている会社などの推薦が必要で、書類審査の後、グランプリと特別奨励賞が決定されます。
ちなみに2016年には、グランプリのうちの一人に青森の警察署長が選ばれ、話題になりました。警察は休暇を取るのが難しい職場ですが、この署長さんは部下に、月に一回は休暇を取ったり、家族の誕生日などに休みを取ることをすすめるとともに、もうすぐ父親になる職員を署長室に呼んで一緒に休暇の計画を立てるなど、休みの取りやすい職場になるように努力しています。
1.文中の「イクボス・アワード」はどういうものか。A.仕事と子育てを両立させることができる社員を表彰するもの |
B.子育て中の社員を理解して、活躍を応援する上司のこと |
C.仕事と子育てを両立させることができる社員のこと |
D.子育て中の社員を理解して、活躍を応援する上司を表彰するもの |
A.男女とも応募できる。 |
B.本人が働いている会社などの推薦が必要だ。 |
C.イクボス・アワードの対象は管理職の人たちだ。 |
D.1年に2度行われることになっている。 |
A.さらに | B.こうして | C.それで | D.それなら |
A.自分の育児も仕事も充実している。 |
B.部下の育児と仕事の両立を考えている。 |
C.イクボス・アワードに応募しなかった。 |
D.イクボス・アワードで特別奨励賞の一人に選ばれた。 |
A.特別奨励賞 | B.イクボス・アワード | C.グランプリ | D.警署長 |
2 . 「条件付け」という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは、刺激Aと、それとは無関係な反応Bを、Aが起きた時に必ずBという反応が出るようにすることである。この条件付けには古典的条件づけとオペラント条件づけの二種類があると言われている。例えば、犬に食事を与えるたびにベルを鳴らすと、犬はある時からベルの音を聞いただけで自然に唾液を流すようになる。これが古典的条件づけである。(ア)、オペラント条件づけとは、動物に芸を覚えこませる場合に用いられる方法である。例えば、箱の中に鳥を入れ、その前にA、B二色の板を置く。Aをつつくと餌がもらえるが、Bをつつくと餌はもらえない。そのうち、鳥はAの板をつつくと餌がもらえるということに気が付き、餌がほしくなると、Aの板をつつくようになる。つまり、鳥は餌をもらえる方法を学習したということである。
この二つの違いは、前者が動物の生理現象に関する条件付けであり、後者が動物の学習能力に関する条件付けだということだ。前者には身体の組織・機能に関するもののみならず、感情面も含まれる。また、意志に関係なく自動的かつ反射的に起こるものであることから、一般に「条件反射」とも呼ばれている。
注释:つつく:啄
1.文中の「それ」は何を指すか。
A.条件付け | B.反応B | C.言葉 | D.刺激A |
A.犬の身体の組織 | B.犬の身体の機能 | C.犬の感情 | D.犬の意志 |
A.または | B.しかも | C.いっぽう | D.それにしても |
A.犬がベルの音だけで自然に唾液を出すようになるのは学習である。 |
B.鳥が餌がほしくなるとAの板をつつくようになるのは条件反射である。 |
C.動物に芸を教える時に使われる条件づけは、古典的条件づけである。 |
D.動物に芸を教える時に使われる条件づけは、オペラント条件づけである。 |
A.犬がお辞儀したら餌をやる。 |
B.犬がお辞儀する時にベルを鳴らす。 |
C.餌をやってから犬にお辞儀をさせる。 |
D.ベルを鳴らしてから大にお辞儀をさせる。 |
3 . 「雪女」「ろくろ首」「耳なし芳一」などはほとんどの日本人が一度は聞いたり、読んだりしたことがある物語です。でも、これらを一冊の本に纏めて世の中に広めたのは外国人だったということは、意外に知られていません。その本の名前は怪談です。出版したのはラフカディオ・ハーンという人物です。
ハーンはギリシアで生まれたアイルランド人で、アメリカへ渡った後、40歳の時に日本へ来ました。ハーンは日本(ア)、島根県の松江に住むことになりました。松江では中学校の英語の先生になって、日本人女性の小泉節子と出会い、結婚して小泉八雲という名も持ちました。その後、46歳の時には今の東京大学で英文学を教えるようになり、日本国籍を取りましたが、54歳の時、病気のため東京の自宅で亡くなりました。ところで、ハーンが日本へ来たのは明治時代です。近代化が急激に進み、お化けや霊のような「非科学的な」物語は時代遅れであると感じられるようになっていました。しかし、ハーンはそれに(イ)、そのような物語にこそ、人間の本当の姿が描かれていると信じていました。
ハーンのおかげで、私たちは今でも「雪女」のような物語の数々を楽しむことができるのです。
注释:お化け:妖怪
1.文中に「意外に知られていません」とあるが、何が意外に知られていないのか。
A.「雪女」「ろくろ首」「耳なし芳一」などの物語は怪談だということ |
B.「雪女」「ろくろ首」「耳なし芳一」などの物語を日本に伝えたのは外国人だということ |
C.「雪女」「ろくろ首」などの物語を本に纏めて出版したのは外国人だということ |
D.ほとんどの日本人が「雪女」「ろくろ首」「耳なし芳一」などの物語を一度読んだり聞いたりしたこと |
A.が気になって | B.に気をくばって | C.が気にいって | D.に気がついて |
A.反し | B.加え | C.関して | D.向かって |
A.お化けや幽霊のような物語は日本独特の文化だと感じたから |
B.お化けや幽霊のような物語を読む人が減ったから |
C.お化けや幽霊のような物語は時代遅れだが非科学ではないと信じるから |
D.お化けや幽霊のような物語には人間の本来の姿が描かれていると思っていたから |
A.小泉八雲とラフカディオ・ハーンは同じ人物だ。 |
B.ハーンが怪談を出版したのは妻の小泉節子のおかげだ。 |
C.ハーンはイギリスで生まれたアイルランド人だ。 |
D.ハーンは東京で小泉節子と出会い、結婚した。 |
山:( )。
A.そうですか。それは苦労です。 |
B.そうですか。それは遠慮です。 |
C.そうですか。それはお気の毒です。 |
D.そうですか。それはお大事です。 |
A.お悪くなった | B.悪くなられた | C.お悪くなられた | D.悪くならされた |
A.いただく | B.もらう | C.くれる | D.あげる |
A.くれる | B.もらう | C.やる | D.あげる |
A.にもとづいて | B.のかわりに | C.をきっかけに | D.とともに |
A.にしては | B.にかけては | C.におうじて | D.にあたって |
A.にとって | B.にたいして | C.において | D.によって |