1 . ①「静かだなあ」とふと思った。日曜日の昼下がり(午后)、家族は皆出かけて、家にいるのはわたしだけである。寛いで(愉悦地)一人お茶を飲んでいた。
窓を開けると爽やかな南風が入ってきた。その風が運んできたのか、微かにゴーッという鈍い、鉄橋を渡る電車の音が( ② )きた。そうだ。家の近くを流れる川を数キロ下れば、いつも通勤に使っている電車の鉄橋があったのだ。あんな遠くの音がここまで届くのかと、少し③驚いた。
耳を澄ませば(侧耳倾听)、いるいるな音が耳に入ってくる。鳥のさえずる(婉转的鸣叫)声、近所の飼い犬が吠える声、隣のうちの子どもたちが遊ぶ声も( ② )きた。どの音も耳を澄ませばやっと( ② )くる程度だから、騒音ではない。いつもならそんな音がしているなど気がつかない。それは、今、静かだから普段届かない音が( ② )くるのだ。矛盾しているようだが、確かに、それらの小さな音が( ② )くるほど静かだということだ。もしかしたら、何も音がしない無音の世界に身を置いたら、静かだとは思わないのかもしれない。不気味(令人毛骨悚然)な感じさえ(甚至)しそうだ。少なくとも心地よさ(心情愉快)そうではない。静かとはそういうことなのかと、何か新しい発見でもしたかのように、自分一人で納得した。静かで穏やかな心地よい午後のひととき、もう少しの間、④のんびりと……
1.下線部①『「静かだなあ」とふと思った』時の筆者はどんな気持だったか。
A.残念 | B.安らか | C.つまらない | D.寂しい |
A.聞いて | B.聞けて | C.聞かれて | D.聞こえて |
A.通勤に使っている電車がこんなに家の近くを走っているとは思わなかったから |
B.電車の鉄橋があるのはとても遠い所で、そんなに遠くからも音が届いたから |
C.静かに過ごしていた時に、電車が鉄橋を渡る大きな音が耳に入ってきたから |
D.微かに届いたゴーッという鈍い音が電車の鉄橋を渡る音だ知ったから |
A.お茶でも飲んでいよう。 |
B.何かを発見しに行こう。 |
C.鉄橋まででかけよう。 |
D.無音の世界に身を置こう |
A.遠くの鉄橋を走る電車の音などがそこまで届くのでは静かであるとは言えない。 |
B.小さな音や声がやっと耳に入ってくるくらいが静かだと感じられて心地よい。 |
C.無音の世界に身を置くことがどんなに心地良いことかを発見してうれしい。 |
D.日曜日の午後に自分以外の誰もいない家は静かすぎて我慢できない。 |
2 . 若者はなぜ動物について学習しますか。それは自分自身を知るためだけでなく、自分が関わる相手を知るためにも不可欠な学習です。動物は、それぞれによって違うの独自の生き方をしますが、互いに関係して生存しています。
私たち人間自身も動物ですから、自分が動物であることを知らないで、どう生きるかを見定める(看准、看清)ことができません。また人間は他の動物を含む生物世界と関わって生きています。いわば、動物を含む他の生物は、人間 ア 生活条件となっています。その関わる相手を知らないと、どう関われば生きていけるかが分かりません。
しかしこれだけでは不十分です。どうしても「動物とどう関わればよいか」ということの基本を知らなければなりません。自分が関わる相手の動物について知ることは欠かせませんが、それだけでなく、これまでの人間と相手である動物との関わりがわからないと、 イ からの関わり方を生み出すことはできません。1.筆着によると、若者は動物について学習する理由として、正しくないのはどれか。
A.自分自身を知るため |
B.自分が関わる相手を知るため |
C.動物と間わり方を知るため |
D.動物と関わらずに生きていくため |
A.について | B.にとって | C.にそって | D.にたいして |
A.人間と関わる生物を知ること | B.人間との関わり方を知ること |
C.人間自身を知ること | D.動物の生き方を知ること |
A.どれ | B.あれ | C.これ | D.それ |
A.若者は動物の生き方をまねしながら勉強する必要がある。 |
B.若者は動物を知ろために動物と関わらなければならない。 |
C.若者は動物を保護するために動物について学習する。 |
D.若者は動物についての学習を通して、どう生きるかを見定める。 |