2 . 一年日本に留学したことがあるが、ホームスティしたときに①驚いたことがある。
それは、日本では決められた食器を使うということだ。日本の食器は使う人(②)大きさが違う。例えば、女性用、男性用、子供用で箸の長さが違う。茶碗の大きさも違う。さらに、座る席も決まっていて、「ここはお父さんが座るところだから、お父さんの箸を置いてね」といわれたときはとても驚いた。たまに、家族の誰かがいないときがあっても、③その席には誰も座らないのだ。
日本に来たばかりのころは、私はお客さん用の食器を使っていたが、しばらくたったある日、お母さんから「はい、これ」と食器を渡された。お母さんが私のために食器を買ってくれたのだ。私はその家族の一員になれたようで④とてもうれしかった。それから日本を離れるまでずっと大事に使っていた。帰国してから届いた手紙に、「食器を大事に保管してあるからいつでも戻ってきてね」と書いてあった。日本に行くまでは、食器で家族のつながりを感じるとは思いもしなかったが、自分の食器があるということは特別な感じがしていいなと思った。また日本の家族と一緒にそれぞれの食器でごはんを食べたいと思う。
1.
作者が①驚いた理由について、次のどれが最も適当か。A.お父さんの座る席が決まっている。 |
B.男性用、女性用の箸がある。 |
C.日本人はそれぞれ使う食器が決まっている。 |
D.日本人はそれぞれ食事の時間が決まっている。 |
2.
(②)に入れるものは次のどれか。3.
③「その席には誰も座らないのだ」とあるが、それはなぜか。A.ほかにも席があるから | B.その席が良くない席だから |
C.自分の席ではないから | D.その席に座ったら怒られるから |
4.
④「とてもうれしかった」理由は次のどれか。A.お母さんから食器を渡されたから |
B.お母さんが食器を買ってくれたから |
C.私がその家族の一員になれたように感じたから |
D.やっと自分の食器を持つようになったから |
5.
家族のつながりを感じたきっかけは何か。A.帰国したとき |
B.お母さんからの手紙を読んだとき |
C.自分の食器があったとき |
D.ホームスティのことを思い出したとき |