1 . 昔、楚国に非常に貴重な真珠を手に入れた男がいた。彼はそれを売ってお金を儲ける(赚)つもりだった。真珠がいっそう貴重に見えるために、彼は真珠にふさわしい櫃(椟,木盒)を作りました。それは表面にきれいな模様が彫られていたし、五色の石と素敵な羽の毛で巧みに飾られていたものだった。まごとにそれ以上見事な櫃はないということだった。
男は真珠を櫃の中に入れ、両手で捧げながら市場へ売りに行った。ある鄭国からの男はそれを見たとたん、すぐにまぶしい(光彩夺目)ほどきれいな櫃に気を引かれてしまった。それで、櫃を持って真剣に見た後、大変気に入ったので、つい高い値段で買い取った。鄭国の人は櫃を開けたら、ぴかぴか輝いていた真珠が見えた。しかし、彼は真珠に興味がなさそうに、それを取り出し、売主に渡り返してしまった。( ア )、空っぽな櫃を持つてとっさに(立刻,马上)姿が消えてしまった。
しばらくの間、売主はそれはいったい何なのだろうかとわけが分からなかった。最後、彼は真珠を見つめながら、溜息を吐いた。「もし、人々はみんなこの買主のように、ただ外見を重んじて中身を軽んじるなら、気の毒な真珠よ、もしかしてお前は埃の中に埋められるよりよい運命はないだろう。」と独り言を言った。
1.文中の楚国の男の人が真珠を売ろうとしたのはなぜか。A.櫃を売るから | B.櫃を買うから |
C.お金を儲けるから | D.もっと貴重な真珠を手に入れるから |
A.もっとも高い櫃である。 | B.本当にすばらしい櫃である。 |
C.思ったよりきれいな櫃である。 | D.真珠ほど珍しくない櫃である。 |
A.櫃がきれいで好きだから | B.櫃の中の真珠を手に入れたいから |
C.櫃がまぶしくて高いから | D.櫃を高い値段で他の人に売りたいから |
A.さて | B.それから | C.ちなみに | D.また |
A.真珠が買主の不注意で壊されたから |
B.櫃があまりにも美しくて、売り惜しんだから |
C.真珠が思ったとおりに高い値段で売り出せなかったから |
D.買主は櫃の外見に引かれ、真珠の本当の価値を見失ったから |
2 . 今は、不景気。どこの飲食店からも一時の活気が見られません。
先日、少し気温の高い日でした。私は行きつけの喫茶店でお昼時食事を取っていました。そこに一人の女性が入ってきたてマスターに「お昼時間ですがコーヒーだけでもいいですか」と尋ねました。「いいよ」とマスターが答えました。いったん外に出た女性は、①思わぬ行動を取りました。たくさんの子供連れの親子、中には体の不自由な方もいました。そのグループを連れて入ってきたのです。店内は子供達の声で一杯になりました。すると、どうでしょう。マスターは、外に出て店頭に②「本日貸し切り」と買いた紙をすぐ貼りました。いくら親切とはいえ、この景気の悪い最中、ましたや一番客の多いお昼時に、貸し切りという紙を貼ったマスターには、③驚かされました。かれは、気温の高い中で外に居た子供達の喉の渇きを潤すことを、自分の店の儲けよりも優先したのです。お金に縛られたこの世の中で、まだこんな仕事がいたのか思わずうれしくなりました。
彼は一杯の飲み物と、仕事という使命を忘れなかったのです。お客様と幸せを分かち合うという大切な使命を忘れなかったのです。マニュアルの笑顔だけがサービスの使命ではないことを、サービスの形式にこだわるチェーン店舗にも、④少しは見習っていただきたいものです。
1.①「思わぬ行動」とあるが、どんな行動を指しているか。A.昼食の時間なのに、コーヒーだけを注文すること |
B.お客さんの失礼な行動に「いいよ」と答えたこと |
C.外にいた多くの人を連れて店に入ってきたこと |
D.体の不自由な方が店に入ってきたこと |
A.今日は予約で営業すること |
B.今日は予約で休業すること |
C.今日は予約で満席になること |
D.今日は予約で空席になること |
A.不景気の最中であっても、店の人が顧客に優しく接していること |
B.客が多い昼食の時、コーヒーだけを注文する女性が店を貸し切ったこと |
C.客の多い昼食の時、マスターが女性の連れてきた子供達を預かったこと |
D.マスターが店頭に「本日貸し切り」という紙を貼ったこと |
A.多くの子供達に親切なサービスを提供すること |
B.体の不自由なお客様に思いやりを持って接すること |
C.サービスの形ではなく、お客様の本当の要望を大事にすること |
D.いつも笑顔と親切な態度をもって接客すること |
だから、よい声を出すには、まず自分の人柄を磨かなければなりません。難しい言葉で言えば、全人的な意味での教養をたいせつにし、自分を一歩ずつ高めていく努力が必要だとされているのです。と同時に、ありのままの自分を素直に表すような努力もしなければなりません。ありのままの自分を素直に表す真実の声を出すには、どうしたらよいでしょうか。
1.文中の(ア)に入れるのに最も適当なものはどれか。
A.けれども | B.実は | C.もちろん | D.つまり |
A.きれいな声だったから。 |
B.にごった、だみ声だったから。 |
C.心を打たれた声だったから。 |
D.優しい声だったから。 |
A.詩を朗読する声を聞いて、白秋の教養が素直に伝わってきたから。 |
B.詩を朗読する声を聞いて、白秋の詩作のすばらしさが素直に伝わってきたから。 |
C.時を朗読する声を聞いて、白秋の声がすばらしくてきれいだと思ったから。 |
D.時を朗読する声を聞いて、白秋の声がにごった、だみ声だと思ったから。 |
A.世界各国に共通する学問 |
B.偏りのない広い知識と豊な心 |
C.ありのままの自分を素直に表す心 |
D.自分を高めていくための両親の教え |
A.ありのままの自分を素直に表すような努力が一番重要だ。 |
B.自分を一歩ずつ高めていく努力が一番重要だ。 |
C.イメージアップをするために、だみ声を真似したほうがいい。 |
D.よい声を出すには、自分の人柄を磨かなければならない。 |
川上:よろしくお願いいたします。
山田:こちらこそ。
課長:山田さんは営業上かなり経験があるから、分らないことがあったら、教えてもらうといいですよ。山田さん、あとで、いっしょにあいさつに回ってあげてくれますか。
山田:はい。
課長:それから、こちらは野口さん。コピーやコンピュータのことは、野口さんが教えてくれますよ。
川上:はい。よろしくお願いします。
野口:こちらこそ、よろしく。
1.文中の(ア)の「こちら」はだれを指しているのか。
A.川上さん | B.山田さん | C.課長 | D.野口さん |
A.野口さん | B.山田さん | C.川上さん | D.課長 |
A.課長 | B.野口さん | C.川上さん | D.山田さん |
注:ように:希望/请 頼んだ:拜托
A.川上さんといっしょにあいさつに行ってあげるように |
B.川上さんにコンピューターのことを教えてあげるように |
C.川上さんに分からないことがあったら、教えてあげるように |
D.川上さんと今日からいっしょに仕事をしてあげるように |
A.野口さん | B.山田さん | C.川上さん | D.課長 |
リー:まあまあだと思います。日本語の勉強、はじめは簡単ですけど、このごろ難しくなりましたね。
クラーク:そうですね。キムさん、ほんとうにどうしてやめて(放弃)しまったんでしょうね。
パク:あの、キムさんという人がこのクラスにいたんですか。
クラーク:ああ、パクさんは会ったことがないんですね。
パク:わたしは先々週はじめて来たんですけど。
リー:あ、キムさんが来なくなったのも確か先々週でした。パクさんは前はどこで勉強していたんですか。
パク:新宿にある小さな日本語学校なんです。そこで半年勉強したんですけど、それからあとのコース(课程)がないんで、ここに入ったんです。
クラーク:ここは大きくて、いろいろなレベル(水平)のクラスがありますからね。
パク:ええ。でも、ほんとうはわたし、小さな所のほうが好きなんです。あ、これ、学校の前でみんなで撮った写真なんですけど。
リー:あ、ほんとうに小さい学校ですね。あ、パクさんですね、この人―。クラークさん、ちょっと見てください。
クラーク:あら!
1.クラークさんとリーさんの身分は何か。
A.日本語学校の新入生 |
B.日本語学校の在校生 |
C.日本語学校の卒業生 |
D.日本語学校の職員 |
A.前の学校は小さいから |
B.前の学校は、にぎやかで勉強できないから |
C.もっと上のコースで勉強したいから |
D.クラークさんたちといっしょに勉強したいから |
A.パクさんが入る1週間前 |
B.パクさんが入る2週間前 |
C.パクさんが入ったのと同じ時期 |
D.パクさんが入った2週間後 |
A.パクさんの以前の学校の前 |
B.パクさんのいまの学校の前 |
C.新宿にある家の前 |
D.リーさんたちの学校の前 |
A.日本語の勉強はだんだん簡単になる。 |
B.キムさんとパクさんはクラスメートだ。 |
C.この学校にはいろいろなレベルのコースがある。 |
D.クラークさんは小さい学校のほうが好きだ。 |