1 . 友達が① 、一緒に飲んだり食べたりするのは楽しいのだ。ある時、こんなことがあった。みんなで料理を作っている時、1人がトマトの皮を剥いてお皿に並べ始めた。すると、他の人が「あなた、トマ卜は皮を剥かないものよ」と言った。そう言いながら、その人はキュウリの皮を剥いている。「あら、私の家ではキュウリの皮は剥かないわ」と卜マ卜の皮を剥いた人は言う。
自分の今までやってきた食べ方と違えば、少しおかしいと思うのは当たり前(理所当然)のことだ。世界中を旅行している人に、どうして他の国の人と友逹になれるかと聞いてみると、「その国の食べるものを、一緒におなかいっぱい食べることだ」という答えが返ってきた。世界は広いのだから、トマトの皮を剥く人も剥かない人もいる。それは問題ではなく、それよりも、同じテーブルに座り、食べ、一緒に笑うことが大切だ。そうすれば特別な努力をしなくても、いい友達が作ることができるということなのだろう。
1.① に何を入れますか。
A.集まって | B.集めて | C.集合して | D.取集して |
A.どうしたら外国に行けるのか。 |
B.どうしたら他の国の人と結婚できるのか。 |
C.どうしたら他の国の人と友逹になれるのか。 |
D.どうしたら楽しい旅行ができるのか。 |
A.「その国の人と一緒に仕事をすることだ」。 |
B.「その国の人ど一緒に旅行することだ」。 |
C.「その国の人の食ベるものを一緒におなかいっはい食べることだ」。 |
D.「その国の人の料理の仕方を習うことだ」。 |
A.特別な努力をすることです。 |
B.プレゼントをあけることです |
C.その人の家を訪問することです |
D.同じテーブルに座り、食ベ、一緒に笑うことです。 |
A.トマトは皮を剥いて食べたほうがいいです。 |
B.トマトは皮を剥かないで食べたほうがいいです。 |
C.トマトの皮が剥いているかいないは小さい問題ではありません。 |
D.トマトの皮が剥いているかいないは大きい問題ではありません。 |
2 . 昔、楚国に非常に貴重な真珠を手に入れた男がいた。彼はそれを売ってお金を儲ける(赚)つもりだった。真珠がいっそう貴重に見えるために、彼は真珠にふさわしい櫃(椟,木盒)を作りました。それは表面にきれいな模様が彫られていたし、五色の石と素敵な羽の毛で巧みに飾られていたものだった。まごとにそれ以上見事な櫃はないということだった。
男は真珠を櫃の中に入れ、両手で捧げながら市場へ売りに行った。ある鄭国からの男はそれを見たとたん、すぐにまぶしい(光彩夺目)ほどきれいな櫃に気を引かれてしまった。それで、櫃を持って真剣に見た後、大変気に入ったので、つい高い値段で買い取った。鄭国の人は櫃を開けたら、ぴかぴか輝いていた真珠が見えた。しかし、彼は真珠に興味がなさそうに、それを取り出し、売主に渡り返してしまった。( ア )、空っぽな櫃を持つてとっさに(立刻,马上)姿が消えてしまった。
しばらくの間、売主はそれはいったい何なのだろうかとわけが分からなかった。最後、彼は真珠を見つめながら、溜息を吐いた。「もし、人々はみんなこの買主のように、ただ外見を重んじて中身を軽んじるなら、気の毒な真珠よ、もしかしてお前は埃の中に埋められるよりよい運命はないだろう。」と独り言を言った。
1.文中の楚国の男の人が真珠を売ろうとしたのはなぜか。A.櫃を売るから | B.櫃を買うから |
C.お金を儲けるから | D.もっと貴重な真珠を手に入れるから |
A.もっとも高い櫃である。 | B.本当にすばらしい櫃である。 |
C.思ったよりきれいな櫃である。 | D.真珠ほど珍しくない櫃である。 |
A.櫃がきれいで好きだから | B.櫃の中の真珠を手に入れたいから |
C.櫃がまぶしくて高いから | D.櫃を高い値段で他の人に売りたいから |
A.さて | B.それから | C.ちなみに | D.また |
A.真珠が買主の不注意で壊されたから |
B.櫃があまりにも美しくて、売り惜しんだから |
C.真珠が思ったとおりに高い値段で売り出せなかったから |
D.買主は櫃の外見に引かれ、真珠の本当の価値を見失ったから |
3 . もともと、日本人は詩との出会いがよくないと思う。
大多数の人にとって、詩との出会いは国語教科書の中だ。はじめての体験、新しい魅力、感じとるべきことが多すぎて、詩歌などゆっくり味わう暇のない年齢のうちに、強制的に詩を与えられる。それを「よいもの」「美しいもの」として「読み解くべきもの」だと教えられる。そして、この行にはこういう技巧が使ってあって、それが作者のこういう感情を効果的に伝えている、などと解説される。それが終われば理解度をテストされる。
こんな出会いで詩が好きになるわけないと思う。子どもの大好きな漫画だって、こんなこちこち(僵化)のやり方で技巧を解説され、「解釈」を定められ、学期末のテストで「作者の伝えたかったこと」を書かせられたら、みんな退屈になるにちがいない。詩を読む時の心理的ハードル(难度)はこうして高くなるのだ。
人が何かを突然好きになり、その魅カが感じられる時、その対象の「意味」や「価値」を考えたりはしないものである。意味など分からないまま、ただ格好いい、かわいい、おもしろい、目が離せない、と思うのがあたりまえである。
詩とはそのように出会ってほしい。
1.文中の「それ」は何を指すか。A.詩 | B.魅力 | C.体験 | D.教科書 |
A.詩歌の作者 | B.大多数の読者 | C.国語の教師 | D.詩を読む生徒 |
A.詩の美しさ | B.生徒の年齢 | C.作者の感情 | D.作者の技巧 |
A.解釈が自由だから | B.理解する暇がないから |
C.詩歌ほど面白くないから | D.解説の仕方がこちこちだから |
A.詩の魅力を感じてほしい。 | B.詩の価値を考えてほしい。 |
C.詩の意味が分かってほしい。 | D.詩の技巧が分かってほしい。 |
4 . ここ数年、わたしにはクジラと象を撮影する機会がとても多かった。特に意識的に選んだつもりはないのに、結果としてそうなってきた。理由を考えてみると、これは、クジラや象と深く付き合っている人たちが皆、人間としてとても面白かったからだ。
人種も職業もそれぞれ異なっているのに、彼らには独特の共通した雰囲気がある。彼らは、クジラや象を、自分の知的好奇心の対象とは考えなくなってきている。クジラや象から、何かとてつもなく大切なものを学び取ろうとしている。そして、クジラや象に対して、畏敬の念を抱いているように見える。
人間がどうして野生の動物に対して畏敬の念まで抱くようになってしまうのだろうか。この、人間に対する興味から、わたしもクジラや象に興味を抱くようになった。そして、自然の中でのクジラや象との出会いを重ね、彼らのことを知れば知るほど、わたしも、クジラや象に畏敬の念を抱くようになった。
今では、クジラと象は、わたしたち人類にある重大な示唆を与えるために、あの大きな体で(現在の地球環境では、体が大きければ大きいほど生きるのが難しい)数千万年もの間この地球に生き続けてきてくれた、とさえ思っている。
大脳新皮質の大きさとその複雑さから見て、クジラと象と人はほぼ対等の精神活動ができると考えられる。( ア )、この3種類は、地球上で最も高度に進化した「知性」を持った存在だといえる。実際、この3種類の誕生から、成長過程はほぼ同じで、あら冲る動物の中で最も遅い。1歳は1歳、2歳は2歳、15、16歳でほほ一人前になり、寿命も60、70歳から長寿のもので100歳まで生きる。
1.文中に「そう」とあるが、その指すことはどれか。A.クジラや象を撮影する機会がとても多くなってきた。 |
B.クジラや象を意識的に選んで撮影するようになってきた。 |
C.クジラや象と深く付き合うようになってきた。 |
D.クジラや象を人間として面白くなってきた。 |
A.クジラと象と人がよく似た雰囲気 |
B.クジラや象に対して、知的な好奇心を感じている雰囲気 |
C.クジラや象に畏敬の念を抱いているような雰囲気 |
D.クジラや象を愛するあまり、人間を嫌悪する雰囲気 |
A.ところが | B.いっぼう | C.なぜなら | D.すなわち |
A.だいたい成人前になる | B.だいたい成人になる |
C.だいたい一人の分が食べられる | D.だいたい一人の前で食べられる |
A.クジラと象は人間に対して畏敬の念を抱く |
B.野生動物は体が大きいほど精神活動が複雑になる |
C.クジラと象と人は地球上で最も高度に進化した「知性」を持っている |
D.クジラと象は人間の成長より遅い |
5 . 彼の家の近くに小鳥屋があった。その小鳥屋に、ある日、1羽のオウムが来た。声はとてもきれいで、その声を聞くと一日中幸せだった。その上、そのオウムはいつも日本語で歌を歌っていた。彼の好きな歌①ばかりだった。毎日このオウムの歌が聞けたら、どんなにすばらしいだろうと彼は思った。そして、とうとう彼はそのオウムを買ってしまった。オウムは一日中歌い続け、彼は幸せだった。
そのうち、友達の家のパーティーに行くことになった。彼はオウムに新しいシャツとネクタイ、黒い服を着せて、パーティーに連れて行った。②友達を驚かそうと思ったのだ。③( )、友達はみんな不満だった。
「どうしてオウムなんて連れてきたんだ?」
「まあ、このオウムの歌を聞いてくれよ。このオウムは日本語で歌を歌えるんだ。」
「そんな、まさか。」
友達は誰も信じなかった。彼は友達の1人にこう言った。
「じゃ、賭けをしよう。日本語で歌わなかったら一万円払うよ。でも、もし歌ったら、君は一万円払うんだ。」
「いいよ。払うよ。」
友達は一万円取り出した。すると、[僕も賭ける。」と言う人が増えて、20人になった。彼はオウムに言った。
「さあ、歌ってくれ。お前のいい声を聞かせてくれ。」
しかし、オウムは歌わなかった。彼は慌てた。結局、彼は賭けに負けてしまった。家に帰ると、彼はナイフを出して、オウムに言った。
「さあ、④今日の夕食はオウムのサンドイッチだ。」
すると、オウムは言った。
「まあ、待ちなさい。」
「待つとどうなるんだ。」
「次のパーティーでは、みんな少なくとも10万円は賭けると思いますよ。」
注:「オウム」:鹦鹉
1.文中の①ばかりの使い方と同じのはどれか。
A.授業中ずっと話してばかりいて、先生に怒られた。 |
B.会議室には3人ばかりの学生がいる |
C.できたばかりのケーキはとても美味しそうだ |
D.日本語ばかりでなく、フランス語もできるなんて、すごい |
A.オウムを買ったこと |
B.オウムに日本語を話させること |
C.オウムに服を着せること |
D.オウムに歌を歌わせること |
A.だから | B.しかし | C.そして | D.それで |
A.オウムの作ってくれるサンドイッチを食べるんだ |
B.オウムの買ってくれるサンドイッチを食べるんだ |
C.オウムにサンドイッチを食べさせるんだ |
D.オウムを食べるんだ |
A.やはり彼に食べられた |
B.やはり友達の前で歌を歌った |
C.次のパーティーで利用される |
D.次のパーティーで賭けをする |
6 . 春の若葉や新緑の森の美しさと共に、夏の濃緑がすんだ後の秋の森の紅葉の景色も何れ劣らぬ(不相上下)自然のほこりです。日本には背から紅葉の名所が多く、また、至るところに紅葉を見ることができます。
関東では日光や塩原、関西では京都の嵐山、高尾などは有名なものです。一体どうして木の菓がそんなに赤くなるのかと言いますと、それは秋になると急に涼しくなる、その気候の変化のために、葉緑素が次第に変わってきて、葉の中の細胞内に紅色の液体ができるからです。
紅葉の美しさは、植物そのもの種類と、その発生の状態とで(ア)異なりますが、一面には付近の景色にも左右されるものです。青々と茂った松や紅菓などの常緑樹の間に染まった紅菓は色の配合で紅色がきわだって、照り映え、また湖や沼や渓流を前にしても、やはり一段と美しく見えます。
1.文中に「自然のほこり」としていくつ例を挙げられている、合っていないものはどれか。A.春の若葉 | B.新緑の森 | C.秋の紅葉 | D.冬の雪 |
A.松や紅菓などの常緑樹の間にあるから。 |
B.秋になると気候の変化のために色も変わったから。 |
C.湖や沼や渓流を前にあるので色が赤くなったから。 |
D.付近の景色に左右されるので色が変わったから。 |
A.べつべつ | B.いよいよ | C.それぞれ | D.どんどん |
A.植物の種類とその発生の状態とだけで、美しさは異なる。 |
B.植物の種類とその発生の状態に加えて付近の景色によっても美しさは異なる。 |
C.付近の景色が異なると、紅葉の美しさも異なる。 |
D.紅薬は常緑樹の間にあるからこそ美しい。 |
A.日本は昔から紅葉の名所が多くて至るところに紅葉を見ることができる。 |
B.気候と共に木の菓の菓緑索が次第に変わってきて青くなった。 |
C.紅菓の美しさは付近の景色に左右されるものだ。 |
D.紅薬は湖や沼や渓流を前にもっと美しくなる。 |
7 . 日本では季節が生活のいろいろな面に影響している。外国から来た自分にとってそれはとてもおもしろい。
いつも使う駅のそばに、有名な和菓子のお店がある。2月のある寒い日、ちょっと入ってみると、いろいろな形や色をした美しい生菓子が並んでいた。値段は高かったが、アルバイト代が入ったばかりだったので、一番かわいいのを一つ買って帰ることにした。私は「寒椿」というお菓子を選んだ。いつも公園で見る赤い椿の花を表現したお菓子だ。 そのままテーブルにかざっておきたいぐらい美しい上に、食べると味も素晴らしく、感激した。それ以来、「寒椿」のことが忘れられなくなった。でも、次にアルバイト代が入るまでがまんすることにした。月に一度あのかわいい姿と味が楽しめれば幸せだ。
さて3月のアルバイト代が入り、私はわくわくしながらその和菓子屋に入っていった。しかし、あの赤い花はどこにもなかった。お店の人にたずねておどろいた。「寒椿」は冬のお菓子なので、春には売らないのだそうだ。今度あの「寒椿」を楽しむには一年待たなければならない。
本当にがっかりしたが、そこにピンク色の「桜」というお菓子があることに気づいた。私はこの「桜」を買って帰った。これもまたとても美しく、おいしかった。そうか、もう春なのだ。そういえば公園の桜がもうすぐ咲きそうだ。この時、日本人の季節の楽しみ方が少しわかった気がした。
1.文中に「おもしろい」とあるが、何がおもしろいのか。A.駅のそばに有名な和菓子のお店があること |
B.日本の季節は春、夏、秋、冬の四つであること |
C.日本には美しい形をしたお菓子がいろいろあること |
D.日本の生活には季節が表されたものがたくさんあること |
A.この家はいつごろ建てられたのですか。 |
B.白いのと赤いのと、どちらがいいですか。 |
C.たくさんある中から、形のいいものを選びました。 |
D.電子辞書ならありますよ。どうぞ私のを使ってください。 |
A.美しいから | B.おいしかったから |
C.高かったから | D.食べるのを忘れたから |
A.公園でもうすぐ咲きそうな桜 |
B.公園に咲いている椿の花 |
C.寒椿という和菓子 |
D.桜という和菓子 |
A.毎月一回和菓子を食べる。 |
B.季節に合ったものを楽しむ。 |
C.前の季節のものをなつかしいと思う。 |
D.形や美しさを大切にして美しい食べ物を作る。 |
8 . 「わが国にとってこんな悪い時はない」と、みんなは嘆(なげ)きました。ダルガス(人名)もそれを否定することはできませんでした。しかし、「祖国の復興には、こんなよい時はない」と、彼が固く信じていました。
もちろん、それをはっきり口に出して言うことはできませんでした。そんなことを言ったら、戦争に負けたことを喜んでいると、ののしられた(被骂)でしょう。彼は、ただ実行によって自分の信念を示すほかはないと思いました。それで彼は「まったくわが国にとって( ア )時だ。だが、われわれは外に失ったものを内に取り返す(弥补)ことはできる。われわれの生きている間に、( イ )。」と言っていました。
ダルガスは、祖国の復興はまず木からだと思いました。緑の木の茂っている(しげる)国は、必ず栄え、木の乏しい、禿山や荒野の国は、必ず衰えます。いや、木の茂っていることが国の栄えている印であり、木の乏しいことが国の衰えている印です。過去、現在を通じて、世界の国々の実例がはっきりそのことを示している。
1.文中の「それ」の指すのはどれか。A.みんなが嘆いたということ |
B.彼が固く信じていたということ |
C.祖国の復興にはこんな良い時はないということ |
D.わが国にとってこんな悪い時はないということ |
A.自分の考え方は正しくないかもしれないと思ったから |
B.言うのは簡単だが、実行するのは難しいと思ったから |
C.本当のことを言ったら、信じてくれる人が多いと思ったから |
D.自分の考え方を言ったら、みんなにひどく反対されると思ったから |
A.悪い | B.良い | C.大きい | D.寂しい |
A.祖国の荒野と砂地を花咲く所にして見せよう |
B.祖国の広い荒野を立派な工業地帯に変えよう |
C.失われた豊かな土地を必ず敵から奪い返そう |
D.国を豊かにするため、教育を盛んにしよう |
A.戦争に負けた祖国の復興 |
B.過去、現在の世界の国々の実例 |
C.祖国の復興はまず教育から実行すること |
D.国の栄衰は木が茂っているかどうかによって反映されること |
9 . 「またうどんか。」お皿の料理を見てアスカはため息をついた。初めてうどんを食べた時は感動したのを覚えている。でも毎日毎日うどん料理ばっかりじゃ感動どころじゃないよな。
そう思いながらもアスカは箸に手を伸ばした。だいたいこんなのってありなのか。うどん入りのクリームシチューなんて。とか思って一口食べたら、意外においしかった。なかなかいけるじゃないか、これ。シチューうどんとかいう名前で売り出せば、結構評判になるかもしれないぞ。お兄ちゃんなら5皿くらい食べられるんじゃないのか、いやいや、あの鉄の胃袋なら10皿はいけるかも。などと考えながら、アスカもつい2皿目おかわりする。
すると、パパとママが私の前に座った。(ア)かと思うと、「パパとママ、実は仕事でアメリカにいきます。でも、アスカは大好きなうどんが食べられなくなったら嫌でしょう。だから、おばあちゃんと二人で日本でお留守番してね。」なんて急に言い出すから驚いた。もっと驚いたのは、私のことを相当のうどん好きだと思っているってところ。ババとママは知らないみたいだけど、今はアメリカでもうどんは食べられるんだよ。ブラウン先生がそう言っていたもん。
1.文中に「感動どころじゃないよな。」とあるが、どうしてですか。A.これ以上ものを食べられないから。 |
B.うどんはあまり好きじゃないから。 |
C.毎日うどんばかりだったから。 |
D.うどんは珍しくないと思ったから。 |
A.おいしくないと思っていたから。 | B.初めて食べた味だったから。 |
C.見たことないものだったから。 | D.値段のわりに美味しかったから。 |
A.たくさん食べる | B.かたい胃袋 |
C.好き嫌いがない | D.食べるのが好き |
A.おいしい | B.どうしたの | C.大丈夫 | D.かわいそう |
A.私はうどんが好きだということ。 |
B.私はうどんが嫌いだということ。 |
C.うどんはアメリカにもあるということ。 |
D.うどんは日本料理だということ。 |
10 . ポチの鳴き声でぼくは目が覚めた。
ねむたくてたまらなかったから、うるさいなとその鳴き声を怒っているまもなく、真っ赤な火が目に映ったので、驚いて両方の目をしっかり開いて見たら、戸だな(橱柜)の中じゅうが火になっているので、①二度驚いて飛び起きた。そうしたらぼくのそばに寝ているはずのおばあさまが何か黒い布のようなもので、夢中になって戸だなの②火をたたいていた。
(中略)
「おばあさま、どうしたの?」と聞いてみた。
おばあさまは戸だなの中の火の方ばかり見て答えようともしない。部屋の中は、障子も、壁も、床の間も、違いだなも、昼間のように明るくなっていた。おばあさまの影法師(人影)が大きくそれに映って、化け物(怪物)か何かのように動いていた。
ただおばあさまがぼくに一言も物をいわないのが変だった。急に唖になったのだろうか。そしていつものようにはかわいがってくれずに、ぼくが近寄ってもじゃま者扱いにする。
(中略)
火事なんだ。おばあさまが一人で消そうと思っているんだ。③それがわかるとおばあさま一人ではだめだと思ったから、ぼくはすぐ部屋を飛び出して、おとうさんとおかあさんとが寝ている離れの所(离开主建筑的独立建筑物)へ行って、
「おとうさん……おかあさん……。」と思いきり大きな声を出した。
ぼくの部屋の外で鳴いていると思ったポチがいつのまにか(不知不觉)そこに来ていて、きゃんきゃんとひどく鳴いていた。ぼくが大きな声を出すか出さないかに、おかあさんが寝卷き(睡衣)のままで飛び出してきた。
「どうしたというの?」とおかあさんは内緒話のような小さな声で、ぼくの両肩をしっかり押さえてぼくに聞いた。
「たいへんなの……。」
④「たいへんなの、ぼくの部屋が火事になったよう。」と言おうと思ったが、どうしても「たいへんなの。」きりであとは声が出なかった。
(有島武郎「火事とポチ」)
1.「①二度驚いて」はいつといつか。A.目が覚めた時とねむたくてたまらなかった時 |
B.起きた時と戸だなを開けた時 |
C.ポチを見た時とおばあさまを見た時 |
D.真っ赤な火が目に映った時と戸だなの中の火を見た時 |
A.おばあさまが料理をするために |
B.ポチが火事を知らせるために |
C.おばあさまが火を消すために |
D.ポチが怪物と戦うために |
A.ポチがいつのまにかそばに来ていること |
B.おばあさまが火事を起こしたこと |
C.離れにお父さんとお母さんがいること |
D.おばあさまが火事を一人で消そうと思っていること |
A.ねむくてたまらない様子 | B.ショックを受けている様子 |
C.感動している様子 | D.おもしろがっている様子 |
A.ポチは鳴き声で火事のことを知らせた | B.ポチはうるさい犬だ |
C.おばあさまが急に唖になった | D.普段ポチは僕のそばに寝ている |