7 . 昔は人生 50 年と言われましたが、現在では、その後約 30 年の人生があるのが当たり前になりました。人は、生きる目標が必要な動物です。目的もなく、だらだらと生活することはとてもつまらないものです。
若いときなら、何かを始める場合に特別な大きい障害はありません。体も動くし頭もやわらかいです。新しいことをどんどん吸収できます。スポーツでも勉強でも、やる気になったものをある程度の形にするのは比較的簡単でしょう。( ア )、50を過ぎると体も硬くなり物覚えも悪くなります。若いときのように何でも挑戦できるという状態ではなくなってしまうのは、事実なのです。
けれども、次のように考えてみてはどうでしょうか。若いときなら5年でマスターできることを、その倍の時間がかかったとしても10年。それでも残りの人生はまだ20年あるのです。そう考えれば50から始めても決して遅くはありません。もう年だからとあきらめず、常に新しいこと、やりたいことに挑戦し続けることは( イ )です。これは、人生80年という時代のひとつの生き方だと思います。
1.
文中に「人生 50 年」とあるが、その意味はどれか。A.50 歳で死ぬ人は少ない。 |
B.残りの人生がまだ 50 年ある。 |
C.人生は 50 年間は目標をもって生活すべきだ。 |
D.昔は 50 歳くらいで死ぬ人が多かった。 |
2.
文中に「特別な大きい障害はありません」とあるが、その理由はどれか。A.だらだらと生活したくないから |
B.新しいことを吸収できるから |
C.やる気があるから |
D.体が柔らかく、頭もいいから |
3.
文中の( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。4.
文中の( イ )に入れるのに最も適当なものはどれか。5.
文中に「ひとつの生き方」とあるが、どういう生き方か。A.若い人とは違って、老人は老人らしくするような生き方 |
B.若い人とは違う新しいことをするような生き方 |
C.若い人の2倍は努力するような生き方 |
D.年を気にせずにやりたいことに挑戦し続けるような生き方 |