1 . イラストレーター(插图画家)の仕事が編集者の目 1 とまり、絵本を 2 (作る)ないか 3 声がかかりました。絵本作家になって、人一倍ひねくれ者の自分がこれまで考えてきたことを「どう表現したら自分で 4 (なっとく)できるか」「どんなイメージや言葉 5 ほしいか」と考えるようになりました。

僕は発想が 6 (豊か)のではなく、テーマを少しずつ「普通」からずらして、たくさん考えた中からちょうどいいものを選ぶという泥くさい作業を頭の中でやっています。人は常識や普通からちょうどよくずれたものは 7 (面白い)感じるけれど、 8 (離)れすぎると不安になります。常識にとらわれてきたからこそ、常識からの距離感が分かります。

最初の本を作るとき、佐々木マキさんの『やっぱりおおかみ』(福音館書店)という、子どものころ何度も読んだ絵本を思い出しました。当時、さっぱり意味が分からなかったんです。

4 . 今日は夏至、一年で昼が一番長く夜が一番短い日です。

「そういえば、夏至に何か食べるってなかったよね」と、昨日、ふと、思いました。

日本の行事の色々なことは食べ物と結びついていることが多いです。例えば、「丑の日」は「うなぎ」、夏至の逆の「冬至」は「カボチャ」、もうすぐ来る「半夏生」は「タコ」、「そうそうこの日はこれ食べよう」というのが実に多いです。(   ア   )夏至は聞いたことないな、そう思って調べてみたら、「夏至には冬瓜を食べましょう」というのが出てきてびっくりしました。

「そうだったの!?」

びっくりしながらさらに調べたら、どうやら違うようですね。ネットで言われているがそういうのはない、というのが正解のようです。おそらく、「冬至にカボチャだから夏至には冬瓜」と誰かが言い出したんでしょうね、言われてみると本当っぽいし。

「冬瓜」は夏に作っても冬まで日持ちするから冬の瓜と書くのだ、と以前聞いたことがあります。( イ )、「夏至に冬瓜は理屈にはあっている」との一文がありました。夏に体を冷やすのにウリ科の植物はいい、水分をたくさんとることで体を冷やし、熱中症を防ぐ効果があるだろう、とのことでした。

7 . 卒業証書授与式 1 、謙譲語や敬語が重要な役割を果たします。これらの言葉や表現は、上下関係を表す 2 、相手に対する敬意や尊重を示すためにも 3 。

謙譲語は、自分の動作や立場を控えめに表現することで、相手に対する尊敬の念を示します。例えば、「わたくしども」の 4 、言葉の前後に「ども」を付けたり、「お届けする」などに丁寧な言い方をすることがあります。また、「存じ上げる」や「申し上げる」、「 5 」、「〜くださる」といった表現が謙譲語としてよく使われます。

さらに、昔からの習慣や文化からきた表現も敬意を表します。昔は、目上の人は高い場所におり、目下の人と目線を合わせる 6 はあまりありませんでした。そのため、目上の人に何かをするときは「上げる」、何かをし 7 ときは「下げる」という動作が行われてきました。このような行動から、「溝」や「溝」という漢字が敬意を表す漢字 8 広く使われています。「拝」は、体を下にさげておじぎをする形からできた漢字です。

9 、おじぎをして相手よりも目線を下げ、敬意を表すことを意味します。卒業式の際には、証書を受け取る際に先生に対して 10 をすることも、「拝」を意識した行為と言えます。このような行動や言葉が、上下関係を尊重し、相手に対する敬意を示す大切な要素となっています。