1 . 現代の日本において、晚婚化・未婚化が進んでいるという話を聞いたことがある方は多いでしょう。また、実際に周囲を見回して、年齢や原因に関係なく、独身の人が多いなという実感をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
実際のところ、厚生労働省の調査によると、平均婚姻年齢は平成7年に男性29.8歳、女性27.3歳でした。(ア)、平成27年には男性33.3歳、女性31.1歳となっています。
このことにはどのような原因があるのでしょうか。内閣府の調査では「過去に婚姻経験はなく現在も未婚」の方に対し、「現在結婚していない理由」を選択式で尋ねています。その結果として、次のような原因が浮き彫りになってきました(浮现)。
「男女の格差がなくなった」「良い結婚相手と出会えない」「独身生活に魅力がある」「結婚生活を送ることに経済的な不安がある」「子育てに不安がある」など。それらの晚婚化・未婚化の理由には、社会的背景による結婚に対する意識の変化が関係しているのかもしれません。
この現状に対し、政府や自治体は「結婚した後の住居や子どもをもつための動きを支援する」「結婚と、そこにつながる出会いをサポートする」という対策を講じていました。
晚婚化・未婚化を原因とする少子高齢化は社会全体の課題でもありますので、結婚を前向きに考えたい方へ向けた幅広い支援があるべきです。
1.文中の「晚婚化・未婚化が進んでいる」の原因として考えられないのはどれか。
A.男女の社会的地位が平等になったから。 |
B.良い出会いに惠まれないから。 |
C.結婚後、男女の格差が生まれてしまうから。. |
D.結婚して安定した生活が送れるかどうか不安だから。 |
A.ところで | B.それから | C.したがって | D.それに対して |
A.平均婚姻年齢の推移 | B.晚婚化・未婚化 |
C.男女の格差 | D.結婚に対する不安 |
A.結婚をするうえでの経済格差を解消する。 |
B.若者たちの結婚に対する意識を変える。 |
C.結婚して生活するに必要な生活費を支援する。 |
D.結婚相手と知り合うきっかけを支持する。 |
A.晚婚化・未婚化は少子高齢化によって生じる社会の課題だ。 |
B.結婚に前向きになれない人を批判するべきだ。 |
C.積極的に結婚を考えている人を支え助けるべきだ。 |
D.結婚に不安を感じる人は政府に援助を求めるべきだ。 |
2 . 夏休みが終わって最初の日曜日、小学五年生になった娘が「今年の夏は寒くてプールに行けなくて、水泳の練習ができなかった」と突然言い出した。新学期になったら、すぐ二十五メートル泳ぐテストがあります。娘はどうしても合格しなければならないのだと言いました。
娘が今日プールに行きたがるとよく分かっています。でも、妻は団地のダンスのグループに入って、練習に行きました。高校一年生になった息子は、夏休みの宿題がまだ残っているので、今部屋で宿題をしています。結局、付き合えるのは私一人しかいないのです。
「よし、お父さんと二人で行こう、特訓だ。」私はそう言ってしまいました。
本当は最近、早急に提出しなければならないレポートがあり、ずっと座っていて、少し運動不足かなと感じています。私にとって、プールに行こうという誘いは、天の助けのようなものかもしれません。自分一人なら多分プールには行かないでしょうね。
1.娘は泳ぎに行きたがっている理由は何か。A.夏休みの宿題をしたくない | B.お父さんと一緒に行きたい |
C.泳ぐテストに合格したい | D.水泳に興味がある |
A.水泳の練習 | B.ダンスの練習 | C.夏休みの宿題 | D.レポートの提出 |
A.筆者 | B.妻 | C.息子 | D.娘 |
A.ずっと娘に付き合っていなかったから |
B.ずっとレポートを書いていたから |
C.夏休みで長く休んだから |
D.早急にレポートを提出したいから |
A.これから自分一人で行く |
B.天の助けのようなものじゃない |
C.レポートを書く時間がかかる |
D.ずっと座っている筆者にとっていい |
3 . 昔、ある所に働き者のお爺さんがいました。このお爺さんは、頬に大きな瘤がありました。ある日、このお爺さんが、山で木を切っていると、急に大雨が降って来ました。仕方なく近くの小屋で雨宿り(避雨)をしているうちに、疲れて寝てしまいました。( ア )外が騒がしいので、目を覚ますと、たくさんの赤鬼や青鬼が飲んだり踊ったりしていました。踊りが大好きなお爺さんは、怖さを忘れて飛び出して踊りました。鬼の頭は「うまいぞうまいぞ!明日の晩もここへ来て踊ってくれ!それまでその瘤を預かっておくぞ!」と言って瘤を捥ぎ取りました。お爺さんは喜びで家に帰りました。
隣に住んでいる意地悪お爺さんは反対(相反)の頬に瘤もありました。この話を聞いてとても喜びました。翌日、山へ行って鬼の前で踊りました。けれども、鬼に「おい、今日の踊りはなんだ?最低最低!さっさと帰れ!昨日の瘤は返すぞ!」と言われて、もう一つの瘤をつけられ泣きながら家に帰りました。
1.お爺さんはなぜ山へ行ったか。A.瘤を切る | B.木を切る | C.雨やどる | D.踊る |
A.でも | B.ですから | C.では | D.また |
A.鬼の頭は瘤を食べるのが好きだから |
B.お爺さんは踊りが好きだから |
C.鬼はお爺さんともう一度踊りたがるから |
D.明日の晩お爺さんを食べに行くから |
A.頬の同じ側に二つの瘤があった |
B.右頬も左頬も一つの瘤があった |
C.頬の反対にもっと大きな瘤があった |
D.瘤を持ってお爺さんに返す |
A.意地悪お爺さんも山へ木を切りに行った |
B.お爺さんは生きるために、踊りを踊った |
C.鬼の頭は2 人のお爺さんのことをはっきり区別しなかった |
D.意地悪お爺さんは家に帰って一所懸命踊りを練習する |
4 . 約束の時間を守らないで、他人に迷惑をかけることは悪いことだとされている。それなのに、どうして私たちはこんなに時間にだらしがないのだろうか。その理由は、私たちが、時間を無駄にしたり、無駄にされたりすることを気にしていないからだと思われる。
10人の会議に、10分遲れて来た人は、他の9人の人たちから10分ずつ、合計90分の時間を奪い取ったわけだが、当人は大したことだと思わず、10 分ぐらいの時間の無駄は、ほとんど気にしない。これがいけないのだと思う。
もしこれがお金だったら、人々はこんなに平気でいるわけにはいかないだろう。つまり多くの人にとって、時間はお金ほど大切ではない。しかし、自分にとって大切ではないからと言って、他人もそうであると考えることは( ア )だろう。
大体、時間を正確に守らないのは、忙しすぎる人と、暇すぎる人に多いようだ。前者は、他人は自分ほど忙しくないから、少しぐらい待ってもらっても許されるだるうと考え、後者は他人にも暇な時間がたくさんあると考えているかもしれない。
しかし、これからの若い人は、他人の時間を大切にすることを学ぶ必要もある。そうでなければ、満足した共同生活を送ることができなくなる恐れがある。それは人々がだんだん忙しくなり、それだけに自分の時間をますます大切にするようになるからだ。
1.文中の「時間にだらしがない」とは、どういう意味か。A.時間を厳守する | B.時間を守らない |
C.時間にうるさい | D.時間に余裕がない |
A.他人 | B.10 分遅刻した人 |
C.私たち | D.90分遅刻した人 |
A.誤り | B.異なり | C.损失 | D.被害 |
A.暇すぎる人は他人は自分ほど忙しくないと思っているから |
B.若い人は、他人の時間を大切にすることを学ぶ必要があるから |
C.忙しすぎる人は他人にも暇な時間がたくさんあると考えているから |
D.人々がもっと忙しくなって、自分の時間をもっと大切にするようになるから |
A.自分を中心に考えよう | B.自分の時間を大事にしよう |
C.他人の時間も大切にしよう | D.満足した共同生活を送ろう |
5 . わたしの学校はあまり大きくありません。1年生は140人,2年生は125人,3年生は 121人います。わたしは1年3組にいます。友達の張さんは3年1組にいます。1年生の 教室は2階にあります。2年生の教室は3階にあります。3年生の教室は1階にありま す。職員室は4階にあります。図書室もこの階にあります。
(派 ①〜祖:〜班 ②〜階:〜层)
1.「わたし」は何年生ですか。( )A.1年生 | B.2年生 | C.3年生 | D.4年生 |
A.1階 | B.2階 | C.3階 | D.4階 |
A.1階 | B.2階 | C.3階 | D.4階 |
A.1階 | B.2階 | C.3階 | D.4階 |
A.140 人 | B.125 人 | C.121 人 | D.386 人 |
中学校の授業も3時ごろ終わりますが、その後、クラブがあります。生徒たちはテニスや野球などいろいろ好きなことをすることができます。
高校は義務教育ではありませんが、中学生の95パーセントが高校に入ります。高校に入るためには入学(にゅうがく)試験(しけん)を受(う)けなければなりません。やさしい高校も難(むずか)しい高校もあります。高校も3年です。
大学は普通4年ですが、医学のコースは6年です。2年間の短期(たんき)大学もあります。大学では、みんな好きなことを勉強します。もちろん入学試験を受けなければなりません。試験は難しいので、一生懸命勉強しなければなりません。
注释:パーセント:百分率 受ける:接受
一生懸命:拼命努力 ~なければなりません:必须
1.日本の義務教育は何年ですか?
A.十六年です。 | B.三年です。 | C.六年です。 | D.九年です。 |
A.六歳から。 | B.八歳から。 | C.七歳から。 | D.九歳から。 |
A.五時間か六時間。 | B.五時間。 | C.六時間。 | D.八時間。 |
A.二年です。 | B.四年です。 | C.何年でもいいです。 | D.六年です。 |
A.日本の小学校は六年です。そして中学校も六年です。 |
B.日本の大学は全部4年です。 |
C.日本の小学校も中学校も授業はたいてい3時ごろ終わります。 |
D.日本の大学は全部とても難しくて一生懸命勉強しなければなりません。 |
7 . 林さんとケルトさんは今度の金曜日に自己紹介をします。2人は自己紹介の文章を書きました。
(林)初めまして、わたしは林です。中国から ① 。わたしは美味しい食べ物が好きです。中国料理はいろいろ食べました。でも、日本料理は ② 知りません。日本で日本料理を ③ です。どうぞよろしくお願いします。
(ケルト)皆さん、こんにちは。わたしはゲルトです。今、学校の近くに住んでいます。家の近くにスーパーや地下鉄があります。 ④ 。わたしは日本語があまり上手ではありません。皆さん、学校で ⑤ 勉強しましょう。
注:でも:但是
1.① のところに一番いいものを入れてください。
A.来ます | B.来ました | C.行きます | D.行きました |
A.たくさん | B.そう | C.あまり | D.いつも |
A.食べる | B.食べません | C.食べました | D.食べたい |
A.とても便利です | B.とても不便です |
C.あまり便利です | D.あまり不便です |
A.また | B.いつも | C.とても | D.一緒に |
8 . 環境問題では「リサイクル」という言葉をよく聞く。リサイクルとは、いらない物を壊して、別の物に作り変えることだ。例えば、読み終わった新開紙からトイレットペーパーを作ったりする。物を捨てればゴミになるが、リサイクルすればゴミを出さないことができる。だが、リサイクルが形を変えるのにお金がかかるし、エネルギーも使う。
また、「再使用」という方法もある。再使用というのは、ものを壊さないで、何度も使うことを言う。例えば、飲んだ後のペットボトルを洗ってまた使う。それで、再使用するペットボトルは何回も使えるように、少し厚くしっかりと作られている。ドイツでは一本のペットボトルをだいたい 15~30 回くらい使うそうだ。
以前は、お金やエネルギーの点で、リサイクルより再使用の方がいいと考えられていた。しかし、実際に調べてみると、場合によっては再使用の方がお金やエネルギーを使うことがわかってきた。それで、最近はどちらの方が環境にいいとは単純には言えなくなっている。
1.この文章では、リサイクルとはどのようなことだと言っているか。A.いらなくなった物から新しい物を作ること |
B.いらなくなった物を壊して捨てること |
C.物を壊さないで、ゴミの量を減らすこと |
D.物を捨てないで、そのままもう一度使うこと |
A.再使用には全然お金がかからない。 |
B.再使用した物はリサイクルできない。 |
C.再使用できるのはペットボトルだけである |
D.再使用する物は丈夫に作られている。 |
A.リサイクルは使用より、エネルギーを使わないから環境にいい。 |
B.リサイクルより再使用の方が、ゴミが減って環境に与える影響が少ない。 |
C.リサイクルと再使用では、どちらが環境にいいか簡単には決められない。 |
D.リサイクルも再利用も、環境に問題があるから中止したほうがいい。 |
9 . 先週の金曜日は遅くまで仕事をしました。とても疲れました。仕事のあと、電車に乗って帰りました。家の近くの駅で降りました。外は雨でしたが、わたしは傘を持っていませんでした。とても困りました。
駅の人がわたしを見て、「あの箱の中の傘を使ってください。あれは『みんなの傘』です。お金はいりません」と言いました。箱の中には傘が5本ありました。わたしは「えつ、いいんですか」と聞きました。駅の人は「はい、明日あの箱に返してください」と言いました。わたしは「分かりました。ありがとうございます」と言って傘を使って帰りました。
1.先週の金曜日は電車で仕事に行きました。2.雨で傘を持っていました。
3.「わたし」は仕事がたくさんあったから困りました。
4.駅の人は傘が5本ありました。
5.「わたし」は箱の中の傘を持って帰りました。
6.「わたし」は先週の土曜日また駅に行きました。
7.「わたし」は先週の金曜日はとても疲れました。
8.駅の人は「ありがとうございます」と言いました。
9.「わたし」は先週の金曜日傘を使って帰りました。
10.傘はみんなの傘ですから、お金はいりません。
10 . わたしは中国の王です。今名古屋大学の留学生です。わたしの部屋は4階 にあります。小さいですが、きれいです。
大学に食堂があります。いろいろな料理があります。中国料理もあります。 わたしは毎日学校の食堂でご飯を食べます。とてもおいしいです。学校生活 はおもしろいです。学校から駅まで歩いて10分ぐらいです。駅の近くに大 きいデパートがあります。とてもにぎやかです。
1.王さんは今名古屋大学の先生です。2.王さんの部屋は大きくありません。
3.食堂に中国料理はありません。
4.部屋から食堂まで歩いて10分ぐらいです。
5.駅の近くのデパートはにぎやかです。