1 . 今写真はデジタルカメラやスマートフォンで撮る人がほとんどだと思います。撮った写真をその場で確認して、撮り直すこともできますし、撮る枚数を気にする必要もありません。ちょっとしたメモ代わりに写真を撮るという人も多いでしょう。デジタルカメラやスマートフォンがなかった頃は、写真と言えばフィルムカメラ(胶巻相机)でした。フィルムは、お店に出して、写真ができるのを待つ必要がありますし、写真が失敗していることもあります。それに、フィルム代もかかります。デジタルカメラやスマートフォンの登場により、その手軽さからフィルムカメラを使う人が減っていったのは、当然のことなのでしょう。しかし最近若い人たちの間でフィルムカメラの人気が高まっているそうです。デジタルカメラやスマトフォンで撮った写真は、はっきりきれいに写りますが、フィルムカメラで撮った写真には、優しい雰囲気を感じるそうで、これが人気の理由のようです。また、どんな写真が撮れているのかわからないのが楽しく、写真ができるのをわくわくしながら待っているとのことです。フィルムカメラは、ほんの一例ですが、このように古いものに興味を持つ若い人が増えているのです。上の年代の人にとっては「古く、(ア)もの」も、若者にとっては「新しく、魅力があるもの」になるというのはおもしろいですね。
1.「フィルムカメラ」について正しくない説明はどれか。A.写真ができるのを待つ必要がある。 |
B.写真が失敗することがある。 |
C.フィルム代もかかる。 |
D.撮る枚数を気にする必要もない。 |
A.新しいものに興味を持つお年寄りが増えること |
B.優しい雰囲気に興味を持つお年寄りが増えること |
C.古いものに興味を持つ若い人が増えること |
D.懐かしいものに興味を持つ若い人が増えること |
A.デジタルカメラやスマートフォンよりはっきり、きれいな写真が撮れるから |
B.デジタルカメラやスマートフォンで撮った写真にはない雰囲気があるから |
C.デジタルカメラやスマートフォンのように手軽に楽しめるようになったから |
D.デジタルカメラやスマートフォンより失敗することが少ないから |
A.懐かしい |
B.難しい |
C.悲しい |
D.恥ずかしい |
A.新しいものは、いつも若い人から人気が出る。 |
B.新しいものが出ると、古いものはだれも使わなくなる。 |
C.若い人は、古いものほど魅力があると思っている。 |
D.古いものから新しい魅力を発見する若者が増えている。 |
2 . どうして脳死が起きるのでしょうか。実は、脳死はめったに起きないのです。普通、人が死ぬときは、まず心臓が止まります。すると①血液が酸素を運ばなくなるため、脳も死んでしまいます。つまり、99%の人は、心臓が止まってから脳死になるのです。脳死が先に来ることはありません。
ところが、ごく稀に、脳死が先に起きてから、やがて心臓が止まる人が出てきました。脳が死んだあと、心臓が止まるまでの間を脳死というのです。
脳死が起きるようになったのは、人工呼吸器が発明されて使われるようになったからです。交通事故などで頭を強く打ち、脳をやられてしまった人は、自分で呼吸ができなくなれば、やがて心臓が止まって死亡します。頭が先にやられた人は、②昔はみんなこうして死亡していました。しかし人工呼吸器が発明されてからは、脳をやられて自分で呼吸できなくなった人が病院に運び込まれると、人工呼吸器をつけるようになりました。機械が人工的に呼吸を続けさせるのです。こうすると、心臓は動き続けます。③ 、脳はやられてしまっているから、もう元には戻りません。
簡単④ 言えば、これが脳死です。脳死という状態が発生するようになったのは、人工呼吸器が発明されてから後のことなのです。医療の技術が発達したことで発生した問題です。
1.①「血液が酸素を運ばなくなるため」の「ため」と同じ使い方のものを次から選べ。A.これは日本語を勉強するために買った本だ |
B.きみのためなら何でもする |
C.通勤バスに間に合わなかったため、会社に遅れた |
D.子供のために朝から晩まで働く |
A.自分で呼吸ができなくなり、やがて心臓がとまって死亡する |
B.脳がやられて元に戻らないので死亡する |
C.心臓が止まったので、血液が酸素を運ばなくなって死亡する |
D.脳と心臓が同時に止まって死亡する |
A.でも | B.そして |
C.ところで | D.だから |
A.で | B.に |
C.と | D.は |
A.人工呼吸器を使用したからた |
B.心臓が強くなったからだ |
C.交通事故などで頭を強く打ったからた |
D.血液が酸素を運ばなくなったからだ |
3 . 私の住む町には「花山池緑地」という場所がある。町には多くの家が建ち、木々も減っているのだが、ここにだけは昔のままの緑が多く残されている。この辺りは、昔からきれいな水が地下から出てくるところで、今でも、珍しい草木や生き物が数多く見られる。
以前、ある建設会社がこの辺りに大きなマンションを建てる計画を発表した。花山池の自然を守ろうという動きが始まったのは、そのときだった。町に住む人たちが、この場所の価値をわかってもらおうとする活動を始めたのである。それが大きな反対運動になり、役所はこの場所に「花山池緑地」と名前をつけて、マンションの建設などが制限される場所に指定した。町の人たちは、今も「花山池緑地を守る会」のメンバーとして、役所と協力しながら、この場所の自然を守る活動を続けている。
「守る会」の人たちは、月①「 」数回、伸びすぎた木の枝を切ったり、雑草や外来種の草木を取ったりしている。何も世話をせずにそのままにしておくと、外来種の草木が増えたり、日光が当たりにくくなったりして、昔からあった珍しい草木がなくなってしまう可能性が高い。環境が変化すると、そこで生きる生き物の種類も変わってしまう。
今、この場所は普段は自由に入れないようになっているが、たまに行われる自然観察会のときには、大勢の人が緑地の中を歩いて、珍しい草木や生き物を観察することができる。「花山池緑地」の自然は、このようにして町の人の努力② 守られているのである。
1.文中の①「 に入れるのに最も適当な物はどれか。A.が | B.に |
C.は | D.を |
A.にもかかわらず |
B.によって |
C.に比べて |
D.に対して |
A.家が多くなり、昔より緑が少なくなってきた町 |
B.家がたくさん建っているが、あちこちに緑が残されている町 |
C.町全体に緑が少なくなり、住む人が減ってしまった町 |
D.町全体に緑が増えて、住む人も増えてきた町 |
A.役所と町の人が協力し合えるような機会を持つことが必要だと考えたから |
B.町の人がいつでも自然の中で過ごして落ち着ける場所を残したいと考えたか |
C.珍しい草木や生き物が生きられる、価値のある場所を残したいと考えたから |
D.観察会などを行って、自然について学べるような機会が必要だと考えたから |
A.町の役所が土地の利用を制限しない |
B.ある建設会社は町の環境を破壊する |
C.私の住む町は今でも生態環境がいい |
D.町の人は世話をしなくても育つ草木を増やす |
4 . 先日、私は昔の新聞のページを印刷するサービスがあるのを知り、父の誕生日にプレゼントしました。初めは父の生まれた日の新聞のコピーにしようと思いましたが、父が中学生になって最初の誕生日の新聞にしました。普段はあまりしゃべらない父が、その中の記事を見て、「これ、懐かしいな。」と昔の話を始めました。
父によると、一流店が並ぶ東京の中心地に、日本ではまだ珍しかったファストフード店ができたとき、大きなニュースになったらしいのです。実は安い店だった① 父は「そんな場所にできたのだから、お金持ちしか行けない高いレストランなのだろう。」と思って②憧れたそうです。「ファストフード店は安いって、今なら小学生でも知っているのに、そんなイメージを持っていたんだから、おかしいだろう。」と笑いました。
父から子供時代の話を聞いたのは初めてでした、父が身近に感じられてうれしかったです。また、こんな話が聞けたらいいなと思いました。昔の新聞のおかげです。
1.文中の① に入れるのに最も適当な物はどれか。A.なら | B.のに |
C.ので | D.だけ |
A.あこがれた |
B.あこかれた |
C.あごがれた |
D.あごかれた |
A.父が生まれた年の誕生日の新聞のコピー |
B.父が中学生になって最初の誕生日の新聞のコピー |
C.父が希望した年の誕生日の新聞のコピー |
D.今年の父の誕生日の新聞のコピー |
A.お金持ちしか行けない高い店 |
B.日本のどこにでもある店 |
C.安く食事ができる店 |
D.子供でも入りやすい店 |
A.父の子供のころの社会についてよくわかったこと |
B.父と自分の子供時代が違うことが初めてわかったこと |
C.父の子供のころの話が聞けて、父を身近に感じたこと |
D.父が「私」の子供時代を思い出して、懐かしがってくれたこと |
5 . ジョギングは、走ることを楽しむスポーツで、有酸素運動(有氧运动)の一つです。ダイエット(减重)や健康のために、ジョギングを始める人がたくさんいます。ジョギングすれば、体が丈夫になります。そして、ストレスを解消することもできます。
これからジョギングを始めたい人に、アドバイスをします。まずは、正しいフォーム(姿勢)で走ります。そうしないと、けがしやすくなります。次に、深くしっかりとした呼吸も大切です。例えば、しっかりと呼吸しながら、1キ口の距離を5分ぐらいかかる速さで一定のペース(歩伐)で走ります。最後に、「よし、今日は3キ口を走ろう」などの目標を決めて走る人もいますが、初心者にとって、習慣化することが大切です。だから、(ア)ではなく、時間を目標にしくみましょう。タイエットや健康のためなら、1日20~30分でいいです。
それでは、ちょっと体を動かして、ジョギングを今日から始めましょう。
1.ジョギングはどんなスポーツか。A.走ることを楽しむためのスポーツ | B.無酸素運動の一つ |
C.ダイエットのためのスポーツ | D.ストレスがたまるスポーツ |
A.浅い呼吸をしながら走ります。 |
B.できるだけはやく走ります。 |
C.今日は3キロを走ろうと、頑張ってみます。 |
D.時間を目標にして走ります。 |
A.ショギングをしない。 | B.正しいフォームで走らない。 |
C.けがしない。 | D.深くしっかりと呼吸をしない。 |
A.速さ | B.フォーム | C.距離 | D.時間 |
A.ショングのアドバイス | B.ジョギングの良いところ |
C.走ることの大切さ | D.走ることの難しさ |
6 . (二)
ソニアさんへ
こんどのにちようび、日本の「お茶」を勉強に行きませんか。お茶の先生は私の日本人の友達のお姉さんです。とてもやさしい先生です。授業はにちようびのじゅうじからじゅうにじまでです。
行きますか、行きませんか、私に手紙を書いてください。
ホア
1.お茶の授業はいつですか。A.木曜日 | B.金曜日 | C.土曜日 | D.日曜日 |
A.日本人の友達 | B.私のお姉さん |
C.日本人の友達のお姉さん | D.私の友達のお姉さん |
A.やさしいです | B.やさしくないです |
C.やさしかったです | D.やさしくなかったです |
A.1時間 | B.2時間 | C.3時間 | D.4時間 |
A.お茶を勉強します | B.先生に手紙を書きます |
C.友達に電話します | D.ホアさんに手紙を書きます |
7 . 日本人の結婚式には神前結婚式、教会結婚式、仏前結婚式などがありますが、一番多いのは神前結婚式です。神前結婚式はキリスト教の結婚式にならったので、明治33年に始まったものです。結婚式は専門の式場やホテルを利用する人が多いです。その上、秋に式を挙げる人が多く、大安の日を選ぶ人が多いので、結婚式場が込み合います。
結婚式が終わると披露宴に移ります。専門の結婚式場には宴会場がありますし、ホテルには結婚式場があるので、こういうことができるのです。披露宴は媒的人のあいさつから始まり、主資の祝辞、乾杯があってからウェディングケーキに刀を入れます。(ア)食事になりますが、その間、友人などのテープルスピーチがあります。最後に、親族の代表が招待客にお礼の言葉を述べて結婚式は「お開き」になります。
1.日本人の結婚式には何の式が一番多いですか。A.神前式 | B.教会結式 | C.仏前式 | D.キリスト教の結婚式 |
A.自宅で行われます。 | B.神社で行われます。 |
C.教会で行われます。 | D.専円の式場やホテルで行われます。 |
A.明治33年。 | B.暖かい日です。 | C.大安の日です。 | D.秋です。 |
A.これから | B.そのため | C.それから | D.おかげで |
A.宴会が終わることです。 | B.宴会が始まることです。 |
C.宴会を行うことです。 | D.宴会がよくなることです。 |
8 . 河南省ではここ連日、猛暑が続いている。河南省気象台(ア)、今月17日、河南省全体で計10ヶ所の観測ポイントで最高気温が40度を超え、72ヶ所で最高気温が38-40度に達した。同日午後3時の地表面温度のデータを見ると、同省のほとんどの地域で50度を超えていた。
今月13日から、河南省中部と南西部で、37・39度の猛暑日が始まった。16日には、省内の国家気象ステーション120ヶ所のうち、59ヶ所の最高気温が40度を超えた。また、92ヶ所の地表面最高温度が60度を超え、8ヶ所で70度を超えた。西峡ステーションに至っては74.1度に達し、同省で最高を記録した。今回の猛暑は温暖低気圧の影響を受け、同省のほとんどの地域で晴れて気温が上がり、雨もほとんど降らないことが主な原因となっている。加えて、日中は太陽の短波放射の影響で、空気が乾燥し、地表面の温度が上昇しやすい状況となっている。
6月以来、河南省の平均気温は27.9度と、例年よりも2,7度高くなっている。また、最高気温も平均34.7度と、例年よりも3.4度高くなっている。
1.(ア)には何を入れますか。A.について | B.によると | C.にとって | D.にしたがって |
A.40度 | B.38-40度 | C.50度 | D.72度 |
A.河南省中部 | B.河南省南西部 |
C.西峡ステーション | D.国家気象ステーション |
A.日中は太陽の短波放射の影響を受けます。 | B.温暖低気圧の影響を受けます。 |
C.同省のほとんどの地域で晴れて気温が上がります。 | D.雨もほとんど降らないです。 |
A.河南省ではここ連日、猛暑が続いています。 |
B.今月17日、同省のほとんどの地域で50度を超えていました。 |
C.今回の猛暑は温暖低気圧の影響を受け、同省のほとんどの地域で晴れて気温が上がります。 |
D.河南省の平均気温は年よりも3.4度高くなっています。 |
9 . 昔からの学校における体育科研究は、「できる·できない」に特化したものが多かった。その理由は明確で、学校において「できるようにさせる教師が有能」と見なされている時期が長く続いたためである。また、どんなに子供が嫌がる指導をしても、結果を出せば認められるという暗黒時代が長く続いてきたのである。
そもそも体育が嫌いになってしまう理由は「痛い」「怖い」「できない」に集約される。それらを代表する体育の授業といえば、器械運動である。特に跳び箱には恐怖心を持つ子どもが少なくない。跳び箱を飛ぶためには、踏み切り板(起跳板)による第1跳躍と、跳び箱上の着手による第2跳躍の2段階のジャンプをちゃんと合わせなければならない。しかし、あのような運動は日常生活においてほとんどない。
実はそういう運動であれば、「跳び箱という壁を乗り越える」から始めた方がいい。(ア)、登って、乗って、降りれば合格だ。高さも向きもいろいろと変えて、遊び感じに楽しめばいい。跳び越えることができなければそれでもいい。「できる」を目指すかどうかは、本人ができるようになりたいと心底願っているかどうかである。開脚飛び(分脚跳)程度であれば「できる」ための手法はいくらでもあるから、本人が願う場合はそれをすればいい。そうでなければ、日常生活では使わない動きだから、乗り越えられればよい。
とにかく、跳び箱自体を嫌いになることだけは避けなければならない。生涯を通じて運動に親しむ資質を育てるという目的から離れないことが大切である。
1.文中に「暗黒時代」とあるが、何を指すか。A.子供を嫌がる時代 | B.結果が全てである時代 |
C.優秀な成績がない時代 | D.有能な教師がいない時代 |
A.「できる」運動 | B.跳び箱上の若手による跳躍 |
C.跳び箱を飛ぶ運動 | D.踏み切り板によるジャンプ |
A.つまり | B.ところで | C.例えば | D.しかも |
A.飛び箱は遊び感じに楽しむ物だから |
B.日常生活においてしない動作だから |
C.「できる」を目指すことが難しいから |
D.できるようになりたい人がいないから |
A.正しい手順で運動した方がいい。 |
B.跳び箱を楽しむことが一番大切だ。 |
C.子供が運動嫌いの原因は指導者にある。 |
D.子供を運動に親しむように育つことが大切だ。 |
10 . 「自分を成長させたい」「自己啓発をしたい」こうした願いを持つ人が多いようです。自分の夢を実現させるために、自分を向上させていかなければなりません。人付き合いがうまくなり、知識を身につけ、技術を身につけるなど、成長といっても様々です。私は試していくにつれ、ある共通点を見つけるようになりました。その共通点を見つけ出し、身につけ、磨くことが、1番の自己啓発になることに気づいたのでした。自分のレベルをアップさせるためには、些細なポイントがあります。「これが一番大切だ!」と言える、自分を成長させるポイントはまさに次の一言です。「好きなことをする」。これがすべての原点であり、1番強力な原動力になります。好きなことを見つけ、好きなことを通して、自分を磨きます。どうしたらもっとうまくなるのかと考えることで、自分で考える癖が身につきます。成長をするなら、好きなことをやりながら成長していくのが理想です。(ア)、好きなことをしていないと本当の成長はできないです。好きでもない仕事をしていると「今日も仕事か。面倒だな。早く終わらないかな」と文句を言います。好きだから集中ができ、一生懸命になるはずです。あらゆる成長や自己啓発は、嫌いや我慢によって身につくのではありません。好きなことを通して、身につけていくのです。好きなことをやりながら、一緒に成長も自己啓発もできる。これが、最も効率のよい夢の実現方法なのです。
1.文中に「共通点」とあるが、その共通点はどれか。A.好きなことをすること | B.自己啓発になること |
C.自分を成長させること | D.「私」は試していくこと |
A.特徽 | B.方法 | C.欠点 | D.習慣 |
A.ただし | B.すると | C.逆に | D.ところで |
A.やりたい仕事ではないから |
B.仕事が面倒で疲れるから |
C.仕事がなかなか終わらないから |
D.職場での人間関係がうまくいかないから |
A.好き嫌いを問わず、仕事をすれば文句を言うものだ。 |
B.好きなことに手をつけることが一番の成長法である。 |
C.あらゆる成長や自己啓発は、嫌いや我慢によって身につく。 |
D.仕事ができる人は好きなことをしなくても、集中ができる。 |