1 . もともと、日本人は詩との出会いがよくないと思う。
大多数の人にとって、詩との出会いは国語教科書の中だ。はじめての体験、新しい魅力、感じとるべきことが多すぎて、詩歌などゆっくり味わう暇のない年齢のうちに、強制的に詩を与えられる。それを「よいもの」「美しいもの」として「読み解くべきもの」だと教えられる。そして、この行にはこういう技巧が使ってあって、それが作者のこういう感情を効果的に伝えている、などと解説される。それが終われば理解度をテストされる。
こんな出会いで詩が好きになるわけないと思う。子どもの大好きな漫画だって、こんなこちこち(僵化)のやり方で技巧を解説され、「解釈」を定められ、学期末のテストで「作者の伝えたかったこと」を書かせられたら、みんな退屈になるにちがいない。詩を読む時の心理的ハードル(难度)はこうして高くなるのだ。
人が何かを突然好きになり、その魅カが感じられる時、その対象の「意味」や「価値」を考えたりはしないものである。意味など分からないまま、ただ格好いい、かわいい、おもしろい、目が離せない、と思うのがあたりまえである。
詩とはそのように出会ってほしい。
1.文中の「それ」は何を指すか。A.詩 | B.魅力 | C.体験 | D.教科書 |
A.詩歌の作者 | B.大多数の読者 | C.国語の教師 | D.詩を読む生徒 |
A.詩の美しさ | B.生徒の年齢 | C.作者の感情 | D.作者の技巧 |
A.解釈が自由だから | B.理解する暇がないから |
C.詩歌ほど面白くないから | D.解説の仕方がこちこちだから |
A.詩の魅力を感じてほしい。 | B.詩の価値を考えてほしい。 |
C.詩の意味が分かってほしい。 | D.詩の技巧が分かってほしい。 |
2 . 亀が、ゆっくりゆっくり道を歩いていました。池のそばで歩いて、自分の家へ帰ります。そこへ兎が、ぴょんぴょんと跳ねながらやって来ました。
「亀君、あなたはほんとうに遅いですね。それでは家に着く前に、日が落ちますよ。」と言いました。
亀は、怒って言いました。「僕でも、いざとなれば、とても早く走ることができます。」
兎は、笑って言いました。「いざの時、いつのことですか。」それから、兎は少し考えてから言いました。「よし、明日の朝、向こうの山の木まで競走しますか。それが君のいざの時ですね。」
「分かりました。競走しましょう。」亀は答えました。
次の朝、亀と兎は向こうの山の木に、セー、ノーと出発しました。兎はぴょんぴょん川を渡り、森を過ぎ、野原を横切って走りました。山に登る坂道まで来た時、兎は振り返りました。亀の姿は見えません。
「ハハハ、亀がここまでまだまだですね。ちょっと休んでもいいよ」兎はそばの草原に寝ました。
亀は少しずつ歩いて、兎の所まで来ました。一生懸命歩いたので、汗がいっぱいです。でも、寝ている兎を見て、笑いながら言いました。
「お先に失礼します。じゃね。」
こうして、兎は亀に負けたのです。
解釈:
ぴょんぴょん 蹦蹦跳跳地 いざとなれば 万一紧急的时候(いざ危机)
セー、ノー 准备时说的话语,相当于“准~备”
横切って走りました 横跨
振り返りました 回头看
1.亀が兎と何をしていましたか。
A.話します | B.競走します |
C.家に帰ります | D.兎の家に行きま |
A.早く走ります | B.早く家に帰ります |
C.川を渡って、森を過ぎます | D.山の木まで先に着きます |
A.森林の中で寝ました | B.川のそばで寝ました |
C.坂道で寝ました | D.野原で寝ました |
A.兎は亀ほど速くないですから。 | B.亀より、兎のほうが遅いですから。 | C.兎は途中で転びましたから。 | D.兎は途中で寝ましたから。 |
A.兎より亀のほうがはやいです。 | B.亀に会ってからすぐ競走しました | C.亀はさきに木のところに着きます | D.兎はさきに木のところに着きます |
3 . 「わが国にとってこんな悪い時はない」と、みんなは嘆(なげ)きました。ダルガス(人名)もそれを否定することはできませんでした。しかし、「祖国の復興には、こんなよい時はない」と、彼が固く信じていました。
もちろん、それをはっきり口に出して言うことはできませんでした。そんなことを言ったら、戦争に負けたことを喜んでいると、ののしられた(被骂)でしょう。彼は、ただ実行によって自分の信念を示すほかはないと思いました。それで彼は「まったくわが国にとって( ア )時だ。だが、われわれは外に失ったものを内に取り返す(弥补)ことはできる。われわれの生きている間に、( イ )。」と言っていました。
ダルガスは、祖国の復興はまず木からだと思いました。緑の木の茂っている(しげる)国は、必ず栄え、木の乏しい、禿山や荒野の国は、必ず衰えます。いや、木の茂っていることが国の栄えている印であり、木の乏しいことが国の衰えている印です。過去、現在を通じて、世界の国々の実例がはっきりそのことを示している。
1.文中の「それ」の指すのはどれか。A.みんなが嘆いたということ |
B.彼が固く信じていたということ |
C.祖国の復興にはこんな良い時はないということ |
D.わが国にとってこんな悪い時はないということ |
A.自分の考え方は正しくないかもしれないと思ったから |
B.言うのは簡単だが、実行するのは難しいと思ったから |
C.本当のことを言ったら、信じてくれる人が多いと思ったから |
D.自分の考え方を言ったら、みんなにひどく反対されると思ったから |
A.悪い | B.良い | C.大きい | D.寂しい |
A.祖国の荒野と砂地を花咲く所にして見せよう |
B.祖国の広い荒野を立派な工業地帯に変えよう |
C.失われた豊かな土地を必ず敵から奪い返そう |
D.国を豊かにするため、教育を盛んにしよう |
A.戦争に負けた祖国の復興 |
B.過去、現在の世界の国々の実例 |
C.祖国の復興はまず教育から実行すること |
D.国の栄衰は木が茂っているかどうかによって反映されること |
aさん 料理です。テレビや雑誌で見たものを休みの日に作っています。月に一回、友達をうちに呼んで、ホームパーティーをしています。 | bさん 自転車です。自転車に乗ることが大好きです。長い休みがあったら、よく友達といっしょに自転車旅行に行きます。 |
cさん 本です。電車の中やレストランで料理を待っているとき、また会社の昼休みにも近くの喫茶店で本を読んでいます。今は友達から借りた恋愛小説を読んでいます。 | dさん 山に登ることです。うちの近くに山がありますから、一ヶ月に一度はその山に登っています。富士山にも登ったことがあります。一人で登ることが多いです。 |
A.aさんだけです。 |
B.aさんとbさんです。 |
C.aさんとcさんです。 |
D.bさんとdさんです。 |
A.aさんです。 | B.bさんです。 |
C.cさんです。 | D.dさんです。 |
A.aさんは 作った料理を友達といっしょに食べます。 |
B.bさんは 長い休みの日はよく自転車旅行に行きます。 |
C.cさんは 会社でいつも本を読んでいます。 |
D.dさんは 海や山に行くことが好きです。 |
山本「ちかくに、マンプクやというしょくどうがありますよ。」
トム「なにがおいしですか。」
山本「てんぷらがおいしいですよ。でも、ちょっと 高いです。」
トム「いくらですか。」山本「1,5000円ぐらいです。」
トム「ああ。それは高いですね。もっと安いところはありませんか。」
山本「ありますが、ちょっととおいですよ。」
トム「( 51 )かかりますか。」
山本「あるいて、10分ぐらいです。」
トム「ここから( 52 )行きますか。」
山本「あそこのこうさてんを右にまがって、200メートルぐらいあるいてください。」
トム「( 53 )。」
山本「いいえ、右です。みぎに200メートルです。ゴハンやという店です。大きい店ですからすぐにわかりますよ。」
トム「わかりました。ありがとうございました。」
1.( )には何を入れますか。
A.どれぐらい | B.どうして | C.いくらぐらい | D.どんなに |
2.( )には何を入れますか。
A.なせ | B.どんな | C.いつ | D.どう |
3.( )には何を入れますか。
A.左に2000メートルですね |
B.あそこのこうさてんですね |
C.すみませんが、わかりません |
D.右に200メートルですね |
4.トムさんは マンプクやへ 行きますか。
A.安いですから、行きます。 |
B.高いですから、行きません。 |
C.おいしいですから、行きます。 |
D.とおいですから、行きません。 |
こんばんは。お元気ですか。
今も前と同じ会社で仕事をしていますか。毎日忙しいですか。李さんが3月に国へ帰りました。部屋は今はだれも使っていません。父も母もよく李さんのことを話しています。私も李さんがくださった人形を見て,楽しかった時のことを思い出しています。そして李さんに教えて(ア)ケーキを時々作っています。
私は4月に高校生になりました,高校は家から遠いので、電車に乘って、通わなければなりません。1時間もかかるので、少し大変です。勉強はまだそれほど難しくありませんが、新しい友達がたくさんできました。
おととい、李さんと一緒に行った公園へ高校の友達と行きました。いろいろな花が咲いていて、とてもきれいでした。その時に友達と撮った写真を一緒に送ります。
それでは、また手紙を書きます。
6月15日
小林 友子
1.李さんは日本へ来る前に、何をしていたか。A.人形を作っていた | B.ケーキを作っていた |
C.会社で働いていた | D.アルバイトをしていた |
A.くださった | B.いただいた | C.くれた | D.やった |
A.友子さんと友だちの写真 |
B.友子さんと両親の写真 |
C.友子さんが撮った李さんの写真 |
D.友だちの写真 |
A.友子さんはもう大学生だ。 |
B.友子さんはケーキが嫌いだ。 |
C.李さんは前に日本に住んでいた。 |
D.李さんは10年も日本にいました。 |
A.おととい | B.きのう | C.きょう | D.あした |
7 . 来週のラジオ工場の見学について、先生が「大きい工場で見るところがたくさんあるから、( ①)前もって、本などで知識を得たり、特に注意して見学したいところをノートに整 理しましょう。」 といいました。
(②)村田さんは、まず、百科事典や年鑑で、ラジオ(③)調査して、大事だと思うことをノートに書き出してみました。
(④)本で調査したことの中からラジオ工場へ行った時に、特に注意して見学したいと 思うところと、工場の人に質問したことを(⑤)ノートに整理しました。
1.(①)前もって、本などで知識を得たり、特に注意して見学したいところをノートに整理する。必要がなぜあるのですか。A.工場を始めて見学するので |
B.ラジオについて何も知らないから |
C.たくさん見学するところがあるので |
D.大きな工場で道に迷ってしまうから |
A.だから | B.ところで | C.それに | D.それなのに |
A.について | B.へは | C.てから | D.でとか |
A.だから | B.ところが | C.すると | D.それから |
A.本を調査していた知識 | B.大事だと思ったもの |
C.工場へ行ったときのこと | D.質問しようと思うところ |