2024年1月、第170回芥川賞の発表があり、九段理江さんの小説、『東京都同情塔』が選ばれた。芥川賞は、毎年2回、優れた文学作品を書いた新人作家に贈られる賞だ。今回選ばれた『東京都同情塔』は、九段さんが小説を書くときに生成AIを利用したことでも話題になった。
生成AIとは、自ら学習しながらデータを生成することができる人工知能だ。従来の人工知能が、規則 1 分類や予測をするだけであったの 2 、生成A1は与えられたデータから新しい情報やデータを 3 出すことができる。
例えば、アメリカの企業が開発した「ChatGPT」は、文章を生成する人工知能の一つで、質問を文章で入力する 4 、人工知能が回答を考え、文章で答えを出し 5 。答えが間違っているときは、間違っていることを伝えると、 6 別の答えを考えて回答するそうだ。また、画像の生成AIは、どんな画像を作りたいか指示を出すだけで、人工知能が画像を生成する。そのため、誰でも簡単に画像を作ることができる。 7 、生成A1を活用すれば、文章や資料の作成、翻訳、広告やホームページのデザインなどを、労力や時間を 8 行うこともできる。
しかし、生成AIについてはメリットだけでなく、問題点も多く指摘されている。例えばChatGPTの場合、回答が必ずしも正しい 9 ので、最終的に人の判断が必要になる 10 、画像の生成A1は、ある人物にそっくりな人の画像や動画を作ることもできてしま1う。生成AIにはよい点だけでなく課題もあるということを認識して、正しく利用していく必要がある。
1.( )A.につれて | B.にわたって | C.に基づいて | D.にとって |
A.に対して | B.に沿って | C.によって | D.に関して |
A.創る | B.創って | C.創う | D.創り |
A.たら | B.と | C.ば | D.なら |
A.てあげる | B.てもらう | C.てくれる | D.てやる |
A.極めて | B.改めて | C.決して | D.返って |
A.このように | B.このような | C.そのように | D.そのような |
A.かけて | B.かけずに | C.かかって | D.かかずに |
A.に限る | B.に限らない | C.に限らず | D.とは限らない |
A.あるいは | B.それとも | C.また | D.まだ |
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【推荐1】「日本の消費者は世界一、目が肥えている」という言葉には二つの意味がある。まずは機能や味などへの要求水準が高いこと。( ア )、わずかな傷も許さないなど見た目へのこだわりだ。
消費者は後者のこだわりを捨てつつある。それでは消費者は嫌々「傷物」に目を向け、我慢して買っているのか。必ずしもそうではない。
衣料品や家具などでは中古品市場や消費者同士の交換が盛んだ。再利用でごみが減り、環境にもいい。商品の傷も前の使用者のぬくもりとプラスにとらえる感性が若い人を中心に広がっている。規格外の農産物も似ている。ゴミになるはずのものを安く使い、エコロジー(环境保护)と節約を両立させることに、前向きの価値を見出しているのではないか。不ぞろいな野菜は、むしろ手作り品を思わせる長所。消費者の新たな価値観に、企業がようやく追いついてきた。
市場が広がれば、粗悪品や不良品が出回る可能性も高まる。なぜ安いのか。本来の価値は損なわれていないか。企業の責任は重い。消費者にも「厳しい目」をきちんと持つことが求められる。
(日本経済新聞2009年8月27日付朝刊による
1.文中に「目が肥えている」とあるが、それはどういう意味か。A.よい物を見慣れていて、物の価値が分かること |
B.物はよいかどうかあまり気にしないこと |
C.物の外観にこだわりがないこと |
D.物への要求が高いが、価格が低いなら、何でもいいこと |
A.たとえば | B.それから | C.だから | D.しかし |
A.商品の機能や味を重視しなくなった。 |
B.商品の機能や味を重視するようになった。 |
C.商品の傷などの見た目を気にしなくなった。 |
D.商品の傷などの見た目を気にするようになった。 |
A.少しぐらい質が下がっても、安いほうがいいと考えるようになった。 |
B.物に対する要求水準が下がって、どの商品にも価値を認めるようになった。 |
C.多少問題があっても、環境のために我慢するほうがいいと思うようになった。 |
D.今まで問題があると思われるものにも、違った価値観があると思うようになった。 |
A.見た目にこだわらなくなった。 |
B.環境への責任の重さを感じ始めた。 |
C.消費者の厳しい目を意識するようになった。 |
D.消費者の意識の変化を汲み取るようになった。 |
【推荐2】日々の食事の種類や方法には、外食と自炊の他に両者の中間に位置する中食があります。中食とは、家庭外で調理された市販の食品(弁当や惣菜など)のこと、またはそれを自宅などで食べることです。では、自炊と中食ではどちらが節約になるので しょうか。
自炊をすれば、余分なお金をかけずに食事を用意することも可能です。セール品 や特売日を狙って食材をお得に購入したり、安価な食材を活用したり、節約レシピをインターネットで見つけたり、さまざまな工夫によって食費を抑えることができるからです。中食も高い物から安い物まで色々あるので一概には言えませんが、「食費の節約」という観点ではやはり自炊に軍配が上がる(得胜)でしょう。(ア) 、調理に時間がかかるという点が自炊における最も高いハードル(障碍)でしょう。中食は、「時間の節約」という観点では心強い選択肢です。中食をうまく取り入れて手間や時間を減らせれば、もっと身体を休めたり、家族と過ごしたりする余裕も生まれるでしょう。
自炊と中食のどちらを選ぶにしても、一つだけ注意したいのは、食費の節約に重きを置きすぎないことです。自炊をする時に、安いからといって同じ食材ばかりを使っていては、栄養のバランスが偏ってしまいます。手軽で美味しい中食も、塩分や脂肪のとりすぎには気をつけなければなりません。食費、時間、栄養バランスなどを総合的に考えて、自炊と中食を上手に使い分けるのが一番の節約になるのではないでしょうか。
1.文中に「中食」とあるが、具体的な例はどれか。A.スーパーで肉と野菜を買ってきて料理を作ること。 |
B.友達とランチを食べにレストランに行くこと。 |
C.母親の愛情いっぱいの手料理を食べること。 |
D.寿司や唐揚げを買って家で食べること。 |
A.したがって | B.しかし | C.つまり | D.そこで |
A.栄養のバランスが偏るかもしれないから。 |
B.「時間の節約」に重きを置くべきだから。 |
C.高価な食材でしか美味しい料理は作れないから。 |
D.かえって調理に時間がかかるから。 |
A.食材をお得に購入できるから、自炊のほうが時間が節約になる。 |
B.調理する時間がかからないから、中食のほうが食費の節約になる。 |
C.自炊と中食を上手に使い分けるのが一番の節約になる。 |
D.安くて美味しいから、両方とも時間や食費の節約になる。 |
A.外食と自炊の他に両者の中間に位置する中食があります。 |
B.自炊をすれば、余分なお金をかけずに食事を用意することは可能です。 |
C.中食は、「時間の節約」と言う観点では心強い選択肢です。 |
D.食費や時間などを総合的に考えて食事の方法を選んだほうがいい。 |
【推荐3】学ぶというと、何か学問的なことでないといけないと思うかもしれませんが、情報を得て、さらにそれを自分で調べたり考えたりすることによって自分のものにする活動はすべて学びの一種で、わたしの言棄で言うと知的消費の一つだと思います。
たとえば、新聞を読んだり、ニュースを聞いたりするのでも、それだけで終わらず、いったいこの原因は何だろう、なぜこの問題がそんなに大きく報道されているのだろうと疑間を持ち、自分で筋道(道理、条理)を作り上げていけば、それは立派な学びです。
ただニュースを聞いて、へえと聞き流しているような状態は、物質的な消費に喩える(比喻、比作)なら、(ア)ようなものです。服や靴を買ってもそれを身につけなかったら意味がないのと同じように、知識は自分のものにすることではじめて意義が生まれ、楽しさも味わえ、記憶に残っていきます。(イ)、新しいニュースを聞いた時には、似たようなニュースを思い出して、比べながら自分なりの理論を発展させることができるようになります。
学びのための材料、消費するべき知的な材料は、まわりにたくさん転がっています(放着,扱着)。その中から宝を拾うのか、無視してその上を歩いてしまうのか、それはあなた次第です。
1.文中に「それ」の指すのはどれか。A.情報 | B.ニュース | C.言葉 | D.学問 |
A.ニュースを読んだり聞いたりするだけで終わること |
B.ニュースを聞いて、へえと聞き流していること |
C.情報を得てからすぐ他人に伝えること |
D.情報を得てさらに考えて自分なりの理論を発展させること |
A.よく検討しないで車を買ってしまう |
B.車を買ったのに車庫に入れたまま乗らない |
C.車のカタログ(商品目录)を見ているだけで決して買わない |
D.買った車を毎日乗り回す |
A.そこで | B.しかし | C.そして | D.つまり |
A.似たようなニュースを思い出す。 |
B.知的な材料の楽しさを味わう。 |
C.知的な材料を自分のものにする。 |
D.立派な服や靴を身につける |