「だって、お姉ちゃんがゲーム機を______んだもの。」
A.貸してくれない | B.貸してやらない |
C.貸してあげない | D.貸してもらわない |
2 . 怒らない方が良いとわかっているのに、我々はなぜ怒るのでしょう。いつでも我々には「こういうことで怒りました。」という理由があります。その理由を一つ一つ分析してみると、自分の好き勝手にいろいろなことを判断して怒っているという仕組みがあります。
人間というのは、いつでも私は正しい、相手が間違っていると思っています。( ア )怒るのです。相手が正しいと思ったら怒ることはありません。それを覚えておいてください。
「私は完全に正しい、完璧だ、相手の方が悪い」と思うから怒るのです。他人に怒る場合は、私が正しくて、相手の方が間違っているという立場で怒りますが、自分に怒る場合はどうでしょうか。そのときも同じです。何か仕事をしようとするのだが、うまくいかないという場合、すごく自分に怒ってしまうのです。
( イ )、自分が適になったと聞いたら、自分に対してなぜ私が癌になったのかとずいぶん怒るのです。なぜこの仕事はうまくいかないのか、どうして今目の料理は失敗したのかとか、そういうふうに自分を責めて自分に怒る場合もあります。
私は完璧なのに、と怒ります。この考え方は道理に適ったものなのでしょうか。
1.筆者によると、我々はなぜ怒るのか。A.相手は正しい、私が間違っていると思っている。 |
B.私が完璧ではないと思っている。 |
C.自分の方は悪いと思っている。 |
D.自分の好き勝手にいろいろなことを判断して怒っている。 |
A.ところが | B.しかし | C.それに | D.それで |
A.自分が正しいと思ったら、怒ることはない。 |
B.相手が正しいと思ったら、怒ることはない。 |
C.人間というのは、いつでも私は正しい、相手が間違っていると思っている。 |
D.人間というのは、いつでも相手は正しい、自分が問違っていると思っている。 |
A.自分に怒る | B.他人に怒る | C.他人を責める | D.自分を許す |
A.要するに | B.つまり | C.例えば | D.ところで |
3 . ( ア )はどんな気持ちで勉強や仕事をしていったほうが幸せだろうかという視点で考えてきましたけれど、今からは、そうではなくて、社会の制度のあり方として、どんなものがよいだろうかという点を考えてみます。
一つの提案は、もう少し進学のプロセスを考えてはどうか、少し大胆にいうと、高校から直接に大学へ進学するのを原則禁止して、いったん社会に出て働くことにしてはどうか、ということを考えています。
よく言われていることですが、日本の大学は、大学入試のゴール地点になってしまっていて、そこで何を学ぶのか、どこでどんなことを身につけるのかという意識がかなり希薄(稀薄,不足)です。一方では、大学を出てから働き始めた多くの人が、大学時代にもっと勉強をしておけばよかったと後悔したり、残念がったりしている姿をよく見かけます。これはとてももったいないことだと思います。
このようなことを言うと、ならば、大学でもっと勉強をさせようにすればいいじゃないか、それは大学でちゃんと教えていない君たち教師の責任じゃないか、という叱りを受けそうですし、確かに反省すべき点は多々あると思います。けれども、現状では大学生がなかなかやる気を持てないという面もあるように感じています。
それは、実社会で実際の仕事などを経験してみないと、その学間の重要性や必要性を実感できないという面があるからです。特に経済学のような学問はそういう傾向が強いように思います。
1.( ア )に入れるのに最も適当なのはどれか。A.これから | B.これまで | C.それから | D.それまで |
A.大学に行かないで、直接に働くこと |
B.教師たちがちゃんと責任を取って教えること |
C.高校を出て、先に働いてみてから、進学すること |
D.大学で生徒に好きなとおりにやらせること |
A.勉強できる環境では勉強の必要性に気づけず、卒業後に気づくこと |
B.苦労して大学に入っても、大学の勉強が合わない学生が多いこと |
C.本当に勉強したがっている卒業生が大学に入り直せないこと |
D.在学中の学生が、後悔している卒業生の姿を見ることができないこと |
A.大学生 | B.大学の教師 | C.叱っている人 | D.社会人 |
A.大学進学者の数を少なくするため |
B.大学の授業をもっと深い内容にするため |
C.大学生が就職するようにするため |
D.大学に入ってから後悔しないようにするため |
4 . 「日本の消費者は世界一、目が肥えている」という言葉には二つの意味がある。まずは機能や味などへの要求水準が高いこと。( ア )、わずかな傷も許さないなど見た目へのこだわりだ。
消費者は後者のこだわりを捨てつつある。それでは消費者は嫌々「傷物」に目を向け、我慢して買っているのか。必ずしもそうではない。
衣料品や家具などでは中古品市場や消費者同士の交換が盛んだ。再利用でごみが減り、環境にもいい。商品の傷も前の使用者のぬくもりとプラスにとらえる感性が若い人を中心に広がっている。規格外の農産物も似ている。ゴミになるはずのものを安く使い、エコロジー(环境保护)と節約を両立させることに、前向きの価値を見出しているのではないか。不ぞろいな野菜は、むしろ手作り品を思わせる長所。消費者の新たな価値観に、企業がようやく追いついてきた。
市場が広がれば、粗悪品や不良品が出回る可能性も高まる。なぜ安いのか。本来の価値は損なわれていないか。企業の責任は重い。消費者にも「厳しい目」をきちんと持つことが求められる。
(日本経済新聞2009年8月27日付朝刊による
1.文中に「目が肥えている」とあるが、それはどういう意味か。A.よい物を見慣れていて、物の価値が分かること |
B.物はよいかどうかあまり気にしないこと |
C.物の外観にこだわりがないこと |
D.物への要求が高いが、価格が低いなら、何でもいいこと |
A.たとえば | B.それから | C.だから | D.しかし |
A.商品の機能や味を重視しなくなった。 |
B.商品の機能や味を重視するようになった。 |
C.商品の傷などの見た目を気にしなくなった。 |
D.商品の傷などの見た目を気にするようになった。 |
A.少しぐらい質が下がっても、安いほうがいいと考えるようになった。 |
B.物に対する要求水準が下がって、どの商品にも価値を認めるようになった。 |
C.多少問題があっても、環境のために我慢するほうがいいと思うようになった。 |
D.今まで問題があると思われるものにも、違った価値観があると思うようになった。 |
A.見た目にこだわらなくなった。 |
B.環境への責任の重さを感じ始めた。 |
C.消費者の厳しい目を意識するようになった。 |
D.消費者の意識の変化を汲み取るようになった。 |
5 . この時期にはいわゆる五月病に関する原稿を依頼されることが多い。五月病は私が若いころに使われるようになった言葉だ。記憶では、大学に新しく入った若者が目標を失った時に起きる精神的な不調によく使われていたように思う。
まだ大学進学率が高くなかったころの話だ。憧れの大学に入り、専門的な勉強ができると期待に胸を膨らませていた若者が、何百人も入る大教室で行われる一方的な講義に失望してしまう。
このような状態になるのは大学生に限ったことではない。職場などでも私たちは新しい環境に馴染むためにかなりエネルギーが必要になる。特に他の人の気持ちを大切にする傾向が強い人ほど、新しい環境で疲れを感じやすいので、注意が必要だ。
新しい環境の仕組みやしきたり、他の人の考えもよく分からない。スムーズに仕事をしたいし、他の人と摩擦を起こしたくない。そう考えて発言・行動するが、それがその場にあっているかどうかもよく分からない。そのような時少しでもうまく行かないことがあると、大きな問題のように思えてくる。
いつの間にか一人相撲を取るようになり、ますます疲弊してしまう。このようなときは目の前の問題から少し距離を置き、自分がもともと期待していたことをもう一度確認してみるとよい。
期待があったからこそ、失望もあるのだ。現実は期待通りに進まないこともあるが、期待を意識し、実現するための方策を考えることで、期待に近づくことができるようになるし、心も元気になってくる。
1.文中に「五月病」とあるが、それは何を指すか。A.五月になったら、病気になりやすいこと |
B.何か変化が起こった時、精神的に疲れを感じること |
C.現実が進まない時、医者に診てもらうこと |
D.大学で何百人と一緒に同じ教室で授業を受けること |
A.他人の考えが自分と違って、説得するのに疲れるから |
B.人の考えを重視しなくて、摩擦が起こりやすいから |
C.他の人は自分と相撲をしなくて、落ち込んでいるから |
D.他人の考えを重視していて、疲れを感じやすいから |
A.疲れたと感じるとき | B.期待があるとき |
C.仕事を探したとき | D.他人の気持ちを重視するとき |
A.学生の頃の気持ちを思い出す。 |
B.他人がどう思っているかを考えないようにする。 |
C.自分が以前期待していたことを実現する方法を考える。 |
D.一人で考え込まず、他の人の意見を聞く。 |
A.すべての大学生 | B.人と付き合うのが苦手な人 |
C.会社で管理職をしている人 | D.他人の気持ちより自分の気持ちを重視する人 |
A.平成一令和一大正一昭和 | B.昭和一平成一大正一令和 |
C.大正一昭和一平成一令和 | D.令和一大正一昭和一平成 |
「ほんと?うわあ、( )。」
A.たいへんだ | B.いけない | C.しまった | D.おめでとう |
A.悔んではいけない | B.悔やまずにすんだ |
C.悔やまずにはいられない | D.悔やんではならない |
A.に限られている | B.に決まっている |
C.とは思わなかった | D.とは言えない |
A.おき | B.たび | C.ぶり | D.ごと |