1 . 病気というものはいずれにしろ不愉快なものであるが、 最近流行の「健康病」というのは、定義どおり、本人は病気とは思っていないので、それによる被害が先行するところが恐ろしい。①健康病とは、簡単に言ってしまうと、ともかく「健康第一」で、ひたすらそのことに打ち込み、他のことは無視してしまう。それから生じる②近所迷惑などを構いなし、という点でほとんど病気の状態であるが、本人はそれに無自覚である場合のことを言う。
たとえば、Aさんは食事に関して極めてうるさい。( ③ )味のことではない。何かの本でコレステロール(胆固醇)が悪いと読むと、コレステロールを目の敵にして、これはよくないとか、これは食べ過ぎてはならないとかやっているが、今度は、友人からコレステロールも有益であるなどと聞くと、急に不安になってきて、あちこちの栄養学の本を読み始める。 そして、「適度のコレステロール量とは何か」という、④Aさんにとっては人生の大問題につき当たる。「専門家は勝手なことを言って当てにならない」と嘆く。自分なりの計算に基づいて、あれがよいとか悪いとか言い始める。これを食事の度に聞かされている家族は、せっかくの食事のときの楽しみを奪われるし、そもそもAさんが食事を味わうという楽しみを放棄してしまっていることになる。
1.①「健康病」とあるが、その説明について、正しいのはどれか。A.健康をあまりにも重視し、体の小さな不調も病気だと勘違いしてしまうこと。 |
B.「健康第一」を心がけ、健康を保つためによくない習慣をいっさいやめること。 |
C.「健康」を追求するために、理性を失い、度を超すことをやってしまうこと。 |
D.相手、場所をかまわず、健康の理論だけを唱え、他人の気持ちを傷つけること。 |
A.自分が病気になって、他の人に面倒を見てもらうこと。 |
B.健康を何より重視し、他人のことを構う暇がないこと。 |
C.健康に対する過剰な心配でほかの人を困らせること。 |
D.自分の病気は、他人にとっても不愉快なものであること。 |
A.それで | B.といっても | C.要するに | D.それから |
A.コレステロールが悪いと栄養本に書いてあるから。 |
B.友達にコレステロールは健康にいいと教られたから。 |
C.コレステロールの量が適度でないと、健康に有害であるから。 |
D.健康につながることを何より大事だと考えているから。 |
A.「健康病」にかかった人は、家族と一緒に食事をすることの楽しみを知らない。 |
B.「健康病」にかかった人は、栄養バランスを大事にする一方、料理の味をあまり気にしない。 |
C.「健康病」 にかかった人は栄養学の専門家の話を信じ込んでいる。 |
D.「健康病」にかかった人は無自覚のうちに、他人に迷惑をかけることがある。 |
A.走る | B.走った | C.走って | D.走っている |
3 . 现在很多同学,为了提高成绩,每天都在刻苦学习而忽视运动,导致身体弱,容易生病。请以「健康のために運動しよう」为题,写一篇短文。
写作要点:1.谈谈同学们不运动的原因及对学习生活的影响。
2.简单叙述适当运动的好处。
3.向同学们提出为了健康适当运动的倡议。
写作要求:1.字数为300~350字。 2.格式正确、书写清楚。3.文章使用「です·ます」体。
4 . 人間くらい外見に影響されるものはいないだろう。古い駅がきれいになると、そこを利用する人の服装や様子まですっかり変わってしまうなどということもある。最近病院も来る人の気持ちを考えて優しい色を使う所が多くなった。
外見といえば、アメリカの大統領選挙では、背の高い人が長い間勝ってきたという嘘のような本当の話がある。ある大学で調査してみると、卒業生のうち背の高い人のほうが低い人に比べ、給料が高かったという信じられないようなデータが集まった。これは背が高い人のほうが立派に見え、信頼されやすいということだろう。外見に影響されるいい例ではないだろうか。
ところで、日本人がよく使う名刺に印刷されている会社名や肩書き(头衔)も外見の一つと考えられる。初めて紹介された人から受け取った名刺に有名な会社名が入っていれば、それだけで人は安心するし、名刺の横に部長の肩書きでもあればその信頼はもっと確かなものになる。
外見だけで人を判断するなと言われるが、実際にはそれだけで人を見ていることが多い。もちろん「外見より中身」ということは本当に大切なことだ。いくら外側を飾っておしゃれをしても、中身がなければ何にもならない。しかし、社長になってから前よりずっと立派になったという人の例もあるのだから、外見を無視することはできない。外側を作ると同時に中身を良くする努力を続けることが大切なのであろう。
1.文中に「古い駅がきれいになると、そこを利用する人の服装や様子まですっかり変わってしまうなどということもある。」とあるが、それはなぜか。A.外見に影響されたから | B.人は外見を無視するから |
C.自分がきれいになるように | D.服装を変える習慣があるから |
A.背の低い人の中身がいいから | B.背の高い人の外見が悪いから |
C.背の低い人は信頼されないから | D.立派に見え、信頼されやすいから |
A.有名な会社名がある名刺 | B.小さな会社名がある名刺 |
C.部長の肩書きがある名刺 | D.会社名と肩書きがある名刺 |
A.外見だけ大切だ。 | B.両方とも大切だ。 |
C.中身だけ大切だ。 | D.両方とも大切じゃない。 |
A.外見 | B.中身 | C.人と飾り | D.外見と中身 |
5 . わたしが小さい頃、母はよく彦星と織姫のラブストーリーを聞かせてくれました。幼いわたしは天の川に掛けられた橋を渡って再会する話ほど美しい物語はないと思いました。
その後、小学生になったわたしは天文学の本でアルタイルとベガについて知りました。その時、織姫はわたしが想像していたような美しい女神ではなく、また彦星もハンサムな男子ではないということに気づいてしまいました。アルタイルとベガというただ2つの恒星だったのです。( ア )わたしは昔の人がなぜこの2つの星でこんな美しいラブストーリーを作ったのかと疑問に思いました。
ところで、わたしが「恋しい」という思いを初めて、知ったのはホームステイで日本に行った時でした。慣れない土地での生活で、少しホームシックになっていました。夏の夜の涼しい風に誘われて部屋を出たわたしは庭のベンチに座りました。
ふと顔を上げるとどこまでも続く天の川が目に映りました。そして、その天の川を隔てて見つめ合う織姫と彦星、( イ )海を隔てた母とわたしではありませんか。わたしは母が恋しいと思ったのです。この時わたしは昔の人がなぜこの美しい物語を作ったのかが分かりました。星は天の川によって隔てられていますが、人の思いは距離なんかでは変わりません。こういう思いを込めて、昔の人は物語を作ったのでしょう。
織姫と彦星はなんと16光年も離れています。この物語が千年も語り継がれてきたのは愛の絆であるからだとわたしは信じています。時代がどのように変わろうとこの絆は変わりませんし、この絆がある限りわたしたちがどこにいても心と心は繋がっています。
1.( ア )に入れるのに最も適当なものはどれか。A.後悔した | B.希望した | C.満足した | D.失望した |
A.まるで | B.だいぶ | C.しっかり | D.ぜったい |
A.昔の人も織姫と彦星がただ2つの恒星だということ |
B.昔の人がどうして織姫と彦星の物語を作ったのかということ |
C.この話は織姫と彦星が一年に一度会えるという物語だということ |
D.織姫と彦星は天の川にある16光年も離れている2つの恒星だということ |
A.変わることはない絆 |
B.離れている者の愛の絆 |
C.千年も語り継がれてきた物語 |
D.織姫と彦星は繋がっていること |
A.天の川にある2つの星の織姫と彦星はなんと10光年も離れている。 |
B.織姫と彦星は天文学的な引力で引かれ合う関係にある2つの惑星だ。 |
C.この物語が語り継がれてきたのは時代が変わっても愛の絆は変わらないからだ。 |
D.恋しいという思いを初めて知ったのはホームステイでアメリカにいた時だった。 |
6 . わたしが子供の時、両親はとても厳しかった。わたしは3人兄弟のいちばん上だった。妹と弟の世話をさせられることがあったし、買い物に行かされることもあった。わたしは「どうしてわたしだけがいろいろなことをさせられるのだろう。」といつも怒りたい気持ちだった。
父は医者で、大学病院に勤めていた。父はわたしの勉強についても厳しく、わたしにたくさんの本を読ませた。わたしを医者にしたがった父は、特に科学の本や雑誌をわたしのために買ってきてくれた。( ア )、わたしは科学があまり好きではなかった。
父は病院の仕事でいつも忙しかったが、休みの日には絵を見に行くのが好きだった。わたしもよくいっしょに行ったが、中学生の時に見た絵はよく覚えている。とてもきれいな山の絵だった。わたしは高校生になってから、絵をかく仕事がしたいと思い始めた。このことを父に話した時、父は少し残念そうだったが、「大変な仕事だけど、頑張れよ。」と言ってくれた。
わたしは今、年に1回両親の家に行く。両親の家にはわたしの絵があり、父も母もそれが好きだと言う。そして、父は今でも「ビールを買ってきてくれないか。」とわたしを買い物に行かせる。わたしは喜んでいちばんおいしいビールを買ってきて、いっしょに楽しく食事をする。
1.文中に「怒りたい気持ちだった。」とあるが、それはなぜか。A.よく両親にしかられたから |
B.両親は自分を医者にしたがったから |
C.よく両親にあれこれさせられたから |
D.両親は自分のことが好きにならないから |
A.では | B.しかし | C.それから | D.それとも |
A.わたしがよく勉強しなかったこと |
B.わたしがいい子にならなかったこと |
C.わたしが科学の本を読まなかったこと |
D.わたしが医者になりたくなかったこと |
A.自分の言うことを聞かない息子に怒った。 |
B.息子の選択に反対したが、仕方がなかった。 |
C.息子が自分のことを聞いて、嬉しく感じられた。 |
D.息子の選択を残念に思っているが、やはり認めた。 |
A.これから絵をかく仕事を続けないという気持ち |
B.父に心から「すまない」と謝りたいという気持ち |
C.両親との楽しい生活を大切にしようという気持ち |
D.子供の時の本や雑誌をもう一度読みたいという気持ち |
A.松尾芭蕉 | B.夏目漱石 | C.出雲阿国 | D.徳川家康 |
A.とまらない | B.かまわない | C.たまらない | D.いられない |
A.にすぎない | B.にかぎらない |
C.にほかならない | D.にかかわらない |
A.にかけて | B.によって | C.において | D.にしたがって |