1 . 一流会社に入社した新入社員は、みんな難しい試験をパスして入社しています。(ア)実力はほとんど同じはずです。(イ)何年か経つと大きな差が出てしまいます。優秀だったのに目立たなく(不引人注目) なってしまったり、またその逆のこともあるのです。これはなぜでしょうか。
実力が伸ひた人を見ると共通点があるように(ウ)。仕事ができる、できないはあまり関係が無く、自分の考えをわかりやすく伝える事ができたり、わからないことを素直に聞けたりするということです。このような人が実力を伸ばしているのではないでしょうか。
1.文中の( ア )に人れるのに最も適当なものはどれかA.だから | B.しかし | C.それから | D.ところが |
A.だから | B.しかし | C.つまり | D.よって |
A.試験にパスできずに入社できないこと |
B.試験にパスできなかったのに入社できたこと |
C.目立たなかった人が優秀な社員になること |
D.目立つことが-番大切だとおもうこと |
A.思い出されます | B.思われます |
C.心配されます | D.心配します |
A.おとなしい | B.直接 | C.素人 | D.静か |
2 . 最近、言葉の変化が激しく、少し気になるのは「全然素敵だ」とか「全然いいね」というように、「全然」が肯定に使われる言い方である。「全然」というのは本来、否定の言い回し(说法)に先立って使われるもの。ほかに「けっして」や「ちっとも」などという「前ぶれの副詞」がいくつかある。
なぜこうした副詞が生まれたかというと、それは日本語の語順に原因がある。ちょっと難しい文法の話になるが、我慢して読んでいただきたい。日本語では主語の後にすぐ述語(谓语)が来ることが少なく、一番最後に来ることが多い。例えば「わたしは昨日学校に行ったら、宿題を忘れて先生にすごく怒られた夢を見たの」。最後まで聞いて初めて、ああ、夢の話だったのかとガッカリする。
今では(ア)言い方はされなくなったが、昔は駅のホームで電車を待っていると、次のようなアナウンスが流れた。「新潟行きの急行がまいります。この列車は途中、赤羽、大宮、熊谷……」。ホームにいる人はこれを聞いて、一体このたくさんの駅名がどういうことかと不安に思いながら聞いている。最後に「長岡、新津以外には停車いたしません」と来る。途中で止まる駅を言ったのかと気づくが、この中に自分の行きたい駅があったのかと、もう一度駅員に確認しなくてはならない。
このように、日本語では一番肝心(重要)な述語が最後に来るという欠点を補うために、前述した「前ぶれの副詞」が生まれたのである。「全然」と言っておけば、後で来る表現は否定的であることが予想できるし、「幸いに」と言っておけばこれは大丈夫そうだ、と相手は安心して聞いていられるのであろう。
1.文中に「少し気になる」とあるが、そはどんなことか。A.「全然」などの前ぶれの副詞がいつくかあること。 |
B.「全然」が肯定な言い方にしか使われないこと。 |
C.「全然」などの前ぶれの副詞が肯定に使われる。 |
D.「全然」が否定の言い回しに先立って使われる。 |
A.「全然」という副詞がどんな副詞かという話 |
B.難しい日本語を我慢して最後まで聞いていただく話 |
C.日本語の述語が最後に来ることが多い話 |
D.最後まで聞いて夢だったと分かった話 |
A.こんな | B.そんな | C.あんな | D.どんな |
A.先立って使われる副詞がないので駅のホームで流れるアナウンスが理解しにくい。 |
B.前ぶれの副詞が否定の言い回しに先立って使うほうが正しい。 |
C.日本語では述語がもっとも肝心なので、主語がなくても意味が通じる。 |
D.わたしたちは重要な情報を聞く場合、日本語の語順に注意すべきだ。 |
A.必ずしも | B.あいにく | C.非常に | D.まったく |
3 . 相手の目と視線を合わせることをアイコンタクトと言います。これも文化によって違います。(ア)、バングラデッシュでは、目上に対しては下を向いたまま話をするそうです。ー方、イギリスの人から聞いたのですが、小さいころ、親から叱られるとき、よく「私の目を見なさい!」と言われたと言います。
日本では、子供が親に怒られるとき、じっと親の目を見たりはしません。話を聞いているという印として、相手の目を時々は見ますが、じっと見つめることは、(イ)、反抗の気持ちを表すことになるのではないでしょうか。
ただし、日本でも、相手と話をする場合には、きちんと思いを伝えるとき、時々は相手の目を見るのが普通のようです。面接試験の時は、時々相手の目を見てしっかりアイコンタクトを取るほうが自信を持って話をしているような気がします。
商談をする場合には、複数の相手がいれば、必ず、一人一人の目を見るように注意を払うそうです。相手の目を見ないで話をすると、どうやらその人を無視しているような印象を与えてしまう可能性があるからです。これは発表をする場合などでも同じなのではないでしょうか。話を聞いてくれる一人一人を大切にするという思いを、アイコンタクトによって表すことができるのです。
1.文中に「これも文化によって違います」とあるが、文化による違いについてどれが正しいか。A.イギリスでは、子供を叱るとき、じっと子供の目を見つめて話をする。 |
B.バングラデッシュでは、目上に対しては目線を合わせないで話をする。 |
C.イギリスでは、親に怒られるとき、親の目を見ないで話をする。 |
D.バングラデッシュでは、目上に対してはしっかりアイコンタクトを取る。 |
A.たとえば | B.それに | C.しかし | D.ところで |
A.それで | B.むしろ | C.しかも | D.かなり |
A.一人だけ見つめて発表する。 | B.下を向いたまま発表する。 |
C.誰とも視線を合わせないで発表する。 | D.一人一人の目を見ながら発表する。 |
A.話を聞いている印として、相手の目を見ないでよく聞く。 |
B.親に叱られる時、親をじっと見つめたら、許されやすいかもしれない。 |
C.アイコンタクトで話を聞いてくれる人に尊重の意を表すことができる。 |
D.面接の時、しっかり目線を合わせるよりぼんやりして面接官を見たほうが自信がある。 |
4 . このところの厳しい寒さの影響で、各地から都内に出荷されるきゅうりなどの野菜が大きく値上がりしています。
農林水産省によりますと、東京都中央卸売市場での1キロ当たりの卸売価格はきゅうりが平年の476円に対して1月27日時点で661円となり、4割近く値上がりしています。またなすは平年の503円に対して618円となり、(ア)以上値上がりしています。夏野菜のなすやきゅうりは、この時期、ハウス栽培のものが出荷されますが、厳しい寒さや積雪で室内の温度が下がって生育に影響が出ているということです。特にきゅうりは、来月3日の節分を前に恵方巻き向けの需要が高まり、品薄になっていることも影響しているとみられています。東京足立区のスーパーでは、去年のこの時期には1本50円ほどで売っていたきゅうりを30日は80円から90円程度で販売していました。買い物に訪れた女性は「高いと感じますが、且々の食事に必要なのでしかたないです。」と話していました。
スーパー「さんよう」の新妻洋三社長は「早く春よこい、という思いです。今は雪や寒さ」の影響で夏野菜が品薄ですが、3月になればずいぶん増えてくるのではないかと思います。」と話していました。
1.文中に「当たり」とあるが、その「当たり」と使い方が違う文は次のどれか。A.予算は一人当たり1万円だ。 |
B.日当たりのいい家に住みたい。 |
C.一日当たりに必要なカロリーを計算する。 |
D.この都市の人口密度は1平方キロメートル当たり2211人だ。 |
A.1割 | B.2割 | C.4割 | D.8割 |
A.きゅうりの味が薄くなっていること |
B.きゅうりの値段が高くなっていること |
C.きゅうりの品質が悪くなっていること |
D.きゅうりの出荷が不足になっていること |
A.高すぎるから買えない。 |
B.高いから食べないようにする。 |
C.高くても食べるから買う。 |
D.高いから食べるかどうか迷う。 |
A.きゅうりの卸売価格は1月27日時点で1キロ当たり661円となる。 |
B.ハウス栽培の野菜は寒さの影響を受けずに多く収穫できる。 |
C.恵方巻き需要で節分の時期にきゅうりの注文が多くなる。 |
D.冬越しをして春になれば、野菜の収穫量が増えてくるかもしれない。 |
5 . 僕は三兄弟の末っ子である。末っ子は一般的に甘えん坊と言われている。僕も例外ではなく、人の好意に甘えがちだ。僕は赤ちゃんのころから兄と保育園に行っていたが、保育園の先生たちも、学校の先生たちもみんな僕のことを甘えん坊でかわいいと言う。こう言われるとなんだか腹が立つ。僕だけ特別に自分で何もできないみたいに聞こえるからだ。僕だっていつも一生懸命頑張っているのに、周りがそういう目で見て勝手に僕のイメージを固めているのだ。
でも、このイメージのおかげで(ア)助かることもある。いつまでも僕のことを甘えん坊だと思っているので、少し頑張るとすごく褒められたり、評価が上がったりするのである。同じようなことをしても、いつもお兄ちゃんたちがよく怒られている。
最近は末っ子とか甘えん坊と言われることにそんなに腹が立たなくなった。なぜならば僕が末っ子であることも、甘えん坊であることも本当のことだし、たくさんの人たちにかわいがってもらえることは幸せなことだと思うからである。僕のことを放っておけないと思ってもらえるのは、うれしい。
人はそれぞれ、生まれながらに置かれている環境の中で、自分の果たす役割があると思う。それは親の期待もあり、お兄ちゃんたちと仲良く助け合っていくということと、僕がいろいろな人たちに愛されて、成長していくことだと思う。(イ)僕は、僕のままで、僕なりに一生懸命頑張っていこうと思う。末っ子のプライドを持ちながら。
1.文中の「甘えん坊」の意味はどれか。A.よく甘いものを食べる子供 |
B.よく甘える子供 |
C.考えが甘い子供 |
D.口が甘くない子供 |
A.困った時に家族に助けてもらえなかったから |
B.自分が何もできないように聞こえるから |
C.たくさんの人たちにかわいがってもらえないから |
D.自分は何もできなくて不器用だから |
A.共に | B.急に | C.逆に | D.別に |
A.だから | B.ところで | C.ところが | D.例えば |
A.末っ子であってよかったと、筆者は昔からそう思っている。 |
B.同じことをするのに、筆者だけが怒られてしまった。 |
C.昔は甘えん坊と言われると怒ったが、最近はそれほど怒らなくなった。 |
D.最近筆者は他人に自分のことを放ってほしいと思うようになった。 |
6 . 最近の旅行ブームを見ていると、日本人でもやっと人生を楽しむ「ゆとり(宽裕)」が出てきたな、と嬉しく思います。だが、その旅行の中身をよく見てみると、例えば欧米人のそれとはどこか違っているようです。
夏休みなど、長期の休暇を取って、海に山に、それぞれが自分の時間を大切に過ごす彼らと違って、われわれの旅行は、やはり日常生活の枠から一歩も踏み出していません。旅行会社の作った計画がいけないと言うつもりはないが、もう少し、自分が、何がしたいのかをはっきりさせたらいいです。そして胸が嬉しくて心が落ち着かない(ア)、ドキドキするような旅行、日常生活の中では、味わうことのできない旅行をしてほしいと思います。旅行会社の作ってくれる計画が確かに経済的だろうが、もっと自分たちが心の豊かさを感じられるような旅行をしてほしいと思うのです。
最近は長期休暇の取れる企業も現れてきたが、現実には会社生活の範囲から抜け出さないものがまだ多いです。旅行していても、まだ頭の中のどこかに会社の仕事のことが残っているのです。われわれ1人1人が、本当に人生を楽しむ「ゆとり」を持てるのは、いったいいつのことでしょうか。
1.文中に「それ」とあるが、どんな意味か。A.人生 | B.旅行ブーム | C.旅行の中身 | D.ゆとり |
A.と同時に | B.と反対に | C.とは別に | D.以外に |
A.もうすっかり分かったので、安心している気持ち |
B.ぜんぜん分からないので、困っている気持ち |
C.やっと分かったので、ほっとしている気持ち |
D.まだはっきりと分からないので、緊張している気持ち |
A.旅行会社の作った計画が経済的だから、選んだほうがいいです。 |
B.旅行会社の作った計画が絶対いけません。 |
C.長期休暇はできるだけ旅行会社の作った計画に従ったほうがいいです。 |
D.旅行会社に自分たちが心の豊かさを感じられるような計画を作ってほしいです。 |
A.日本人がそれぞれ人生を楽しむ「ゆとり」を持っているとはまだ言えないでしょう。 |
B.日本人はもうすっかり人生を楽しむ「ゆとり」を持つことができたようです。 |
C.日本人は会社生活が中心なので、人生を楽しむ「ゆとり」はないのが普通です。 |
D.日本人も欧米人のような生き方をすれば、人生を楽しむ「ゆとり」を持つことができます。 |
7 . ネット上では「健康のために1日に8杯の水(約2リットル)を飲むと良い」という説をよく見かけるが、これには科学的な根拠があるのだろうか。中国科学院は赤ちゃんから96歳の高齢者までの男女計5604人を対象に調査した。そして、人の全ライフサイクル(生命周期)で体における水の代謝回転の法則を世界で初めて算出した。
研究では、1日の水の代謝回転は、男性で20-35歳平均4.2リットル、女性では30-60歳で平均3.3リットル、そして、年齢が上がるにつれて、その量は減り、90歳代では男女ともに約2.5リットルまで下がっていた。
ただ、水の代謝回転量は飲む必要がある水の量と同じではない点には注意が必要だ。例えば、20代男性の水の代謝回転量は4.2リットルであるが、1日4.2リットルの水を飲む必要があるというわけではない。なぜなら、体内のエネルギー代謝の過程で産生される水が全体の約15%占めるほか、残りの85%のうち、半分を食物から、もう半分を飲む水で摂取することになるからだ。そのため、飲む必要がある水の量は1日1.5-1.8リットルということになる。
研究者は、「研究結果から見て1日に8杯の水を飲むというのは、大部分の人にとっては多すぎる可能性がある」と指摘している。また、研究では、成人に限って見ると、1日に体水分量の5%しか水の代謝回転が起こらない人がいる。(ア)、20%もの水の代謝回転が生じる人もいる。それから、個人差がかなり大きいことが分かった。年齢、性別、住んでいる国によっても、飲む必要がある水の量は異なる。そのため、ある報道で1日に8杯の水の量が、(イ)というわけだ。
1.以下の四人の中で、研究結果に合うのがどれか。A.50歳の男性の一日の水の代謝回転は4.2リットルだ。 |
B.32歳の女性の一日の水の代謝回転は1.8リットルだ。 |
C.90歳の男性の一日の水の代謝回転は1.5リットルだ。 |
D.58歳の女性の一日の水の代謝回転は3.3リットルだ。 |
A.それでは | B.それとも | C.一方 | D.例えば |
A.約2.5リットル | B.約1.8リットル | C.約1.1リットル | D.約2.2リットル |
A.全部の人の体によい影響を与える | B.確かに科学的根拠はある |
C.すべての健康に有益ではない | D.すべての人にとって適当だ |
A.全世界で中国科学院は初めて水の代謝回転の法則を出した。 |
B.90歳代では男だけでなく、女も約2.5リットルに下がっていた。 |
C.運動量によって、中国人は日本人と水を飲む必要のある量が違う。 |
D.研究結果ではほとんどの人にとって、一日で水を8杯飲むのは少なくない。 |
8 . 今朝、小林さんは頭(31)痛くて、咳も少し出ました。(32)、近くの小さい病院へ行きました。病院は家から(33) 10分です。この病院の先生は50歳(34)です。先生が診察して、奥さんが薬を作ります。この病院の診察は午前8時半から12時半までと午後3時から6時までです。小林さんは薬を(35)病院を出ました。30分ぐらい掛かって、会社に着きました。
風邪を引いた時や少しお腹が痛い時は、近所の人はみんなこの病院へ行きます。そして、重い(36)と思った時や手術の時は、大きい病院へ行きます。しかし、(37)には人が(38)来ています。2、3時間待ちます。そして、診察は午前中だけですから、会社が終わってから(39)ことができません。小林さんは大きい病院があまり(40)。
1.( )A.に | B.が | C.で | D.と |
A.だから | B.でも | C.また | D.しかし |
A.あるくて | B.あるって | C.あるきて | D.あるいて |
A.ぐらい | B.より | C.など | D.だけ |
A.持って | B.待って | C.要って | D.開って |
A.病気な | B.病気 | C.病気の | D.病気だ |
A.ここ | B.そこ | C.あそこ | D.どこ |
A.ほんとう | B.まだまだ | C.もう少し | D.おおぜい |
A.行かない | B.行った | C.行く | D.行かなかった |
A.嫌いです | B.嫌いではありません |
C.好きです | D.好きではありません |
9 . 飼い主によくなついた(亲近、顺从)犬は、映像の中の自分と他の犬を見分けている可能性があるとする論文を日本の研究チームが発表している。飼い主が他の犬をかわいがる様子と、自分と飼い主が交流する様子を見たときでは心拍数の変化が見られたという。嗅覚に優れる犬は視覚に頼った生活をしていないとされているが、親しい人間がかかわると例外的な反応をするようだ。
イルカやゾウなどの動物は、映像や鏡で自己の姿を認識する能力を持つことが明らかになっている。(ア)動物は共通して高度な社会認知能力を持つが、同様に社会認知能力を持つ犬が自己を認識できるかどうかは分かっていなかった。
飼い犬が他の犬に“嫉妬”のような感情を持つとする先行研究を前提として研究チームは検証を行った。
実験では、鏡を見ることに馴れた12匹の犬に「飼い主が他の犬と交流しない」「飼い主が自分と交流する」「飼い主でない人が他の犬と交流する」「飼い主が他の犬と交流する」の4パターン映像を見せて、自律神経系の反応を心拍変動解析を用いて評価した。結果を見ると「飼い主が他の犬と交流する」映像と「飼い主が自分と交流する」映像の間で自律神経系の反応に有意な差はなかったという。(イ)、飼い主への愛着行動スコアが高かった犬のほうが自分が映っている映像に対して「興奮あるいは緊張状態」になったことが分かったという。
実験結果を受けて研究チームは、犬は映像で自己と他個体を区別することができるとは言えないものの、飼い主への愛着が強い犬については自律神経系が異なる反応を示すと結論づけた。今回の実験ではサンプル数が限られていたため、今後はさらなる研究が必要になるとしている。
1.映像で自己と他個体を区別することができるとは言えないのはどれか。A.イルカ | B.ゾウ | C.イヌ | D.ニンゲン |
A.嗅覚の優れている犬 | B.視覚の優れている犬 |
C.自分と他の犬を見分けられる犬 | D.飼い主への愛着が強い犬 |
A.この | B.こうした | C.あの | D.ああした |
A.だから | B.一方で | C.それに | D.そこで |
A.飼い主によくなついた犬は、映像の中の自分と他の犬を見分けている |
B.嗅覚に優れる犬は視覚にまったく頼らず生活をしている |
C.犬は映像で自己と他個体を区別することができる |
D.今回の実験ではサンプル数が多くない |
10 . ( ア )数年、祭りが人気だ。観光客でもその場にいれば参加した気分になれたり、伝統的な雰囲気が味わえたり、屋台の食べ物なども楽しめたりする。その様子がSNS で発信されることで、有名な祭りだけでなく、小さな町の伝統的な祭りも注目されるようになった。山田町もそのような祭りを続けている町の一つである。
人気が出るのはいいことだ。地元の店を利用する客も増えて経済的にプラスになる。長年、祭りを続けてきた山田町の人たちはそう考えていた。ところが今年、ある町では人が集まりすぎて小さい橋が壊れ、祭りが中止になってしまった。別の町ではゴミや安全面が問題となり、客から文句が出たそうだ。時間もお金もかけて準備したのに、予想とは逆に悪い評判ばかりが広がってしまう町もあった。そのため、山田町では祭りををやめようという意見が出てくるようになったそうだ。今、こういう町が増えている。
しかし、祭りは何のために行うのだろう。経済的なメリットだけが理由なのだろうか。住民が協力して祭りを準備する、そのこと自体が町にとっての貴重な文化だと私は思う。中心となる人だけでなく、子供も、引っ越してきた新しい住人も一緒に活動すれば、町の住人としての仲間意識が強くなり、「いい町を作っていこう」という気持ちも高まる。これは、町にとって一番大切なことではないか。観光客のためではなく、自分たちのための祭りに戻るのもいいのではないだろうか。
1.文中の(ア)に入れるのに最も良いのはどれか。A.ここ | B.これ | C.こちら | D.こんな |
A.有名な祭りを行っている町 | B.昔から祭りを続けている小さな町 |
C.SNS で積極的に発信をしている町 | D.観光に来る客が昔から多い町 |
A.祭りをしている町は、必ず有名になると考えていた。 |
B.町の経済がよくなれば、祭りも有名になると考えていた。 |
C.新しい祭りを始めれば、町の人気が高くなると考えていた。 |
D.祭りで人が集まれば、町の経済がよくなると考えていた。 |
A.祭りについて、町の悪い評判が広まってしまったから |
B.ゴミや安全面の問題を解決する方法が見つかっていないから |
C.予想しなかったような悪い結果になる場合もあるから |
D.町の中にある橋がいつ壊れるか、だれにもわからないから |
A.大人だけでなく、子供にとっての祭りの効果を考えたい。 |
B.祭りに来る客ではなく、住民にとっての祭りの効果を考えたい。 |
C.経済効果だけでなく、客が楽しめるかどうかを考えるべきだ。 |
D.いい評判だけでなく、 悪い評判についても考えるべきだ。 |